- 『パブリック・エネミーズ』を見に行ってきました。
監督:マイケル・マン
出演:ジョニー・デップ、マリオン・コティヤール、クリスチャン・ベイル
公式サイト:http://www.public-enemy1.com/
■おはなし■
実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーのお話。
大恐慌時代真っ只中のアメリカ。
ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)は、市民からは金を奪わない「義賊」として大衆の人気を集めていた。
デリンジャーは運命の女性・ビリー(マリオン・コティヤール)と出会い恋に落ちるが、メルヴィン・パーヴィス(クリスチャン・ベイル)率いるFBIの捜査の手がデリンジャーと仲間たちのもとにも伸びつつあった。
少しずつ追い詰められていきながらも、捜査官たちの目をかいくぐりビリーのもとへ向かおうとするデリンジャーだったが……。
まあなんというか、普通でした。
俳優陣はとてもよかったのですが、何が起こっているのかちょっとわかりにくかった。
それぞれ人物がどう考えて動いているのかよくわからない。
よくわからなかったことリスト。
1.最重要ポイントであるはずの、デリンジャーとビリーの恋。
なんでそんなに好きなのかよくわからなかった。
お互いすごく惹かれあってるんだよっていうのをきちんと描いてもらわないと、命をかけてビリーに会いに行くデリンジャーがただのアホのように見えてしまいます。
2.デリンジャーが「義賊」であることが映画を見るだけではよくわからない。
たぶん、最初の銀行強盗シーンで「おまえの金はとらないからしまっとけ」みたいなことをお客さんに言うところで「義賊」ぶりを表しているようだったのですが、それだけでわかるのか?
3.デリンジャーの「軸」がよくわからない。
できるだけ人を傷つけたくない、大衆の味方でありたい(少なくとも、大衆の支持を得たい)、ということは思っていたようでしたが、デリンジャーはそもそもとても暴力的な人物なわけ。
そのへんの矛盾をどう扱うのか、決まってなかったのでしょうか。
刹那的な人間だと考えるには、ジョニー・デップの雰囲気はちょっと知的すぎたように思います。
4.FBI側
誰が誰なのかよくわからない(笑)
現場と会議室(笑)の確執がよくわからない。
5.脱獄の手順がわからん
6.シンジケートの意味がわからん(つまり、時代がよくわかっていない)
7.なんでビリー→ブラックバードなのかよくわからない
まあ、このへんになってくると私の知識不足が問題なので、映画を責めてもしかたないのかもしれませんが。
とはいえ、アクションの迫力はすごかったし、デリンジャーはどうなっちゃうの??いっそ早く捕まったほうが楽になれるんじゃないのーーー??と最後までハラハラさせてもらえました。
よく考えてみると2時間を超えているのですが、退屈はしませんでした。
というわけで、普通でした。
期待しすぎたのかもしれませんね……。
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