本シリーズ記事

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8①‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8②‐

 

 

 

大韓民国(韓国) 国旗

 

http://freesozai.jp/itemList.php?category=nation_flag&page=ntf_125&type=sozai

 

 

シリーズ記事

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その1‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2①(日本に住む『朝鮮族』とは何か)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2②(在日コリアンは朝鮮半島を如何に見るか)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2③(ハンギョレの意識)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その3(かっちんブログより)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その4(嫌韓・憎朝が取り巻く日本社会)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その5(ウリハッキョを迫害する日本政府)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その6(高校無償化『九州裁判』の行方)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その7(日本で唯一『慰安婦の歴史』を教える場所)‐

 

 

【関係記事】

 

‐ウーマン村本さん、やっぱりすごいな‐

 

‐韓国KBSが朝鮮学校(ウリハッキョ)の無償化闘争をドキュメンタリーで放送‐

 

‐『아이들의학교』アイ(子ども)たちの学校(ハッキョ)‐

 

 

【朝鮮学校(高校)授業料無償化における政治と司法の動き】

 

‐最高裁における朝鮮学校の補助金不交付「妥当」の判決‐

 

-それでも我々は北東アジアの家族である-

 

‐東アジアの今とこれから その13(『恥ずべき歴史』の認識すること)‐

 

‐朝鮮学校「無償化除外」から考える 在日コリアンの『二重国籍論』‐

 

‐東京朝鮮中高級学校無償化の行方‐

 

‐「国家によるいじめ」なら、国家を巻き込めばいい‐

 

‐国益を損ね、『アイデンティティ・ポリティクス』を加速させる日本‐

 

‐『THE MANZAI』ウーマンラッシュアワーの「朝鮮学校ネタ」について考える‐

 

‐ウーマン村本大輔さんと朝鮮学校の関係(なぜ漫才で取り上げたのか)‐

 

 

【北東アジアの戦後史】

 

‐シリーズ 日韓会談反対闘争の展開とその歴史的役割 その21(日本の政治運動の問題点)‐

 

‐新シリーズ・朝鮮統一と日本を考える 最終章(日本自主化のプロセスと東アジアの平和樹立)‐

 

‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐

 

‐シリーズ『日米同盟』の正体 最終回(米日韓の断ち切れぬ軛)‐

 

 

【在日コリアンの国籍問題】

 

‐韓国メディアが語る在日コリアンの国籍問題 その1‐

 

‐韓国メディアが語る在日コリアンの国籍問題 その2‐

 

‐韓国メディアが語る在日コリアンの国籍問題 その3‐

 

 

【日テレの朝鮮学校特集】

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その1‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その2‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その3‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その4‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その5‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その6‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その7‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その8‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その9‐

 

‐<追記あり>意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その10‐

 

‐無知と憎悪の荒らし!日テレの朝鮮学校特集を見た日本人の反応‐

 

 

・忘れられた在日同胞 朝鮮籍を知っていますか?

 

 

[4·24 기획] 재일조선인, 그리고 조선학교 / KBS뉴스(News)

 

([4・24企画] 在日朝鮮人、 そして朝鮮学校 / KBSニュース(News))

 

https://www.youtube.com/watch?v=AXkVVWRl4pE

 

※誤訳に関しては、コメントをいただき次第、訂正いたします。

 

今回がシリーズ最後になります。

 

おさらいは、朝鮮学校の教育にしろ、時代ともの変遷により「適応」していったこと。もちろんベースには、自分たちの歴史(ルーツ)を通しての「出発点」を学ぶわけですが、それ自体、至極まっとうな民族教育の基本原則です。

 

また、かつての『思想教育(ササンキョユッ)』が無くなり、2003年の教科書改訂以後、より普遍的に、朝鮮半島全体の未来を考え、統一を願い、南北の「分断」を乗り越え、日本の平和教育と同じような「戦争をしないための教育」が、より一層強化されています。

 

しかしながら、日本の立場や体制の思惑により、不当な司法弾圧と、政府系工作員によるヘイトな言説に晒されているのが現状です。

 

 

【男性キャスター 12分22秒】

 

朝鮮学校をもっと知るためには、『朝鮮籍』について知る必要があります

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2①(日本に住む『朝鮮族』とは何か)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2②(在日コリアンは朝鮮半島を如何に見るか)‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2③(ハンギョレの意識)‐

 

※過去に「朝鮮族(조선족)」として解釈した記事がありましたが、正しくは「朝鮮籍(조선적)」の表記です。友人一同、皆さまに誤解とご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。

 

 

【女性キャスター 12分26秒】

 

光復(大日本帝国からの植民地解放)直後、日本政府は日本に残った我が民族を「朝鮮籍(在日朝鮮人)」の外国人として分類しました。

 

 

【男性キャスター 12分32秒】

 

韓日二ヵ国が国交正常化をした背景に、彼らは「韓国国籍」を取得することは出来ますが、朝鮮籍を維持している同胞たちも少なくありません。

 

これに関しては、日韓の戦後史を学ぶ必要があります。今まさに『日韓会談』のシリーズ記事も進行中ですが、とりわけ米日韓の支配体制の中で、在日コリアンの生き方も大きく左右され、北朝鮮に公民意識を置いたり、植民地前の朝鮮を重要視する「朝鮮籍」については、日本で暮らす上で「無権利状態」とされてきた歴史がありました。

 

(また現在の朝鮮籍のコリアンは)3万人程度だとされます。

 

 

【女性キャスター 12分42秒】

 

国籍を変えたら、南北分断を認めることに変わりがないとするからです。

 

朝鮮籍を守る同胞たちの話。チェ・ユナ記者がお届けします。

 

おそらくこれは、先に示したように、植民地化する前の朝鮮への意識を持つ「朝鮮籍」の反映でしょう。

 

とりわけ南北が分断する以前の朝鮮半島に想いをおく人たちの意識ですが、ぶっちゃけ在日コリアンの友人との話で、「韓国籍」の人でも『ワンコリア』の考えを持つ人はいるし、様々な生活要因によって変えざる得ないだけで、心まで分断を望む人は少ないとしています。

 

 

【チェ・ユナ記者 12分59秒】

 

日本横浜の朝鮮学校。在日同胞であり元Jリーガーサッカースターの安英学さんにお会いしました。

 

 

【ナレーション 13分09秒】

 

(在日出身の)Kリーグ選手が誕生した瞬間です。

 

安英学は、一月に韓国(サッカー)の競技を見て、Kリーグ選手になる夢を育てたとしています。

 

 

【安英学選手(2006年当時) 13分18秒】

 

特にイタリアに勝利したとき(2002年)は、泣きながら喜びました。

 

 

【同(2010年当時) 13分26秒】

 

(北朝鮮の)16強進出は難しいですが、というか(現時点で)絶望的でしょう。

 

(決勝Tへの)可能性はないですが、最後まで最善を尽くすプレーを見せられるよう頑張ります。

 

 

【チェ・ユナ記者 13分38秒】

 

日本と韓国、そして北韓(北朝鮮)でも活躍した安英学さんの国籍は「朝鮮籍」です。

 

(昭和天皇の日本国憲法布告の詔勅 13分48秒)

 

マッカーサー最高司令官が率いる連合国総司令部。(いわゆる)GHQ下にて、日本の新しい憲法が施行されました。

 

日本で生きる朝鮮人の「法的地位」が、「皇国臣民(日本人)」から「外国人」、すなわち「朝鮮籍」として書き換えられました。

 

朝鮮籍を表した『外国人証明書』を携帯しなくては、逮捕されたり、強制退去(国外追放)すると定めています。

 

日本に残っていた約60万人の朝鮮人たちに、朝鮮籍が付与されたとしています。

 

おそらく戦後間もないころは、在日コリアン200万以上だと思われます。

 

補足すると、敗戦後アメリカの植民地下に置かれた日本は、国内にいる朝鮮人の「処遇」について、(サンフランシスコ講和条約以後)一方的に外国人扱いし、朝鮮半島の南につくった米傀儡政権の韓国に靡く在日コリアンを、「権利」のある韓国籍で釣ったり、それに反対的な在日コリアンや北朝鮮に重きを置く人々を、「無権利」の朝鮮籍に押し込めた歴史があります。

 

詳しくは、下記のまとめにて。

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その8(在日朝鮮人の法的地位の問題)‐

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その8(朝鮮人を無国籍状態にした『日韓』の責任)‐

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その8(『韓国籍』の特権について)‐

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その9(「強制退去」と「差別化」)‐

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その10(『外人登録法』の差別問題)‐

 

‐韓国メディアが語る在日コリアンの国籍問題 その2‐

 

‐朝鮮学校「無償化除外」から考える 在日コリアンの『二重国籍論』‐

 

いくつか抜粋する形で、当時の記述を解説すると、

 

イ‐国籍・戸籍事務の「取り扱い上は、南鮮・北鮮を区別することなく『朝鮮』と記載するのが相当である」(1953年12月25日、民事五発第二◯八号民事第五課長回答)が、

 

ロ‐「外国人登録事務の取り扱い上は・・・・・・本人の希望によって『韓国』又は『大韓民国』なる呼称を採用してさつかえない」(1950年2月23日、民事甲第五五四号通達)

 

ハ‐しかし、右「通達の趣旨は単なる用語の問題であって、実質的な国籍の問題とは全然関係ない」(1950年8月15日、民事甲第二一七七号通達)というわけです。

 

『アジア・アフリカ講座 日本と朝鮮』第3巻 勁草書房より

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その8(朝鮮人を無国籍状態にした『日韓』の責任)‐

 

つまり、在日朝鮮人の法制上の地位は、サンフランシスコ講和条約締結以前まで「日本国籍を有する」が、それ以後「日本の国籍を失い」、「朝鮮国籍の回復する」としたが、この時点で「朝鮮」とは単なる「用語」にすぎず、「国籍」ではないとする、まったく意味不明で無責任極まりない状態になってしまいました。

 

それをはっきりさせるために、くだんの『日韓会談』で話をする寸法でしたが、これには北朝鮮を除外する「日韓の独断」であったことは言わずもがな、いたずらに問題を複雑化させました。

 

 

【安英学在日同胞 14分31秒】

 

(外国人)『登録証』に、「朝鮮」という(一種の)記号とするのでしょうか?

 

(厳密な意味での)国籍ではなく「朝鮮」。

 

一端(記述上では)国籍は「朝鮮」と書かれていますが、その「朝鮮」という国は存在せず、事実上複雑な「朝鮮籍」の問題です。

 

安選手がおっしゃるように、この問題は本当に頭が痛くなるほど複雑だ。

 

‐シリーズ こうして「在日」は生まれた その8(『韓国籍』の特権について)‐

 

こちらで「韓国籍」を拒否する在日コリアンに対して、「無国籍扱いする」と日本政府は恫喝しており、今も日本政府は、建前上北朝鮮を「国家」として認めておらず、現在ある「朝鮮籍」なるものは、ある種の宙に浮いた存在というか、ある意味では「北朝鮮国籍」だったり、はたまた「韓国籍以外のコリアン」を証明するものとして機能している。

 

 

チェ・ユナ記者 14分54秒】

 

1965年、韓日修好協定(日韓協定=いわゆる日韓会談の合意)以後、韓国国籍「選択」の道も開けましたが、安英学さんは依然として「朝鮮籍」を維持しています。

 

 

【安英学在日同胞 15分8秒】

 

母も兄も皆、韓国籍へ変更しました。(でも)私は変えたくはありません。「朝鮮籍」として、不便なく生活できる日が来ると信じていますし、そういう日が来ることを、期待しています。

 

 

チェ・ユナ記者 15分29秒

 

「朝鮮籍」の同胞たちは、韓国政府から旅行証明書を発給してもらわなくてはならず、日本から違う国へ行くときは、日本法務省から再入国許可証を貰わなくてはなりません。

 

 

【安英学在日同胞 15分43秒】

 

あまりにも、朝鮮(北朝鮮)のパスポートを見たり、はたまた再入国許可書があるのですが、それを見ながら、やはり(それを)見たことがない職員もいるわけです。(韓国)税関の職員だとか。「これは何ですか?」というわけで、「少し待ってください」という形で待機をしなくてはならないわけです。そういうときは。またこれが長くかかるわけです・・・。

 

 

チェ・ユナ記者 16分06秒】

 

韓国入国を拒否されたこともありました。

 

 

【安英学在日同胞 16分13秒】

 

(Kリーグ時代の同僚が)“結婚することになりました。ぜひ来てください”と、招待状が届いて、だから、すぐに行かなくてはならないじゃないですか。そして韓国大使館へ行って申請をしたのですが、(彼からの)招待状も提示したのですが、結局は(ビザ)発給が、何日後に通達がきて、今回はビザ発給が「拒否」されましたと、その『理由』は明らかにされませんと、(たずねても)「お答えすることはできない」と・・・。

 

 

【チェ・ユナ記者 16分40秒】

 

2017年引退後、安英学さんは選手であり監督として、統一サッカー大会に参加しました。別名『CONIFA』と呼ばれるこの大会は、FIFAに加入できない47個の未承認国家と、少数民族が参加する祝祭です。

 

The Confederation of Inependent Football Associations 通称CONIFA(コニファ)とは、FIFA非加盟のサッカー協会が所属する国際サッカー連盟です。 ... 加盟メンバーであるサッカー協会とそこに所属する人々の発展を助け、成長に寄与する。

 

『日本語 – CONIFA』より

 

『UKJ(UNITED KOREANS IN JAPAN)』、すなわち『日本の統一コリアン』という意味で、堂々と競技場を駆け抜けました。

 

 

【安英学在日同胞 17分09秒】

 

サッカーを通じて、人と人との間に『橋』を置く。人と人とをつなぐ。そういう理念がありました。それは、私が生きて、サッカー選手として常に念頭にあったし、自分自身の『理念』でもありました。だから、すぐに大会に行かなくてはならないと、私たち在日コリアンを全世界に知ってもらいたかったので。

 

 

【チェ・ユナ記者 17分36秒】

 

ソウルで大学生たちを教える、チョ・ギョンイさんも在日同胞です。

 

小中高学窓時代を過ごした朝鮮学校で、(民族としての)共同性の意識や全体性(共通理解)を固めることが出来たとおっしゃられます。

 

 

【チョ・ギョンイ 聖公会大 東アジア研究所 助教授 17分51秒】 

 

(朝鮮学校の)特徴として見たとき、ものすごく『共同体』としての性格が強かったです。事実、朝鮮学校出身者たちは、その「全体性(共通理解)」の確立という側面から、自尊心というか、そういうものが、安定的に育まれるわけです。

 

 

【チェ・ユナ記者 18分14秒】

 

日本の地で生きようとも、自身のプリ(根っこ=ルーツ)を学ぶ学生たち。

 

しかし朝鮮籍在日同胞たちに、故郷の地を踏むこと自体は、容易なものではありません。

 

 

【チョ・ギョンイ 聖公会大 東アジア研究所 助教授 18分28秒】

 

(私が韓国へ入国した)一回目は、人道的観点から“そうですか。では韓国へ訪問して下さい”という、こうやって出しますよと、旅行証明書も提出してくれたのですが、2回、3回にかけて(渡航)申請をすることになったら、(入国目的に関する)厳しい質問だとか、理由書・事由書を書く過程で、そのプロセスの途中で韓国訪問をあきらめてしまうケースが多いわけです。

 

 

【チェ・ユナ記者 18分50秒】

 

(そうした)問題が持続する中、朝鮮籍在日同胞たちは、韓国政府へ入国過程の単純化、(ビザ)発給期間の縮小などを、地道に要求してきました。

 

 

【チョ・ギョンイ 聖公会大 東アジア研究所 助教授 19分02秒】

 

今は多く変わっているでしょう。新しい規定も形成され、規定自体も改善されて、現在は多くの人が(ビザ)申請すれば、いったんは発給されると聞いています。まだ、試験段階ではありますが。

 

 

【チェ・ユナ記者 19分22秒】

 

過去2017年、文在寅大統領の光復節(大日本帝国からの植民地解放)慶祝祭。

 

 

【文在寅大統領 19分29】

 

在日同胞の場合、国籍を問わず人道上の観点から故郷訪問を正常化いたします。

 

 

【チェ・ユナ記者 19分39秒】

 

(韓国)外交部は、『南北の窓』(KBS)の質問に、「朝鮮籍の在日同胞は合法的な登録手順を経るならば、大韓民国国籍として認められ、また円滑な祖国訪問をサポートのため努力している」と回答しました。

 

しかし、民団系民族学校(韓国学校)に限られ、朝鮮学校は支援対象ではないと明らかにしました。

 

 

【チョ・ギョンイ 聖公会大 東アジア研究所 助教授 20分02秒】

 

実際これらの出来事は、『韓半島(朝鮮半島)全体』に直結したものであり、南北の分断体制に繋がった問題なので、朝鮮籍の同胞たちを、どのような人間たちなのかと「規定」するのではなく、事実、韓半島(朝鮮半島)と日本、在日同胞の『歴史』を知っていく中で、歴史を少しでも振り返ってみれば、おのずと自分たちの問題として、考えられるのではないかと思います。

 

 

【チェ・ユナ記者 20分37秒】

 

「制度」に生かされるな(←字幕すらなかったので誤訳だと思います)

 

朝鮮籍を守っている在日同胞たち。

 

南も北も自分たちの『故郷』であり『祖国』であると、同胞たちの「叫び」に、(私たちは)耳を傾ける必要があると思います。

 

 

・『歴史』こそ難題(アポリア)を解決するカギである

 

動画の最後で、チョ助教授がおっしゃられていたように、当事者たちの『歴史』を知ること、それは、物事のはじまりを理解する中で、複雑すぎる国際・社会問題を知る手がかりになると思います。

 

‐シリーズ 日韓会談反対闘争の展開とその歴史的役割 その21(日本の政治運動の問題点)‐

 

‐新シリーズ・朝鮮統一と日本を考える 最終章(日本自主化のプロセスと東アジアの平和樹立)‐

 

‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐

 

‐シリーズ『日米同盟』の正体 最終回(米日韓の断ち切れぬ軛)‐

 

戦後における米日韓の支配者たちが、一方的に自分たちで「取り決め」を行い、真っ先に在日コリアンはその被害者となった。

 

 

・GHQ戦後処理のまずさ

 

脱力の「ひまわりJAPAN」、被害者面を始めた歴史修正主義者たち

 

拙ブログでは、いろいろな記事でこのことを述べているが、物事の起点はここにある。

 

天皇は生き残った、薩長閥は生き残った、それに基づく体制は維持され続け、その「返しきれない借り」を作ったのは、文字通りアメリカである。

 

もちろん「邪」な目的でそうした。

 

反共の一言で、やることなすことを全て正当化し、日韓をそれぞれを軍事基地として利用し、こうした不条理な関係による「影響」は、政治や経済含め、我々の生活に直結する。

 

在日コリアンの問題は、それ自体とても深刻だが、数多くある問題のひとつに過ぎない。

 

そして私たちは、こうした『歴史』を通じて、今いる自分たちの「立ち位置」を客観的に知り、目指すべき未来への展望を探す努力をしなければならないのです。

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画 『[4·24 기획] 재일조선인, 그리고 조선학교 / KBS뉴스(News)』

 

https://www.youtube.com/watch?v=AXkVVWRl4pE

 

・友人の翻訳協力

 

・『アジア・アフリカ講座 日本と朝鮮』第3巻 勁草書房

 

・Cluttered talk blab blab blab 『脱力の「ひまわりJAPAN」、被害者面を始めた歴史修正主義者たち』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12410753383.html

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

ブログランキングに参加しております。

皆さまのご支援が頂けるとありがたいです

(下のバナーをクリック)

 

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村