フェリンヌのブログへようこそ!
こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
アマゾン川に合流するベネズエラの大河オリノコ川(Orinoco)、そしてその流域に広がる大草原“リャノス又はジャノス(Llanos)”については、地図とともにその①をご覧ください。
ここからは『野生動物ウォッチング』の拠点となる「アト・エル・セドラル(Hato El Cedral)」についてご案内したいと思います・・・
が、ちょっとその前に『野生動物ウォッチング』がテーマの旅について、是非おすすめしたいのは“できるだけ長く滞在時間をとる”ということです。
海外旅行は特に、そう何度も足を運べないとなると、どうしてもあれもこれもと 欲張りな日程になり、旅が終わった時、一つ一つの印象が薄くなってしまいがちです。
だからこそ近年は、“テーマのある旅”が注目されています。旅の目的を明確にしてこれに十分時間をとる!
アフリカのサバンナにせよ、南米の大湿地帯にせよ、野生動物たちは主に朝、夕に活動します。折角、はるばる彼らの棲む大地にまでやって来たのですから、やはり 自然環境や野生動物の活動をじっくり観察したいですね。
となると、ツアーであっても『野生動物ウォッチング』の場合は、最低でも3連泊はしたいものです。
タイトルには“5連泊”と書きましたが、実際に5連泊し朝、夕と大自然に身をおいてみると、野生動物たちの習性などもより理解できて旅の満足度も高くなります。
ということで、早速、今回の『野生動物ウォッチング』の拠点「アト・エル・セドラル」に行ってみましょう。
まずは、ベネズエラの首都カラカス(Caracas)から国内線で、最寄りの空港と なるバリナス(Barinas)へ。そこから車で走ること約3時間半。「アト・エル・セドラル」に到着です。
その風景はというと・・・
見渡す限りの大平原!現地語でいう“リャノス又はジャノス(Llanos)”です。
“Hato”とはスペイン語でいわゆる“牧場”。しかしそこは南米のこと。牛たちも どこにいるのやら、牧場というイメージからは想像もつかぬほど広大な大地が果てしなく続きます。
それもそのはず、敷地面積は53,000ヘクタール(530㎢)。屋久島よりさらに大きいですね。
牧場では2万頭以上の家畜を飼っていますが、何と言っても魅力的なのは、ここに棲息する野生動物たち。
敷地内では350種に及ぶ鳥類、25種の両生類、さらにジャガーやピューマを含む50種の哺乳類が確認されています。
雨季の間、およそ275km離れた辺りを流れるオリノコ川が一度氾濫すると、この 牧場は水浸しになってしまうといいます。いわゆる“大草原”から“大湿原”へ、変貌の時です。こうなれば水鳥たちの天国・・・
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Flooded_grassland_La_sabana_inundada.jpg
Fernando Flores [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons
さて、ここを訪れるベストシーズンとしては、雨季(5月~11月頃)がおわった 乾季のはじまり12月~1月がおすすめです。
牧場には、ツーリスト客のため、長屋風の建物に25の部屋があり、シンプルながらホットシャワー、エアコンが備わっています。
滞在中は、リャノスを知り尽くした熟練の牧場ガイドとともに生態系を学び、徒歩や、ジープ、ボートを使ったサファリスタイルで『野生動物ウォッチング』を楽しみます。
“氾濫と旱魃”の中で繰り広げられる大自然の営み・・・果たしてどんな野生動物に出会えるのでしょう?!
牧場で迎える夜明け・・・
朝焼けの空のもと、木の枝には1日のスタートを前に鳥たちがスタンバイ。
それから30分も経たぬうちに、太陽が姿を現します。
すっかり辺りは明るくなって鳥たちは朝食の時間のようです。
<その名のとおりお腹が黒いクロハラトキ(buff necked ibis)>
いよいよ大湿原の1日が始まります。『野生動物ウォッチング』はその③へ続きます。
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