シリーズ記事

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その1‐

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その2‐

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その3‐

 

 

関連記事

 

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‐自分の「信ずる物語」に陶酔するリベラル

 

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‐山本太郎VS池上彰 2019年参議院選挙開票日にて‐

 

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‐山本太郎「在日差別について私は『平静』ではいられない」‐

 

 

・海外ニュースに 「畏れ」がなさすぎる日本人

 

 

今回ばかりは、私自身もあきれている。

 

事のあらましは、山本太郎代表率いる『れいわ新選組』の、石川県金沢市における街頭演説(&記者会見)の現場から生まれた。

 

 

 

『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 金沢市 201911月20日』

 

れいわ新選組

 

https://www.youtube.com/watch?v=Zad_JpyEo5A

 

動画25分20秒以後において、山本代表は質問者から『香港デモ』についての発言を受け、それに答えるかたちで、「最初は平和的なデモ」であったと、彼らの正当性を容認するお話をされました。

 

無論、私はヘイトスピーチでなければ、どのような政治的主張をしても構わないとする立場ですが、今回の「香港の惨状」「首謀者の経歴」を見れば、とてもじゃないが、まともなデモとは思えなくなったのが実情です。

 

マスコミに載らない海外記事 『彼らの都市が中国本土に負けているため、一部の香港人はいらだっている』 2019年10月 7日 (月)

 

2019年10月3日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 

香港は中国本土に負けている。貧困率は高く、汚職と残忍な資本主義で苦しんでいる。香港は今地球上で最も高価な都市だ。人々はいらだっているが、逆説的に、彼らは自分たちの問題を、イギリス植民地政策の名残にではなく、社会主義北京のせいにしている。「国境の反対側」、深セン、上海、北京、Xiangや他の都市は、ほとんど全ての分野で香港を後に残している。

 

私の親しい友人で、北京の偉大なコンサートピアニスト盛原がニューヨークで暮らして、録音し、コンサートをし、高名なマンハッタン音楽学校で教授をしていた頃は、夜に泣いたものだったと私に言った。「アメリカでは彼らは中国を中傷します。私は傷つき、無防備に感じていました」。

彼は北京に戻り、グリーンカードを返却し、中央音楽学院で教え始めた。彼は決して決断を後悔しなかった。「北京は最近ニューヨークよりずっと面白いです」と彼は私に言った。

 

北京がブームになっているのは明白だ。知性的、芸術的に。実際、生活のあらゆる分野で。

 

(中略)

 

中国の芸術家や思想家が、欧米の競争相手と最高を目指して戦う場合、それは通常、ロンドンやパリやニューヨーク「対」北京や上海や深センだ。香港は「その他大勢」で、突然、遅れたへき地になっている。

 

かつては香港大学と香港城市大学が中国最高だったが、北京大学や清華大学を含め多くの大陸最高学府が、今やずっと多くの最先端の創造的な思想家を産み出している。私はこれら全ての学校で講演したので、北京と上海の若者は極めて勤勉で好奇心が際限なく強いが、香港では常にややゆるやかな例外主義の雰囲気と規律の欠如を実感している。

 

いわゆる「海ガメ」(外国や香港に行き、中国本土に戻った学生たち)は名士のように扱われたものだったが、今は中国本土の卒業証書で仕事を得る方がずっと容易だ。

 

最近香港で暴動を撮影している間に、主要ショッピングプラザの一つの受付係から私はこういう話を聞いた。

 

「我々は中国本土の訪問者を大切にしていません。彼らは香港に対する興味を失いました。以前、彼らはここに来て、我々の富を称賛したものでした。今彼らの大部分がここを避けています。我々が持っているものより、彼らが持っているものの方が良いことが多いのです。彼らは旅行するなら、むしろバンコクかパリに行きます。」

 

(中略)

 

この都市は極端な資本主義制度で運営されて、不正な大物/デベロッパーに「設計されている」。時代遅れのイギリス法律制度は、ここでは、明らかに大多数ではなく、金持ちを保護するのを目的としている。それが本質的に「犯人引き渡し法案」が提案された理由だった。とどまる所を知らない、批判ができない、選挙で選出されていない事実上の支配者から香港住民を守るために。

 

だが香港が本来属するところ、中国に返還される前に交渉された「合意」がある。「一国二制度」だ。それはターボ資本主義の大物にとって、親欧米派「活動家」にとって素晴らしい合意だ。それは香港の平均的な人々にとっては極めて良くないものだ。そのため欧米が支援した何カ月もの暴動後、香港特別行政区政府が法案を急遽提出したのだ。

 

(中略)

 

イギリス植民地主義者は香港の人々に何十年も屈辱を与えながら、同時に、彼らの都市を、残忍な、アジアの標準からして冷酷で完全にビジネス志向の巨大都市に変えてきた。今人々は困惑し、いらだっている。多くの人々が問うている、自分たちは一体誰か?

 

香港にとって、困難な自己分析の瞬間だ。

 

「イギリスに戻る」ことを望んでいる人々さえ、ほとんど英語を話せない。「なぜ暴動を起こすのか」尋ねられると、彼らは欧米の「民主主義」と「自由」と、加えて「北京の悪」について何かブツブツ言う。あやしげで過激な日本カルトのパンフレットが配られている。これは一つの大きな知的混乱だ。欧米に破壊されている国々のシリアやアフガニスタンやベネズエラについて暴徒は何も知らない。

 

ジョシュア・ウォンのようなリーダーは欧米大使館と得意げに共謀している。今、公的に中国社会主義を称賛するのは危険だ。このような「犯罪」のかどで、人々は「民主化運動」暴徒に袋叩きにされる。

 

大いに教養を身につけ、過度に礼儀正しいシンガポールが、香港から何百という外国企業を文字通り吸い出している。シンガポール人は英語と標準中国語の両方を話す。香港で、圧倒的多数は、広東語しか話さない。多くの外国人も上海に転居している。巨大企業だけではない。上海は今ヨーロッパ人ウエーターでいっぱいだ。

 

最近のデータによれば、香港の観光さえ、40%も減った。

 

(中略)

 

香港に「ビッグ・エッグ」はない。最も偉大な音楽家が世界を驚かす有名な劇場はない。唯一の美術館は再建のため、何年も閉まっており、2019年末に、ようやく再開予定だ。文化的生活は、それ自身に「アジアの世界都市」というレッテルを貼っている場所にしては、薄っぺらで、ばからしくさえある。ここでは、いかなる素晴らしい発見もない。あるのはビジネスだけだ。巨大な巨大なビジネス。そして忍び寄る腐朽。

 

北京は容易に香港を「解放」できるはずだ。目的と誇りと将来性を与えることで。

 

だが暴れる若者たちは、そうではなく、ワシントンによって解放されるのを望んでいる。彼らはロンドンに再度植民地化されるのを望んでいる。そして彼らは同胞市民には相談しない。それが彼らの「民主主義」についての考えを明らかに反映している。「人々による支配」ではなく「欧米による支配」だ。

 

彼らは彼らの国を恨んでいるだけでなく、中国の価値観に基づいて意味ある生活をしたいと望む同胞市民を、彼らは軽べつし、脅迫しているのだ。

 

Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

 

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/10/03/some-in-hong-kong-feel-frustrated-as-their-city-is-losing-to-mainland-china/

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-daaa0c.html

 

※こちらは関連記事(香港デモの「首謀者」 ジョシュア・ウォンの実像)

 

マスコミに載らない海外記事 『ジョシュア・ウォン、フアン・グアイド 新世代の親欧米「聖人」』記事


http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-0156d6.html

 

そもそも、香港19世紀近代の欧米列強における「アジア侵略」の、最も初期の被害者であり、その「落とし子」的立場として、現代まで、いびつな社会状況であることを、ヴルチェク氏のお話から認識できます。

 

香港の中国人とて、ともに北東アジアの文化を共有する仲間である以上、私は決して憎まないし、今回の一部のデモ参加者についても、「欧米支配の被害者」として、これ以上の分断はやめようと、私はささやかながら提唱したい。

 

元のあるべき姿に戻そうとするため、欧米のヒモ付き資本家や旧家を「攻撃」すれば、たちまち民主主義の危機だのと、話をすり替え「内政干渉」を行う、欧米陣営(軍産・グローバル企業)こそ、自らに不都合なアサンジ氏を不法逮捕し、世界中にヘゲモニーを確立しようと躍起な集団であることを・・・。

 

‐誰が世界の支配者であるか‐

 

 

・『無知』と『軽率さ』は とことん罪である

 

-「中国脅威論」「人権問題」「政府崩壊」の醜聞-

 

問題は、むしろ私たちの方にあるかもしれない。

 

 

『当該引用記事のコメントより

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-daaa0c.html

 

どうやら日本人(例外者あり)は、世界中の物事を、あれやこれも「結びつけたがる」傾向が強い。自分が「納得しやすく」「単純化」することによって、さぞ分かった気になるのが結局のとこだろう。

 

いや、世界の物事は、そのまんま複雑で難しいぜ・・・?

 

‐自分の「信ずる物語」に陶酔するリベラル‐

 

私がブログづくりでお世話になっている、英語ブロガーのMichikoさんにしても、世界の情報を理解し、北東アジアの平和を願うために、独力で高度な英語力をマスターし、数多くの識者のコラムや記事を翻訳し、さらに個別に外国人とのコンタクト、これを6年以上継続され、アメリカ人とのアンケート調査や議論(バトル含む)を、たった一人で貫徹されてこられた。

 

‐手に余る「世界情勢」を知る態度-

 

世の中は、一個人ではとても処理できないほど、あらゆる情報が洪水のようにグルグル回り、日夜更新されていく。

 

それをいかに「すくい上げ」、有用な認識へと変えていくかについて、「国際語(世界最大の植民地語)」である英語読み書き喋ることができ世界中の大手マスコミ独立系メディア渉猟できる「能力」のある人に限られてくる。

 

これは並大抵のことではない。

 

‐他言語の学びにもとづく多元的世界観の構築‐

 

 

・意識すること 心がけることは?

 

 

まず英語が使える方の場合は、


①アメリカやヨーロッパの国の大メディアが報道している内容


②それらの国でのインディペンデント(独立系)メディアが細々と伝えている内容


③ロシアや中国が伝えている内容

 

この①~③までのすべての情報を、ほぼキャッチすることが可能となります。


特にMichikoさんが特筆されていたことは、で、どれだけ違う内容の報道がなされているかを知ることに驚きがあるわけで、そこに放り込まれたら、あとは頼れるのは「自分」しかいなくなります。


つまり、情報を受動的に考えるのではなく己の思考を駆使して、今ある知識や認識を総動員しながら、何が事実に近いのか、一方の認識に偏ることなく「主体的」な状況に自らを追い込むことによって、日本における一種の「欧米メディア絶対主義」から脱するひとつの有効な方策となります。


残念ながら、日本のインテリ層のほとんどは、日常的に英語でニュースを取り入れることはしていないのが現実で、またそういうことがある程度できている人でも、ニューヨークタイムスを筆頭にアメリカの大メディアの言うことを信用しがち、かつ大きく受け止めがちです。


無論、ここでは「激烈な反米主義者になれ」などという底の浅い話ではなく、日本であまりにも蔓延るアメリカ肯定主義に対するバランサーの確立として、好き嫌いで物事を語るのではなく、各国のニュースを余すところなく拾うことによって、より物事の中核に迫ろうというアプローチなのです。

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画 『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 金沢市 201911月20日』

 

https://www.youtube.com/watch?v=Zad_JpyEo5A

 

・マスコミに載らない海外記事 『彼らの都市が中国本土に負けているため、一部の香港人はいらだっている』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-daaa0c.html

 

・同 『ジョシュア・ウォン、フアン・グアイド 新世代の親欧米「聖人」』記事


http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-0156d6.html

 

・Cluttered talk blab blab blab 『スウェーデンの中国人差別と、毅然とした中国大使館の対応』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12408173225.html

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

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