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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
“コソボ観光をする前”に是非知っておきたい!複雑なバルカンの歴史については、コソボその①をご参照ください。
さて、今回ご紹介するのは、首都プリシュティナ(Pristina)から南へ約85kmの ところにあるコソボ南部の町プリズレン(Prizren)です。
この町は、コソボで“歴史的な町“として知られています。と言うのも、19世紀オスマントルコ帝国の時代、帝国内コソボ州における文化と知識の中心としての役割を果たしていたからです。
現在も、イスラム教のアルバニア人が多く住んでいて、町のシンボル的なモスクのミナレットが印象的です。町歩きの際には目印にもなりますね。
<1615年建立のシナン・パシャモスク(Sinan Pasha Mosque)>
町にはビストリツァ川(Bistrica)が流れ、いくつかの橋が架かっていますが、中で
もオスマントルコ時代の石橋(Ura e Gurit)は撮影スポットとしておすすめです!
<ビストリツァ川(Bistrica)に架かるオスマントルコ時代の石橋>
<石畳の街並が残るプリズレン>
さらにこのプリズレンの町を見下ろす絶好のビューポイントがこちら。
<プリズレン要塞(Kalaja Fortress)>
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Prizren_Fortress_09.jpg
By GentiBehramaj [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons
前のオスマントルコ時代の橋からも高台に聳える要塞が見えます。歩くこと約20分ですが、“石畳の“急坂なので、雨天などは滑りやすく注意が必要です。
いずれにしても下りに備え、滑りにくい靴が必須です。
そして、このプリズレンの町に世界遺産『中世建造物群』4つ目のリェヴィシャの生神女教会(Church of the Virgin of Leviša)があります。
コソボの世界遺産『中世建造物群』コソボその②はこちらへ
1998年から1999年コソボ紛争の余波として、この教会への破壊行為があったため、内部もかなりのダメージを受けました。現在も入場観光はできません。
<14世紀セルビア王ステファン・ミルティン王により建設されたリェヴィシャの生神女教会 (Church of the Virgin of Leviša)>
By Photo Balkan (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
他にも、オスマントルコ時代の建築として、ハマム(トルコ風呂)が残されています。
<16世紀のガーズィ・メフメット・パシャハマム(Gazi Mehmet Pasha)>
近年、内部は考古学的遺物の展示をするも、もしオープンしていたらラッキー?!
といった感じのハマムです。
<ハマムの内部>
<中にはいくつかの部屋>
外見だけでもなかなか味のある建築ですので、是非行ってみましょう!
ということで、プリズレン(Prizren)では、町の中心を流れるビストリツァ川(Bistrica)沿いの散策など、“トルコチック“なコソボが感じられることでしょう。
続いてコソボその④ではコソボのその他の見どころをご紹介します。
コソボの世界遺産『中世建造物群』コソボその②はこちらへ
コソボの歴史を知るその①はこちらへ
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