堺 だいすき ブログ(blog)

堺のいろんな情報・・・出来事・・・・もろもろを書き綴る
辛らつなブログ。
since2007.0705


テーマ:
28歳の最年少市長が誕生!「現職」の首長を破るすさまじさを解説します
おときた駿
こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

関西地方のニュースではありますが、本日投開票が行われた大阪府四條畷(しじょうなわて)市長選において、現職市長を破って新人の28歳・あずま修平候補が当選しました。

四條畷市長に28歳の東氏初当選...全国最年少に(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170115-00050156-yom-pol

私自身はこの候補者を存じなかったのですが、知り合いが多く応援に入っていたこともあって注目をしていましたが、凄い結果になりました...!

{54C1969B-BE8A-4DF1-9E4E-23D9ABA0F914}



この投票母数で2000票差以上をつけたのは、接戦ではなく完勝と言って良いでしょう。



さて、私の驚きのポイントとしては「28歳・最年少」という他にもむしろ、「二期目を目指す現職を破った」という部分にあります。

気鋭の若手市長が誕生するときというのは、得てして現職の市長が引退する「代替わり」のタイミングが多いからです。というのも、選挙の常識では「現職」の首長というのは極めて強く、特に「二期目を目指す現職」が最強と言われています。

なぜ現職の首長は強いのでしょうか?それは首長の業務をしながら、合法的に選挙活動・政治活動が行えるからに他なりません。

市が行う行事や地域イベント・学校の式典には、必ず市長や区長が出席して祝辞を述べている姿を見かけることでしょう。少しでも行政が絡むものであれば、手足となる市の職員がスケジューリングなどすべてを整えてくれます。

さらには年間に何度も新聞折込やポスティングで届く「市政報告(区政報告)」には、堂々と大きく「市長あいさつ」などが載っているわけですから、否が応でも有権者の間に知名度は広がります。

加えて、行政と密接な関係を持つ業界団体などは、その大半が現職に対して応援・推薦を出すことも通例です。選挙となれば、活動員が多く送り込まれてくるでしょう。

このように、選挙に必要な「地盤(組織)・看板(知名度)・鞄(資金)」のうちの少なくとも2つを盤石なものにしている現職は、圧倒的に有利な立場から選挙戦をスタートできるというわけです。

特に一期目を終了した時点は、「まだまだ結果を出すのはこれから」という時期でもあり、再選を目指すことにもまったく違和感がありません。

三期・四期と続けていけば高齢・多選批判も出てきますが、二期目においてはそうしたものもなく、まさに鉄壁の布陣と言えるでしょう。



現職有利の実情を裏打ちするように、東京都23区では区長公選制がスタートした1970年以来、一度も現職区長が敗れたケースはほぼありません。

※1999年の杉並区長選で、新人の山田宏氏が現職を破った例が指摘されましたので、訂正しました

これほどもまでに参入障壁が高い首長選挙において、画期的な結果が出たことは、今後の政界・選挙業界の一つのケーススタディになるでしょう。

現職区長の市政運営における問題点や、新人候補の政策立案の巧みさ、そして選挙戦の展開など、学ぶべき点は多くあるのではないかと思います。

まずはあずま修平候補、ご当選おめでとうございます!若手政治家の誕生を心から祝福するものです。

距離は少しばかり遠いですが、四條畷市の市政改革の行方を個人的にも注目していきたいと思います。

それでは、また明日。

(2017年1月15日「東京都議会議員 おときた駿 公式サイト」より転載)

以上引用

他の記事見たときびっくりしたが、記事も書いたが、やっぱり、そうなんだ。

少しづつ、何が変わりつつあるのかもな。




AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
【全文】オバマ大統領、任期最後の演説「あなたたちが私をよい大統領にしてくれた」


2017年1月10日、バラク・オバマ米大統領が、シカゴで任期最後となる演説を行いました。アメリカ国民全員に謝意を伝え、民主主義に対する信念や多様性の大切さを説きました。

アメリカ国民が私をりよい大統領にしてくれた
バラク・オバマ氏:私の同志、アメリカ国民のみなさん。

(会場歓声)

ミシェルと私は、この何週間かの間に頂いた、みなさんからのお別れの言葉に、感動しています。しかし、今夜は私がみなさんに御礼を申し上げる番です。

(会場歓声)

実際に目を合わせてお話しできたのか、同意できたかどうかにかかわらず、私がアメリカ人のみなさんとできた対話……、場所は客間、学校、農場、工場の床、ダイナー、遠くの駐屯地であったりしましたが、そこでのあなたたちとの対話は、私を正直にさせ、奮起させ、邁進する助けとなってきました。

毎日私はみなさんから学んできました。みなさんが私をよりよい大統領にしてくれたのです。それにより私はよりよい人間となることもできました。

私が初めてシカゴに来たのは20代前半の頃でした。その頃、私はまだ自分が何者なのかを理解しようとしている時でした。自分の人生の目的を模索していたのです。

ここからそう遠くはありませんが、近所の閉鎖された製鋼工場の陰に教会のグループがあり、そこで私は働き始めました。そこで私は信仰の力、そして苦しみと失意の浮かぶ労働者の顔にある、静かな尊厳を目にしました。

(会場歓声)

そこで私は、普通の人たちが深く関わり、一致して要求することで、物事は「チェンジ」することができるのだということを学びました。

みなさんの大統領として8年間の勤めを果たした後でも、まだ私はそう確信しています。しかも、それは私の信念というだけではなく、アメリカの思想の真髄でもあるのです。自治政治という大胆な試みです。それは、みな平等に創造されたという確信です。創造者から、奪うことのできない、命、自由、幸福の探求といった確かな権利を与えられているのです

そのような権利こそが、私たちが決して自滅しないという証拠となっています。我々人類は、民主主義という手段を通して、さらに完全な結束を生み出すことができるのです。なんとすばらしいアイデアなのでしょう。私たちの創造者がくれた、すばらしい贈り物です。

我々が懸命に働いて、想像をすることにより、個々が自分の夢を追う自由、そしてさらによいものを手に入れるため、一致して追求するという使命があります。

240年間にわたり、この国は国民に、それぞれの新たな時代に対して仕事と目的を提供してきました。それこそが愛国者に専制政治ではなく共和主義を選択させ、開拓者に西部を旅させ、奴隷たちに自由への道を作る勇気を与え、移民や難民が海を渡りやってきて、リオ・グランデは女性に投票するようにさせ、労働者が組織立つように力づけたのです。

それゆえに、GIはオマハビーチや硫黄島、イラクやアフガニスタンで命を捧げました。From Selma to Stonewall(キング牧師ら黒人公民権運動の始祖が大行進したセルマ、同性愛者擁護運動が始まったストーンウォール)の男女が同様に命を捧げる用意ができているのも同じ理由からです。

(会場拍手)

我々がアメリカは特別であると言うのは、このような意味で言うのです。建国後から問題がなにもなかったからというのではなく、我々が変革をする能力を示し、後の時代がよりよい生活を送ることのできるようにするということです

そうです、我々の進歩は平坦ではありませんでした。民主主義の働きは常に容易でなく、論議を呼び、時には血を流すことすらありました。常に前に2歩進む度、1歩後退しているような感じがするものです。しかし、アメリカの長い働きは、「前進」という言葉で定義され、継続的に、基盤となる信条を広げ、一部ではなく、すべてを受け入れてきたのです。

(会場拍手)

我々の民主主義は試されている
もし私が8年前みなさんに、「アメリカが大きな不況を回復させ、自動車工業を再起動させ、アメリカの歴史上一番長い期間、雇用を生み出すことになる」とお話ししたとしたら。

もし私がみなさんに、「キューバの人々と新たな関係を始めると、そしてイランの核兵器プログラムを争うことなく閉鎖し、911の首謀者を倒す」とお話ししたとしたら。

もし私がみなさんに、「結婚の平等を確立し、さらに2,000万人もの市民に健康保険の権利を保障する」とお話ししたとしたら、みなさんは目標が高すぎると言われたかもしれません。

しかし、私たちはこれらのことを成し遂げられました。みなさんが「チェンジ」そのものとなったのです。みなさんが人々の希望に応え、みなさんのおかげで、ほとんどすべての意味において、私たちの始まりの時よりも、アメリカはよりよい、強い国となることができたのです。

(会場拍手)

10日後に世界は民主主義の特徴を目にすることになるでしょう。

会場ブーイング

自由に選出された1人の大統領から次の大統領へと力が平和裏に移行するのです。ちょうどブッシュ大統領が私に対してしたように、私も次期大統領トランプに、私の政治ができる限りスムーズに移行できるように、完全に引き渡します。

(会場拍手)

なぜなら、我々がいまだに直面しているたくさんの問題を政府が助けてくれるかどうかは、私たちすべてにかかっているからです。私たちはそのために必要なものをすべて手にしています。

結果的に私たちは地球上もっとも裕福で、もっとも強力で、もっとも尊敬される国であり続けるのです。私たちの若さと力、私たちの多様性と解放、私たちの大胆さ、リスクと変化の余裕とを考察するならば、未来は私たちのものであると言えるでしょう。

しかしその可能性は私たちの民主政体の働きにかかっているでしょう。私たちの政治が自国民の体裁を反映するなら、私たちすべてが、協力関係や特定の興味に関わらず、現在非常に必要とされている共通の目的を回復する助け合いをするならば、の話です。

今夜私が強調したいのはこのことです。私たちの民主主義という国家です。民主主義に一貫性が求められないということは理解できます。

私たちの先祖は争い、妥協してきましたし、私たちも同様であろうと予期しています。でも彼らは、民主主義には基本的な連帯意識が必要なことを知っていました。アイデアは、外見の違いについて、我々はみな一緒で、調子がいい時も悪い時も一緒だということです。

我々の歴史のなかで、団結力が脅かされた時が何度かありました。今世紀の初めに起こったこともその1つです。縮んでいく世界、格差の拡大、人口構造の変化、テロリズム。これらの脅威は、我々の安全と繁栄を試しただけでなく、民主主義も試しています。

我々の民主主義に対するこれらのチャレンジに対して我々がどう対応するかによって、子供の教育や雇用の創出やこの国を守る能力が決まります。別の言葉で言い換えると、我々の未来が決まります。その初めとして、我々の民主主義は、みなが経済的な機会を与えられない限り、機能しないのです。

(会場拍手)

移民の子供たちはアメリカの労働力として大きな役割を担う
よいニュースは、今日、経済がまた伸びているということです。給料、収入、家の資産価値、年金はすべて上がっています。貧困についても下がっています。富裕層は公平なレートの税金を払っています。株式市場が記録を破っていても、失業率は10年ぶりの低さでした。無保険率はかつてないほど下がりました。

ヘルスケアの費用の上昇は50年間のなかで一番遅いスピードです。そして私はこう言いました。本気で言いました。誰かが明確に、我々のヘルスケアのプランよりよいプランを作れるのならば、私が公的にサポートします。

なぜかというと、なんといっても、これこそ我々が奉公した理由です。ポイントを上げることや手柄をとるためではないのです。人々の生活をよくするためです。

しかし、これらすべての進歩を我々は作りましたが、それでも十分ではありません。我々の経済は、成長するミドルクラスの人々の費用負担やミドルクラスになりたい人々に存在なしでは、上手く機能したり、伸びていかないのです。

これは経済的な議論です。しかしありのままの不平等は我々の民主的なアイデアを蝕むものです。トップ1パーセントが富と財産をより蓄えている間、貧困者の多い都心部の過密地区や郊外の家族たちは置き去りにされています。

工場で働いていて仕事を失った人たち、ウェイトレスや医療従事者は、請求書を支払うのに苦労している。彼らは「このゲームは私たちの味方ではない」と自分を納得させている。政府は権力の持っている人たちしか見ていない。それは政治における皮肉と分裂のレシピといえます。

この長い期間のトレンドに対して素早く解決する方法はありません。我々の貿易は自由なだけでなく、フェアであるべきだと私は思います。しかし、次の経済の混乱は海外からくるのではありません。自動化という情け容赦のないスピードからくるものであり、それは今のミドルクラスが抱える仕事を奪っていきます。

だからこそ、我々はすべての子供たちに必要な教育を保証する社会的な仕組みを作っていかなくてはいけないのです。

働く人たちに、よりよい給料のための労働組合を組織する力を与えます。

我々が生きている状況を示すセーフティーネットをアップデートします。

そして税改正を行うことで、新しい経済から大きな収穫を得られる会社と個人は、彼らを成功に導いた国に対する義務を回避することはありません。

これらのゴールを達成するためにどうすればいいか我々は議論することができます。しかし我々は自己満足に陥ってはいけません、我々はもしすべての人たちに対して機会を創らないならば、不満と対立が我々の進歩を失速させるでしょう。

我々の民主主義への危機はすぐそこにあります。その危機はこの国が歩んできた年数と同じものです。

私の選挙の後、アメリカの人種問題を超えた件で話がありました。そのようなビジョンならば、どれだけ意図的に企てられようが、決して現実的ではないということです。人種というのは説得力のあるもので、我々の社会を分裂させるものでもあります。

私は、十分長いこと生きてきて、人種の関係性が10、20、30年前よりよくなったことを知っています。たとえ誰かがとやかく言おうとも。

(会場拍手)

それは統計だけで見られるものではありません。政治的スペクトル上で、若いアメリカ人の態度に見ることができます。しかし我々は我々がいるべき場所にはいません。我々全員は、さらにするべきことがあるのです。

もし経済的な問題が、ハードワーキングな白人のミドルクラスと値しないマイノリティの努力として位置づけられるならば、働く人たちは戦いに明け暮れ、富裕層はより富むことでしょう。

もし我々が移民の子供たちに対して投資することを拒むなら、それが我々に似ていないことが理由なら、我々は自分たちの子供の将来を小さくすることを意味します。なぜかというと、彼ら茶色(移民)の子供たちは、アメリカの労働力として大きな役割を担うからです。

(会場拍手)

我々は経済がゼロサムゲームになる必要がないことをお見せしました。昨年、すべての人種、すべての年齢層、そして男性も女性も含めてすべての人の収入が上がりました

もし我々が人種に対して将来本気になるならば、差別に対して切り込む法律を支持しなくてはいけません。採用、住宅、教育、司法の面においてです。それが我々の憲法であり、今まで一番崇高な理想が必要とされています。

真実は必ずあなたに追いつく
しかし法律だけでは十分ではありません。心が変わらないといけないのです。それは一夜にして変わるものではありません。社会的な態度は世代という長い時間をかけて変わっていきます。

しかし、もし我々の民主主義が多様性のある世界に求められるかたちで機能するならば、我々一人ひとりがアメリカのフィクションのキャラクターの言葉を留めておくべきです。その言葉は「あなたが彼の肌の色で歩き回って彼から見る景色を考慮しない限り、その人を理解することはむずかしい」。

黒人とほかのマイノリティの人たち。これはこの国が直面している問題といえます。難民、移民、トランスジェンダーのアメリカ人、また中年の白人層でも、世界は経済や文化やテクノロジーの進化により、ひっくり返されることを見たのです。我々は注意を払って、聞かなければいけません。

白人の人たち。奴隷の効果とJim Crowは60年代に突然消滅しませんでした。マイノリティグループの不平の声があがっても、それは差別やポリティカルコレクトネスの練習にはなりませんでした。彼らが平和な抗議を行ったとき、彼らは特別な対応を求めずに、この国を作ったファウンダーが約束した平等な対応を求めたのです。

(会場拍手)

生粋のアメリカ人にとって、これは、今日の移民に対するステレオタイプを思い起こさせます。つまり、言葉の通り、アイルランド人、イタリア人、ポーランド人などです。この新しい移民たちによって、アメリカという国が弱まることは決してありません。むしろ、合衆国の信念を擁護し、強化してきました。

我々がどのような立場にあろうとも、私たちは励まなければいけません。私たちがこの国を愛するように、信愛なる市民たち一人ひとりがこの国を愛しているという前提を持って始めなければいけません。彼らもまた、勤労に勤しみ、家族を慈しむということ。彼らの子供たちもまた、好奇心たっぷりで、希望に溢れ、そして愛されているということを。

これは容易いことではありません。大多数の人々にとって、自分自身の殻に閉じこもって過ごすことのほうが、断然容易ではあります。近所、大学の構内、祈りの場所、ソーシャルメディアなど、我々と似たような人々、同じ政治的意見をもつ人々、我々の常識を覆すことなどない人々。これらの人々に囲まれて暮らすことです。

純粋な愛党心、経済的・地域的な格差、あらゆる嗜好に合わせてメディアの分裂。このすべての細分化が、一見自然に起こることであり、避けられない流れのように見受けられます。そして、より一層、我々は自分自身の殻に閉じこもり、その情報が真実か否かではなく、自分の意見に適合する情報のみを受け入れることに、心地よさを覚えるようになります。自らの意見を証拠に基づくものとすることなく。

このような流れは、我々の民主主義における第3の脅威となりえます。政治とは思想と思想の戦いであります民主主義とは、そのように作られたものです。健全な議論においては、それぞれが異なる目的、そして目的に至る異なる手段を持っています。

しかしながら、いくつかの共通認識がなくてはなりません。それは、新しい情報を受け入れること、議論の相手も科学的、理論的な点において、正当な意見を持っているということ。これがなければ、我々はいつまでも噛み合わない議論を続け、共通点や妥協点を見つけることは不可能となります。

これこそが、政治に対する失望を招いていると思いませんか?

どうして、未就学児に対する支援を提案すると、議員たちは赤字財政に激怒するのに、大企業の税金削減にはなにも言わない、などということが起こるのでしょうか?

どうして、自らの政党における倫理違反には必死で言いわけをするのに、ほかの政党が同様のことをすれば、非難するというようなことが起こるのでしょうか?

これは、ただ単に不正直、というだけではなく、意図的な事実の選別です。そして、自滅行為でもあります。私の母が昔よく言っていたように、真実というものは必ずあなたに追いつくものだからです。

【オバマ米大統領任期最後の演説】シリーズはこちら >




変化を恐れてはいけない

バラク・オバマ氏 気候変動に対して、積極的に取り組んでいくべきです。たった8年間で、外国の輸入石油に対する依存度を半減し、再生可能エネルギーの利用率を2倍にしました。そして、この地球を救うための世界的同意を取り付けました。
しかし、より一層の大胆な取り組みなくしては、我々の子供たちの世代は、気候変動に関する議論の時間すら与えられないでしょう。彼らは、気候変動によってもたらされる影響に、右往左往することになります。環境破壊、経済破綻、安全な場所を求めてさまよう避難民の波。
いまこそ、この問題に対する解決策を、議論することができる、そして議論しなければいけない時です。
しかし、この議論を避けることは、次世代を破壊するだけではありません。アメリカ合衆国の創始者たちが掲げた、改革の精神・問題解決の精神を裏切る行為でもあります
この精神、つまり、啓蒙思想こそが、経済的発展の原動力となったのです。この精神が、キティ・ホークやケープ・カナベラル宇宙基地での飛行を可能とし、この精神が、病を癒し、あらゆる人々のポケットまでコンピューターを届けるに至ったのです。
 
軍服をまとった人々、情報将校、治安維持機関、彼を支援する外交官が示した並々ならぬ勇気のおかげで、いかなるテロリスト集団も、過去8年間において、私たちの母なる大地に攻撃を加えることはできませんでした。ボストンやオーランドについては、過激派がいかに危険であるか、私たちに思い知らせました。
しかし、治安維持機関がかつてないほど効果的かつ注意深く対応しました。私たちは、数万ものテロリストを取り除くことに成功しました。その代表が、ウサマ・ビン・ラディンです。
ISISに対抗する国際連合を率いて、私たちはテロリストの主犯格を下し、彼らの領土の半分から追い出すことに成功しました。ISISは崩壊し、アメリカを脅かすものが、存在することはありません。すべての関わった人々へ、あなた方の司令官であったことは、私の人生における最大の栄誉です。みなさんに心より感謝します。
しかし、私たちの生活を守るということは、軍事作戦以上のものを必要とします。民主主義というものは、私たちが恐怖に陥ると捻じ曲げられることがあります。だからこそ、私たちは、市民として、外部の集団に用心深くある必要があります。そして、私たちを私たちたらしめる価値観に害をなすものに対して抵抗しなければいけません。
それゆえに私は、過去8年の間、法的根拠に基づいて、テロリズムと戦ってきました。

それゆえに我々は、拷問を廃止し、グアンナモ湾収容キャンプを閉鎖し、プライバシーや人権保護のため、監視法の改訂を進めてきました。
それゆえに私は、ムスリムアメリカ人への差別を排除してきました。
それゆえに我々は、民主主義と、人権、女性の権利、LGBTの人々の人権擁護を広める、世界における戦いから撤退することを許されません
我々の取り組みは完全ではありませんし、このような価値観を無視した方が楽であったとしてもです。過激主義、非寛容性、セクト主義との闘いは、独裁主義、極端な民族主義との闘いの一部だからです。
世界各地で自由と法を尊重し順守する場が狭まれば、国家間での交戦ないし内紛の機会が増え、結果、アメリカ自体の自由が脅威に晒されます。
決して油断してはなりません。しかし恐れてもいけません。ISILは、無辜の人々を殺戮しています。しかしISILは、我々が憲法と戦闘行為における原理を裏切らない限り、アメリカを倒すことはできません。
ロシアや中国のようなライバル国は、アメリカが守るべきものを放棄し、近隣の弱小国を威圧する超大国のひとつになり下がらない限り、アメリカの世界各地での影響力に対抗することはできません。


私が大切にしてきた信念は“変わり続ける力”

ここで私の最終的な持論を出します。アメリカの民主主義は、それがあって当然のものだと思った瞬間に、危機にさらされるのです。いずれの党に所属していようと、我々は全員がその身を民主主義行政の再構築に捧げるべきなのです。
先進国の投票率が最低を記録するなか、我々は、投票をしにくくするのではなく、投票をしやすい環境を作るべきです。国家に対する信頼が低下する場合は、政治に対する金の腐敗した影響を除くべきです。透明度を高め、公共サービスの倫理を強化するべきです。議会がうまく機能しない場合は、我々は、議員たちが、融通のきかない極論ではなく、常識をもって対応できるような行政区画を整備するべきです。
これらすべての実現は、選挙に参加するか否かにかかっています。どの方向に権力が向かおうと、市民としての責任を全うするべきなのです。
アメリカ合衆国憲法は、驚嘆すべき、すばらしい贈り物です。しかし、一束の証書にすぎません。それ自体に力はないのです。力を与えるのは、我々市民であり、参加し、選択することによりそうなるのです。
我々は、自由のために立ち上がるのです。我々は、法を尊重し法の効力を行使します。アメリカは、決して脆くはありません。しかし、長い旅路を経てやっと手にした自由は、保証されたものではありません。
ジョージ・ワシントンは、自身の大統領退任スピーチにて、このように記しています。「自治とは、人民の安全、資産、自由を保証するものであるが、しかしながら異なる信条や異なる国家からそれを得るには、この真実を確信する心を弱らせるような、大いなる苦痛を伴うであろう」。我々は「嫉妬深い不安」をもってそれを順守し、「我々の国の一部を除外しようとしたり、この神聖なる団結を弱体化さしめるいかなる兆しをも」排除するべきだとしています。
政治的対話が蝕まれ、すばらしい人材が行政から排除されるとき、この団結は弱まります。意見が一致しない相手に対し恨みを持って粗雑に扱うようなアメリカ人は、心得違いをしているだけでなく、悪意があります。同じアメリカ人を、ほかの者よりも、よりアメリカ人らしいと決めつけても、この団結は弱まります。システム全体をまったくの悪と決めつけ、リーダーを選出した自分自身が果たした役割を検証することなく、自分たちが選び出したリーダーを批判しても、同様のことがいえます。
我々一人ひとりが、民主主義を「懸念する、嫉妬深い番人」たるべきであり、このすばらしい祖国をよりよいものにしようと常に務めるという、喜びに満ちた使命を担うべきです。我々の外見はすべて異なりますが、「市民」という誇らかな肩書を共有しています。
究極的には、これが、我々の民主主義が要求することなのです。民主主義は、みなさんを必要としているのです。それは、選挙がある時のみではありません。みなさんの権利が侵害された時のみでもありません。みなさんの生涯においてです
もし、みなさんが、インターネットで見知らぬ他人と議論することに疲れたなら、実際の生活で、他者と会話してみてください。なにか修理が必要であれば、靴を履いて、実際に整備してみてください。もし、選出した議員に失望したら、クリップボードを手に取ってサインをし、自分自身で立候補してみてください。足を踏み入れてください。飛び込んでみてください。やり通してみてください。
当選するかもしれません。落選するかもしれません。他人がなにかよいことをやってくれるだろうと期待するのには、リスクが伴い、プロセスにがっかりすることがあるかもしれません。
しかし、この作業の一部に参加し、間近で目撃する幸運に恵まれた場合は、エネルギーと刺激をもらうことができます。そして、まず間違いなく、アメリカとアメリカ人に対する信頼は、ゆるぎないものになるでしょう。私がそうでした。
この8年の間、私は若い卒業生や新任の軍官たちの、希望に満ちた顔を見てきました。答えを求めて悲しみに暮れる家族があれば、私はともに悲しみ、チャールストン教会において神の祝福を見ました。科学者たちの助けによって、麻痺した男性が再び触覚を取り戻し、傷づいた兵士たちが再び歩き出すのを目撃しました。医者やボランティアたちが、震災のあと再建に尽力し、その傷跡が広がるのを抑える場面に出会いました。幼い子供が、避難民を助ける義務、平和のなかで過ごすこと、そして、なによりも互いに気遣うことについて、思い出させてくれることもありました。
過去数年にわたって、私が大切にしてきた信念、それは、決してここから離れたものではありません。つまり、アメリカの一般的な人々がもつ、変わり続ける力です。その信念は、わたしが思いもよらない方法で報いてくれました。あなた方もきっと同じでしょう。
Yes We Can. Yes We Did.


今晩、この場にいらっしゃる方またはご自宅で見ている方の幾人かは、2004年、2008年、2012年も私たちとともにいてくださった方でしょう。そして、おそらく、すべてを終えようとしていることに、信じられない思いを抱いていると思います。
あなただけではありません。
ミッシェル。
ob03
過去25年にわたって、私の妻や子供たちの母であるのみでなく、私の親友でもあり続けてくれましたね。自らが望んだわけではない役割を引き受け、自ら作り上げてくれました。気品と勇気をもって、堂々と、そしてユーモアを失わず。
君のおかげで、ホワイト・ハウスは、みんなに開かれたものになりました。そして、新たな世代が君をロールモデルとして、より一層高みを目指しています。君のおかげで、私はとても誇らしい。そして、この国自体も君のことをとても誇らしく思っています。
マリアとサーシャ。
ob04
このような普通ではない環境に置かれても、君たちは素晴らしい若者に成長してくれました。賢く、美しく、そしてもっと大事なことに、心優しく、思慮深い、情熱に溢れた女性です。
スポットライトを浴びるという重荷を、何年にもわたり軽々と背負い続けてくれました。私の人生で成しえたすべての出来事のなかで、君たちの父であるということ。これを一番誇らしく思います。
そして、ジョー・バイデン。
ob05
スクラントンのガキ大将からデラウェア州でもっとも愛される男になった人物。
あなたは、私が最初に指名した、そしてベストの候補者でした。すばらしい副大統領であっただけでなく、その上に、私は兄弟をも得ました。私たちはあなたとジルを家族のように愛し、あなたの友情は、我々の人生に大きな喜びをもたらしてくれました。
私のすばらしいスタッフのみなさん。私は8年の間……みなさんのなかには、もっと長い方もいらっしゃいますね。みなさんからたくさんのエネルギーをもらい、みなさんが日々見せてくださるものを、反映しようと努力してきました。優しい心、よいお人柄、そして理想をです。みなさんが成長し、結婚し、子供が生まれ、やがて新たにみなさん自身のすばらしい旅路を始めるさまを見てきました。
ものごとがうまく行かず、鬱屈していても、みなさんは常にワシントンに尽くしてくださいました。我々の成し遂げてきた事柄以上に、私が誇りに思うのは、みなさんがここを出発点として、これから成し遂げるであろう事柄についてです。
そして、すべてのみなさん。見ず知らずの街に異動してくれた支援者の方々や、彼らを迎え入れてくれた心優しい家庭の方々。戸別訪問でドアをノックして歩いてくれたすべてのボランティアのみなさん、生まれて初めて投票用紙を投じた若者たち、厳しい変化のさなかを耐え抜いてくれたすべてのアメリカのみなさん。
みなさんは、最良のサポーターであり、望みうる最高の支援者でした。永遠に感謝します。なぜなら、イエス、我々は世界を変えたからです。
私が今宵、スタート時点よりも、この国について明るい展望をもってこの舞台を去ることができるのは、我々の努力が多くのアメリカ人の助けになっただけでなく、特に、ここにいるような大勢の若い人たちに、自分たちには、変化をもたらす力があると信じ、自分たち自身よりも大きな目標を掲げる力になれたことです。
来るべき世代のみなさん。非利己的で利他的、クリエイティブで愛国的なみなさん。私は全国各地で、みなさんの姿を見ました。みなさんは、公平で正義ある、懐の深いアメリカを信頼しています。みなさんは、たゆまぬ変化とは、アメリカの特徴であり、恐れるべきものではなく歓迎するべきものであることをご存じであり、民主主義を推し進めるこのつらい仕事を、担う意欲があります。みなさんの人数はじきに、我々ほかの世代を超えるでしょう。結果として、未来は善き手にゆだねられると私は信じています。
同志アメリカ国民のみなさん。みなさんに奉仕することは、私の人生における栄誉でした。これで終わりではありません。現に私は、こうして一市民として、生涯みなさんと共にあり続けます。今、若者のみなさんや、心は若者のみなさんすべてに、大統領として最後のお願いがあります。8年前に、みなさんが私にチャンスをくださった時にしたものと同じお願いです。
変化をもたらす力があることを信じてください。それは私にではなく、みなさんにあるのです。アメリカ建国の文書に記された信念を曲げないでください。奴隷や奴隷廃止論者がつぶやいた論を、移民や入植者、正義のために戦った人々により歌われた精神を、国旗を異国の戦場から月面へうち立てた人々により再確認された信念を。いまだその物語が、書き記されていないすべてのアメリカ人の核心たる信念をです。
Yes We Can.
Yes We Did.
Yes We Can.
ありがとうございました。神のご加護が、みなさんの上にありますように。アメリカ合衆国の上にあり続けますように。
(会場拍手)
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
「Yes We Did!」と叫んだオバマ大統領が残した「レガシー」 ラストスピーチで振り返った8年間
Kota Hatachi
オバマ米大統領が1月11日(日本時間)、最後の演説をした。

Darren Hauck / Getty Images
「Yes We Can! (私たちはできる!)」 「Yes We Did!(私たちは成し遂げた!)」 こう締めくくられたスピーチ。涙を流した人も多かった。

オバマ大統領は8年の任期中、どんなことを成し遂げたのか。演説の中で自らが振り返った「レガシー(遺産)」をまとめた。

Jonathan Ernst / Reuters
オバマ氏は演説で、「もし8年前のアメリカでこんなことを私が話していたら、目標が高すぎるのでは、と言うでしょう」と述べながら、自らの「レガシー」をアピールした。


景気の改善
オバマ氏がまず挙げたのは、景気対策。「自動車産業の復活させ、米国史上最長となる雇用創出を続けている」ことだ。

リーマンショック直後に就任したオバマ氏は、約90兆円にのぼる財政出動やGMの一時国有化をし、経済の立て直しをはかった。

演説の中盤では、こうも強調した。

「いま、経済は再び成長しているのです。賃金に所得、住宅価格、さらには退職積立金が、再び上昇しているのです。一方で貧困率は、再び下がっています」

「株価が記録を更新していても、富裕層は税金を公平に支払い、かたや失業率はおよそ10年ぶりに低い水準となりました。私たちは、人々がより良い生活を送れるようにするために、このようなことをしてきたのです。悪い生活ではなく」

ただ、このように自ら施策が「十分ではなかった」とも指摘している。

「上位1%の人たちが多くの富や収入を抱える一方で、都心部や農村部の多くの家族が置き去りにされています。月々の支払いに困窮している、レイオフされた工場労働者や、ウエイトレスや医療従事者たちです」


キューバ国交再開、イラン核合意、ビン・ラディン殺害

時事通信 / ホワイトハウス提供
外交面に関しては、「キューバの人々とともに新たな転換点を迎え、イランの核兵器開発を戦争することなく終わらせ、さらには9.11の首謀者を殺害」したことをアピールした。

アメリカとキューバは2015年7月、54年ぶりに国交を回復。16年には、オバマ氏が米国大統領として88年ぶりにキューバを訪問した。

核問題で対立していたイランとは、15年に「核合意」を果たした。核開発を削減することと引き換えに、米欧など6カ国はその経済制裁を解除した。

また11年には、アメリカ同時多発テロの首謀者とされているオサマ・ビン・ラディン容疑者がパキスタンに潜んでいたことが発覚。オバマ氏は、殺害作戦決行の許可を出している。


同性婚の合憲判決を支持

Mladen Antonov / AFP / Getty Images
オバマ氏は、LGBTへの差別にも言及し「結婚の平等を勝ち取った」とも語った。

2012年、オバマ氏は米国大統領として初めて、同性婚を支持する方針を明らかにしている。さらに、米最高裁が15年に下した「同性婚は合憲」という判断に対し、「アメリカにとっての勝利」との声明を出し、ホワイトハウスはレインボーカラーに染まった。


オバマケア(医療保険制度改革)
「健康保険に入っていなかった2千万の人々が、保健を受ける権利を確立」したとして、「オバマケア」とも言われる医療保険制度改革の成果を強調した。

アメリカには、国民皆保険制度がない。「オバマケア」は無保険ゆえに適切な医療を受けられない貧困層などの人たちに向け、最低限の保険加入を義務付ける制度だ。2010年に関連法が成立し、14年からスタートした。


自らのレガシーを列挙したオバマ氏は、こう言った。「これを、私たちは成し遂げた。これらを、あなたが成し遂げた。あなたがチェンジを作り出した」
その後の演説にも、自らの「レガシー」を挟み込んだ。たとえば、「温暖化対策」についてはこうだ。

「気候変動に対しては、挑戦しなければいけません。この8年間で私たちは海外の石油への依存度を半減させ、再生可能エネルギーへの依存度を倍増させました。そして、この惑星を守るための合意(パリ協定)の牽引役となったのです」

「私たちはこの問題に対して、ベストな選択をするための議論をすべきなのです。この問題を単純に否定することは、未来の子ども達を裏切ることにもつながります」


オバマ氏はさらに、自らの価値観を改めて示している。

John Moore / Getty Images
「私たちがその生活を守るためには、軍隊以上のものが必要です。私たちが恐怖に陥れば、民主主義は崩れてしまうかもしれない。だからこそ、私たち市民は、外部からの侵略者を警戒するのと同じように、私たちを私たちたらしめる価値観の弱体化を、防がなければならないのです」

そしてここで、テロ容疑者に拷問が実施されていたとの指摘がある、キューバ・グアンタナモ米軍基地の閉鎖(16年2月に発表)などにも触れた。

「だからこそ、私はこの8年間、テロリズムを根絶するために合法的に戦ってきました。拷問を終わらせ、グアンタナモを閉鎖するために働きかけ、市民の自由とプライバシーを守るための法律を整備してきました。そして、イスラム教徒のアメリカ人への差別を拒絶しました」

「だからこそ、私たちはグローバルな戦いから離脱できないのです。民主主義と人権、女性やLGBTの権利を、世界に広げていくために。たとえ、私たちの努力が不完全であっても、これらの価値観が、相手の都合で無視されたとしても」


トランプ次期大統領は、オバマ氏の政策の多くを批判している。オバマ氏の「レガシー」はどうなるのか。先行きは見えていない。

Jonathan Ernst / Reuters
【関連記事はこちら】
* オバマ米大統領、涙のラストスピーチで語った家族への愛
* もうすぐ任期終了のオバマ大統領。週末、秘書の結婚式で介添人をしていた


BuzzFeed JapanNews
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。