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 自転車大国フランス。ここフランシュ=コンテ地方(Franche-Comté)でも、春になり暖かくなってくると、自転車に乗る人の数が増えはじめます。

 

 そして、ドライブ中にサイクルロードレースにかちあう(かちあってしまう?!)ことも度々で、こちらは、交通規制があったりするとやや迷惑・・・(失礼!)な こともありますが、まあフランスらしい光景と言えるでしょう。

 

 ↓↓ちなみにフランシュ=コンテでは牛たちによるロードレースも盛んです!

 

 

 さて、皆さんは“寝そべり自転車”いえ“リカンベント”をご存じでしょうか?

 

 ご存じではあっても、日本ではなかなか目にすることも少ないのではないでしょうか。この名前は英語で“人、もしくは姿勢が横になった”という意味の“recumbent” から来ています。

 

 ちなみに「リカンベントって日本では公道で走れるの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、答えはYESです。但し、リカンベントに限らず自転車の大きさなど交通ルールがありますのでその範囲内ということになります。ご興味のある方は下記にてご確認ください。

 

 <警視庁 自転車の交通ルール>

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/rule.html

 

 今回は、このリカンベントが「人生をも変える!」というテーマでその魅力をお伝えしたいと思います。

 

 その前に “自転車かサッカーか?”と問いたくもなるフランスにおけるリカンベント事情について少し触れましょう。

 

 リカンベントをフランス語ではヴェロ・クシェ(Vélo Couche)と呼んでいます。

Véloは自転車、Coucheは寝かせる・横にするといった意味の動詞Coucher

 

 タイトルにも“密かに人気”と書きましたように、フランスでも実はまだマイナーな自転車です。実際に公道でリカンベントを見かけると、通りがかりの人々は思わず  凝視・・・

 

<写真手前は三輪、奥は二輪>

 

 しかしここで注目したいのは、通りがかりの人だけでなく、今まさに自転車をこいでいる最中の、そしていかにも「自転車が我が人生」的なフランス人も熱い視線を注いでいることです。

 

               つまりこんな感じの↓

 

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:ParisRoubaix2016.JPG

By Iggy [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons

 

 そして時にはリカンベントに近づきこう問いかけます。

 

  「その自転車は身体が楽ですか?」

 

 そうです。この言葉こそが、後ほどお伝えする“人生をも変える”に結び付くのです。

 

 リカンベントはフランスよりも、オランダやドイツの方がずっと認知度も高く、 一般に浸透していると言えるでしょう。

 

 オランダと言えば、「世界は神がつくったが、オランダはオランダ人がつくった」という有名な言葉があるように、国土の1/4は海面下。実際に訪れてみると、これまで“オランダ人がつくった”土地は平で自転車には最適ですね。

 

 そこでオランダやドイツなどは、フランスにマーケットを広げようとしたいところですが、現在のフランスは、スイスとともに経済不況真っ只中。なかなか期待どおりに普及できないようです。

 

 現在、フランス全土でリカンベントの専門ショップはおそらく15も無いでしょう。

 

 それではここで、なぜ“人生をも変える”かといえば、先述の「自転車が我が人生」タイプで、長いあいだ普通の自転車を乗り続けた人は、とりわけヒップ、そして手首の痛みから、果ては自転車に乗ること自体を諦めなければならなくなる ケースが非常に多いことです。

 

 レースに出ないにしても、趣味としての自転車は続けたい!と願うフランス人は 多く、そこで救世主のごとく手を差し伸べるのが“リカンベント”ということです。 リカンベントは、こうした普通の自転車にありがちな痛みなどはありません。

 

 実際に、普通の自転車からリカンベントに切り替えて、痛み知らずのサイクリングを楽しむフランス人は少なくありません。

 

 また、そもそも身体的な障害から、普通の自転車はもちろん、歩行もなかなか困難な方にとって、リカンベントの三輪タイプ電動付きであれば、スポーツとして自転車を楽しむと同時に、行動範囲も大いに広がります。

 

 ということで、リカンベントの魅力を“人生をも変えるという観点から  ご紹介しました。

 

 そこでその②では、リカンベントの効用、どんなタイプのリカンベントがあるのか、またフランシュ=コンテに1件だけあるリカンベントのお店もご紹介しましょう。

 

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