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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
フランシュ＝コンテ地方（Franche=Comté)は、オート・ソヌ（HAUT--SAÔNE）、ジュラ（JURA）、ドゥ（DOUBS）、テリトワール・ドゥ・ベルフォール（TERRITOIRE DE BELFORT） の４県で構成されています。
フランシュ＝コンテ地方については、地図も含めてこちらの記事をご参照ください。
今回ご紹介するのは、ジュラ県（JURA）にあるサラン・レ・バン（Salins-les-Bains）です。ここはジュラ山脈の麓にあって“塩”と“温泉”さらに“焼き物”の町として知られています。
とりわけ“塩”に関しては、同じフランシュ＝コンテ地方のドゥ県（DOUB）に あるアルケ・ス・ナン（Arc-et-Senans）の王立製塩所とともに“煎熬塩の生産（釜で塩水を煮詰めることで塩を得る）“という技法が評価され世界遺産に登録されています。
ここでは８世紀すでに製塩がはじまっていたとのことですから実に1200年の 歴史があります。サラン・レ・バンはまさに塩とともに栄えて来た町と言えるでしょう。しかし時は過ぎ塩の価値は低下。1962年閉鎖となりました。
現在はかつての大製塩所が産業遺産としてミュージアムになっており、この町の 観光の目玉でもあります。
それでは早速、町をご案内しましょう。
＜ジュラ山脈に抱かれるサラン・レ・バンの町と岩山に聳える城砦＞
＜町の入り口（サラン・レ・バン（Salins-les-Bains～ポンタリエ（Pontarlier）＞
＜世界遺産サラン・レ・バンの大製塩所＞
＜現在はミュージアムとなっています＞
＜サラン・レ・バンの街並（春に撮影）＞
上記写真の左端ドームが見えますが、こちらが温泉スパ（Thermes）です。サラン・レ・バン（Salins-les-Bains）の町の名前からも伺えますね。
＜温泉スパの奥に見える山がパラグライダーのベスト・スポット『モン・プペ』＞
パラグライダーのベスト・スポットとして人気のモン・プペ（Mont Poupet）に つきましては、ジュラその②にてご案内したいと思います。
さて、冒頭にも記載しましたように、サラン・レ・バンは陶器の町でもあります。町を流れるフュリウーズ川 (la rivière la Furieuse)沿いに陶器のアトリエを訪ねることができます。
かつて２千人を超える規模の工場も、塩産業の衰退と同じく今は閉鎖され、その 職人の多くはここを立ち去ってしまったと言います。
そんな中、今も陶器の制作を続けているアトリエ『ルドヴィク（Ludovic）』を 訪ねました。
＜現在も陶器の制作を続ける『ルドヴィク（Ludvic）』＞
＜アトリエの中＞
＜色鮮やかで見ているだけで楽しい気持ちになる陶器の数々＞
＜陶器の制作をするアトリエの主人＞
サラン・レ・バンにお越しの際は、是非このアトリエにお寄りください。
ジュラその②では、前にふれましたパラグライダーのベスト・スポット『モン・プペ（Mont Poupet）』をご案内します。
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