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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
乾季のウユニ塩湖その①では、ウユニ塩湖の雨季と乾季の違い、そして乾季に おける景観の魅力などをお伝えしました。
今回は“ウユニ塩湖が見たい!でも高山病が心配・・・”と いう方におすすめの陸路ルートをご紹介します。ちなみにウユニ塩湖は標高3,600mです。
<標高3,600mのウユニ塩湖>
現在、最短でウユニ塩湖に行くのに利用されるのが、2011年に開港したウユニの 空港(Aeropuerto Joya Andina)。“アンデスの宝石”とは素敵な名前です。標高は3,668mです。
ボリビア国内で、首都ラパス(La Paz)ほか、サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ(Santa Cruz de la Sierra)、スクレ(Sucre)などからのフライトがあります。 首都ラパスはご存じのように世界一標高の高い空港(El Alto)で標高は4,061mです。
それでも時間短縮のため、日本~ラ・パス~ウユニと空路でつなぐケースが大半です。
しかしご覧のとおり、日本からいきなりラ・パスに行くだけで、一般的に高山病になる可能性は高いです。(ラ・パスでも市内のホテルに宿泊すれば500m位は標高を下げられるでしょう)
いずれにしも、日本からのロングフライト後に、高山病による体調不良などがあっては、最大の目的であるウユニ塩湖が楽しめなくなってしまいます。
ということで、高山病が心配な方には“陸路ルート”をおすすめします。
“陸路ルート”というと、ボリビア国内でラ・パスからウユニ塩湖と思われるかも
知れませんが、それはチリ北部からのアクセスです。
実際、距離的にもラ・パス(La Paz)からウユニ(Uyuni)へは車で約540km。 一方、チリ北部のカラマ(Calama)からは約430kmです。
<ラ・パスからウユニ>
<カラマからウユニ>
これは高山病対策でもありますが、同時に、遠い南米へせっかく足を運ぶのです から、無理のない日程でゆくウユニ塩湖への道中、“これぞ南米!”と思わず 歓喜の声をあげてしまう自然景観もお楽しみいただければと思います。
まずは日本からチリの首都サンチャゴ(Santiago)へ。そこから国内線でチリ北部の町カラマ(Calama)標高2,300mへ。(スケジュール次第ではサンチャゴ朝到着で同日に乗り継げる場合もあるでしょう)
標高2,300m位であれば、高山病になるリスクもはるかに少なく、ここで高度順応してから車で北へ、国境を越えてボリビアのウユニ塩湖を目指せます。
もし日程的に余裕があるようでしたら、ここから南東へ車で約100kmのところに サン・ペドロ・デ・アタカマ(San Pedro de Atacama)標高2,500mという町が ありますので、ここに宿泊することをお勧めします。
なぜならここを拠点に、ウユニに次いで世界第2位の面積を誇るアタカマ塩湖(Salar de Atacama)や、月面を想像させるその名も月の谷(Valle de la Luna)を訪れたり、“世界一高所にある間欠泉”であるタティオ間欠泉(Tatio Geyser)を体験できるからです。
ちなみに、サン・ペドロ・デ・アタカマからウユニへは、ラ・パスからの距離と ほぼ同じになります。
<アタカマ塩湖の入り口>
<世界第2位の面積を誇るアタカマ塩湖>
アタカマ塩湖では現在、塩よりもリチウムの採掘が盛んのようです。乾季にはフラミンゴに出会えるチャンスもあります。
<アタカマ塩湖のフラミンンゴ>
<月の谷>
<砂丘も・・・>
<ユニークな奇岩も多く見られる月の谷>
地元ツアーでは、ここでサンセットタイムのカクテルサービスなどがあります。
<月の谷全体が様々な色に・・・>
日没後に色づく岩山や火山・・・ここで目にする光景はいつまでも心に残ることでしょう。
そして、サン・ペドロ・デ・アタカマ(San Pedro de Atacama)から北へ約80km、世界一高所の間欠泉として有名なタティオ間欠泉(Tatio Geyser)の体験もおすすめです。
標高が4,200mありますが、早朝出発で昼頃には再びサン・ペドロ・デ・アタカマに戻れますので、これも高度順応の一環となるでしょう。
<標高4,200mにあるタティオ間欠泉>
<世界一高所の間欠泉として知られています>
タティオ間欠泉では、天候により日の出を観賞できます。温泉もありますので足湯など楽しんではいかがでしょうか。
また、復路はインディヘナのマチュカ村(Machuca)に是非立ち寄ってみましょう。
<インディヘナのマチュカ村>
このように、サン・ペドロ・デ・アタカマに3連泊もできれば、高度順応を兼ね、色々な体験ができます。
乾季に行くウユニ塩湖その③では、いよいよチリ北部を後に、ボリビア国境を越えてウユニ塩湖を目指します。途中にはまた未知なる世界が待っています!
乾季におすすめ!ウユニ塩湖その①はこちらへ
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