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・今解き明かされる 『この国に生きる人びと』の意味
https://www.youtube.com/watch?v=KjJ-ctAqpRY
神戸市三ノ宮の街頭演説は、個人的に「神回」であったと思います。
質問者も、それに応える代表も、双方が本質に迫る弁を用いて、あっという間の3時間でした。
『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 神戸市三ノ宮 2019年12月3日』
https://www.youtube.com/watch?v=KjJ-ctAqpRY
殊に、動画1時間43分35秒以後より、一人の質問者の方が、とあるクエスチョンを投げかけられた。
“山本代表は、いつも国民という言葉を使わずに、「この国に生きる人びと」というのか”
このフレーズには、私自身も気になっていました。
普通の政党なら、「有権者」である国民のみ関心が振られるのが常だ。
しかし、山本代表は、あえてそうした表現を使わず、もっと広い範疇で物事を捉え、その意味を打ち明けられた。
“この国で生きているのは、日本人(国民)だけではない。
戦前には、日本人として「認められ」、同じ「臣民」としていたにも関わらず、戦争がおわれば、もはや日本人とは「関係ない」立場にされてしまった方々、悲しい戦争の歴史の中で、強制的に連れてこられたり、さまざまなお立場の方がいらっしゃって、二代・三代となって、日本で暮らされている方々、またそれ以外の方々、いろんなシチュエーションの方々がいらっしゃる中で、「国民」という、ひとつの括りにしてしまうのは違うのではないか”
この言葉を聞いたとき、私は「この人は本当に日本を救おうとしているのだな」と、心の底から思った。それは在日コリアンの友人も同じです。今まで、こんな政治家は見たことがないと、底知れぬ山本太郎という人物の器の大きさや、懐の深さに、どんどんと惹かれていっていると直截に述べている。
そういう意味で、太郎さんと他の候補者の「違い」を挙げるのなら、『人との距離』が圧倒的に近いこと。リベラルだろうが、そうでなかろうが、やはり表に出て来る人たちの面々は、庶民との「圧倒的な遠さ」を持っていて、どうも近寄りがたい。そういうオーラを醸しだしながら、喋られても、お勉強柄の学びしか得られないわけであって、この人は、そのような次元を超えた場所にいて、進んで一緒にお話ししたくなる、不思議な力をもっていらっしゃいます。
・複雑すぎる 在日コリアンの「境遇」
日本には、さまざまな社会問題と分断がある。
とりわけ、私たちは、そのコミュニティから在日朝鮮人や在日韓国人の歴史を、幾度の記事として提出してきました。
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2①(日本に住む『朝鮮族』とは何か)‐
※発音が同じで「朝鮮族×朝鮮籍〇」です
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2②(在日コリアンは朝鮮半島を如何に見るか)‐
‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その2③(ハンギョレの意識)‐
(前略)
2018年12月末時点で、韓国籍44万9634人、朝鮮籍2万9559人となる(「独立行政法人統計センター」2019年7月発表)。1945年(昭和20)の朝鮮籍総数は、111万5594人(法務省入管資料)だった。
(中略)
朝鮮籍の人が海外へ行くためにパスポートを取得しようとすると、韓国のパスポートは所持できないため、法務省が発行する再入国許可書をパスポート代わりにするか、北朝鮮籍ではないものの便宜上、北朝鮮のパスポートを発行してもらうという2つの方法がある。そのため、朝鮮籍=北朝鮮籍という誤認識をする人が多い。
朝鮮籍の人が海外へ出国する手続きは煩雑となる。北朝鮮や近年、入国要件が大幅に緩和された韓国へは比較的に容易に行けるものの、その他の第三国へ行くとなると、ビザなしで190近い国や地域へ行ける韓国のパスポートと違い、いちいちビザを取得する必要があり、国によっては、入国審査官が北朝鮮のパスポートを見て北朝鮮国籍と勘違いすることも珍しくないという。
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12552596415.html
ぶっちゃけ、海外の方が理解するのは難しいでしょうね。
日本人はおろか、在日コリアンでさえ、自らがすべて理解し、人に説明するのは難しいと、友人が嘆くくらいですから、行政処理上、朝鮮籍が海外旅行をする際は、お住まいの朝鮮総連の支部に行って、関係書類をあつめ、そこでDPRK(朝鮮民主主義人民共和国・北朝鮮)のパスポートを発行してもらい、いざ外国へ旅行するにせよ、そこから何ヵ月にもわたる「ビザ申請」が待ち構えています。
同 『朝鮮民主主義人民共和国と国交を結んでいる国はこちら』記事より
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12549189871.html
友人の記憶によると、自分の父がフランスでワイン関係の仕事をするとき、北朝鮮とフランスは国交がありませんので、申請の許可が降りるまで、約3ヵ月ちかくかかるゆえ、ビジネス都合上、ここ数年のあいだで韓国籍に変更されたそうです。
・分断を乗り越えて・・・
『朝鮮民主主義人民共和国・北朝鮮パスポート』 (在日コリアンの友人より)
彼自身は「朝鮮籍」であり、北朝鮮・ピョンヤンやサリウォン、その他に御親戚がいらっしゃいます。現在でも、ご帰国されたイモ(伯母さま)と、その娘であるヌナ(お姉さま)、さらにその娘さんと文通のやり取りをして、本来、高3(2009年)の『祖国訪問』(朝鮮学校)時に、無き母方の御祖父さまのお墓参りと合わせて、会う予定だったのですが、彼自身の個別的事情により、祖国訪問がかなわず、最後に行った2000年(小2)から、かれこれ20年近く会っていないそうです。
このように、在日コリアンは、自分たちの家族・親戚ですら、何らかの問題で「機会」を逃せば、なかなか面会することができず(下手をしたら数十年)、万景峰号が、安倍政権による無思慮な一方的制裁のため、もはや連絡船ですらなくなり、日朝直通ルート(新潟・元山<ウォンサン>)が断たれた今(現在は煩瑣な中国・北京ルートのみ)、分断はより加速し、生きづらい社会は、あらゆる局面において現れる。
まあ、言ってしまえば、『物事の本質』は戦後米国の「植民地」となった日本が、対米従属の朝鮮半島政策により、韓国だけにくっついて、三国の利権構造をつくったがために、朝鮮籍の在日コリアンはパージされ、今にいたるのだが。。。。
山本氏は以前、在日コリアンと差別をする側に対する深い意見を述べられた。
「ガス抜きにされる人たち」、また「そうすることを強いられている人たち」の両方を救うことしか、この社会を変えることはできないから、さらに、対外国人・対在日(コリアン)の問題を越え、正規・非正規、外国人労働者含め、「そういう社会をつくった側」への、批判の矛先を向かわせないように、実に巧妙なコントロールの立て付けになっていことへの「深い追及」が、山本代表を動かす、ひとつの原動力にもなっており、神戸・三ノ宮におけるご発言もしかり、すべての面において、太郎さんは一貫されておられる。
二十数年程度しか生きていない私ですが、ここまでの人は初めてであり、友人や私としても、外国人・日本人の別問わず、それぞれが「できる範囲」で、最大限に応援していこうと思います。
『生きててくれよ! 山本太郎 (れいわ新選組代表・全国比例) 街頭演説集』
https://www.youtube.com/watch?v=bU8eddh6qAY
<参考資料>
・Youtube動画 『山本太郎(れいわ新選組代表)街頭記者会見 神戸市三ノ宮 2019年12月3日』
https://www.youtube.com/watch?v=KjJ-ctAqpRY
・同 『生きててくれよ! 山本太郎 (れいわ新選組代表・全国比例) 街頭演説集』
https://www.youtube.com/watch?v=bU8eddh6qAY
・かっちんブログ「堅忍不抜」 『日本人の99%が知らない朝鮮籍のコト 在日朝鮮籍の人は北朝鮮人?』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12552596415.html
・同 『朝鮮民主主義人民共和国と国交を結んでいる国はこちら』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12549189871.html
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