夢遊ハワイを見てきました。
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台湾の映画です。
監督シュー・フーチュン。主演はトニー・ヤン。
青春映画。
若いです。
でも、どっかで見たような気もする。
それが別の映画なのか、自分がどこかで見た日常の風景なのかよくわからない。
若いってこうだよな、という映画。
勝手でバカで楽しくて。
1日がひたすら長いです。
夏はひたすら暑いです。
結末は思ったとおりの現実です。
感想らしい感想は特にありませんが、波打ち際で走り回ってみたい気分になる。
じんわりほろ苦い懐かしさがありますよ。
めいっぱい楽しんだりヒドイ目に合ったり悲しんだりしている彼らの夏が、確実にすぎさっていっているのがわかります。
若いときって、しょうもないことで大笑いしたり、意味のないことを繰り返してみたり。
純粋でずるくて、他人のことなんか考えてない。若いってそういうことなのかもしれないね。
まあ、現役で若い方も、兄ちゃんのカッコよさに感動できるんじゃないでしょうか。
映画が終わったあと、後ろの席のお姉さんが「台湾の俳優好き~!」と言ってました。
若いけれど、好感の持てる俳優さんでしたよ。
個人的には、(映画館のせいかもしれないけれど)テーマのわりに異常にうるさい映画というふうに感じました。
もっと静かなのが好きだな。無音のシーンがもっとあってもいいのに。
というわけで、こういうのが好きな人にはたまらないでしょうし、トニー・ヤンをはじめ台湾の若手俳優に興味がある方も大満足でしょう。
あとは、疲れ気味の方。ゆっくりした気分のときにどうぞ。イライラしてるときに見ると、ムカッとくるかもしれません(1日がやたら長いから)。
若いっていうのはそれだけで美徳だし犯罪だ、と達観してる方は大丈夫ですが、「近頃の若いモンは!」と憤懣やるかたない方はご覧になりませんように(笑)