シリーズ記事

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その1‐

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その2‐

 

‐新政党『れいわ新選組』の誕生を祝福する その3‐

 

 

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・れいわ『九州ツアー』(10月15日)における 『日本と朝鮮半島』の問題

 

 

『南北朝鮮』

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk

 

 

『山本太郎(れいわ新選組代表)』 (九州ツアー初日街宣)

 

れいわ新選組

 

https://www.youtube.com/watch?v=0IZqU9MZdbw

 

動画8分20秒以後において、最初の質問者の方『日韓・日朝』を含めた、南北朝鮮と日本の「歴史問題」について、れいわ新選組の山本代表に、ご意見をもとめた段階にはじまります。

 

最初、私が聞いた時は、正直おっと思いました。

 

日本国内において、こうした本質的な質問を出来る方は、滅多に見ないし、自称愛国者や、好き嫌いでしか物事を判別できない連中による、「妨害」が激しい中、しっかりと「歴史を見直すこと」自体が萎縮してしまっている社会で、改めて大衆への周知含め、先々の日本の国益のためにも、周辺諸国に対する姿勢は、国内のコリアン差別と合わせて、「絶対に避けては通れない」問題です。

 

特に、この方がすごいと思ったのは、植民地問題で「北朝鮮を除外しなかった」ことに着目しています。日本のリベラルと呼ばれる人間たちでさえも、よく中国や韓国のことについては言及するが、なぜか同じ「日本帝国主義の植民地」であった北朝鮮については、一切触れずにスルーを貫き通してきた恥ずべき経緯がある。

 

ゆえに、朝鮮学校の問題もなおざりにされ、結果、北朝鮮との国交正常化が、半世紀以上たってもなお、未解決のままにある。

 

‐北朝鮮外務省 宋日昊日本局長の言葉(かっちんブログより)‐

 

山本代表は、概ね植民地問題について「よその国にいきなり他国が攻め入って、あれこれ指図する」という観点から、絶対にあってはならないことであるいう前提から入ります、

 

過去の日本と朝鮮半島の『悲しい歴史』については、まだシリーズ途中ですが、こちらの方で、専門書をベースにまとめさせていただきました。

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その1(諸悪の根源を正し、北東アジア平和に向けて)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その2(大院君時代の朝鮮王朝)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その3(丙寅・辛未の洋擾)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その4(開国と征韓論)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その5(閔氏政権と日朝修好条規)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その6(壬午の軍人反乱による日清介入および済物浦条約)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その7(開化派と甲申政変)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その8(日本資本主義は「朝鮮の犠牲」の上に成立した)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その9(日本で巷にいわれる『東学党の乱』について)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その10(ついに日清戦争が勃発する)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その11(日本人の「アジア嫌悪のルーツ」を探る)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その12(荒れ狂う帝国主義 清敗北後の中国分割と朝鮮)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その13(ころして、おかして、やきましたとさ)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その14(腐敗政治とのたたかい 発展する大衆の民権意識)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その15(日露戦争と韓国併合)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その16(反植民地闘争を繰り広げた義兵たち)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その17(併合末期の『愛国文化啓蒙運動』)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その18(日韓併合は朝鮮人の「希望」だったのか)

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その19(続・過酷な植民地経営 強行された土地調査令)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その20(続・過酷な植民地経営 強行された会社令)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その21(どこに行っても地獄だらけの植民地生活)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その22(『三・一独立運動』前夜 蔓延る帝国の矛盾)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その23(今年で100周年『三・一独立運動』を考える)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その24(『三・一運動』弾圧と帝国主義の揺らぎ)‐

 

‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その25(発展する独立運動と巧妙化する支配システム)‐

 

 

・「そんな過去は存在しなかった」と嘘をついたら・・・

 

続けて山本代表は、もしそういう事を言ってしまう人間たちがいれば、もう一度、朝鮮半島を「踏みつける行為」であると述べます。

 

動画12分24秒以後において、(被害国への)それまでの歴史認識をひっくり返すようなことをすれば、『世界に対して信頼を失うこと』になると、山本氏はご指摘されています。

 

実はこれ、本当に「その通り」なのです。

 

‐あの戦争で我々はものすごいものを失った‐

 

そして、結構「手遅れなレベル」になっていて、私を含め「モノリンガル」の多数派日本人は全く知らなかったことだが、拙ブログのアドバイザーである英語ブロガーMichikoさんのレポートによって、多くのアジア人(ベトナム・フィリピン)たちと、アメリカ人との会話で、今の「日本が置かれている現実」を垣間見ることができる。

 

 

・「蚊帳の外」は 日本とアメリカだけ

 

60年前のアルジェリア独立戦争時の残虐行為を認めたフランス

 

かつては、列強と呼ばれ、帝国主義政策により数々の植民地を持った国々でさえも、被害国に対して謝罪をおこなうことが、世界的潮流になっている。

 

なにより、『人として正しいこと』を貫き通すのが、個人や国家において「最も重きをなすべきこと」であるのは、当たり前なことで、続けてMichikoさんのお言葉を借りれば、その方が気持ちがはるかに楽だし、同じ北東アジアの家族として、本来あるべき姿であると、私はこの先も思いつづけるでしょう。

 

しかし、現実は「真逆」です。

 

アメリカはその最たる例だ。

 

世界の国々で、自国だけが特別で、そのような『例外主義』にもとづき国を動かし、世界に干渉しつづけている。さらに、過去の原爆投下については、以下のように吐き捨てたくらいだ。

 

 

Will you accept a presence of foreign military?①

 

彼らは、絶対に「外圧」に屈さない(もちろん悪い意味で)。

 

そうした『異質な国』を模範とし、日本自体も、そのヒモ付きボンボン首相による「浮きまくった行動」によって、アジア諸国との距離はどんどん遠のくばかりで、それは日本の「衰退」にもつながる由々しき現実だ。

 

‐おバカだけど笑えない安倍政権の「閣議決定」(朝鮮総連はテロリスト集団)‐

 

‐韓国への輸出規制・あいちトリエンナーレ・日本のオワコン等々‐

 

 

・「経済」や「貿易」の観点以前に 考えなければならないこと

 

お金の話も当然重要だ。しかし、周辺諸国に文句を垂れる人間は、何ひとつ自分でフィールドワークをしたり、当事者たちとのコミュニケーションを通じて、現実を知ろうとしない「怠惰な存在」であると、究極的には突き詰められるだろう。

 

言ってしまえば、何もかも浅く、「新しい知識」を取り入れることを、誰よりも毛嫌いしている。

 

ゆえに、矮小な経験にもとづく「お子ちゃまレベル」の溜飲を下げたり、狭い自国の「常識」にとらわれ、灰色がかった人生で惨めに骨をうずめるよりも、もっと多くの人々と交わり、認識を格段にアップさせ、たくさんの友人をつくり、己の視野を広げる人材こそが、先々のアジアの未来にとって、何より必要とされるのだろうと、つくづく思う。

 

 

ゲジゲジと希望の鉄道

 

また、私は日本自身が「リーダー」になる必要はないと考えています。

 

そうやって、俺がお前らを導くというやり方で、今まで散々おかしなことが起きてきたのだから、その器は日本にはなかったのだと結論づけて、2000年来の「頼れるアニキ」として、中国が主導的に、この地域の責任を担っていくことは、もっとも現実的な道筋であるということは、政治的にも経済的にも明らかな事実です。

 

これは、私自身が大学で東洋史を勉強して実感したことだし、英語ブロガーのMichikoさんにしても、数多くの海外ウェブ分析や、外国人たちとのディスカッション、コンタクトを通じて「同じ認識」に至り、現在もこの先も受け継がれていくだろう。

 

 

・あえて「苦言」を呈するのなら

 

正直、質問に対して山本代表の回答が100%であるとは思いません。

 

特段、北朝鮮関連において、なおざりにされた「過去の清算(植民地問題の解決)」や、在日コリアンの問題(朝鮮学校無償化除外など)に、是非とも踏み入れて欲しかったし、その先の拉致問題解決など、もっともっとカバーすべき内容は多岐にわたるし。

 

拙ブログとしても、ささやかながら、そのような「思考的素材」を提供できるように、これからも記事制作に努めてまいりたいと思います。

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画 『山本太郎(れいわ新選組代表)』(九州ツアー初日街宣)

 

https://www.youtube.com/watch?v=0IZqU9MZdbw

 

・Cluttered talk blab blab blab 『60年前のアルジェリア独立戦争時の残虐行為を認めたフランス』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12404944182.html

 

・同 『Will you accept a presence of foreign military?①』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12334765566.html

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

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