1975年4月25日、よく通る透明な歌声と抜群の歌唱力を誇る16歳の少女・岩崎宏美が「二重唱(デュエット)」で歌手デビューした。キャッチフレーズは『天まで響け』。あれから早や49年ーーー。
宏美さんは現在「デビュー以来一番長い」とご本人がおっしゃる休暇中でいらっしゃる。われわれの前に再び姿を見せるのは、5月12日の東京国際フォーラム・ホールCの予定。ここ最近の宏美さんは、『宝くじ まちのコンサート』をはじめとする妹・良美さんとのステージ、恒例の青柳さん古川さんとのライブハウスツアー、そして弘子姐さんとの『Piano Songs』など、相変わらず精力的にステージを務めておられる。だが単独でのホールコンサートに限ると、昨年はわずかに5本だった。今年も5/12の国際フォーラムの他は、9/7のティアラこうとうが追加で発表されているのみである。その事情はわれわれには窺い知れないが、デビューまる50年となる来年には、是非全国各地で記念ツアーを行なっていただきたいものである。
というわけで、まだ今年のコンサートの内容もわからないうちに気の早いことこの上ないのだが、来るべき来年の50周年コンサートを妄想してみたい。よく他のアーティストは、同一会場で数日間、毎日セットリストが全て入れ替わる、というスタイルのコンサートを敢行している。宏美さんは同一会場で連日というライブはあるが、曲目がかぶらないという形式で開催されたことはないのではないか。50周年ということで、あれもこれもと歌っていただきたい曲はいくらでも思い浮かぶが、1日のコンサートではどうしてもある程度決まった曲にならざるを得ない。そこで、宏美さんの年齢的・体力的なものも考慮し、ギリギリ実現可能と思われる『2日間連続コンサート』を妄想して気分を上げることで、宏美さんのデビュー記念日をお祝いしたい。どうぞ皆様もご一緒にお楽しみいただきたい。
なお、通常の単独コンサートは2部構成で、休憩・アンコールを含めて2時間半程度だが、曲数を増やし、少し長めのステージ(3時間弱)を想定した。バックはギター・パーカッションを含めたリズムセクションの他に、弦カルテット、ホーンセクション(サックス・トランペット・トロンボーン)、さらにバッキングボーカルというゴージャスな演奏。そして2日間別々のスペシャルゲストにも来てもらう。基本的に、2日間とも1部は結婚による活動緩慢期までの楽曲、2部は1995年の本格的復帰以降の楽曲で構成した。
では、『50周年記念2日連続コンサート』の始まり始まり〜❣️
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1日目
第1部
♪ 目を閉じていれば いくつも
あざやかな場面が
なつかしい歌につつまれ
色とりどり よみがえる
このような歌詞で始まるこの曲は、50周年の幕開けにピッタリ。今までも節目、節目のコンサートで歌われている。
●ヒット・メドレーⅠ
〜万華鏡
〜胸さわぎ
〜決心
デビュー曲からスタートのお馴染みのメドレーだが、レアな曲も配置。「さよならの挽歌」「胸さわぎ」「れんげ草の恋」が肝。ウン十年ぶりの「いちご讃歌」は、宏美さんが事前に手拍子指導。😉
●思秋期
70〜90年代にコンサートで歌われたことのあるアルバム曲を中心にたっぷりと。あえて「思秋期」をラストにせず、「♪ 歌は私の道」「♪ 女だから 生きてるから/私は ただ歌いつづける」と高らかに生涯現役宣言をする「真珠貝の歌」で1部を締めくくる!
第2部
現時点での最新オリジナル・アルバムの2曲で2部突入。初披露の「ずっとずっと」では親衛隊大活躍❣️😍
●許さない
あまり聴く機会のないビクター時代末期のシングル3曲。たまりません。
●手紙
初演の「ケセラ」では、ラテンパーカッション大活躍。30周年記念シングル・大好きな「手紙」は、やはり外せない。
初日のスペシャルゲストは、真知子さん。支え合う二人の実力派アーティストのホンモノの生歌が楽しみです❣️
今世紀の宏美さんを代表するシングル2曲がステージの最後を飾る。コンサートでお客様から「この2曲が入っているCDはないのか?」という多くの声に応えて、アルバム『Thanks』を作った話はあまりにも有名。
アンコール
●月見草
上杉くんのピアノ一本での「月見草」。続く懐かしい「愛の飛行船」で満員の客席は号泣必至!😭
2日目
第1部
そして2日目の幕が開く。デビュー10周年、渾身の記念曲。おそらく発表当時以来、歌われていないのではないか。宏美さんの来し方行く末を凝縮したこの歌で華々しくスタート。バックの演奏も聴きモノだ。
♪ 未完のままで 書きつづけたら
どんなに素敵な 人生でしょう
●ヒット・メドレーⅡ
〜未来
〜悲恋白書
〜春おぼろ
〜摩天楼
〜私たち
2日目のメドレーでは、「スローな愛がいいわ」「摩天楼」「真珠のピリオド」あたりが涙モノであろう。ラストはもちろん両手をフリフリ。
●夏物語
もうこのコーナーは、あれもこれも聴きたい曲ばかりでホントに選曲に難渋した。ささやき系、イケイケ系、歌い上げ系など曲調や年代にも幅を持たせるよう苦労した。ホーンセクションをフィーチュアした「カサノバL」は、考えるだけでワクワク。ここも「聖母〜」で終わらせず、アコースティックでスケールの大きな「街はバラード」が1部ラスト、というのはいかがだろう。
第2部
2部オープナーは「Hello ! Hello!」とどちらにするか迷ったが、生で聴いたことのない「愛するキモチ!」に軍配。シングルは好対照の2曲を並べてみた。「タカラモノ!」は大好きな曲、これも親衛隊の出番か?
●天気雨
「ぼくのベストフレンドへ」、ホントは弘子姐さんバージョンが聴きたい。サプライズゲストでこの1曲だけピアノ&ピアニカでご登場いただくとか⁉︎ 「愛がいっぱい」はライブで歌われたことはないのではないか? ついにお披露目。1日目の「パパにそむいて」は宏美さんの亡きお父様に捧げ、この「天気雨」はお母様に。🥰
待ってましたー、ゴロリン‼️アドリブ夫婦漫才も再演間違いなし。😜
●光の軌跡
「いのちの理由」では、盛り上がった2日間がスーッと収束してゆくような歌唱が目に浮かぶようだ。そしてオーラスは40周年記念曲でバーンと行きましょう❣️😉
♪ まだ 走ろうと思うのは
未来の私に 出会うため
アンコール
●(新曲)
2日目のアンコールは現在そして未来を見据えた選曲。コロナ禍前以来の、宏美さんが客席に降りて来られてのコーラス指導の復活である。あの会場の大合唱よ、再び。そして宏美さんの歌手人生そのものを歌った「五線紙の上」、 さらにサプライズで50周年記念シングルの本邦初公開で大団円❣️
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宏美さん、改めてデビュー49周年おめでとうございます。お元気で今なおわれわれに素晴らしい歌を届けてくださる宏美さんに、改めて敬意と感謝を捧げたいと思います。
5月12日の国際フォーラム、是非皆さんご一緒にはじけましょう❣️😉