フェリンヌのブログへようこそ!
こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
インドと言えば『インドは世界・州は国』と表現されるように、実に 多彩な民族、そして文化が存在します。
そこでインドでも日本のガイドブックにほとんど載っていない地域をご紹介します。
これまで第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』ということで、メイン会場となるアルナチャル・プラデーシュ州(Arunachal Pradesh)低ディバン・バレー県(Lower Dibang Valley)ローイン(Roing)はじめ、周辺の村々をご案内してまいりました。
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』その①はこちらへ
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』その②はこちらへ
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』その③はこちらへ
そこで、ここからは“番外編”としてこのイドゥ・ミシュミ族のレー祭を訪れる旅で 出会った他の民族をご紹介したいと思います。
今一度、下記の地図をご覧ください。
注)この地図は「India Arunachal Pradesh districts English.PNG」に一部日本語を加えています。
又、2012年以降、kurung Kumey県からKra Daadi、Tirap県からLongding、Lohit県からNamsai,
West Siang県 及び East Siang県からSiangがそれぞれ県として独立しています。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AIndia_Arunachal_Pradesh_districts_English.PNG
By Сергій Зінченко (Own work) [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons
まずは、この旅の陸路スタート及びゴール地点となっているアッサム州(Assam)のディブルガール(Dibrugarh)です。ディブルガールへは首都デリーから国内線があります。
さて、ディブルガールというアッサム州の町ですが、アッサムを流れる大河ブラマプトラ(Brahmaputra)※の上流に位置しており、雨季にはブラマプトラの川幅が 2kmにも及ぶとのことで、頻繁に洪水に悩まされます。産業としては紅茶の町として知られています。
※大河ブラマプトラ:西チベットの聖山カイラス(Kailash)標高6,638mに源流を もつヤル・ツァンポ(Yarlung Tsangpo)が、広大なチベットを東へと流れ、その東端にあるナムチェバルワ山(Namcha Barwa)標高7,782mを迂回すると、突然、南へと方向を変えてインド北東部のアルナチャル・プラーデシュ州に入ります。アルナチャル・プラーデシュ州では、名前変わってシアン川(Siang)と呼ばれ、さらに南下を続けた川はインドのアッサム州へ流れ入り、ここで名前がブラマプトラとなります。その後、ガンジス(Ganges)に合流してベンガル湾へ。全長は2,900kmです。
<チベットを流れるヤル・ツァンポ川がその東端で突然、南へ流れを変え、インドの大河ブラマプトラとなる>
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Yarlung_Tsangpo_map.png
By Background layer attributed to DEMIS Mapserver, map created by Shannon1 [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC BY-SA 4.0-3.0-2.5-2.0-1.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0-3.0-2.5-2.0-1.0)], via Wikimedia Commons
<アッサム州といえば茶摘みの風景>
ディブルガールでは、是非アッサムティをお土産に・・・
ところで、アッサム州はこれまで時代によって様々な呼ばれ方をされて来ましたが、例えば13世紀~19世紀までは、この地を支配していたタイ系のシャン族が築いたアホム王国(Ahom)の名から“アホム”と呼ばれていました。
その後、アホム王国はビルマの侵攻などを受け弱体化。さらにイギリスによるインド植民地に併合され、以降“アッサム”と呼ばれるようになります。
2006年2月27日にはアッサム州の議会が州名を公式には“アソム(Asom)”にすると宣言するも、やはり世界的にも知名度の高い“アッサム”と呼ばれることの方が多いようです。
アッサム州も、古くから様々な民族が往来したことからアルナチャル・プラデーシュ州と同じく、民族的に多様な州です。
言語的には、オーストロアジア語族、チベット・ビルマ語族、タイ語族、そして インド・ヨーロッパ語族などです。
ここでご紹介するのは、インド・ヨーロッパ語族のアッサム族が年に3回行う“ビフ祭(Bihu)”で披露される有名なアッサミー・ダンスです。
<男性の奏でるリズムの良い音楽から踊りがスタートします>
<太鼓を叩く男性とともに陽気なダンスが続きます>
<男性に続いて、アッサムの伝統的な色彩のサリーをまとった女性たちが一列になって入ってきます>
<その後、女性たちは輪になってしなやかな動きをアピールしながら踊ります>
<アッサム伝統の赤と白のターバンを巻く男性たち>
<グループダンスの中からソロのダンサーが踊りを披露>
<女性たちの絶やさぬ微笑みつられ、思わず見ている方も踊りだしたくなる雰囲気です>
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』番外編その②はこちらへ
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』その③はこちらへ
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』その②はこちらへ
第4回『イドゥ・ミシュミ族のレー祭』その①はこちらへ
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アルナチャル・プラデーシュは、ダライ・ラマ14世がチベットから亡命した際、 最初に踏んだインドの地です。
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