この問題を考えると、つくづく在日コリアンの方々の奮闘には驚かされるばかりです。

 

どんなに苦しい状況でも、逆境をはねつけようとするパワーがある。

 

なんというか、本当に民族心がしっかりしてて、対する日本人は、本当の意味で『自分たちの文化』を大切にしない。郷土や同胞、その他諸々の感情を粗末に扱うことで、「異文化」による支配にあっさり根負けして、米軍基地はバコバコ作らされるわ、美しい自然はぶっ壊されるわ、国民は乱暴されるわ、殺されるわと、そうした狂った状態の中でも、『現在の地位』に何ら疑義を挟もうとしない。

 

これ以上、マイノリティを迫害して、自国をぐちゃぐちゃな状態にして良いのか、私は本気で問いかけています。

 

 

かっちんさんのブログ 『【10月30日(火) 東京「朝鮮学校高校無償化」裁判の控訴審判決を迎えます】』記事より

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12413835958.html

 

 

これは単純に、『偏見』や『差別』の問題だけではない。

 

国内の社会問題にしろ、日本が取る「選択」のひとつひとつが積み重なって、今まさに問題になっているアメリカ発の『アイデンティティ・ポリティクス』の政治を見れば、こっちは半ば「作られた差別問題」を期に、アメリカ人同士が反目し合い、とりわけ米国では、それが致命的に作用して、彼の国が重ねる世界中の戦争や人権侵害行為について、まったく「関心をなくされている」状況なのです。

 

しかしアメリカ国民と言えど、かつては「ベトナム反戦」を掲げた人たちです。

 

日本ではどうでしょうか。

 

マジョリティとマイノリティの分断本土と沖縄の分断、果ては「人権問題」を掲げて暴力を肯定する、ならず者集団まで現れる始末です。そして、これらを内包した北東アジア諸国同士の分断が、今最も日本を「不幸にしている」現実なのです。

 

皆さまもご覧に頂けたらお分かりのように、これで良いハズがありません。

 

 

『いじめを傍観しているのは、加担しているのと一緒』(大愚和尚の一問一答)

 

https://www.youtube.com/watch?v=f0nkDymvuww

 

私は、よく大愚和尚さまの動画を拝見いたしますが、この中で語られているように、人間の行いの『本質』として、それは世界中、規模の大小を問わず、あらゆる問題や迫害を受けたとき(動画21分以後)、「他者の協力」を仰ぐこと、ありとあらゆる知恵を総動員して、例えば「いじめ」が発生していて、今回の記事の内容と照らし合わせるならば、これは『国家によるマイノリティいじめ』です。

 

ハッキリ言って、相手が「政府」(司法)であったならば、「単純な援助」(マイノリティや理解のある日本人の協力)ではどうしても解決できない側面が出てきます。残酷ですが、「今の日本の置かれている立場」と合わせて、これはあからさまな現実として、ぜひとも理解して頂きたいのです。

 

もちろん、私も裁判に勝利することを望んでいるし、少しでも状況が改善することに全力で支持しています。ただ、この先似たような問題が何度も起きたとき、なかなか体力的にも、金銭的にも厳しい状況になってくると思うのです。

 

そして、『最も効果的な解決方法』として考えられることは、「相手が国」なら、「他の国」を巻き込んでしまえば良いのです。

 

以前、この問題で英語ブロガーのMichikoさんと何度もお話したことがあり、そこで導き出した『解答』は、今年に入って南北関係が劇的に改善し(3度の首脳会談の実現)、さらには北朝鮮の金正恩委員長とアメリカのトランプ大統領との首脳会談まで実現した「最も好ましい状況」で、在日コリアンの方々が、それぞれの「国籍」を元に、南北首脳に掛け合って、この問題を提起するのです。

 

つまり、「国レベル」で問題を引き上げることによって、終局は『政治決着』を生み出す結果となり、そうなれば、一個人や団体レベルで、先の見えない裁判闘争を何年もやり続けることよりも(しかも最高裁で負ければおしまい)、本当に、一瞬で「カタが付く」のです。

 

そういう意味で、「国の力」というのは実に大きい。

 

特に北朝鮮との問題においては、日本にとっても「この問題」は絶対に避けては通れません。

 

将来的な会談を「望む」とする日本政府が、本当に拉致問題の解決したいのであれば、被害者家族の方々を「救う意味」においても、在日コリアンの方々に対する『迫害』を直ちにやめ、在特会やネトウヨたちの横暴を辞めさせることが、両国のそれぞれの「被害者」を救う意味で、最も有用な手段であり、お互いの禍根を限りなくゼロにする契機となります。

 

日本がこの地域の安定と平和を心から望みたいのであれば、北朝鮮との「首脳会談」へと向け、朝鮮学校を筆頭とする在日コリアンの問題を解決することが、日本と朝鮮半島の和解、さらには北東アジア全域に渡って、戦争リスクをほぼ無くすことができ、昔のように経済や文化を密にして、ともに繁栄の果実を手にすることが出来るのです。

 

もちろん、それには「在日米軍の撤退」は必要不可欠でありますが。。。

 

差し出がましい記事になってしまいましたが、すべての問題は「繋がって」いて、在日コリアンの迫害や差別を「解決すること」が、日本にとっても、拉致問題を解決するに繋がり、今の信頼ゼロに等しい両国の『ぐずぐずした関係』に終止符を打つことになると、強く自信をもって言えます。

 

すなわち、これが問題の『本質』なのです。

 

もう総理が「問題解決に全力を注いで~」とかいう文言にも、そろそろ飽きてきたころでしょう。

 

 

<参考資料>

 

・かっちんさんのブログ 『【10月30日(火) 東京「朝鮮学校高校無償化」裁判の控訴審判決を迎えます】』記事

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12413835958.html

 

・Youtube動画 『いじめを傍観しているのは、加担しているのと一緒』(大愚和尚の一問一答)

 

https://www.youtube.com/watch?v=f0nkDymvuww

 

・拙ブログ 『‐国益を損ね、『アイデンティティ・ポリティクス』を加速させる日本‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12408527135.html

 

 

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