実際、朝鮮学校に子どもたちを送る親御さんたちは、どのようなご意見なのでしょうか。

 

報道の中で紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

いくら述べても文句を言う人は沢山います。「なぜあんな洗脳教育を受けさせる学校に子どもを連れて行くんだ。やっぱり洗脳されているからだ!」と騒ぐでしょう。

 

逆に考えれば、そこまで迫害されている場所に、自分たちを愚弄されても子どもたち送る親御さんたちの覚悟を感じます。朝鮮人の言語や文化、かつて奪われた大切なものを取り戻す場所に、未来の子どもたちのために、尊厳ある人間として生きていくために、朝鮮学校は存在するのです。

 

歴史実情も知らずに、「プロパガンダ」とひとつレッテルを貼って論破した気になる人は、この日本には腐るほどいます。現にツイッターでは、そのような文言で溢れかえっておりますし、論理よりも「朝鮮学校憎し」で、ツイートを連発している下衆な連中の方が、この国では圧倒的マジョリティなのです。

 

そうした認識の偏向を前にして、学生たちの将来はどうなるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで生徒たちの未来は大きく分かれます。

 

 

日本の大学専門学校に行く子たちと、そのまま朝鮮大学校に進んだり、就職留学などなど、境遇はさまざまです。殊に「朝鮮学校」の環境に慣れ親しんだ学生たちは、社会の状況が逼迫しているだけに、日本の学校がいかなるものかについての不安を抱えています。

 

 

 

ぶっちゃけ、拉致事件が発覚した00年代初期のごろにおける友人の話を聞いたところ、朝鮮学校を取り巻く環境は最悪でした。児童に対する暴行や嫌がらせは日常的で、長い間、集団下校を余儀なくされました。もちろん、それ以前の90年代には、テポドン騒動などなど、忌まわしき『チマチョゴリ切り裂き事件』などが想起され、朝鮮学校の「第二校服」である女子ブレザーが導入された理由でもありました。

 

そして現代も、こうした状況は改善されぬまま、早20年以上の歳月が過ぎ、日本社会の抱える『闇』のひとつとして、多くの人々の共有されています。