‐<追記あり>意外と偏向していなかった！日テレの『朝鮮学校』特集その１０‐

シリーズも１０回目になりましたが、これで最後になります。

日本社会において、「朝鮮学校は謎の組織」「金一族や北朝鮮を崇拝するヤバい場所」という認識がまかり通っている中、今現在の学生たちは何を思うのか。

まさに彼女がおっしゃる通りでしょう。

そもそも日本における「増朝感情」はどういうものか。それは近視眼的な認識で作られた北朝鮮に対する眼差し、歴史学的な経緯や学術的思考によらず、感情の奴隷と化した愚者たちが作り上げた一面的認識に過ぎません。その文脈の中で「朝鮮学校」というものが語られ、そうした根本的における「無知」が、今の日本社会を覆いつくし、まことに暗澹たる世界を作り上げていると言ってよいでしょう。

おしまいに、今回の特集に尽力してくださった朝鮮学校の関係者、日テレの現場クルーの皆さま方に、感謝の念を伝えたいと思います。

昨今では、TBS(あさチャン／ビビット)などの他局をはじめ「在日コリアンの北朝鮮離れ」や「平昌オリンピックにおける南北融和」に関する冷や水を浴びせる内容ばかりで、その根底にあるのは、やはり政治的な物事であり、『日米韓』という一つのイデオロギーのもと、北朝鮮や中国、ロシアなどを敵対視する姿勢があって、最近のアメリカの「核態勢の見直し」もそうですが、一つの巨大な国が影響力を振るい、経済・政治・文化・軍事を独占することは、果たして健全なことなのか。

民主主義という価値観を飛び越え、アメリカの「第一主義」が戦後からずぅっと引き継がれる中、日本は主権を奪われ、米軍に財産を献上しつづけ、自国民が殺されようとも、ただ指をくわえて眺めるしかない情けない現実。また巷では「愛国保守」を自称する輩どもが、いたる所であらわれ、憎北朝鮮、反中国、嫌韓国を叫び、アメリカの属国を善き事とする買弁右翼に支配され、偽りのリアリズムのもと、朝鮮学校に対する「弾圧」も、今の今まで容認され続けてきたのです。

そんな中、昨日韓国の平昌にて、冬季五輪の開会式が行われました。

※画像はかっちんさんのブログより