朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)国旗

 

http://freesozai.jp/itemList.php?category=nation_flag&page=ntf_128&type=sozai


 

【関係記事】

 

-それでも我々は北東アジアの家族である-

 

‐東アジアの今とこれから その13(『恥ずべき歴史』の認識すること)‐

 

‐朝鮮学校「無償化除外」から考える 在日コリアンの『二重国籍論』‐

 

‐東京朝鮮中高級学校無償化の行方‐

 

‐「国家によるいじめ」なら、国家を巻き込めばいい‐

 

 

詳しくは、リブログ元のかっちんさんの記事をご覧ください。

 

拝読した感想は、極めて「想像通り」の判決が出ました。

 

ハッキリ述べるなら・・・、

 

正面切って、国家と戦って勝てるわけがない。

 

これが現実です。

 

正直なところ、判決内容なんてどうでもいいです。

 

彼らの言う「根拠」は、何の正当性もないし、実際そこに『本質』はないからです。

 

日本の学校だって、一条校としての国家による恒常的指導や、近代国民教育の歴史から鑑み、自国民に歴史や文化を教えているわけで、別段インターナショナル教育をやっているわけでもない。

 

日々お世話になっている、英語ブロガーのMichikoさんもおっしゃられてたけど、『自国のルーツや文化』を知らない人間は、世界中の人間からバカにされる。

 

朝鮮学校や日本の学校にしろ、やっていることは同じです。

 

‐『ラブヘイト』海外の識者から学ぶ自国の見方‐

 

そういう、どこにいても同じな世界共通「当たり前」としての感覚、素朴な意味で、自分たちが生まれ育った郷土や地域への「愛国心」を養うことは、現実的に考えて極めて自然なのです。

 

また、今回の朝鮮学校を取り巻く司法判断にしろ、絶対的ホストである日本政府が定めた「ルール」の中で、彼らは「解釈」をひねり出しているだけであり、いくら争ったって、永遠に負けを重なるだけです。

 

こんなの「勝率操作」以前に、まずゲームとして成り立たない。

 

やもや裁判所が「公平・独立」だと考える人がいれば、世の中の本質を見誤っていると、私は思います。

 

‐東アジアの今とこれから その15(大正デモクラシーの終焉と関東大震災)‐

 

今から100年近くも前、朝鮮半島が名実ともに日本の植民地だったとき、時の在日コリアン出身リベラル指導者だった金若水(キム・ヨンス)は、このような言葉を述べています。

 

日本のブルジョア階級は、何故あんな人間以上の権力を持ってゐるのだらう?それは言ふまでもなく、日本民衆が、彼等ブルジョア階級の生活を中心としたすべての鉄鎖に完全に縛られて、一種の道具化した結果である。即ち無産階級の無智、無力に乗じて、台湾を〇〇し、朝鮮を〇〇し、更に支那を脅迫するものである。

 

『進め』、1923年2月号 (一部引用)

 

あれからどれだけ時が経とうと、新聞とラジオだけだった時代から、テレビやネットが登場しようが、「迫害の本質」は変わりがない。社会の必然の理(ことわり)から、金のあるところに権力が集中し、民主主義だとか、司法の独立だとか、そんなカビ臭い教科書の能書きをよそに、現実では、政治の「強い影響下」に置かれているのが現実です。

 

特に、それが『特定の国家グループ』の根深い利権が絡むなら尚更。基地問題だとか、自国が北東アジア諸国と「険悪になればなるほど」、喜ぶ人たちが確実にいる。そういう日本の置かれている立場や歴史を考えれば、割とすぐ腑に落ちると思います。

 

前述の内容と合わせる形で、「北朝鮮と関わりがある」とか、朝鮮総連がうんたらかんたら、実際関係はあるし、それが「何がまずいのか説明しろ」と言えば、彼らはできない。

 

ただ「法律論」をベラベラ述べて、終わる。

 

それ以上の『解答』は、彼らには導き出せないのです。

 

だから、この問題を「司法」でやるのは、甚だ無意味であり、お金も時間もドブに捨てるだけで、申し訳ないけど、『無償化除外問題』も絶対に負けると思います。

 

だから国家に頼むべきと言いたいのです。

 

在日コリアンの方々が、識者を通じ、直接南北朝鮮にお願いして、ガンガン政治問題化させて、朝鮮学校やコリアン・マイノリティの問題が解決できなければ、日本の拉致問題だって永久に解決できないことを、徹底的に日本人に認識させる。

 

司法にしても、条約や国同士の約束事を含めた『政治決着』には、絶対に勝てませんし、長く苦しい裁判闘争を続けるよりも、あらゆる面で合理的であると思います。

 

事実、『問題の構造』はそうなのだから、だから北朝鮮は、いつまでもコリアン・マイノリティを迫害して、周辺地域に不誠実な日本政府と「首脳会談をする価値」を見出していないし、ハッキリ「興味がない」として、そうした事態に、愚かな日本人は未だに気付いていない。

 

正直、こんなこと言いたくないですよ?

 

でもね、ウチら日本は北東アジアで「とことん信用がなさすぎる」から、仕方がないのよ。

 

無思考なバカな立ち回りで、ベタベタ気持ち悪くアメリカ一辺倒の植民地政治をやって、ひるがえって、アジアには居丈高なマウンティングを取り、さらに国内ではマジョリティとマイノリティの分断を更に加速させ、それが北東アジア全域に飛び火して、ゆくゆく自分たちの国は高齢化して、金も人口も減り、それまで通例だったアメリカへの「献上政治」すら出来なくなる。

 

 

2018年11月29日(木曜日) 『東京新聞』(朝刊)より

 

 

 

でも彼らは「むしり取る」ことをやめないだろうし、将来韓国が「独立」すれば(これ自体は極めて良い事)、そっちの分のシワ寄せが日本にどーんとのしかかって来る。

 

考えただけでも「悪夢そのもの」だね。。。

 

かなり語気が強くなってしまいましたが、この社会や地域で暮らす人々が、より良く暮らせるにはどうすれば良いのか、各人が可能な範囲で情報発信できる世の中を望むばかりです。

 

 

<参考資料>

 

・拙ブログ 『‐国益を損ね、『アイデンティティ・ポリティクス』を加速させる日本‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12408527135.html

 

・同 『‐東京朝鮮中高級学校無償化の行方‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12415536109.html

 

・同 『 ‐「国家によるいじめ」なら、国家を巻き込めばいい‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12415080328.html

 

・同 『‐『ラブヘイト』海外の識者から学ぶ自国の見方‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12405737726.html

 

・同 『‐東アジアの今とこれから その15(大正デモクラシーの終焉と関東大震災)‐』記事

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12419176577.html

 

・『アジア・アフリカ講座 日本と朝鮮』第3巻 勁草書房

 

・2018年11月29日(木曜日) 『東京新聞』(朝刊)

 

 

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