フェリンヌのブログへようこそ!
こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
アフリカでも未だ観光のイメージが持ちづらいアンゴラ。
前回は、アンゴラってどんな国?そしてアンゴラが誇るアフリカ第2の滝カランドゥーラ大瀑布をご案内しました。是非↓をご覧ください。
ウサギではなく、国のアンゴラ!アフリカ第2の滝カランドゥーラ大瀑布
引き続きアンゴラ観光の魅力をご紹介しますが、今回はまず、一気にアンゴラ南部へ。そこには首都のルアンダやその近郊からは想像もつかぬ風景が待っています。
今一度、アンゴラの地図をご参照ください。
首都のルアンダ(Luanda)から、国内線でアンゴラ南部ウィラ州(Huila)の州都ルバンゴ(Lubango)へ。ここは標高1,720m、アンゴラで最も標高の高い町です。
ルバンゴへ着いたら、早速訪れたいのがツンダバラ峡谷(Tundavala Gorge)。ルバンゴから北西へ車で約20km、とさほど遠くないところにこんな絶景ポイントが存在します。
断崖から谷底まではおよそ1,000m。思わず足がすくみますね。
どこまでも続く台地、そしてそこから見下ろす面積75,002㎢に及ぶウィラ州の 景観。ちなみにウィラ州自体、北西部を除いて標高が約1,000mあります。
続いてルバンゴから訪れるのは、ウィラ州の西隣に位置するナミベ州(Namibe)
ですが、その途中にある“セラ・ダ・レバ( Serra da Leba)”は圧巻です。
こうして見るとまるで古代に築かれた“要塞”のようでもありますが、実際に1970年代に建設された山岳道路で、アンゴラのランドマークとしても知られています。
海抜1,845mから、海岸沿いのナミベ州まで一気に下るドラマテッィクなルート
です。ハイライトはやはり7つのヘアピンカーブ。
そして車窓からは、所狭しと丘を覆う木々。よく見ると・・・
バオバブです。バオバブの木を見たい方はアンゴラへ!
こうして内陸から下ってやってきましたナミベ州(Namibe)。ちなみに前のウィラ州の州都ルバンゴからナミベ州の州都ナミベ(Namibe)*までは約230km。首都ルアンダからは約1,230km です。*かつての名はモサメデシュ(Moçamedes)
さて、“ナミベ”と聞いてどこかで聞いたことのあるような・・・と思われる方は 多いでしょう。そう「ナミブ砂漠」。
世界で最も古い砂漠と考えられているナミブ砂漠(Namib Desert)は、下記の 地図をご覧いただきますように、アフリカ南部の海岸沿いに位置し、北はアンゴラ 南部から、南は南アフリカ共和国の北部まで南北およそ2,000km に至ります。
<ナミブ砂漠>
注)この地図は「File: LocationNamib.png」に一部日本語を加えています。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:LocationNamib.png
Concerto [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons
ナミビアでは世界自然遺産となっている「ナミブ砂漠」。“ナミブ砂漠と言えばナミビア”といった感じで、観光客の多くはナミビアのナミブ砂漠を目指します。しかし、前述のように“アンゴラにもナミブ砂漠がある“んですね。
ちなみにアンゴラではナミブ州の約3分の1を占めています。ナミビアに比べ、アンゴラのナミブ砂漠は砂の量こそ少ないですが、独特の景観が見られます。
そこで早速、アンゴラのナミブ砂漠を訪れてみましょう。そこは州都ナミベから 南へ車で南へ約70km にあるアルコオアシス(Arco Oasis )
いわゆるナミブ砂漠の巨大な岩のアーチなどが見られます。
<アンゴラ領ナミブ砂漠 黄色の丸が人間の大きさです>
アルコオアシスは、アンゴラ・ナミブ砂漠の中でもまさに、大西洋と内陸を占める高原地帯との間に出現した岩の大地。
太古の時代を想像させる化石もゴロゴロと・・・
そして、ナミブ砂漠と言えばこの植物。
その名もウェルウェッチア(Welwitschia)。和名はサバクオモト。しかしそのなんとも奇怪な外見からも、園芸名として“奇想天外”として知られています。
知られざるアンゴラのナミブ砂漠。“砂丘”ファンの方は“ナミブ砂漠の4WDドライブ”というアトラクションもあります。
ということで、アンゴラ南部の観光ポイントなどをご案内して来ましたが、他にもアンゴラではこんな景観に出会えます。
例えば、ペドラス・ネグラス(Pedras Negras)。首都ルアンダから、前にご紹介しましたカランドゥーラ大瀑布へ向かう途中で、道を南に入ったところに位置しています。
遠くに見える奇岩の集団。さらに近づくと・・・
今度はこの砂岩質の奇岩群を見下ろします。“ペドラス・ネグラス”その名の通り 黒い岩ですね。国内では登山エリアとして知られているようですが、コブラが 出没 することもあるとか。。。
続いて、首都ルアンダの南約75km に広がるキッサマ国立公園(Kissama or Quissama National Park)です。
北はクワンザ川(Kwanza River)、南はロンガ川(Longa River)*の間に広がる9,600㎢のキッサマ国立公園では動物サファリ。*上の地図をご参照
内戦のために動物も減ってしまいましたが、周辺の国から連れて来られ繁殖が試みられています。キリンやゾウ、アンテロープ、サル、ブッシュバックなどに出会えるチャンスあり。
そしてここでもバオバブ・・・
未知なる国アンゴラはいかがでしたでしょうか。
まだ旅行産業が進んでいないアンゴラでは、ナミビアなど隣国の現地旅行会社に よる手配旅行や、ここ数年は少人数でのアンゴラツアーを実施する日本の旅行会社もいくつかあります。
今回ご案内しました場所は、公共の交通機関なども無い場合が多いため、ふさわしい車両で安全かつ効率よく訪れるにはこうしたツアー利用がおすすめです。
ウサギではなく、国のアンゴラ!アフリカ第2の滝カランドゥーラ大瀑布はこちらへ
紛争後の復興開発を考える‐アンゴラと内戦・資源・国家統合・中国・地雷‐
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