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『金のニオイのする所に竹○平蔵あり!【山本太郎街頭記者会見】癒着‼️利権‼️安倍・官邸・お笑い吉本興行・竹中ぶった斬り‼️』
https://www.youtube.com/watch?v=THGYuCIx_Iw
以前、ブログのコメント欄にて、お世話になっている英語ブロガーMihickoさんとの中、ベトナムかどこかの国で、自国の国益を売り渡し続けてきた某兄弟が、自国民に殺されるお話を聞いた経験があります。
もうかなり前のやり取りなので、ファクトが明示できず申し訳ないのですが、とにかくそういう「外国の事例」を含めて、日本人の『政治意識の低さ』について、自分なりに記事を書いてみようと思います。
ここで、今年夏に行われた先の参院選の「低投票率」に触れ、かなり強い口調で、政治的無関心層に対する「苦言」を書かせていただきました。
無論、このことは私だけではなく、多くの政治に参画されていらっしゃる有権者の方々や、各界の識者も、とりわけ「政治に関わらない若者」に関する研究や考えを通じて、いろいろな意見や主張を展開されています。
今回は、政治学者で『永続敗戦論』の著者である白井聡氏(京都精華大専任講師)のお話を見ていこうと思います。
『「2019参院選後の日本 民意を読む」(3) 白井聡・京都精華大学専任講師 2019.7.31』
https://www.youtube.com/watch?v=nDrkCwWg4KA
拙記事内容は、動画54分40秒以後となります。
https://www.youtube.com/watch?v=nDrkCwWg4KA
白井氏は、こうした問題について、若者の中での低投票率が「政治的無関心=社会的無関心」に繋がっていると指摘されています。
つまり、それは何なのかというと、彼ら彼女らの中で「社会そのもの」が消失しているのだと、例えば「政治(社会)に頼るよりも自助努力」というネオリベラリズム(新自由主義)という考えがありますけど、あれは一つの「社会的意見」であって、そもそも現代の若者たちのあいだでは、そうした意識すら存在しないというわけです。
この中で、白井氏は以下の若者ツイート(59分20秒以後)を引用されています。
選挙のことで彼女と喧嘩までしたんだけどな、どこの政党を支持するとかって話じゃないんですわ。「わからないものはわからない」って言われたんです。学校で政治や選挙のことなんか教えられてないから、選挙に行けとか言われると上から目線に聞こえる、って言われたんですわ。
— がんぺー (@gwangpee) 2019年7月21日
これがある二十代の声。消費税が上がるとか言われても、それがどう生活に影響するかがわからないし、消費税が上がってもあとで景気が良くなるって言われたらそれを信じる。だって自分たちはなにもわからないから、ですと。
— がんぺー (@gwangpee) 2019年7月21日
つまりこういうことでしょ。
自分たちが、この国の「当事者」であるにも関わらず、問題について分かろうとする気持ちすら抱かない。おまけに、そうしたマズイ状況に対して、「もっと興味を持った方がいいですよ。ゆくゆくはあなたに降りかかるのだから」と言えば、「それは上から目線だ!」と逆ギレをする始末。
何だか、ものすごい無責任な話ですよね。
このがんぺー氏は、他にも興味深いツイートをされていらっしゃいます。
確かに自分は政治について同世代の人に比べたら敏感な環境にいるよ。弟が知的障碍者で、親戚や友人は韓国籍だから参政権がない、けど政治の影響は間違いなく受ける。民族学校では政治の話題は当たり前だった。政治が自分たちの生活に関わっているというのは当たり前だと思っていた。
— がんぺー (@gwangpee) 2019年7月21日
自分に限って言えばそれが当たり前だと思っていたから、大学に入って政治の話題を一切しない学友にびっくりした。社会で起きていることに全く関心を示さない、といえば大袈裟だろうけどほんとにそんなかんじ。政治についての話はタブー。場がしらけるからやめろくらいに言われる。
— がんぺー (@gwangpee) 2019年7月21日
※全文はこちら
https://togetter.com/li/1379064
「韓国籍」で「民族学校」というフレーズで、拙ブログでも漫画やイラスト、そして朝鮮半島の話題を提供してくれる友人の在日コリアン(朝鮮籍)を思い出しました。
彼は高校まで朝鮮学校に通っていたし、そんな中、北朝鮮や韓国との関わりで、日本との政治的緊張が高まれば、否応なしに自分たちの生活に降りかかってくる。たとえば、2000年代初頭に発覚した拉致問題でも、小学校で集団下校が余儀なくされたし、嫌がらせを受けた学生たちも大勢いた。
ここが変だよ在特会 『チマ・チョゴリ事件』
https://ameblo.jp/korea-one/entry-10651832317.html
‐おバカだけど笑えない安倍政権の「閣議決定」(朝鮮総連はテロリスト集団)‐
無論、それはもっと前の『チマチョゴリ切り裂き事件』からも、戦後間もないGHQや日本政府による迫害と反対闘争も、現代の安倍政権による横暴含め、ずーっと続いている。
ほんとうに、彼ら彼女らにとって「政治」は、他人事ではないのです。
反対に、日本の若い人々はどうなのか。
本日ゼミで、選挙について若い人たちの見解を虚心坦懐に聞いた。で、彼らは「よほど悪い状態にならない限り、みんなが平等に悪くなるならそれでよい」と感じているようだ。どこまで状況が悪くなると動くかというと「戦場に送られそうになったら」みたいな感じだった。
— ロージナ茶会 / 旭霜 (@RodinaTP) 2019年7月22日
多分もう手遅れ。
だから、税率がバンバンあがって行っても「どうにかなるっしょ」という態度は変わらないようだ。むしろ集団とともにある安心感が大事なようで、自分だけが突出して動いて損をすることをものすごく恐れている。
— ロージナ茶会 / 旭霜 (@RodinaTP) 2019年7月22日
たぶんそれまでの学校での突出した人物が受けた制裁の恐怖を見ているからだろう。
家畜のような位置づけでもいいの? とのある意味挑戦的な問いに対しても、とくに響くものはないようで、「飢えてなければ、ときどき贅沢ができれば、それでよい」という清貧の聖者のような達観に至ってる。
— ロージナ茶会 / 旭霜 (@RodinaTP) 2019年7月22日
以上の観察は「君たちの考え方をぜったいに批判しないから」という条件で聞き出したもので、たぶん、年寄あたりからクソリプがつくと思うけれども、無視します。今般の選挙に対する一部の若者の見解のサンプルとして出しました。
— ロージナ茶会 / 旭霜 (@RodinaTP) 2019年7月22日
あのぅ、ハッキリ言って「どこまでパッパラパーなんだ」と嘆きたくなります。
だってそうでしょう。
自分たちで、「政治の話はするな」と言論統制して、自分たちの心地良い空気だけを共有し、その結果、自分たちの国に対する責任は一切負わず、もちろん「無関心」なのは、若者世代だけではありませんが、こういうふざけた意見を聞くと、軽くイラッとしちゃいます。
もう一度、過去の韓国の歴史を話しますが、日本も一度「虐殺」を経験するまで追い込まれなければいけないのでしょうか。
私は嫌ですよ。
されるなら、彼ら彼女のような「無関心層」だけでツケを払わせばよいと思いますが、現実はほぼ全員が政治による災禍から逃れることは、絶対にできません。
そうなっちまったら、もうアウトなんだよ。
『生きててくれよ! 山本太郎 (れいわ新選組代表・全国比例) 街頭演説集』
https://www.youtube.com/watch?v=bU8eddh6qAY
2019年7月6日(月曜日) 『日刊ゲンダイ』記事より
<参考資料>
・Youtube動画 『「2019参院選後の日本 民意を読む」(3) 白井聡・京都精華大学専任講師 2019.7.31』
https://www.youtube.com/watch?v=nDrkCwWg4KA
・同 『生きててくれよ! 山本太郎 (れいわ新選組代表・全国比例) 街頭演説集』
https://www.youtube.com/watch?v=bU8eddh6qAY
・2019年7月6日 『日刊ゲンダイ』記事
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