テレビでやっていたので、『ミッドナイトイーグル』を見ました。
- ミッドナイトイーグル スタンダード・エディション [DVD]
- ¥2,195
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- ご覧のとおりの大沢たかお。竹内結子も出ています。
- 監督は成島出。
- 2007年11月公開。
どんな話だったのだっけ……。
えーと、雪山にアメリカ軍の戦闘機「ミッドナイトイーグル」が落ちて、その飛行機には実は特殊兵器が搭載されていて、実はそれを落としたのは北朝鮮の工作員で、そこへ大沢たかお(元戦場カメラマン)とその後輩が取材へ向かい、自衛隊と工作員の戦闘に巻き込まれて結局爆弾を守る羽目になり、日本政府はナパーム弾を打つかどうかどうしようか激しく悩む話。
主人公西崎(大沢たかお)のダメ男っぷりがなんとも言えず。あの、人間的にダメ、ということではなく、演出的に最後まで冴えない人でした。なんでだろう……。
彼は戦場カメラマンだったのですが、無力感を覚えて仕事ができないようになってしまい、そうこうするうち奥さんは病気で亡くなってしまいます。息子を嫁の妹に預けて、自分は汚いアパート暮らし。
そんな彼ですが、ある日、何か(ミッドナイトイーグル)が墜落していく写真を撮るわけです。
その正体を確かめようと誘う後輩に連れられて、たかお君は冬の日本アルプスに向かうのですが……。
映画の中では、彼が誇りを取り戻していく過程がわかりづらく、ただ巻き込まれているだけのように見えました。
最後も、ヒーローになるでなく、息子に呼びかける言葉にも力がなく、なんか湿っぽいだけで苦手でした。
苦手というか、それこそ笑っちゃう。……あ、映画としては泣いてほしかったのか。
思ったことは「大沢たかお、色黒いなぁ~」というか、肌くすんでるなぁ、ぐらいで、途中からあんまりセリフ聞いてませんでした(笑
そのうえ、大沢たかおより、自衛隊の佐伯のほうが新婚でよほど泣かせる状況だったと思いますが、さらーっと流されていた。
去っていく父と残される家族のお話だったら、『アルマゲドン』のほうがよほど納得できる。
あんまり見所はないけれど、どん底につまらないというわけでもない、普通の映画でした。
原作の小説は面白そうな気がします。
- ミッドナイトイーグル (文春文庫)/高嶋 哲夫
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