ブレア・ウィッチ・プロジェクト デラックス版


¥1,974
Amazon.co.jp

のビデオを見ました。
なんでって、100円で売ってたのでつい買ってしまったのです。
消費税なしだよ!

話題になっていたときに見たいな~って思ったのですが、つい見ずじまい。
ようやく念願叶いました(笑)

どんな話かって、ブレア・ウィッチ(ブレアの森の魔女)の伝説についてドキュメンタリー映画を撮ることになった三人の学生達が、その森に出かけていったはいいんだけれど、あらたいへん道に迷うわ不気味な声はするわ仲間が消えるわでもう泣いちゃう、どうするオレ! という映画(?)

さて、これはドキュメンタリータッチになっていて、実際撮影の際は、役者たちは森に放り出されたのだそうです。
もちろん実話ではありませんが、かなり本当っぽくできています。
はやっている時にハマってたら、あと百倍ぐらい怖かったかも。

これは、あくまで「プロジェクト」であり、この「見つかったビデオテープ」に真実味を持たせるために、オフライン・オンライン含めて様々なメディア活動があったそうです。
それをふまえて見れば、ものすごくリアルで怖かったかもしれないですね。

でも、もうずいぶん前の映画となってしまった今となっては、怖いというか、気持ち悪い。酔う。
カメラがゆらゆらゆらゆらしているし、ピントもぶれぶれ、カメラ持ったまま走るのはやめてほしい(笑)
まあ、命の危険があるときにカメラ回し続けないと思うし、そういう意味ではフィクション。
映画になってるのかどうかもよくわからん。

ではまったく怖くないかというと、そんなことはありません。
けっこう怖いよ。
森の中から抜け出せなくなる、というのがじわりと怖い。
「ああ、もうダメなんだ」っていう絶望感が怖い。
特殊メイクやらCGやらを駆使したクリーチャーとかモンスターとか、そういうものは一切出てこないのでシラけないです。突然でかい音がしてびっくりしたり、ということもないし。

それから、意味がわからないのも怖い。
結局彼らがどうして帰ってこられなかったのかはよくわからないまま終わっています。
ブードゥー教(って言ってたと思う)のおまじないがぶら下がってたり、石が積んであったりして、学生達はめちゃめちゃ怯えるのですが、確かに怖い。
意味がわからない、なんで自分たちが的になるのかわからない、そういう怖さです。

あ、あとね、まあ、私たちにとっての魔女とかブードゥー教のおまじないと、欧米の人々にとってのそれってかなり違うんだろうと思いますよ。「森」なんかについても。

で、この映画でなにがいちばん怖かったって、怖がってる人間の顔
あくびは伝染するっていうけど(共感なんだってね)、恐怖も伝染するのかな。

じゃあ、みなさんにいいことを教えてあげましょう。
森に行かなきゃいいんですよ。
大丈夫ー。

日本のホラーは、振り返ると後ろに何かいそうなゾッとする感じがあるけれど、、この「ブレア・ウィッチ」についてはあんまりそういうものは感じなかったです。

80分ぐらいの映画です。
暇でヒマで仕方がなく、ちょっとユラユラ揺れてみたい気分のときにどうぞ。