実際日本で暮らすコリアンマイノリティは、在特会をはじめとするネトウヨの攻撃に晒された過去があり、8年前に京都第一朝鮮初級学校(小学校)が関係する団体に襲撃されました。

 

‐NHKかんさい熱視線『傷つけられた子どもたちは今~ヘイトスピーチから6年』のネトウヨの反応‐』(https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12091109538.html)

 

その他にも、毎日ネット上では在日コリアンへの容赦のないヘイトスピーチヘイトクライムが横行しており、また政治的には、北朝鮮や韓国の問題がこじれるたびに、その「攻撃の対象」とされてきました。

 

マスコミ報道において、殊に「北朝鮮」に関する情報は、ほぼ100パーセントがネガティブなものであり、そうした情報規制のもと、日本全土のヘイトを集めています。

 

このような環境に放り込まれた在日コリアンは、如何にして生きるか、学生たちは日々苦悩しています。

 

 

 

 

ここでも述べられているように、リアル/ネット問わず、常に逃げ場のない環境で、学生たちは追い詰められています。

 

考えてみて下さい。

 

我々日本人が、どこかの知らない国で「日本人はクズだ。ゴミだ。密入国者だ」と言われ続け、煽情的な報道で国家までも侮辱され続けたら、一体どのようになるか。

 

これは新たな「同化政策」であると、私は思います。

 

戦前に、徹底的なまでに「朝鮮」を貶め続けてきた日本ですが、それは現代においても変わらず。北朝鮮や韓国を敵視する態度は、まさに「戦前の焼き回し」でしょう。付け加えれば、そこに「日本の宗主国アメリカ」が加わってきますが、前者の構造は変わりません。

 

 

こうした状況が長く続き、実際朝鮮学校全体の「生徒数」は減少傾向にあります。

 

 

もちろん日本の少子化問題とも関係がありますが、残酷な話、このまま行けば朝鮮学校は「消滅」するでしょう。

 

 

 

このような現実を前にして、有効な手立ては確立されておりません。

 

少なくとも、日本の異常な「嫌朝主義」が、それに拍車をかけているのは言うまでないでしょう。

 

 

そんな中、舞台は横浜の朝鮮初級学校(小学校)に移ります。

 

朝鮮学校自体は、幼稚園から小学校・中学校そして高校・大学まで、一環した教育体制があります。それを運営しているのは、前の記事でも示した通り、父兄の方々の月謝や、施設貸出費、サンゴンイン(在日経済人)をはじめとする、数々の在日コリアンや支援者の寄付金で成り立っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの未来のためにも、朝鮮学校が存続することを切に望みます。