記事更新が遅れてしまいました。

 

今回も海外ブロガーMichikoさんの記事なのですが、実際氏が交流されている「人の紹介」です。

 

その方は、中国系アメリカ人のトニーさんです。

 

トニーさんは、生まれは東南アジアで、先祖は福建省の出身で、長い間当地での中国人差別に苦しみ、自身の人生へ展望を見出す為、急遽アメリカへ渡る決意をされたのですが、当時の米国は入国に非常に厳しい国であったので、「正攻法」ではいけませんでした。

 

しかし、現実は非常に切迫していて、中国人として東南アジアで生きていくことイコール、永遠に芽の出ない人生であったがゆえ、トニーさんはある方法を使いました。

 

密入国です。

 

それは文字通り、警察に見つかれば、強制送還という非常に高いリスクをはらみながら、いつも目立たないように、中華レストランで10年間皿洗いを続け、コツコツと独立のための資金を蓄えていかれたそうです。

 

この時点で、並みの人生でないことが伺えるでしょう。

 

それから、ビジネスをはじめ、従業員を抱えるくらいの規模にまで発展し、ちょうどそのころ、ひとつの「画期的な契機」によって、トニーさんの人生は大きく変わります。

 

時のレーガン政権における『不法移民の恩赦』でした。

 

氏も、この制度の該当者となって、晴れてアメリカ国民として、生活基盤を固めることが出来たのでした。

 

その中でトニーさんは、自分に「国籍」「選挙権」を与えてくれたアメリカの建国記念日には、毎年おごそかに祝うと同時に、常に米国の軍事政策には鋭い批判を加えています。

 

長年アメリカに住み続け、果ては「自国」となった米国の『欠点』を知っているがゆえに、常にそうした情報を、ネットで発信し続けていらっしゃいます。

 

もちろん、それは「公益」に基づくものです。

 

一アメリカ人として、社会人として、忙しいながらも、仕事の合間にMichikoさんとのやり取りや、持ち前の「速読」と「速記」術を持ってして、そうしたトニーさんの奮闘に、素直に頭が下がります。

 

また、実際交流されているMichikoさんのお話から、トニーさんは非常に愛国心の強い方だそうです。

 

人一倍アメリカを愛し、しかし、それは単なる「アメリカアゲ」ではありません。

 

ゆえに上記の理由でもって、他のアメリカ人から、しょっちゅう責められ、「オマエはアメリカ人じゃない。工作員だ」などと罵られ、そうした時、トニーさんは「私は誇らしい中国系アメリカ人だ」と答えます。

 

また別のアメリカ人から、「お前はアメリカが嫌いなのだろう」と言われれば、氏は「私自身の、アメリカ人という国へ対しての感情は、ラブヘイトだ」とおっしゃるのです。

 

『愛憎』という表現でもって、私もMichikoさんの記事を読んで、ああなるほどなと。これこそが、正しい自国への態度なのだなと、素直に直観したことです。

 

自分の暮らす国だからこそ、良い面も、悪い面も、その「両方」が見えるのであって、一方的な感情だけで語るのではなく、現実の延長線上から眺める自国や社会の在り方だとか、私たちが見落としていた大切なビジョンであり、また同時に「ごくごく当たり前の帰結」として、日本についても、もう一度考えてみようと思ったのが、今日の感想でした。

 

 

<参考資料>

 

・Cluttered talk blab blab blab 『自分の国への正しい態度』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12405434959.html

 

 

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