かっちんブログ 『朝鮮学校無償化問題を漫才ネタに 2 (SNSの反響はこちら②&朝鮮学校 急上昇ワードに)』記事より
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12424905479.html
正直、この話題に関してはあまり詳しくないのですが、日本のお笑い芸人のウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが、朝鮮学校の話題をネタに漫才をされたそうです。
※消されるかもしれないので早めに拝見されることをおすすめします
THE MANZAI ウーマンラッシュアワー 早口でわからなかった方へ いいこと言ってる
YU chanさんの動画より
https://www.youtube.com/watch?v=Iwv8lB1Iy24
友人のLINE画像より
同
同
同
他の話題に関して、ウーマン村本さんがどのような立場で物事を論じていらっしゃるのか、まだわからないことが多いし、あまり深入りする気持ちも起きませんが、殊に『朝鮮学校』の問題に関して、素直によかったと思います。
うーん、とりあえず有名人が話題に取り上げてくれることで、それが「公に一般化」して、もしかしたら一時のネタとして消化されちゃうかもしれないけど、それでも「入り口」を作ってくれたことについては、一定の価値はあった。
だから、今回の記事としては「朝鮮学校の問題だけに絞って」、お話させていただこうと思います。
朝鮮学校に関しては、今年のはじめに『日本テレビ』の特集で紹介されていました。
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その1‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その2‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その3‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その4‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その5‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その6‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その7‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その8‐
‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その9‐
‐<追記あり>意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その10‐
‐無知と憎悪の荒らし!日テレの朝鮮学校特集を見た日本人の反応‐
【朝鮮学校(高校)授業料無償化における政治と司法の動き】
‐東アジアの今とこれから その13(『恥ずべき歴史』の認識すること)‐
‐朝鮮学校「無償化除外」から考える 在日コリアンの『二重国籍論』‐
‐国益を損ね、『アイデンティティ・ポリティクス』を加速させる日本‐
いずれにせよ、この問題は「政治と密接に関わる問題」であることは確かです。
ハッキリ言って、人種差別的側面からの圧力は、ゼロというわけではないけど、上述のポイントと比べたらまったく弱い。
朝鮮学校は、私たち日本人が自国の学校に行くのと同様、世界に出て恥ずかしくないように、自分たちの文化や歴史、言語、その他自然科学など、朝鮮人として、他のアジア人と接していく上で、ごくごく当たり前の教養や社会性を身に着ける場です。
英語ブロガーのMichikoさんの海外ウォッチから、その感覚は『世界共通』です。
そして、今回のお笑い芸人のウーマ村本さんが取り上げた『時事ネタ』のひとつとなっている、『朝鮮学校の補助金/無償化除外』については、日本国内であちこち燻っている『アイデンティティ・ポリティクス』の問題と密接に関わっている。
正直、この問題はめちゃくちゃ複雑で、私自身も理解するのに相当の時間がかかりましたが、ポイントを絞ると、それは「意図的に作られた社会の分断」です。
アメリカをご覧頂きたい。
普通の人から見れば、「トランプの人種差別政治のせい」で米国社会がバラバラで酷い状況になっていると思いますが、それは大きく間違っている。
‐日本もアメリカの「二の舞」になりたいのか?(全米を震撼させた『ブレット・カバノー事件』)‐
‐2018年アメリカ中間選挙の結果(アイデンティティ・ポリティクスと戦争)‐
‐2018年米中間選挙の解釈(ポール・クレイグ・ロバーツ氏)‐
ここで、先ほどお話した『アイデンティティ・ポリティクス』というワードがありましたが、あれをわかりやすく言うなら「見せかけの人権政治」です。
トランプ氏は、本来ロシアとの講和を実現や、中東地域でのアメリカの戦争を辞めようとした「唯一の大統領」で、北朝鮮とも首脳会談を実現した人です。しかしながら、米国の戦争というものは、それ自体が「産業と密接に関わっている」問題がゆえに、アメリカで多大な権力を持っている大金持ちたちを怒らせてしまいました。
だから米民主党を筆頭に、CNNやBBC、ニューヨークタイムズやワシントンポストなど、欧米の「一流メディア」を使って、彼に対する盛大なデマと醜聞をでっち上げた。その他にも、中国やロシアへの憎悪と合わせる形で、議会や政治の場における様々な圧力によって、彼を完全に「骨抜き」にし、むしろ戦争主導の方向に向かわせようとしている。
詳しくは、米レーガン政権時代の重鎮補佐であった、ポール・クレイグ・ロバーツ氏の論評(翻訳済み)があるので、検索していただければ出ると思います。
カバノー氏に対する抗議集会の様子
同
上の画像は、米連邦最高裁判所判事のブレッド・カバノー氏の女性問題に関する、抗議デモの様子ですが、殊に『アイデンティティ・ポリティクス』の観点から、この問題を絞ると、巷で騒がれる「女性差別」や「LGBT」の問題、さらには「トランス・ウーマン」などと、既存の性問題を飛び越えて、次から次へと「新しいアイデンティティ」を作り出しては、本当に意味不明で不毛な争いに明け暮れているわけです。
しかし、これがアメリカ社会の現実だ。
ロシアとの講和を望み、中東での米軍撤退を望むトランプ氏を潰すために、2017年はじめに彼が大統領に就任した直後から、ありもしない人種差別問題や出自を作りだし、このような政治的攻撃手法は、主にアメリカの民主党が作り出し、彼の政党は、中東で初めて民間人に対するドローン虐殺を考案したオバマ前大統領の政党で、ヒラリー氏はその「後継者」となる人物だった。
本来アメリカ人が目を向けるべきは、米国による世界中での侵略や戦争に対して、民間人の虐殺や、それによって発生した欧州への難民「押し付け」問題など、特に『敗戦国』ドイツへの扱いは酷い。
こういう物事に関しては、恐ろしく無関心で、「自分たちアメリカ人の人権」だけが大切だというわけです。
さらに、それが行き過ぎるのこのような結果になるのです↓
BREITBART 『Nancy Pelosi Denounces Violent ‘Antifa’ Protesters: ‘Unequivocal Condemnation’』記事より
(ナンシー・ペロシが暴力的な『ANTIFA』を非難:「断固として咎める」)
【翻訳されたブログ】
Antifa's violence is no longer tolerated
(以下抜粋『ペロシ声明』より)
“我々の民主主義は、思想や、誰がやるかに関わらず、公衆を脅かす暴力の扇動を許容しません”
“今週末のアンティファと名乗る人たちの、バークレーでの暴力行為は、断固として咎めねばなりません。そして、犯人たちは逮捕されて起訴されるべきです”
”カリフォルニアでは、偉大なアメリカ全土と同じように、平和的に異論を唱える権利と、憲法に定める言論の自由を深く尊重します”
“非暴力は、この権利を主張するための原則です。この悲しい出来事を、我々は憎しみをぶつけあって闘うことは決してないということを再確認しましょう。そして平和と、開放と、正義という、アメリカの長所である価値観を、思い出しましょう”
※『アンティファ』の人々が、車いすの老人に対して「水をかける」蛮行をはたらいた様子。
この動画の説明をすると、完全許可制「右翼デモ」に対し、黒づくめ集団(ANTIFA)が進路をふさぎ威圧し、車椅子に座る退役軍人の老人に対して、そこにあった飲料水を奪い老人にかけるという信じられない行動に出ました。ちなみにアンティファに運営資金を提供している人物は、ハンガリー系ユダヤ人のソロス氏です。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12307024662.html
ANTIFA assaults disabled veteran in a wheelchair
https://www.youtube.com/watch?v=DeXvR4ND4kY
同性カップルを「生産性」で差別するな――。衆院議員杉田水脈氏の月刊誌への寄稿に対し、反対する人々が抗議の声を強めています。一方、自民党では不問のまま。その背景とは。 https://t.co/kIRQjRo0fK pic.twitter.com/t8pWhfOLMx
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年7月27日
日本でもアメリカと『同一な現象』が起きていることに、一体我々はどれだけ認識出来ているだろうか。
勘違いしてほしくないのは、私は「差別を容認した」わけではありません。それは今まで拙ブログを拝読して下さっている方々なら、ご理解いただけると思います。
単純に『そっちルートでの抗議』は絶対にやめた方がいいということ。もしくは、そうした『アイデンティティ問題』に引っ張られすぎてはいけない。見かけは分かりやすい「人権問題」だが、一歩片足を突っ込めば、それは底なし沼のように広がる「分断」や「憎悪」を振りまきかねない性質を持っているのです。
ひとたびそれが、人種・宗教・性的志向(ゲイかどうか)・性転換者、その他ありとあらゆる『アイデンティティ』を持つ人たちに「飛び火」していったら、もはや収拾のつかない事態となり、その社会は健全な機能を失う。
在日コリアンに対する差別や、沖縄に関する問題にしても、米国の言いなりの日本政府が、それらの問題を悪化させることによって、文化的に均一で平和だった北東アジアに「分断」を持ち込み、あってはならない戦争リスクを高めているから、みんなが幸せになるために、それらの問題は解決しなければならないのであって、それを「存在そのもの」の問題に収斂してしまったら、一部の在日コリアンや、マイノリティ、果ては賛同する日本人たちが、一種の「教条主義」に走って、「裏切者」を血祭りにあげたりします。
彼らの行動が、『間違った理由』で日本に敵意を抱いたり、憎悪によって社会に「分断」を持ち込み、自分たち以外は全員敵なのだと、「日本は永久にアメリカに首根っこを押さえられていれば良い」ニュアンスで、どこかの反差別団体の女性代表はおっしゃられましたが、それでは根本的な解決にはならないし、ほとんどの人々を不幸にする結果にしかならない。
日本のしばき隊にせよ、初期のころは「日本人自身の社会問題」として、正しい側面から、在日コリアンの差別撤廃活動に従事されていたN氏にしても、いつの日か、そこに『マイノリティ』を加えることにより、米国式の『アイデンティティ・ポリティクス』化させることによって、彼ら自身が、アンティファのような傍若無人な暴力集団と変容してしまった事実がある。
「本家本元」のアメリカにしろ、市民、ひいては国民が社会に対する「健全な視野」を持てなくなり、狭いアイデンティティによる価値観で、憎み、対立しあい、結果エスタブリッシュメントが温存する戦争産業や、それに伴う「植民地支配」は永久に続くのです。
なんだか、朝鮮学校の話題だけに絞るつもりが、結果的に色々な問題へとつながってしまいましたが、要点は以下のようになります。
物事というのは、私たちが想像する以上に、複雑怪奇で単純に「1か0か」で判断できない。
ゆえに、ネトウヨや差別がいけないから、それを叩けば済む問題でもなく、日本のリベラル自身の問題や、似非右翼たちの限界性を含めた議論をしないと、さらには北東アジアのリベラル団体とも積極的に交流して、この地域が本当に平和になるためには、日本や韓国の「独立」を見据えた議論をしながら、将来的に在日米軍をすべて追い出したあとで、アメリカとの対等な付き合いを含めた、そういう現実的な国益に基づいて、社会問題を論じるべきだと私は思うのです。
<参考資料>
・かっちんブログ 『動画・SNSの反響はこちら 朝鮮学校無償化問題を漫才ネタに(THE MANZAIにて)』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12424863896.html
・同 『朝鮮学校無償化問題を漫才ネタに 2 (SNSの反響はこちら②&朝鮮学校 急上昇ワードに)』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12424905479.html
・友人のLINE画像
・Youtube動画 『THE MANZAI ウーマンラッシュアワー 早口でわからなかった方へ いいこと言ってる』
https://www.youtube.com/watch?v=Iwv8lB1Iy24
・同 『ANTIFA assaults disabled veteran in a wheelchair』
https://www.youtube.com/watch?v=DeXvR4ND4kY
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https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
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