フェリンヌのブログへようこそ!
こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
海外旅行も今や“テーマのある旅”の時代。そんな中『野生動物ウォッチング』を テーマにした旅は世代を問わず人気が高いようです。
日本では見られない自然風景、そしてそのスケールの大きさを想像し、そこでどんな野生動物が、どんな風に暮らしていしているのだろう?と考えるだけでも好奇心がふくらみますね。
そこで今回ご紹介するのは、南米ベネズエラのオリノコ大湿原です。“オリノコ”とは川の名前ですが、この川を語る上で欠かせないのが、そうアマゾンです!
下記の地図をご覧ください。
注)この地図は「File:Casiquiarerivermap.png」に一部日本語を加えています。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Casiquiarerivermap.png
Kmusser [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
これはアマゾン地域の河川を示す地図ですが、こうしてみると、大河アマゾンは、ブラジルはもちろん、源流のあるペルー、その北のエクアドル、コロンビア、ボリビア、そして今回の旅の舞台ベネズエラの6か国と関わり、実に多くの支流があることが分かります。
ちなみにベネズエラ南部の州の名前は、アマソナス(Amazonas)です↓
<ベネズエラの行政区画>
では今一度、1つ目の地図でベネズエラを見てみると、この国を二分するかの様に流れるオリノコ川(Orinoco)、さらにその分流カシキアレ川(Cassiquiare)が アマゾンの支流であるネグロ川(Negro)に合流していることが確認できます。
つまり、“オリノコ川はアマゾン川と繋がっている“わけですね。
オリノコ川の全長は2,060km 。源流はベネズエラ南部のブラジル国境に近いパリマ山地にあることが1950年代に発見されています。
続いて次の地図をご覧ください。
注)この地図は「Cuenca del Orinoco.png」に一部日本語を加えています。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cuenca_del_Orinoco.png
Rafael de León y Alberto J. Rodríguez Díaz. Editado conjuntamente por el Ministerio de Obras Públicas y la Corporación Venezolana de Guayana (uncopyrighted edition) [CC BY-SA 2.5 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5)], via Wikimedia Commons
ピンク色の部分がオリノコ川流域ということで、そこに描かれた幾つもの青い筋、なるほどベネズエラとコロンビアに跨って、オリノコ川の支流が数多く流れている ことが分かります。
加えて黄色で囲ったオリノコ川流域は、現地語で“リャノス又はジャノス(Llanos)”と呼ばれ、ベネズエラにおいては実に国土の3分の1を占める“大草原地帯”であります。
乾季の“大草原”は、5月から11月の雨季になると“大湿原”へと姿を変えます。これは、まさしくオリノコ川の氾濫によるもので、毎年変わらず繰り返される自然のサイクルに他なりません。
とりわけ乾季には、限られた場所の水を求めて膨大な数の水鳥たちが押し寄せる
ため、リャノスを訪れるバードウォッチャーが数多くいます。
ということで今回、『野生動物ウォッチング』のベストスポットとしてご案内するのは、このオリノコ大湿原に位置する「アト・エル・セドラル(Hato El Cedral)」です。(上の地図をご参照)
<アト・エル・セドラル>
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Vista_del_hato_el_cedral.jpg
Carajitoluis [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons
最寄りの空港はバリナス(Barinas)*地図をご参照。首都カラカス(Caracas) から国内線があります。
バリナスへ到着すると、車で南へ200km強。車窓からはすでに大平原がどこまでも広がる風景が続きます。
このアト・エル・セドラルとは一体どのような場所なのか、そしてここで見られる
野生動物たちの世界はいかに?!野生動物ウォッチングの旅はその②へ続きます。
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