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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
インダス文明の真の担い手は誰か?「世界最古のトリプラ王国」①はこちらへ
インダス文明の真の担い手は誰か?「世界最古のトリプラ王国」②はこちらへ
インダス文明の真の担い手は誰か?「世界最古のトリプラ王国」③はこちらへ
その③に続き、トリプラ王国の歴史遺産をご紹介しましょう。まずはこちら↓↓
仏教寺院跡です。
場所は下記の地図にあるピラク(Pilak)です。
<インド北東部トリプラ州の地図>
注)この地図は「File:Tripura map.png」に一部日本語を加えています。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tripura_map.png
WikigringoWikigringo [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]
州都アガルタラ(Agartala)から、南へ約100km。
ここには、8世紀~9世紀頃にかけてトリプラ王国の支配下で栄えた仏教やヒンズー教の僧院がありました。遺跡の規模としては約10平方㎞とのこと。1960年代に始まった発掘はまだ続いています・・・
この遺跡で目を見張るのは、何と言っても前の看板にも書かれていますように“テラッコッタ(素焼き)”のレリーフです。建物は壁も屋根も残されていませんが、基壇部分は幸い残されています。
それではここから、ユニークなデザインも多いレリーフコレクションをご覧ください。
今から千年以上も前にに刻まれたテラコッタのレリーフ。一枚一枚を眺めながら、仏教、ヒンドゥ教という宗教の枠を超えた豊かさな発想と芸術に思わず見入ってしまいます。
ピラク遺跡には、このようにレリーフがぎっしり・・・↓
さて、ここで興味深いのは、同じ時代の遺跡として世界遺産にも登録されている バングラデシュのパハールプール(Paharpur)遺跡との類似点です。
<バングラデシュの世界遺産パハールプール仏教寺院遺跡群>
今でこそ、イスラム教が多くを占めるバングラデシュですが、8世紀~12世紀頃 まで仏教王朝として知られるパール朝の支配下にありました。ということで、パハールプール遺跡には仏教寺院遺跡が多く残されています。
つまり、トリプラ王国はお隣バングラデシュのパール朝の影響を強く受けていたと考えられるのです。
<ヒンドゥ教のヴィシュヌ神像>
↓こちらも3体の像が彫刻されていたのでしょう・・・
ということで、知られざるピラク遺跡をご紹介しました。トリプラ王国の史跡は その⑤に続きます。
インダス文明の真の担い手は誰か?「世界最古のトリプラ王国」③はこちらへ
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