寒いですね…。

受験生のみなさん、がんばってください。



『レナードの朝』を見ました。

いきなりテレビで流れていたのです。



レナードの朝

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監督:ペニー・マーシャル
出演:ロバート・デ・ニーロ,ロビン・ウィリアムズ



原題は Awakenings となっていますね。目覚めってことかしら。

複数なので、たくさんの目覚めがあったってことですかね。

で、邦題は『レナードの朝』です。印象に残る、うまい訳だと思います。

ちなみに、レナード役がデ・ニーロで、ロビン・ウィリアムズはお医者さん。


レナードをはじめ、嗜眠性脳炎の患者たちに、パーキンソン氏病向けの新薬を投薬したところ、30年の間動かず話すこともなかった患者たちが「目覚める」のだけれど、だんだんと薬が効かなくなってきてしまう、というお話です。


こう書いちゃうと実もフタもないのですが、感動的なお話でした。

デ・ニーロのレナードがとても切ないんです。


これは、実話に基づいたお話なのだそうです。

嗜眠性脳炎というのは、原因はまだよくわかっていないようなのですが、ディプロコッカスとかっていう細菌に感染して発症するんじゃないかっていわれてるんだそうです。

これにかかると、パーキンソン氏病に似た症状が出るそうで、1920年代に世界中で流行したそうです。

(その後は流行はないようですが、根絶されたわけではないんだって。)

↑このへんは、英語のウィキペディアを見たので、読み間違ってるかも…。違っていたら教えてください。


この「目覚め」というのが、彼ら患者のつかの間の目覚めであり、また彼ら自身が彼らを取り巻く人々にもたらした目覚めでもあるのでしょうね。

生きているというのはすばらしいことなんだって、気づかせてくれる。


どちらかというと、ちょっとしんどい映画でしたが、見てよかったです。

役者がよかったとか(いいに決まってるんですが)、そんなこと言いたくない映画です。



原作本はこちら。写真がない。

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