前回の記事
大韓民国(韓国) 国旗
http://freesozai.jp/itemList.php?category=nation_flag&page=ntf_125&type=sozai
シリーズ記事
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2①(日本に住む『朝鮮族』とは何か)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2②(在日コリアンは朝鮮半島を如何に見るか)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2③(ハンギョレの意識)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その3(かっちんブログより)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その4(嫌韓・憎朝が取り巻く日本社会)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その5(ウリハッキョを迫害する日本政府)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その6(高校無償化『九州裁判』の行方)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その7(日本で唯一『慰安婦の歴史』を教える場所)‐
【関係記事】
‐韓国KBSが朝鮮学校(ウリハッキョ)の無償化闘争をドキュメンタリーで放送‐
【朝鮮学校(高校)授業料無償化における政治と司法の動き】
‐東アジアの今とこれから その13(『恥ずべき歴史』の認識すること)‐
‐朝鮮学校「無償化除外」から考える 在日コリアンの『二重国籍論』‐
‐国益を損ね、『アイデンティティ・ポリティクス』を加速させる日本‐
‐『THE MANZAI』ウーマンラッシュアワーの「朝鮮学校ネタ」について考える‐
‐ウーマン村本大輔さんと朝鮮学校の関係(なぜ漫才で取り上げたのか)‐
【北東アジアの戦後史】
‐シリーズ 日韓会談反対闘争の展開とその歴史的役割 その21(日本の政治運動の問題点)‐
‐新シリーズ・朝鮮統一と日本を考える 最終章(日本自主化のプロセスと東アジアの平和樹立)‐
‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐
‐シリーズ『日米同盟』の正体 最終回(米日韓の断ち切れぬ軛)‐
‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その10(リアルにおける差別)‐
【在日コリアンの国籍問題】
・「反日スパイ教育」というレッテル貼りに対する反論
[4·24 기획] 재일조선인, 그리고 조선학교 / KBS뉴스(News)
([4・24企画] 在日朝鮮人、 そして朝鮮学校 / KBSニュース(News))
https://www.youtube.com/watch?v=AXkVVWRl4pE
※誤訳に関しては、コメントをいただき次第、訂正いたします。
前回のおさらいとして、朝鮮学校が日本を不当に貶める「反日教育」をしているという攻撃に、同志社大学で朝鮮学校を研究される学者の板垣氏に関するインタビューの続きです。
【板垣竜太 同志社大学社会学部教授 7分26秒】
(朝鮮学校の教科書<社会・朝鮮史・朝鮮地理>を読みながら)
これは完全に日本の教科書の朝鮮語版でしょう(笑)
(小学校の教科書を取り)
(社会)これを5年生の時に習って、次に6年生の朝鮮史でしょう。
だから順序としては、まず日本史を勉強するという形になっています。
【イ・スジョン記者 7分46秒】
朝鮮学校の教科課程が、日本の学校と大きく違わず、民族教育の過程も在日朝鮮人の生活に合わせて「変化していった」とのことです。
【板垣竜太 同志社大学社会学部教授 7分57秒】
京都(の朝鮮学校)では、教室の前にある肖像画(故金日成主席・故金正日総書記)は無くなったそうです。親御さんの心情は複雑です。思想教育を受けさせたくもない気持ちもあったり、現在は多分2003年くらいでしたか、その時に作った教科書を使っているそうで、その当時は『6・15南北共同宣言(金大中大統領と金正日総書記)』があったり、その雰囲気が反映されてる教科書で、今使っているそれが。
ゆえに「(南北)統一思考」的な内容をパターンとしています。
【イ・スジョン記者 8分36秒】
しかし日本政府による差別政策は継続しています。過去の2010年、文部科学省は『高校無償化制度』から、朝鮮学校のみを除外しました。『教育権侵害』という国連勧告がありますが、未だにそれを拒否し続けています。
東京や大阪、愛知、福岡、広島など5つの地域で訴訟が開始されました。しかし今まで勝利したのは「大阪一審のみ」であり、裁判は現在も進行中です。
民主党政権で、『高校無償化政策』を掲げた当時の責任者である前川前文部科学省次官。
それ以外になく朝鮮学校無償化除外は、「意外な結果だった」と述べました。
(前川氏のお話 9分36秒)
【イ・スジョン記者 10分26秒】
小学校の先生だった、長谷川氏は本を出版予定です。日本全国の朝鮮学校68校を直接訪れた6ヵ月の大長編です。
(長谷川氏のお話 10分39秒)
【イ・スジョン記者 10分26秒】
国や理念を飛び越えて、子どもたちは皆一緒だと語る長谷川先生。
(長谷川氏のお話 11分09秒)
【イ・スジョン記者 11分29秒】
昨年6月(2018年)、最初の北美(朝米)首脳会談が開かれた日。朝鮮学校の学生が板門店北側地域を訪れました。
【朝鮮学校 男女生徒のスピーチ 11分40秒】
本日6月12日、全世界の注目を集めた朝米首脳会談が開催される喜ばしい日に、ここ板門店に訪問でき、とても感動を禁じ得ません。
(そして心にある「想い」も、吐露していきました。/イ記者)
私たちの修学旅行が、ペットゥ(白頭山<朝鮮>)からハルラ(漢拏山<韓国>)まで、最後まで繋がること(南北統一)が出来れば良いと思いました。
北朝鮮 『故郷の春(고향의 봄)』 uriminzokkiri-TV 2016/1/29 日本語字幕付き
https://www.youtube.com/watch?v=pBfAbh8xp4M
・「敵地」での情報戦に翻弄される朝鮮学校
物凄く煽情的な小タイトルですが、ある側面においては「事実」だと思っています。
西側諸国の影響下で、今もアメリカ(軍産複合体)の植民地である日本は、情報を統制され続けている。
北朝鮮や中国に対する攻撃的な態度は、私たちが手にするあらゆる情報媒体で、無意識レベルで浴びせられている。冷静に考えて、これってめちゃくちゃ異常なことだ。
私たちが知らないニュースが山ほどある。
ひとたび世界に目をむけば、米国の攻撃下に晒される「反米国家」ベネズエラの惨状しかり、東欧のウクライナ事情にしては、過去に『オデッサ大虐殺』という恐ろしい事件があったそうだ。
マスコミに載らない海外記事 『ウクライナ大統領茶番選挙』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/stephen_lendman/index.html
そうした例を挙げつつ、本来私たちが考えるべき「世界」は、ものすごく複雑で、理解するに膨大な資料と、それを読み解く「知識」(残念ながら私には殆どない)や、時間と根気を要する。
つまり、私たちが日々目にする「マスコミ情報」なるものは、ごくごく一部の、それも恣意的な検閲が入ったもので、とてもじゃないが、ソースや認識として利用できるものではない。
それを打破する意味で、やはり英語は必須でしょう。
無論、なぜ日本が「敵国」で、メディア情報に「検閲」が入ってしまう存在となってしまうかについては、過去の戦後史を振り返り、我が国が歩んできた歴史を理解する必要があります。
ひとたび、世界を政治や経済システムにおいて「独占」しておきながら、自分たちを「自由」と「正義」と位置づけ、それに従わない国家についての一切を否定するやり方に、私はどうも気持ち悪さを感じてやまない。
北朝鮮と関係があって何が悪い?
とことん問題を突き詰めれば、そうした国家の「支配被支配」をめぐる話が、市井の人々の暮らしにまで「持ち込まれた」わけであり、朝鮮学校の話を単なる「差別問題」として片づけたくない根源が、ここにある。
‐北朝鮮外務省 宋日昊日本局長の言葉(かっちんブログより)‐
現に朝鮮学校の問題は、日朝間の関係にも波及し、今後の拉致問題解決に暗い陰を落としいる。
このことについて、拙ブログでは、前々から指摘させていただいていた。
<参考資料>
・Youtube動画 『[4·24 기획] 재일조선인, 그리고 조선학교 / KBS뉴스(News)』
https://www.youtube.com/watch?v=AXkVVWRl4pE
・同 『北朝鮮 『故郷の春(고향의 봄)』 uriminzokkiri-TV 2016/1/29 日本語字幕付き』
https://www.youtube.com/watch?v=pBfAbh8xp4M
・友人の翻訳協力
<ツイッター>
【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】
https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
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