新型コロナウイルスについて:やってらんないわ(まとめ)【追記あり】 | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

巡回途中ではありますが、既にデータが消えていっているので取り急ぎ新型コロナウイルス関連のものを取り上げます。
 
既に身を守る段階に入っておりますので、身を守るために、下記を熟読してご対処くださいませ。
新型肺炎に関する公式発表と予防について
 
もしもの時のために下記を熟読してくださいませ。
「かぜ症状が1週間続く」に注意 新型肺炎診た医師語る
「今後1~2週間が瀬戸際」国の専門家会議が見解【全文】(2020年2月24日)
私たちはどう行動する | 特設サイト

保険適用後のウイルス検査、自己負担3割なら5400円

WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに
 
尚、新型肺炎についてのホットラインが厚生労働省が開いておりますので、該当する方は下記にご連絡くださいませ。
新型肺炎 電話相談窓口や予防法は?
新型ウイルス 相談・受診の目安を公表 厚労省
新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター
 
消毒用アルコールについての注意突起です。
消毒用アルコール ひと文字違いが命取り
 
ペットを飼われている方への注意突起です。
”【拡散希望】ペットにアルコール含有ウェットティッシュはNG”
飼い主感染時は犬猫接触避けて=新型コロナで獣医師会(まとめ):追記あり
 
新型コロナウイルス―日本経済新聞
関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
 
最新情報は下記でご確認くださいませ。
「新型肺炎」-NHK News Web
 
≪NHK特設サイト≫
特設サイト 新型ウイルス肺炎
SARSを上回るスピードで感染拡大を続ける新型コロナウイルス。症状は?治療は?注意が必要な人は?予防や対策は?未知のウイルスを「正しく怖がる」ための最新情報をまとめています
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 
≪これまでのデータ一覧≫
 
新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その8(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その9(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その10(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その11(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その12(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その13(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その14(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その15(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その16(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その17(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その18(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その19(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その20(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その21(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その22(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その23(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その24(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その25(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その26(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その27(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その28(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その29(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その30(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その31(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その32(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その33(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その34(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その35(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その36(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その37(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その38(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その39(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その40(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その41(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その42(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その43(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その44(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その45(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その46(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その47(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その48(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その49(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その50(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その51(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その52(まとめ)」。
 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 
 

・・・と行きたいところですが、昨日、普段切れない私がWHOの所業で切れましたので、番外編。

 

 

現在、国内での感染者・死亡者数は下記にて見ることができます。

特設サイト 新型ウイルス肺炎

 

世界の感染者死亡者数のデータは下記で観ることができます。

新型コロナ感染 世界マップ

※中国のデータは途中で累積の仕方を変えています。なので、実際の数字はもっと多いことが想定されます。


 

ずっとリサーチしていて、私がWHOの所業で切れた原因を以下に示します。世界でどんどん感染者が出ている中で・・・。

 

 

2月25日。WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は新型コロナウイルスの感染について、現状では世界的な大流行を意味する「パンデミック」には当たらず、ウイルスの感染拡大の封じ込めに全力を尽くすべきだと強調し、感染が拡大しているイランとイタリアに調査チームを派遣することを明らかにしました。
 

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「パンデミック」に当たらず WHO事務局長
2020年2月25日 4時45分 NHK
 
©NHK
 
WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は新型コロナウイルスの感染について、現状では世界的な大流行を意味する「パンデミック」には当たらず、ウイルスの感染拡大の封じ込めに全力を尽くすべきだと強調し、感染が拡大しているイランとイタリアに調査チームを派遣することを明らかにしました。

WHOのテドロス事務局長は24日、スイスのジュネーブの本部で開いた記者会見で、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況について、「パンデミック」を引き起こす可能性はあるとの考えを示しましたが、「WHOの評価としてはまだだ」と述べ、現時点ではウイルスの感染拡大の封じ込めに全力を尽くすべきだと強調しました。
 
韓国、イタリア、イランで新型コロナウイルスの感染が急速に広がっていることについて「現状では、ウイルスは収束できないほど世界的に広がっているとは言えず、大勢の重症患者や死者を引き起こしているとも言えない」と述べる一方、イランとイタリアに調査チームを派遣し、詳しく調べることを明らかにしました。
 
またテドロス事務局長は、中国に派遣した調査チームから、中国での感染は先月23日から今月2日の間にピークを迎え、今は減少傾向にあることや、より重い症状を引き起こすとも言われるウイルスの変異は確認されていない、との報告を受けたことを紹介しました。
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2月25日。新型コロナウイルスの感染防止策を検討するため、WHO=世界保健機関が中国に派遣した調査チームのメンバーが北京で記者会見し、感染拡大が深刻な都市を事実上封鎖するなどの措置を取った中国の対応を評価する一方、依然として感染のリスクがあると指摘し、感染防止策の継続を求めました。
 
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“都市封鎖”など中国の対応評価 WHOの調査チーム
2020年2月25日 5時58分 NHK
 
©NHK

新型コロナウイルスの感染防止策を検討するため、WHO=世界保健機関が中国に派遣した調査チームのメンバーが北京で記者会見し、感染拡大が深刻な都市を事実上封鎖するなどの措置を取った中国の対応を評価する一方、依然として感染のリスクがあると指摘し、感染防止策の継続を求めました。

WHOは、新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻な状況にある中国の湖北省武漢や広東省などに専門家を派遣して中国と合同で調査を行い、24日夜、WHOの事務局長補を務めるエイルワード氏が北京で記者会見しました。
 
エイルワード氏は、武漢を事実上封鎖する措置などが取られたことで新たに確認される感染者の数が以前に比べて減っている、と中国の対応を評価し、各国は参考にすべきだと述べました。
 
その一方、「肝心な点は新たな感染者の数の減少に自己満足すべきではないということだ。中国では依然としてウイルスに感染しやすい」と指摘し、中国に感染防止策の継続を求めました。
 
また記者会見では、中国側の専門家として出席した梁万年氏が、これまでに3000人以上の医療従事者の感染が確認されたと明らかにしました。
 
このほか、新型コロナウイルスの由来はコウモリである可能性がある一方、体がうろこで覆われている珍しい哺乳類の「センザンコウ」がウイルスを媒介した可能性があると指摘し、感染経路について調査を進めていると強調しました。
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実質は、ただ封鎖し消毒しただけで民間任せ、動物の殺傷、データ改ざんと言えるデータの見積もりの変更・情報操作・規制に、大量感染させた管理職を更迭、です。
 

CDCが危機感を示したあたりから・・・

 

 

2月28日。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック(世界的流行)の可能性がある」とし、自国には感染しないという考えは「致命的な誤り」と各国に一段の警戒を促した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック(世界的流行)の可能性がある」とし、自国には感染しないという考えは「致命的な誤り」と各国に一段の警戒を促した。

 

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新型肺炎「パンデミックの可能性」、WHOが各国に一段の警戒要求
2/28(金) 0:30配信 ロイター
 

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック(世界的流行)の可能性がある」とし、自国には感染しないという考えは「致命的な誤り」と各国に一段の警戒を促した。写真はWHOのテドロス事務局長。1月撮影(2020年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)
 
[ジュネーブ 27日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック(世界的流行)の可能性がある」とし、自国には感染しないという考えは「致命的な誤り」と各国に一段の警戒を促した。
 
テドロス事務局長は「いかなる国も、自国での感染はないとの思い込みは文字通り致命的な誤りだ」と警告。「主要7カ国(G7)のメンバーであるイタリアでの流行は実に驚きで、他の多くの先進国でもこうしたサプライズを想定すべき」と述べた。
 
イタリアに加え、集団的な感染が発生しているイランや韓国については、なお局地的な流行で、持続的な地域感染にはなっていないとし、感染封じ込めに向けた「決定的な時期」にあると警鐘を鳴らした。「恐怖におびえる時ではない。感染を防ぎ、命を救うために行動する時だ」とも強調した。
 
イラン保健当局はこの日、新型ウイルスによる死者が計26人になったと発表。感染者も前日から106人増え、245人に達した。エブテカール副大統領(女性・家族問題担当)が感染したことも明らかになった。
 
緊急事態プログラムの責任者マイク・ライアン氏はイランで致死率が約10%と高いことについて、政府が公表している数字以上に感染が広範に至っている可能性を示していると指摘。軽度の感染が確認できていない恐れがあり、治療というよりは監視面に問題がある恐れがあると述べた。
 
また、今夏の東京五輪の大会組織委員会と緊密に連携しているとし、開催の是非について直ちに決定されるとは思っていないと述べた。
 
*内容を追加しました。
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2月28日。新型コロナウイルスは感染者が中国に次いで多い韓国で2000人を超えるなど、世界的な感染拡大が続いています。WHO=世界保健機関は各国に対し、感染拡大を封じ込められるかどうかの「分かれ目にある」として、さらなる対策を講じるよう求めました。
 
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WHO「感染拡大封じ込め 分かれ目に」各国に対策を要求
2020年2月28日 11時57分 NHK
 

新型コロナウイルスは感染者が中国に次いで多い韓国で2000人を超えるなど、世界的な感染拡大が続いています。WHO=世界保健機関は各国に対し、感染拡大を封じ込められるかどうかの「分かれ目にある」として、さらなる対策を講じるよう求めました。

新型コロナウイルスの感染者は中国で7万8824人に上っているほか、中国に次いで感染者が多い韓国で2000人を超えて2022人となるなど世界的な感染拡大が続いています。
 
これについて、WHOのテドロス事務局長は、27日の記者会見で、「中国のように感染を封じ込める措置を取れば感染を減らせると分かった一方、中国以外のほかの国で感染者が増えているのはよくない知らせだ」と述べました。
 
このうち、245人の感染者が確認され、死者も26人に上っているイランでは、エブテカール副大統領が新型コロナウイルスに感染したと国営通信が伝えました。
 
大統領府のホームページに掲載されている26日の閣議の写真には、副大統領がロウハニ大統領とマスクをつけていない状態で2メートルほどの距離に座っている様子が写っていて、政権幹部への感染拡大を懸念する声も出ています。
 
こうした状況を踏まえて、WHOのテドロス事務局長は各国に対し、「対処のしかたによって感染は今後いかなる方向にも向かう状況だ。できることはすべてすべきだ」と述べ、感染拡大を封じ込められるかどうかの「分かれ目にある」として、さらなる対策を講じるよう求めました。
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ネット上で非難を浴びせている中、この顔見たくないという方も多いようです。
 
あほらしいというか、やってられませんが・・・。
 
主人からは「恥ずかしいとは思わないのか」という声を出しましたが、本人認識できていないと思います。
 
いわゆる、今回は毒吐き記事です。
 
因みに、新型肺炎で緊急事態を宣言を出したのは、1月31日です。
 
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WHO、新型肺炎で緊急事態を宣言 18カ国に感染拡大で
2020/01/31 05:09 ロイター
 

© Reuters/DENIS BALIBOUSE WHO、新型肺炎で緊急事態を宣言 18カ国に感染拡大で 

[ジュネーブ 30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は30日、感染が急速に拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言した。

中国・湖北省武漢を発生源とする新型肺炎の死者は170人に達した。これまでに死亡が確認されているのは中国国内のみだが、感染は18カ国に拡大し、世界の感染者は約8000人となった。人から人への感染ケースも引き続き確認されている。
 
WHOのテドロス事務局長は同日開いた緊急会合後、国際的な緊急事態に相当すると発表した。WHOは先週開いた2回の会合で、時期尚早として宣言が見送ったが、感染はその後、中国国外にも急速に広がった。

緊急事態宣言によって、感染拡大防止に向けた監視強化や措置拡充などが世界各国の保健当局に促されることになる。

事務局長は、今回の判断が中国に対する「不信任」ではないと強調した上で、「最大の懸念はより脆弱な医療制度の国に感染が拡大する可能性だ」と語った。

同時に、中国との取引や渡航の制限は勧告しないと述べた。

米国ではこの日、人から人への感染例が初めて確認された。米疾病対策センター(CDC)によると、中国への渡航歴がある中西部イリノイ州の女性から夫に感染した。夫妻はともに60歳代。これで米国内での新型肺炎の患者数は6人となった。

<経済的な影響>

2002─03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、死者は約800人に達し、世界的な経済損失は330億ドルと推計されている。

エコノミストは、世界経済に占める中国経済の規模拡大を踏まえ、新型肺炎による経済的な影響はSARSを超える可能性があると懸念する。

中国で事業を展開する世界の企業は対応に追われ、一時的な営業停止や社員による中国への渡航制限などの措置を取っている。

最新のケースでは、米アルファベット傘下のグーグルが中国のオフィスすべてを一時的に閉鎖。 スウェーデン家具小売イケアも中国店舗の営業停止に踏み切った。

世界の航空会社による中国便の運航見直しや運休も相次いでいる。
エールフランス、ルフトハンザ、エア・カナダ、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などはこれまでに中国本土への運航を見合わせた。

*内容を追加しました。
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出すの遅すぎです・・・。
 
今が踏ん張り時ですので、気合入れてやってまいりましょうかね・・・。
 
独自でやってまいりましょう。
 
因みに、短時間で大量の情報が挙げられており、追えなくなりましたので、今後どうするかは考えてみます。
 
今回はここまでとします。
 
そのつもりでしたが、追記です。
 
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 「パンデミックでない」WHO強調 新型コロナ感染拡大で危険性「最高」に引き上げ
2/29(土) 10:44配信  毎日新聞

 世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)の危険性評価で世界全体を「高い」から、最高の「非常に高い」に引き上げた。感染者の広がりが中国以外の世界全体に及んでいる状況を重視した。一方で、パンデミック(世界的な大流行)の宣言ではないと強調。発症した場合の重篤度の評価も変更せず、ウイルスの感染拡大を抑えることは可能だとして、各国に対策を急ぐよう求めた。
 
 WHOのテドロス事務局長は、この数日でイタリアやイランから各国に広がり、新たに感染者が見つかった国が増加している状況を憂慮して引き上げに踏み切った。
 
 WHOは中国での感染の危険を「非常に高い」とする一方、感染者や死者の大半は中国国内だとして世界全体については一段低い「高い」としてきた。
 
 WHOによると現在、中国以外で感染者が見つかったのは51カ国で4691人。全大陸に及び計67人が死亡した。
 
 一方、WHOは感染者や死者が急増しているイランに派遣した専門家チームがまだ入国できていないことを明らかにした。周辺国の航空会社がイラン路線の運航を取りやめたためで、到着は早ければ3月1日になるという。【パリ久野華代】
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ついでに、ネイチャーで取り上げられていたもの一部が取り上げられて報道されていたので取り上げます。
 
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コロナウイルス、中国は症状のない患者をカウントしていない。科学者でも分かれる賛否
2020.03.01 HARBOR BUSINESS Online
大西睦子
 
 先日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船し帰国した米国人のうち、11人は新型コロナウイルス陽性と判定されました。これらの人は、米国では新型コロナウイルスの感染者としてカウントされますが、中国ではカウントされません。一体どういうことでしょう?
 
■中国では陽性でも症状がないとカウントされない
 
 2020年2月20日の科学雑誌「ネイチャー」に、「科学者らは、中国の症状のない新型コロナウイルスの症例は報告しない、という決定に疑問を呈している」というニュースが報告されました。このニュースの内容は以下のようになります。
 
 2020年2月初め、中国東北部の黒竜江省当局は、「検査でウイルス陽性を示したが症状がなかった13人は、この地域の新型コロナウイルスに感染と確認された症例リストから削除された」と発表しました。当局は、「中国国家衛生健康委員会のガイドラインに沿っており、感染が『確認された症例』ではなく『陽性の症例』として分類されるべき」と述べます。委員会の公式日報には、「確認された症例」のみが記載されています。
 
 現在、中国の公式報告書によると、新型コロナウイルスの感染者数に、検査でウイルス陽性であっても症状のない人は含まれていません。それらの人は、14日間隔離され、保健当局によって監視されます。その期間に症状が現れた場合、新型コロナウイルスの感染確定症例として分類されます。
 
 ガイドラインの実施を支援する、北京の中国疾病管理予防センターのウー・ズニョウ局長は、「検査で陽性であっても、必ずしもウイルスに感染していることを意味しません。臨床検査では通常、咽頭や鼻腔のぬぐい液でウイルスの遺伝子を検出しますが、一部の人ではウイルスが細胞に侵入せず、複製を開始しない可能性があります」と言います。
 
■専門家の意見は賛否に分かれる
 
 この報告書に対して、「感染症の真の規模が隠されてしまう」と懸念する研究者と、「中国は、感染を広めている病気の患者の追跡を優先する権利がある」と主張する専門家に意見が分かれます。
 
 例えば、世界保健機関(WHO)の代表タリック・ジャシャレヴィッチ氏は、「公衆衛生の観点から、中国で症状がある患者の数を記録することに焦点を当てることは理にかなっています」と述べ、中国を擁護しました。
 
 一方、米ニューヨークのコロンビア大学のウイルス学者であるアンジェラ・ラスムッセン博士は、「ウイルスは通常、宿主(人間)内で複製して検出可能なレベルに達します。宿主の細胞に感染していない場合、ウイルスが鼻腔内にいても、鼻腔ぬぐい液にウイルスが検出されることは疑わしい」と言います。
 
 鼻腔ぬぐい液にウイルスが検出されるのであれば、宿主の細胞に感染している可能性が高いという指摘です。要するに、中国疾病管理予防センターのウー・ズニョウ局長の見解は間違っているのではないかと示唆しているのです。
 
 豪ブリスベンのクイーンズランド大学のウイルス学者イアン・マッカイ博士は、「公式のカウントからこれらの症例を除外すると、ウイルスが実際よりも深刻であるという印象を与えます。ウイルス感染の流行に対して準備している他国が誤解する可能性があります」、と言います。
 
 例えば、2月20日のWHOの報告では、中国では感染確定例は7万4675人で死亡者は2121人、つまり致死率は2.8%となりますが、「陽性の症例」を「確認された症例」に含めると、患者数が増えるので、致死率は減ります。
 
 米ボストンのハーバード公衆衛生大学院の感染症免疫学者マイケル・ミーナ博士は、「症状のない症例を数えないと、ウイルスをモデル化してその程度や広がりを理解する試みが妨げられます」「中国は、流行の動態を測定するのではなく、病気のケアを優先し、検疫を維持しているのでしょう。臨床的な観点からすると、症状のない症例を感染者数から除外することは正当化されます。なぜなら、もし症状がなければ治療の必要ないからです」と言います。
 
 ミーナ博士らは、これまで報告された7万4000例よりも、実際はるかに多くの人が感染しており、ほとんどの症例はおそらく無症候で、検査すれば陽性になると推測します。
 
 さらに、米メディアCNNは、中国で、ウイルス感染者のカウント方法が3回変更されたことを指摘します。

■感染者のカウント方法を矢継ぎ早に変更
 
 CNNによると、2月10日の週に、湖北省は「臨床的に診断された」症例を含めると発表しました。これらは、新型コロナウイルスの症状を示したが、検査を受けることができなかった、または偽陰性の(本当は感染しているのに、ウイルス検査の結果が陰性だった)患者でした。
 湖北省の医師らは、肺のCTスキャンを使用して、ウイルス検査なしで感染を確認しました。(つまり新型コロナウイルスによる肺の障害だけでなく、他のウイルスや細菌による肺障害も含まれる可能性があります。)この決定により、湖北省で確認された症例が急増し、2月12日だけで中国本土で1万5152を超える新しい感染者が発表されました。それまで2000~4000人前後で推移していた感染者数がその日だけ突出して多くなってしまったのです。
 
©HARBOR BUSINESS Online

 すると、2月14日に、中国政府はガイドラインを変更し、「臨床的に診断された」症例は、カウントから除外しました。これにより、感染者数は再び2000~3000人前後にまで落ち着きました。さらに現在、前述の「ネイチャー」で示すように、ウイルスが陽性で症状のある人のみが新型コロナウイルスの感染者として数えられます。
 
 なぜ中国は感染者数の数え方を3回も変更したのでしょう?CNNによると、中国当局は、新規コロナウイルスの検査の向上と述べているといいます。中国医師会感染症協会の王桂強所長は、「診断と治療の不一致を解決するために、このような臨床診断が導入され、患者のタイムリーな治療が可能になり、死亡率が低下しました。しかし今、湖北省の状況が変わった。核酸検査が大幅に改善され、疑わしいすべての症例または未確認の症例を迅速に検査できます」と主張します。
 
 それに対して、ハーバード公衆衛生大学院のエリック・フェイグル・ディン博士は、「1週間に2回も変更することは、非常に珍しい。症例は本当に減少したのでしょうか、それとも過去数日間症例を報告していなかったからでしょうか?本当の傾向を知ることが困難になり、解明が複雑になります」と批判します。そして博士は、検査結果が陽性であるが症状を示さなかった患者を数えないという中国の決定に眉をひそめ、「非常にイライラします」と言います。
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科学オタクであるがゆえに、私もブチ切れています。
 
 
※ここ数日寝込んでおりますので、巡回等ブログ活動が大変遅れており、申し訳ございません。
 
 
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