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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。

 

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インドと言えば『インドは世界・州は国』と表現されるように、実に 多彩な民族、そして文化が存在します。

 そこでインドでも日本のガイドブックにほとんど載っていない地域をご紹介します。

 

 「インド北東部ユニークな民族の祭典」として全7回シリーズをお届けしておりますが、その第2回となるのは、第1回に続きアルナチャル・プラデーシュ州から『アパタニ族のドリー祭』です。毎年7月5日に行われます。

 

 インド北東部については、地図とともにこちらの記事にて詳しく記載していますのでご参照ください。

 

 今回ご紹介するアパタニ族はモンゴロイド系で、言語はシナ・チベット語族に属するアパタニ語を話します。住んでいるのは、アルナチャル・プラデーシュ州(Arunachal  Pradesh)低スバンシリ県(Lower Subansiri)にあるジロ(Ziro)です。下記の地図にてご確認ください。   

 

注)この地図は「India Arunachal Pradesh districts English.PNG」に一部日本語を加えています。

又、2012年以降、kurung Kumey県からKra Daadi、Tirap県からLongding、Lohit県からNamsai,

West Siang県 及び East Siang県からSiangがそれぞれ県として独立しています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AIndia_Arunachal_Pradesh_districts_English.PNG

By Сергій Зінченко (Own work) [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons

 

 アルナチャル・プラデーシュ州には数多くの民族が住んでいますので、もしアパタニ族を訪ねる機会がございましたら、是非、州都イタナガル(Itanagar)のあるパプム・パレ県(Papum Pare)ダポリジョ(Daporijo)を中心とする上スバンシリ県(Upper Subansiri)アロング(Along)を中心とする西シアン県(West Siang)、さらにパシガート(Pasighat)を中心とする東シアン県(East Siang)もあわせて 訪れるとよいでしょう。

 

 では、早速アパタニ族の拠点であるジロ(Ziro)へ向かいます。ここへ行くにはまず、パプム・パレ県の県都イタナガルへ。前述のように、ここはアルナチャル・プラデーシュ州の州都でもあります。

 

 折角ですので、民族訪問の前に州立のジャワハールラールネルー博物館(Jawaharlal Nehru Museum)を訪れてください。アルナチャル・プラデーシュ州に暮らす民族の生活スタイルや衣装などの展示がありますので、予備知識として役立つでしょう。

 

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AJawaharlal_Nehru_Museum.JPG

By AshLin (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

 

 イタナガルの町やその近郊には、ニシ族、またアパタニ族の住む村もありますので、時間がございましたら訪れてみてください。

 

 海抜約530mのイタナガルから海抜約1,700mのジロへは、次第に標高を上げていくと共に緑が増え、周りは山が幾重にも連なる景色へと変わります。道は舗装されている部分もありますが、大雨などの場合は通行に支障が出ることもありますので、ジロに限らずアルナチャル・プラデーシュの旅は“予定は未定”といった心構えで、日程には余裕をもつことが必要でしょう。

 

 ジロは山に囲まれた盆地をイメージして下さい。そして、どこまでも続く水田の景色が印象的です。

 

 さて、『ドリー祭』の主役のアパタニ族ですが、基本的に稲作と農業で生活を立てています。このため、何より重要なことは“豊作”“共同”です。

 

 彼らは1年に2度、大きな祭りを行いますが、それらは『ドリー(Dree)』『ミョコー(Myoko)』と呼ばれ、前者は豊作を祈り、後者は民族における友好のために行います。いずれも動物の生け贄は重要な儀式となっていますので予めお含みおきください。

 

 祭りに行く前にアパタニ族の住まいの様子、また田園風景をご覧頂きましょう。

 

<村の通りはとても狭い>

 

<高床式の家屋>

 

<かつての風習として女性たちは鼻筋に刺青、鼻に炭で作られた装飾品をつけています>

 

<優秀な農耕民族で名高いアパタニ族は伝統的に畑仕事に動物や農耕機械を使わないとのことです>

 

<家屋がひしめき合っている>

 

<市場で野菜を売る女性たち>

 

 アパタニ族は、稲作・農耕の仕事の合間に作る籐および竹細工などにも長けています。

 

 女性は特に働き者で、家事はもちろん、畑仕事や田植え、収穫まで何でもこなします。一方、男性は家長としての役割が大きく、ちなみに刺青や鼻の装飾といった女性たちの独特なスタイルも、かつて美しい女性が他の部族に奪われないよう、あえて醜くしたというのが実の話だそうです。

 

 それではいよいよ、第2回『アパタニ族のドリー祭』の様子をその②にてご覧いただきましょう。

 

 

 

 アルナチャル・プラデーシュは、ダライ・ラマ14世がチベットから亡命した際、 最初に踏んだインドの地です。

 

 

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