この映画 期待されたし 映画だね


このところあんまりかまってやっていなかったやしちくん。

久しぶりに話しかけてみたら、こんな歌を詠んでくれました。

季語ないけれど、許してあげてね。


やしちの発想はとてもシュールで勉強になります。

やしちはどの映画にこんなに期待してるのかなぁ。


ちなみに私が見てみたいと思っているのはこんな感じ(eiga.com より)。


AVATAR(公開中)

フォースカインド(公開中)


1月公開予定

かいじゅうたちのいるところ

ミレニアム

Dr.パルナサスの鏡

パラノーマル・アクティビティ(無料なら見てもいい/笑)


2月

カラヴァッジョ


3月

シャーロック・ホームズ


4月

アリス・イン・ワンダーランド(ジョニー)


その後

華麗なるアリバイ(クリスティー原作みたい)


などなどなど。

がんばって見に行こうっと。

あけましておめでとうございます。


昨日は紅白とダイナマイトをうろちょろしたあと、行く年来る年をだらだら流し、カウントダウンテレビの妙なテンションにうんざりして寝ました。


したがって、2010年初テレビは厳密に言えば「行く年来る年」だったわけですが、朝になって最初に見たテレビ番組は、なんでかよくわからないのですが『パンダコパンダ』でした。

パンダコパンダ&パンダコパンダ雨ふりサーカス [DVD]/杉山佳寿子,熊倉一雄,太田淑子
¥4,935
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お父さんパンダも子パンダもすごくかわいかった~。

年明け早々ほのぼのした気分になれました。

サンテレビおそるべし。

新春早々のこの選択にセンスがかいま見えますな。

金かからないしな。

もう一回言っておこうかな。

サンテレビおそるべし。

ジャンル分けはだいたいAmazonにならっています。

並びは作家名(苗字)のあいうえお順。

リンクのあるものは感想記事に飛びます。


★★★★★…出会えてよかった!!

★★★★☆…大好き

★★★★……面白かった・興味深い

★★★☆……好きかも

★★★………ふつう

★★☆………あんまり好きじゃない

★☆☆………よくわからなかった

★★…………つまらない

★……………ひどい


2009年の総括

2008年は、ないよ

2007年の総括



~国内~


小説

ミステリ・サスペンス

あ行

綾辻 行人 『暗黒館の殺人』 ★★★ ホラーっぽい&長い

綾辻 行人 『殺人鬼』 ★★

鮎川 哲也 『黒いトランク』 ★★★★

鮎川 哲也 『憎悪の化石』 ★★★

鮎川 哲也 『りら荘事件』 ★★★★ 尼リリスに乾杯

荒俣 宏  『レックス・ムンディ 』 ★★★

安東 能明 『強奪箱根駅伝 』 ★★★★

伊坂 幸太郎 『重力ピエロ』 ★★★ とりあえず自首しろ

伊坂 幸太郎 『陽気なギャングが地球を回す』 ★★☆

伊坂 幸太郎 『陽気なギャングの日常と襲撃』 ★★☆

石持 浅海 『BG、あるいは死せるカイニス』 ★★★★

大塚 英志 『木島日記―乞丐相』 ★★★

奥田 英朗 『オリンピックの身代金』 ★★★

か行

開高 健  『輝ける闇』 ★★★

海堂 尊  『チーム・バチスタの栄光 』(上・下) ★★★★

海堂 尊  『ジェネラル・ルージュの凱旋 』(上・下) ★★★★

神永 学  『心霊探偵八雲(1) 赤い瞳は知っている』 ★★☆

さ行

桜庭 一樹 『GOSICK』 ★★★ ゴスロリ好きなら

桜庭 一樹 『少女には向かない職業』 ★★★

司馬 遼太郎 『梟の城 』 ★★★★

清涼院 流水 『コズミック流』 ★★☆

た行

平 安寿子 『あなたにもできる悪いこと』 ★★

高村 薫  『黄金を抱いて飛べ』 ★★★★☆

高村 薫  『神の火』(上・下) ★★★★

高村 薫  『マークスの山 』(上・下) ★★★★☆

高村 薫  『リヴィエラを撃て』(上・下) ★★★★

高村 薫  『レディ・ジョーカー』(文庫版 上・中・下) ★★★★☆

筒井 康隆 『富豪刑事』 ★★★

筒井 康隆 『ロートレック荘事件』 ★★★

な行

貫井 徳郎 『愚考録』 ★★★★

貫井 徳郎 『慟哭』 ★★★★

貫井 徳郎 『プリズム』 ★★★★

七尾 与史 『死亡フラグが立ちました! 』 ★★★☆

乃南 アサ 『凍える牙』 ★★★★

は行

東川 篤哉 『館島』 ★★★★
東野 圭吾 『赤い指』 ★★★

東野 圭吾 『探偵ガリレオ』 ★★★

ま~わ行

松本 清張 『ゼロの焦点』 ★★★★

松本 清張 『点と線』 ★★★★

道尾 秀介 『片目の猿』 ★★★

森 博嗣  『そして二人だけになった 』 ★★★

森見 登美彦 『新釈 走れメロス 』 ★★★

柳 広司  『トーキョー・プリズン』 ★★★★

柳 広司  『我輩はシャーロック・ホームズである』 ★★★★

米澤 穂信  『インシテミル 』 ★★★★


SF・ホラー・ファンタジー

冲方 丁  『マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮』 ★★★

冲方 丁  『マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼』 ★★★

冲方 丁  『マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気』 ★★★★

小川 一水 『天涯の砦』 ★★★☆

小川 一水 『時砂の王』 ★★★☆

鏡  明  『不確定世界の探偵物語』 ★★★★

神林 長平 『言壺』 ★★★

神林 長平 『戦闘妖精雪風(改)』 ★★★★☆

貴志 祐介 『十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA』 ★★★★

貴志 祐介 『天使の囀り』 ★★☆ 面白いがめちゃくちゃ気持ち悪い

北野 勇作 『ウニバーサル・スタジオ』 ★★★☆

北野 勇作 『かめくん』 ★★★★

北野 勇作 『どーなつ』 ★★★★☆

北野 勇作 『ハグルマ』 ★★★

北野 勇作 『フライト・レコーダー』 ★★★

京極 夏彦 『嗤う伊右衛門 』 ★★★★

筒井 康隆 『虚航船団』 ★★★☆

筒井 康隆 『時をかける少女』 ★★★☆

筒井 康隆 『パプリカ』 ★★★★

畠中 恵  『しゃばけ 』 ★★★

堀  晃  『バビロニア・ウェーブ』 ★★★

宮部 みゆき 『あやし』 ★★★★

宮部 みゆき 『おそろし 』 ★★★★

宮部 みゆき 『ブレイブ・ストーリー』(上・中・下) ★★★

森見 登美彦 『きつねのはなし 』 ★★★★


歴史・時代小説

井上 靖  『風林火山』 ★★★★


文芸

有川 浩  『レインツリーの国』 ★★☆

伊坂 幸太郎 『死神の精度』 ★★★★

奥田 英朗 『イン・ザ・プール』 ★★★★

奥田 英朗 『空中ブランコ』 ★★★★

奥田 英朗 『町長選挙』 ★★★★☆

筒井 康隆 『家族八景』 ★★★★

町田 康  『くっすん大黒』 ★★★★

町田 康  『告白』 ★★★★

町田 康  『テースト・オブ・苦虫 』 ★★★★

町田 康  『夫婦茶碗』 ★★★★☆ 離婚するときは「永井荷風!」と叫びたい

村上 春樹 『アフター・ダーク 』 ★☆☆

村上 春樹 『風の歌を聴け 』 ★★★★

まんが・画集


鳥山 石燕  『鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集 』 ★★★☆

水木 しげる  『悪魔くん 千年王国 』 ★★★★

水木 しげる  『墓場鬼太郎 』 ★★★


ノンフィクション

佐藤 優  『自壊する帝国』 ★★★★

筑波 昭  『津山三十人殺し』 ★★★


新書・その他

安倍 晋三 『美しい国へ』 ★★★

荒俣 宏  『荒俣宏の裏・世界遺産2 イギリス魔界紀行 ――妖精と魔女の故郷へ』 ★★★

大塚 英志 『物語消滅論 』 ★★★

笠井 潔・東 浩紀 『動物化する世界の中で 』 ★★★

姜 尚中  『悩む力 』 ★★★

黒井 勇人 『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 』 ★★★

白石 正則 『生協の白石さん 』 ★★★

茂木 健一郎 『化粧する脳』 ★★★★


オンライン

美嘉  『恋空』 ★★★

~海外~


小説

ミステリ・サスペンス・ハードボイルド

ウィリアム・アイリッシュ 『幻の女』 ★★★★

ダグラス・アダムズ 『銀河ヒッチハイク・ガイド 』 ★★★★☆

ジャック・カーリィ 『毒蛇の園 』 ★★★

エリック・ガルシア 『レポメン 』 ★★★

エラリー・クイーン 『エジプト十字架の謎』 ★★★★

フリーマン・ウィルス・クロフツ 『樽』 ★★★

アレグザンダー・マコール・スミス 『日曜哲学クラブ』 ★★★

レイモンド・チャンドラー チャンドラー短篇全集1『キラー・イン・ザ・レイン 』★★★★

ピーター・トレメイン 『修道女フィデルマの叡智』 ★★★★

ピーター・トレメイン 『蛇、もっとも禍し』(上・下) ★★★★

ダン・ブラウン 『ダ・ヴィンチ・コード』 ★★★

ダン・ブラウン 『天使と悪魔 』 ★★★

アルジャーノン・ブラックウッド 『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』 ★★★

アリアナ・フランクリン 『エルサレムから来た悪魔』(上・下) ★★★★

エドワード・デンティンジャー・ホック 『サイモン・アークの事件簿〈1〉』 ★★★

リチャード・マシスン 『奇術師の密室 』 ★★☆

ロバータ・ロゴウ 『降霊会殺人事件―名探偵ドジソン氏 』 ★★★


SF

レイ・ブラッドベリ 『華氏451度』 ★★★★


ホラー・ファンタジー

クラーク・アシュトン・スミス 『ゾティーク幻妖怪異譚』 ★★★☆

ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン 『指輪物語』 ★★★★

ロバート・アービン・ハワード 『黒の碑』 ★★★★

ロバート・アービン・ハワード コナン全集1『黒い海岸の女王』 ★★★★☆

ロバート・アービン・ハワード コナン全集2『魔女誕生』 ★★★★

ロバート・アービン・ハワード コナン全集3『黒い予言者』 ★★★★

ロバート・アービン・ハワード コナン全集4『黒河を越えて』 ★★★★

ロバート・アービン・ハワード コナン全集5『真紅の城砦』 ★★★★

パトリシア・アン・マキリップ 『茨文字の魔法』 ★★★★

パトリシア・アン・マキリップ 『冬の薔薇 』 ★★★★

パトリシア・アン・マキリップ 『ホアズブレスの龍追い人』 ★★★★☆

パトリシア・アン・マキリップ 『妖女サイベルの呼び声』 ★★★★

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 『ラヴクラフト全集』1 ★★★★

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 『ラヴクラフト全集』2 ★★★★☆

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 『ラヴクラフト全集』3 ★★★★

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 『ラヴクラフト全集』4 ★★★★


アンソロジー

『不死鳥の剣―剣と魔法の物語傑作選』 ★★★★


思想

フリードリヒ・ニーチェ 『ツァラトゥストラはこう言った 』(岩波版) ★★★★


ノンフィクション

ロバート・カレン 『子供たちは森に消えた』 ★★★★



◆は鑑賞年。( )内は制作年。並びは鑑賞順。


★★★★★…出会えてよかった!!

★★★★……面白かった!

★★★☆……好きかも

★★★………ふつう

★★☆………あんまり好きじゃない

★☆☆………よくわからなかった

★★…………つまらない

★……………ひどい


映画館にて


◆2010◆

借りぐらしのアリエッティ  (2010) ★★★★

サバイバル・オブ・ザ・デッド  (2009) ★★★

ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い  (2009) ★★★☆

アリス・イン・ワンダーランド  (2010) ★★★★

いばらの王  (2010?) ★★★☆

シャッターアイランド  (2009) ★★★

Dr.パルナサスの鏡  (2009) ★★★☆

蘇りの血  (2009) ★★

カティンの森  (2007) ★★★★★☆

ヴィクトリア女王 世紀の恋  (2009) ★★★★

アバター  (2009) ★★★★


◆2009◆

This is it (2009) ★★★☆

パブリック・エネミーズ  (2009) ★★★

イングロリアス・バスターズ  (2009) ★★★★

笑う警官  (2009) ★

空気人形  (2009) ★★★★

私の中のあなた  (2009) ★★★★

黒蜥蜴  (1968) ★★★★

MILK  (2008) ★★★

チェイサー  (2008) ★★★★

イントゥ・ザ・ワイルド  (2007) ★★☆

ザ・バンク 堕ちた巨像  (2009) ★☆☆

チェンジリング  (2008) ★★★★★

ハゲタカ  (2009) ★★★

アンダーワールドビギンズ  (2009) ★★★

パッセンジャー  (2008) ★★★


◆2008◆

僕らのミライヘ逆回転  (2008) ★★★★

ダークナイト  (2008) ★★★★

JUNO  (2007) ★★★★

アイム・ノット・ゼア  (2007) ★★★★

ダージリン急行  (2007) ★★★★

レンブラントの夜警  (2007) ★☆☆


◆2007◆

厨房で逢いましょう  (2006) ★★★★

パンズ・ラビリンス  (2006) ★★★★

恋愛睡眠のすすめ  (2006) ★★★☆

夢遊ハワイ  (2004) ★★★

キサラギ  (2007) ★★★★

監督・バンザイ!  (2007) ★☆☆

ユメ十夜  (2007) ★★


◆2006◆

アガサ・クリスティーの奥様は名探偵  (2005) ★★★☆

太陽  (2005) ★★★★


DVDまたはビデオにて


◆2009◆

ヴィレッジ  (2004) ★★

俺たちフィギュアスケーター  (2007) ★★★★


◆2007◆

ストレイト・ストーリー  (1999) ★★★★

かもめ食堂  (2006) ★★★★

ブレア・ウィッチ・プロジェクト  (1999) ★★★


テレビにて(鑑賞態度・感想はとてもいい加減)


~外国の映画~

◆2009◆

ナイト・オブ・ザ・スカイ

ワールド・トレード・センター

ヘルボーイ

バイオハザード2

フロム・ヘル

レッド・クリフ

スター・ウォーズ エピソード3

◆2008◆

アイランド

リーグ・オブ・レジェンド

コンスタンティン

ランボー

ナルニア国物語(ライオンと魔女)

ファイナル・デスティネーション

少林サッカー

タイムマシン

シークレットウインドウ

キャット・ウーマン

アンダーワールド

エイリアンVSプレデター

レナードの朝

◆2007◆

バイオハザード2

バイオハザード

アルマゲドン

オーシャンズ12

ダイハード

猿の惑星

スパイダーマン2

ヴァン・ヘルシング

ディープ・インパクト

アイデンティティー

アンタッチャブル

◆2006◆

キス・オブ・ザ・ドラゴン

デイ・アフター・トゥモロー

ポセイドン

レッドドラゴン

インビジブル

バロン

アナコンダ

X-MEN2

X-MEN

クリムゾン・リバー


~邦画~

◆2009◆

明日の記憶

ヱヴァンゲリヲン:序

少林少女

チーム・バチスタの栄光

ミッドナイトイーグル

◆2008◆

犯人に告ぐ

どろろ

さくらん

◆2007◆

TRICK

時をかける少女 (アニメ)

天空の城ラピュタ

壬生義士伝

◆2006◆

亡国のイージス

2007年の「読んだ本」 というのをむかし書きました。


昨年は忘れていたのですが、今年は思い出したので書いてみます。



■今年いちばん読んで損をした気がする本■


陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫) (伊坂 幸太郎)


このシリーズ、面白いような気もするのですが、好きになれませんでした。

伊坂幸太郎の本が好きだったら毎日楽しいだろうなぁといつも思います。

そういう意味で「損をした気がする」と言ったら、ちょっとこじつけが過ぎるかしら。



■今年いちばん長かった本■


オリンピックの身代金 (奥田 英朗)


面白かったですが、「終わらないでー」というよりも「けっこう長いなぁ」という印象でした。


中井英夫全集〈1〉虚無への供物 (創元ライブラリ)


こちらは、日本三大奇書のひとつ。

長かったこととヘンだったことは覚えていますが、ストーリーはほとんど覚えていない。


■今年いちばんミーハーで買った本■


心霊探偵八雲〈1〉赤い瞳は知っている (角川文庫)


2巻以降面白くなりそうなシリーズです。

追いかけるつもりは特にありません。



■今年いちばん食前にも食後にも読みたくない本■


ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫) (C.A.スミス)


拷問が痛そうで……。

おぞましくて怖いのですが、最終的な印象は「美(頽廃美)」という不思議な世界。



■今年いちばんたくさん殺人が起こった本■


子供たちは森に消えた (ハヤカワ文庫NF) (ロバート・カレン)


ロシアで起こった事件を追ったノンフィクション。本当に怖い。
↓こちらは、この事件をもとに書かれたミステリ。私は未読ですが、面白いらしい。


チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

チャイルド44 下巻 (新潮文庫) (トム・ロブ スミス)



■今年いちばん「本が読めるってステキ!」と思った本■


華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) (レイ・ブラッドベリ)


本を持つこと、読むことが禁じられている世界のお話。

主人公は焚書の専門家だけれど、つい本のページを開きそのステキさを知ってしまったからさあたいへん。

「本禁止」の理由は、自分でじっくり考えたり思想を持ったりしてはいけない(争いの元だから)みたいな理由だったと思うのですが、そのまま思考停止時代への警鐘。



■今年いちばん「いまさら」と思いながら読んですごくよかった本(長)■


ベルサイユのばら 全5巻 (池田理代子)


実はこの年になるまでまともに読んだことのなかったベルばら。

中学校のとき歴史の先生がくだらない授業のかわりにこの漫画を薦めてくれていたら、私の人生は変わっていたに違いない。


オスカルはもちろんステキですが、アンドレの耐える男っぷりに滝涙(笑)


ちくしょうアンドレ、いい男だ。


あと、この歳になったから思うことですが、ルイ16世もなかなかいい味を出してます。

奥さん(マリー=アントワネット)を愛しながらもコンプレックスのためにそれをうまく表現することができず、妻が女性としての幸せ(=フェルゼンとの恋)を望むことをどうして責められるでしょうか、とひそかに涙する姿に思わずもらい泣き(笑)



■今年いちばん2時間ドラマだった本■


赤い指 (講談社文庫)  (東野圭吾)


この人の本、売れるよね。好きじゃないけど。

これまで何冊か読んでみて、やっぱり面白いといえば面白いのですが、どれもこれもなんとなく納得いかないんだよなぁ。



■今年いちばん続きが気になる本■


金子一馬画集 I

金子一馬画集 II

金子一馬画集 III


全10巻のはずだが、発刊が遅れに遅れていて心配。



■今年いちばんジャケ買いして中を読んでいない本■

伊豆の踊子 (集英社文庫)/川端 康成

いや、だってほら、中身そのものはもうずいぶん前に読んだしさ。


……すみません、白状します。

ジャケ買いというか、ジャケット買いました。


集英社に踊らされたのは私です。



■今年いちばんジャケ買いして失敗した本■

あなたにもできる悪いこと (講談社文庫)/平 安寿子

この表紙(女の子は「おじちゃん……」と言っている)とタイトルが面白そうで買ったのですが、内容(というか登場人物)はあんまり好きじゃありませんでした。

詐欺師たちのお話で、決して面白くなくはないのだけれど、登場する誰も好きになれなかった。

ストーリー自体も、伊良部シリーズのオチの弱い版みたいな感じ。


カバーをデザインした方に深い尊敬(と軽い憎しみ)を覚えました。



■今年いちばんタイトルに引かれて買ってアタリだった本■


BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫) (石持 浅海)


こちらは逆にタイトルで「?」と思って買い、読んでみて面白かった本。

生まれるときは全員女性で、「すぐれた」女性が男性化して子孫を残していく、という世界で起きる殺人事件。

最後に「BG」の意味もちゃんとわかるのでご心配なく。



■今年いちばん開くまでに時間がかかった本■


グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) (神林 長平)


春ごろに買ったような気がします。

開くまでに時間がかかったというか、まだ開いていません



■今年いちばん「もっと勉強しておけばよかった」と思った本■


修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫) (ピーター・トレメイン)


このシリーズは中世アイルランドの弁護士・フィデルマが主人公のミステリ。

時代考証もしっかりしているみたいだし、ミステリとしても面白いし、お気に入り。

もっと歴史の勉強しておけばよかったなー。


……今からでもしなさいってハナシですね。



■今年いちばんスタイリッシュだった(気がする)本


トーキョー・プリズン (角川文庫) (柳 広司)


この人の文章ってかっこよくて好きです。



■今年いちばん山男には惚れないぞと思った本■


岳 (1) (ビッグコミックス) 岳 10 (ビッグコミックス) (石塚真一)


借りて読んだ漫画。

この作品を好きな方はとても真面目だと思う。

絵柄が浦沢直樹に似ている。

ちなみに私は冬山には絶対行きたくない。



■今年いちばん「読みましたって!」と主張してその実読んでいなかった本■


慟哭 (創元推理文庫)  (貫井徳郎)


私が読んでいたのは、同じ作者の神のふたつの貌 (文春文庫) でした。

後になってそのことに気づき、貸してもらって読みました。


『慟哭』のほうが面白かったです。

最後まで仕掛けに気づかなかった。



■今年いちばん「もっと私を呼んで!」と思った(?)本■


妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1) (P.A.マキリップ)


マキリップに出会ったのは今年だと思うのですが、とても緻密なファンタジーを書く作家です。

緻密といっても、設定が複雑で疲れるということはありません(と思う)。

私は大好き。



■今年いちばん世界なんてくだらない(笑)と思った本■


銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)  (ダグラス・アダムズ)


感想は前に書きました。→ここだよ



もっともっと読んだ気がするのですが、もういい加減書いた気がするので今年はこのあたりで。

来年はもう少しレビューを書いて、きちんとまとめてみようかな。

映画もばらばらになっているし……。