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 毎年7月5日に行われるアパタニ族の『ドリー祭』をご紹介します。実際には前日の4日に祈祷師の儀式ははじまります。

 

 アルナチャル・プラデーシュ州についてはこちらの記事、またアパタニ族については『アパタニ族のドリー祭り』その①をご参照ください。

 

 祭りの行われる7月というと基本的には雨の多い時期ではありますが、一日の間で降ったり止んだりといった状況で、ちなみに下記写真のように、朝降っていた雨も祈祷師(シャーマン)の力によるものか( ?!)その後、太陽まで出現したりします。

 

<傘をさす祈祷師>

 

<儀式を執り行う祈祷師>

 

 現在は、キリスト教の布教によりキリスト教徒も増えていますが、伝統的な宗教は自然崇拝です。主に「ドニ・プロ」と呼ばれる太陽および月を崇拝するものです。 よって儀式には、卵や鳥、豚、ミトン(牛)を生け贄としてささげます。

 

<ぬかるんだ広場で伝統ダンスを披露してくれるアパタニ族の女性たち>

 

<山に囲まれた大自然の中で揃って踊る様子は圧巻です>

 

<アパタニ族の女性たちが踊るダンス“ダミンダ(Daminda)”>

 

<民族衣装姿で笑顔を見せるアパタニ族の女性>

 

<ワッペンを付けた祈祷師>

 

<独特なヘアスタイルと被り物の女性たち>

 

<刺繍が施された民族衣装のバックスタイル>

 

<会場近くの民家から祭りを見学する人々>

 

 いかがでしょうか。インドの奥深くアルナチャル・プラデーシュ州のさらに山奥 ジロで行われるアパタニ族の『ドリー祭』

 

 民族の伝統的な祭り、とりわけ祈祷師の関わる儀式などは、“触れてはいけない”といったタブーも多くありますので見学の際は気を付けましょう。その上で、もしこの地を訪れたなら、現代では実に貴重な民族文化をお楽しみいただければと思います。

 

 さて、今回ご紹介したようにアルナチャル・プラーデシュ州の州都イタナガル(Itanagar)からジロ(Ziro)へ行くためには、通常インドの首都デリー(Delhi)から、国内線にてアッサム州の州都グワハティ(Guwahati)へ。ここから車移動です。

余裕をもつなら、同州のナメリ(Nameri) またはカジランガ(Kaziranga) に一泊。

         *いずれも国立公園になっています。

 そして翌日イタナガルへ入るといった日程になるでしょう。

 

注)アルナチャル・プラデシュ州は入域許可書が必要です。個人旅行の場合は事前にきちんと確認してください。祭りに関しては、ローカルな民族の祭りのため、スケジュールは極めて流動的ですので予めお含みおき下さい。           又、写真撮影の際は、その土地のタブーなども考慮して、人物の撮影と同じく、きちんと許可を得て行いましょう。

 

       第2回『アパタニ族のドリー祭』その①はこちら

 

 

 

 アルナチャル・プラデーシュは、ダライ・ラマ14世がチベットから亡命した際、 最初に踏んだインドの地です。

 

 

  

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 本日も『世界を深く知る旅』ブログをお読みいただきありがとうございました。

 

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