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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
“リカンベント(recumbent)”という名称(横になるなどの意味)から、よほど スポーツのイメージから遠い感じがしないでもありませんが、風の抵抗が少ないことから、そのスピードも普通の自転車以上であることに加え、横たわったスタイルで 前方に向かって漕ぐことで、以下の利点があります。
■関節や背中、腰、そしてヒップへの負担が少ない
■長時間でも疲れない
人生をも変える!“寝そべり自転車(リカベント)”その①はこちらへ
フィットネスマシンにもあるように、リカンベントはまさに“筋トレ”をしている 感覚で、とりわけ女性に有難い“大腿筋”引き締めの効果が期待できるようです。
何より、下を向いて漕いでしまう傾向がある普通の自転車と比べ、寝そべるスタイルから自然と視界も広く、景色もより楽しめます。一方でもちろん立ち漕ぎが出来ませんし、急坂には弱い点がありますので、マウンテンバイク向きな場所は不向きでしょう。
また、とりわけ公道を走る際は、安全のために“旗”を是非つけましょう。
それではリカンベントにどんなタイプがあるのかみてみましょう。因みにここではHPVELOTECNIK 社のものをご紹介します。
まずは二輪タイプです。
[GrassHopper]
<折りたたみも可能>
[Speedmachine]
[Street Machine]
Speedmachine と Street Machine の大きな違いは、サドルの高さ。前者は スピード重視、後者はサイクリングの旅向きといった感じです。
つづいて三輪タイプです。
[Gekko]
<通勤もスイスイと>
<昼の休憩時はこんな風に カフェに入らなくても良し?>
<こちらも折り畳み可能>
<荷物車をつけて遠出・・・>
[Scorpion]
三輪タイプに関して、Gekko とScorpion の大きな違いは、サスペンション。Scorpionには下記のようにサスペンションがついているので、より衝撃も少なくスポーツタイプと言えるでしょう。
HPVELOTECNIK 社のほかにもNAZCA社 もよく知られています。
例えば、フランスでもカップルに人気の二人乗り
[QUETZAL]
色々ありますね!
フランスではまだ知る人ぞ知る・・・と言った感じですが、それでもジワジワと その人気は高まっているようです。
その①の記事でもお伝えしましたように、フランス全土でリカンベントの専門 ショップは15も無いでしょう。
そんな中、ここフランシュ=コンテ地方には1件だけリカンベント専門ショップがあります。
『Atoocycles』➡ http://www.atoocycles.fr/
オーナーのロラン・アランさんは、自転車を販売するだけでなく、自らも自転車を制作するリカンベントの愛好家。
普通の自転車で長距離の旅をした際、首や背中の痛みに悩まされたものの、リカンベントにしてからは痛みもなく、疲れ知らずとのこと。
手厚いアフターフォローが評判となって、遠くブリュターニュ地方からわざわざ 来店するお客様もいらっしゃるとか。
ロラン・アランさんいわく「リカンベントで世界一周旅行に出かけ、そのレポートを送って下さるお客様がいらっしゃったり、身体に障害のある方がリカンベントで 新たな生きがいを見つけて下さるなど、そのお手伝いができてうれしい」
以下はフランス人のお客様でリカンベント世界一周旅行に出かけた方の旅サイト(動画)
http://www.eco-world-tour.com/click-play/11-kloklo-jojo-episode-1-de-perpignan-a-neuchatel
いかがでしたでしょうか。多くの夢と希望を与えてくれるリカンベント。
もし機会がありましたら、乗ってみてはいかがでしょうか。二輪は慣れるのに少々練習が必要でしょうが、一度バランスを得てぐいぐい漕げた時の喜びもひとしお。
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