シリーズ記事

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その1‐

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その2‐

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その3‐

 

 

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・器量の狭きもの これを「小市民」と言うべきか

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=uwSmRZkU2Ug

 

世の中、「余裕のない人間たち」であふれている。

 

それは経済的な問題閉塞した社会など、このモノリンガルによって制御された恣意的空間において、人々はマスコミやネット上にあふれる一方的な言説「触れ続けること」によって、一種の「被害者意識」「独善意識」にとらわれることが、しばしばある。

 

無論、私もその悪しき一員。

 

とにかく、(本人は無自覚で)「視野が激烈に狭くなる」。そして客観的に、この社会や国の状況がまるで分らなくなり、自分ひとりの「感情だけ」が最優先されるという、実に恐ろしいことになるのだ。

 

もちろん、例外は数多くいらっしゃるが、とりわけ『過去の歴史的事実』について、認識を深められない事態に陥れば、結果失う国益の「大きさ」に、まったく気が付くことができないであろう。

 

 

『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 和歌山市 2019年12月2日』

 

れいわ新選組

 

https://www.youtube.com/watch?v=uwSmRZkU2Ug

 

物事の発端は、動画52分58秒以後より、ひとりの若者「(生活保護について)外国人留学生受け入れ制度と違って、優秀うんぬんは関係ない」という質問から始まった。

 

とりわけ、この方は、在日コリアンにターゲットを絞って「日本に帰化すること」を前提に、その制度を適用すべきだと、ご主張されました。

 

この時点で、彼の認識不足が露呈していると、私自身は思います。

 

在日コリアンの友人の話によると、そもそも「凄惨な近代史」を背景とした、文化的や民族的アイデンティティの問題を含め、日本に帰化することは、相当の覚悟のいる話です。

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その1(諸悪の根源を正し、北東アジア平和に向けて)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その2(大院君時代の朝鮮王朝)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その3(丙寅・辛未の洋擾)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その4(開国と征韓論)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その5(閔氏政権と日朝修好条規)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その6(壬午の軍人反乱による日清介入および済物浦条約)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その7(開化派と甲申政変)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その8(日本資本主義は「朝鮮の犠牲」の上に成立した)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その9(日本で巷にいわれる『東学党の乱』について)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その10(ついに日清戦争が勃発する)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その11(日本人の「アジア嫌悪のルーツ」を探る)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その12(荒れ狂う帝国主義 清敗北後の中国分割と朝鮮)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その13(ころして、おかして、やきましたとさ)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その14(腐敗政治とのたたかい 発展する大衆の民権意識)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その15(日露戦争と韓国併合)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その16(反植民地闘争を繰り広げた義兵たち)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その17(併合末期の『愛国文化啓蒙運動』)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その18(日韓併合は朝鮮人の「希望」だったのか)

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その19(続・過酷な植民地経営 強行された土地調査令)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その20(続・過酷な植民地経営 強行された会社令)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その21(どこに行っても地獄だらけの植民地生活)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その22(『三・一独立運動』前夜 蔓延る帝国の矛盾)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その23(今年で100周年『三・一独立運動』を考える)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その24(『三・一運動』弾圧と帝国主義の揺らぎ)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その25(発展する独立運動と巧妙化する支配システム)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その26(斎藤実の文化政治と間島の朝鮮人虐殺)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その27(産米増殖計画と大工場建設 進む「経済植民地化」)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その28(崩壊する朝鮮経済 日本帝国主義支配の本質)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その29(関東大震災と朝鮮人虐殺)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その30(錯綜する「独立論」と『六・一〇万歳運動』)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その31(『新幹会』や『光州学生抗日運動』など)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その32(世界恐慌と満州事変)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その33(ヤバさを増す植民地支配 すすむ「兵站基地化」)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その34(天皇に爆弾・激化する朝鮮民衆の闘争)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る 最終回(帝国崩壊間近、独立軍最後のたたかい)‐

 

‐近くて遠い国 朝鮮 本編7(李氏朝鮮→大韓帝国→日韓併合)‐

 

‐近くて遠い国 朝鮮 本編8(過酷な植民地経営の実態)‐

 

‐近くて遠い国 朝鮮 本編9(「朝鮮解放」までの道のり)‐

 

‐シリーズ 日韓会談と在日朝鮮人 その4(過去の歴史を振り返る)‐

 

‐シリーズ 日韓会談と在日朝鮮人 その5(徴兵・徴発・強制連行)‐

 

‐シリーズ 日韓会談と在日朝鮮人 その6(支配と同化が残したもの)‐

 

さらに、個別的事例も含めると「帰化要件から漏れる人」もいる。

 

また戦後においても、数多くの矛盾と抑圧の中で、国籍問題を筆頭に、深刻かつ複雑さの頂点を、長年にわたり日本政府は放置してきた。

 

彼らは、所得税、国税、地方税、消費税、固定資産税など、日本人と変わりなく収めていらっしゃる。大きな家になると、年間100万近く払い、さらに会社を営むサンゴンイン(企業家)となれば、優良企業においては、目玉が飛び出る額ほど、法人税を納める方々もいらっしゃる。

 

金だけむしり取って、権利を受けさせないなど、どこの三流国家の所業であろうか。

 

‐山本太郎が「国民」という言葉を使わない理由‐

 

その解決策として、英語ブロガーMichikoさんとのお話で、日本の過去の清算含めた『選択的二重国籍(自国籍と日本籍)』という話題がありますが(二重国籍制度は世界的にもメジャー)、山本代表の目標とする「政治像」と照らし合わせて、その議論は、いったん脇に置いておきます。

 

山本氏は、そのような質問に対して、真摯に対応されます。

 

しかし、若者は食い下がります。

 

「(外国籍も含めた生活安定)『海外のやっていること』を、日本が絶対にやるべきではない」とする。

 

つまり、それって「日本が浮く選択」を取るということ?

 

次元は変わるが、昔の植民地問題について、かつて『列強』と呼ばれた国々(米を除く)が、被害国に対して「国家的謝意」を示したことはご存知だろうか。

 

60年前のアルジェリア独立戦争時の残虐行為を認めたフランス

 

何を言いたいのかというと、長期的な国益も含めた上で、日本の取るべき指針『人として正しいこと』を続けるべきなのであり、残念ながら、私たちの住む国「それと程遠い状況」にあって、さもなくば、大人しく鎖国するしかない話だ。

 

太郎さんのおっしゃるように、日本が国際的先進国(世界の主要メンバー)として、信頼されるべき立場にあるべきなら、殊に、過去の歴史的関係の中で生まれた在日コリアンの方々に、これ以上「分断を助長するような行動」は厳に慎むべきである。

 

だが、若者は「帰化できる『選択肢』がある」として、「日本人も在日の方々も歩み寄らなくてはならない」と持論を展開する。

 

いや、貴方が考えてる以上に、在日の方々は歩み寄ってますよ。

 

友人の近しい事例でも、日本人の彼女さんがいたり、職場でも良好な関係をもち、幅広い関係を気付かれている方々は数多くいらっしゃる。

 

もっと交友を深めるべきでしょう。

 

 

・タラレバ論で 朝鮮学校無償化除外を「肯定」?

 

 

 

※画像は2018年1月の日テレ特集『every』より

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その4‐

 

続けて、質問者の若者(朝鮮学校無償化除外の問題で)「自分が朝鮮学校に来させてもらったとき、金日成さんの写真が飾ってあった。それはつまり、韓国や日本に日本人学校を作ったときに、天皇陛下の写真を飾っていたら、きっと彼らは自分たちの先祖を殺したから反対する。だから自分は日本人だから、日本人を拉致した人の写真を飾るところに、補助金を出すべきではない」とした。

 

とにかく、決めつけレッテル貼りがひどい・・・。

 

そもそも、なぜ朝鮮学校が日本にあるのか。それは幾多の記事で示してきたが、日本の過去の植民地支配の中で、戦後において、朝鮮戦争などで祖国に帰る機会を失った在日コリアンが、近代に奪われた民族的アイデンティティや言語を学ぶためにつくった歴史がある。そして冷戦下における「構造」で、アメリカの「植民地」である大韓民国が、在日コリアンへの『棄民政策』によって切り捨て、朝鮮民主主義人民共和国がコリアンマイノリティの支援に乗り出した。無論、今もそれは継続している。

 

つまり、その「義理人情」を忘れてないがゆえ、故・金日成主席‐金正日総書記の両肖像画を掲げている。

 

‐『아이들의학교』アイ(子ども)たちの学校(ハッキョ)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8 KBS①‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8 KBS②‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8 KBS③‐

 

それに、戦後満州から引き揚げてきた日本人たちの学校を、時の北朝鮮政府が「支援したこと」を、きっと彼は知らずに発言している。

 

※『DPRKの日本人学校支援』は、動画12分55秒以後より

 

『衆議院 2019年11月27日 文部科学委員会 #13 初鹿明博(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)』

 

https://www.youtube.com/watch?v=VF1dTp-1JZk&feature=emb_title

 

 

・徳や義で成り立つ 北東アジアの『文化力』

 

 

課長が一万円払う理由と、新人が千円でいい理由

 

「拉致問題の報復」として、補助金を出さないとか、とにかくカスみたいな器量の小ささに唖然とする。

 

やはりこれも、日常的に外国人と接してこなかった「日本人の類型のひとつ」なのだろうか。近代史や戦後史の欠如(その深刻性の軽視)と合わせ、モノリンガルがゆえの断定による独善性と、ツッコミどころが絶えぬが、教育に政治問題を持ち込んで、挙句の果てには、断定の想像話によって無理くり持論を正当化する姿は、到底看過できるものではないのは確かだ。

 

‐北朝鮮外務省 宋日昊日本局長の言葉(かっちんブログより)‐

 

-北朝鮮の『拉致問題』に関する考察(コミュニケーションは絶対に怠るな)‐

 

この若者は、どこかこう、物事を「安く捉えている」傾向があり、他国の王家をぶっ壊し、それを大いに貶めた、恥ずべき歴史を踏まえれば、「天皇陛下」なぞ、やすやすと軽口を叩けるはずもなく、自らの不勉強や思い込みによって、逆に恥をかいてしまう恒例なのかもしれない。

 

‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その9(悲哀に満ちた太子の人生)‐

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画 『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 和歌山市 2019年12月2日』

 

https://www.youtube.com/watch?v=uwSmRZkU2Ug

 

・同 『衆議院 2019年11月27日 文部科学委員会 #13 初鹿明博(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)』

 

https://www.youtube.com/watch?v=VF1dTp-1JZk&feature=emb_title

 

・Cluttered talk blab blab blab 『60年前のアルジェリア独立戦争時の残虐行為を認めたフランス』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12404944182.html

 

・同 『課長が一万円払う理由と、新人が千円でいい理由』記事


https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12544905040.html

 

・かっちんブログ「堅忍不抜」 『文科大臣の答えは?動画はこちら 初鹿明博議員 朝鮮幼稚園差別について質問』記事

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12549480215.html

 

 

<ツイッター>

 

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