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 突然ですが下記の写真をご覧ください。

 

<カリブ海のすぐ内陸に突如として現れる雪山シエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ>

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:El_rio_y_la_Sierra.jpg

By Lobocordero5 [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons

 

 これはコロンビア北部マグダレナ県のサンタ・マルタ(Santa Marta)に聳える    シエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ(Sierra Nevada de Santa Marta)です。

 

 写真手前はカリブ海・・・カリブ海からわずか42km内陸に突如として現れる万年雪の山脈です。

 

 海抜0mから一気にそそり立ち、最高峰は5,775mクリストバル・コロン峰(Cristóbal Colón)。この山はコロンビア最高峰でもあります。

 

 また、下記の地図からもお分かりいただきますように、シエラ・ネバダアンデスの続きではなく独立した山脈というから驚きです。

 

注)この地図は「Map of Sierra Nevada de Santa Marta.png」に一部日本語を加えています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Map_of_Sierra_Nevada_de_Santa_Marta.png

By Dr Brains [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], from Wikimedia Commons

 

 “カリブ海から雪山を仰ぐ“・・・世界でも稀な地形と言えるでしょう。

 

 この雪山を眺望するには、コロンビアその⑥でもご案内しましたサンタ・マルタの町から東へ約60km、コロンビア先住民文化「タイロナ(Tairona)」について学べるタイロナカ(Taironaka)へ行く途中にスポットがあります。

 

 それはパロニノ川(Palonino)に架かる橋です。天候によりますが、一般的には 早朝がおすすめです。

 

<雪を頂く5千メートル級のシエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ

 

 このスポットまでは、車でカリブ海沿いをドライブしますが、海岸部分は「タイロナ国立自然公園(Parque Nacional Natural Tairona)」に指定されています。

 

 ビーチそして陸を覆う森林の美しさに、コロンビアの自然の豊かさを実感します。

 

 さて、目的地のタイロナカ(Taironaka)「タイロナ文化」を学ぶ・・・と記載しましたが、「タイロナ文化」とはそもそも何でしょう。

 

 それは、このシエラ・ネバダの山中に住んでいた南米先住民の文化として知られているものの、その起源は不明な点が多いようです。

 

 金細工などに長け、さらに彼らの生活は自給自足に近かったと言われます。

 

 先住民文化と言えば一般的に、他の地域との“交易”が行われていることが多いですが、なるほど、タイロナの人々はシエラ・ネバダの山中に住みながら、カリブ海も 近いという恵まれた環境にあったため、シエラ・ネバダでトウモロコシ栽培をしながら、も可能というわけです。

 

 現在もシエラ・ネバダの山中には、タイロナ文化を引き継ぐ民族としてコギ族(Kogi)アラワク族(Arhuaco)が住んでいます。

 

 彼らは山から下りて来ることもあるので、もしかしたら出会えるかも知れません。

 

 因みに、シエラ・ネバダでどんな暮らしをしているかと言えば、下記の写真をご覧ください。

 

シエラ・ネバダの山中に築かれたタイロナの人々の居住スペース>

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:View_of_Ciudad_Perdida.jpg

By Dwayne Reilander [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons

 五千メートル級のシエラ・ネバダ山中に、まるで段々畑の様に石造りのプラットフォーム(この上に住居などが建てられた)がいくつも築かれ、それらは石の階段で 結ばれています。

 

 どれほどの時間と労力が使われたことでしょう。想像に難くありません。

 

 ここは『失われた都市(Ciudad Perdida)』と呼ばれ、ツーリストが訪れることも可能ですが、1日6~7時間のトレッキングで往復4日間を要するアドベンチャーです!現地にはツアーもあります。

 

 そこで今回ご案内するのが、タイロナカ(Taironaka)という場所です。ここにもジャングルの中に同じタイロナの残したプラットホームがあり、家屋も再現されています。

 

<タイロナ文化を体験するタイロナカ>

 

<石の階段をのぼると家屋があります>

 

 

<森の中で出会ったタイロナの子孫と言われるコギ族>

 

 タイロナカには、タイロナ文化を展示した博物館もあります。

 

<土器などオリジナル品を展示>

 

<タイロナ文化を象徴する金細工

 

<こちらは同じくタイロナの子孫と言われるアラワク族の親子(タイロナカ近郊にて)>

 

 いかがでしたでしょうか。コロンビア北部の町サンタ・マルタ

 

 “コロンビアを深く知る”上で是非訪れて頂ければと思います。

 

      コロンビアその⑧では、いよいよカルタヘナへと参ります。

                             コロンビアその⑥の記事はこちらへ        

  今、南米に行くなら迷わずコロンビア!「黄金郷の国」その①はこちら

 

 

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 本日も『世界を深く知る旅』ブログをお読みいただきありがとうございました。

 

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