新型コロナウイルスについて:その27(まとめ) | Just One of Those Things

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昨夜、寝込んでしまいました。巡回途中ではありますが、既にデータが消えていっているので取り急ぎ新型コロナウイルス関連のものを取り上げます。

 
WHOより緊急事態宣言が出ておりますので、下記を熟読してご対処くださいませ。
新型肺炎に関する公式発表と予防について
 
尚、新型肺炎についてのホットラインが厚生労働省が開いておりますので、該当する方は下記にご連絡くださいませ。
新型肺炎 電話相談窓口や予防法は?
 

ペットを飼われている方への注意突起です。
”【拡散希望】ペットにアルコール含有ウェットティッシュはNG”

最新情報は下記でご確認くださいませ。
「新型肺炎」-NHK News Web
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 
≪これまでのデータ一覧≫
 
新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その8(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その9(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その10(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その11(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その12(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その13(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その14(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その15(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その16(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その17(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その18(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その19(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その20(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その21(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その22(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その23(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その24(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その25(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その26(まとめ)」。
 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 
※マスク関連の情報、経済関連の情報はよほどの情報でない限り取り上げていません。
 

1月30日。中国の湖北省武漢での新型のコロナウイルスの感染の拡大を受けて、現地からの帰国を希望する日本人を乗せたチャーター機の第2便が30日朝、羽田空港に到着しました。このうち発熱などの症状がある26人が入院しました。
 

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武漢からの第2便で帰国の日本人 発熱などの症状 26人が入院
2020年1月30日 23時01分 NHK
 
©NHK

中国の湖北省武漢での新型のコロナウイルスの感染の拡大を受けて、現地からの帰国を希望する日本人を乗せたチャーター機の第2便が30日朝、羽田空港に到着しました。このうち発熱などの症状がある26人が入院しました。

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、政府が手配したチャーター機の第2便は30日午前8時50分ごろ羽田空港に到着しました。
 
第2便には現地から210人が乗ったということで、帰国した人たちは入国手続きなどを済ませたあと、到着時に発熱などの症状がある人13人が救急車で都内の専用の施設がある別の病院に搬送され入院しました。
 
また発熱などの症状が無い人は政府が用意したバスで順次、東京・新宿区にある国立国際医療研究センターに移動し、一般の患者とは離れた場所でウイルス検査を受けました。
 
その結果、さらに13人が入院したということで第2便で帰国した人のうち現時点で合わせて26人が入院したことになりました。
 
そのほかの人は、97人が東京・北区にある財務省の研修施設に、87人が府中市にある警察大学校に移動しました。
 
厚生労働省はチャーター機で帰国した人についてウイルス検査の結果が陰性となった場合も今後、症状が現れる可能性が否定できないことなどから引き続き最大2週間、政府が確保した宿泊施設に滞在するよう求めていくことにしています。

■13人を4つの病院に搬送

関係者によりますと、30日、中国 湖北省武漢からチャーター機で帰国した人のうち、羽田空港から救急車で医療機関に搬送された13人の搬送先は、感染症治療のための専用の施設がある駒込病院、墨東病院、荏原病院、豊島病院の合わせて4つの病院です。

■第3便「鋭意調整中」官房副長官

西村官房副長官は30日の記者会見で、帰国を希望する日本人を乗せるためのチャーター機の第3便について「いま、中国当局と鋭意調整中だ。できるだけ速やかに帰国できるよう、あらゆる調整を重ねている」と述べました。

■「陰性でも最大2週間 施設に滞在を」厚労相

加藤厚生労働大臣は、30日に開かれた新型コロナウイルスへの対策を話し合う厚生労働省の会議で、武漢市から帰国した日本人について、検査の結果が陰性の場合も、今後症状が現れる可能性が否定できないことなどから引き続き最大限2週間、政府が確保した宿泊施設に滞在するよう求めていることを明らかにしました。
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1月30日。新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし3月に中国の杭州で開かれる予定だったパラ卓球の国際大会が延期されることになりました。
 

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中国 杭州で開催予定のパラ卓球国際大会が延期
2020年1月30日 23時08分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし3月に中国の杭州で開かれる予定だったパラ卓球の国際大会が延期されることになりました。

パラ卓球の国際大会、中国オープンは、ことし3月12日から15日まで中国の浙江省杭州で開かれる予定でした。
 
しかし国際卓球連盟は30日、新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて大会を延期すると発表しました。
 
東京パラリンピックの出場権はことし3月31日付けの世界ランキングで決まることになっていて、中国オープンは世界ランキングに反映されるポイントの高い大会でした。
 
そのため、日本からは東京パラリンピックの出場を目指す井上全悠選手や茶田ゆきみ選手など9人の選手が出場する予定でした。
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1月30日。中国の湖北省武漢に滞在歴がある京都の中国人留学生など男女3人が、30日夜、新たに新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。国内で感染が確認されたのは14人となりました。
 
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新型肺炎 国内感染者14人に 新たに男女3人感染確認
2020年1月30日 23時22分 NHK
 
©NHK

中国の湖北省武漢に滞在歴がある京都の中国人留学生など男女3人が、30日夜、新たに新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。国内で感染が確認されたのは14人となりました。

新たに感染が確認されたのは、京都府に住む20代の中国人留学生の女性と三重県に住む50代の外国籍の男性、それに中国・湖南省に住む30代のツアーコンダクターの女性です。
 
厚生労働省などによりますと、このうち京都府に住む中国人留学生の女性は今月22日に武漢から来日し、28日に38度台の発熱があり、救急搬送されました。
 
また三重県に住む外国籍の男性は先月24日から中国の湖北省武漢に滞在し、今月13日に日本に戻ったあと、28日に39度の発熱があり、29日、肺炎の兆候が見られたため入院しました。
 
さらに中国・湖南省に住む30代のツアーコンダクターの女性は、今月19日に武漢に滞在し、翌日に来日したあと、24日から発熱とせきが出て症状が悪化し、30日入院しました。
 
3人はいずれも30日、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 
国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、これで14人となりました。厚生労働省は国内では現在、流行が認められる状況ではなく、かぜやインフルエンザと同様に、手洗いやせきエチケットなどの感染症対策に努めてほしいと呼びかけています。
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1月30日。30日夜、羽田空港を出発したチャーター機の第3便は、31日未明に武漢の空港に到着し、帰国を希望する日本人を乗せて、31日午前中に羽田空港に戻る見通しです。
 
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チャーター機 第4便 来週にも派遣の方向で調整
2020年1月30日 23時34分 NHK
 
©NHK

30日夜、羽田空港を出発したチャーター機の第3便は、31日未明に武漢の空港に到着し、帰国を希望する日本人を乗せて、31日午前中に羽田空港に戻る見通しです。

外務省は、現地で帰国を希望する人が、まだおよそ300人いるとしていて、全員が搭乗できないことから、チャーター機の第4便も派遣する方針です。政府は、30日まで3日連続でチャーター機を運航しましたが、第4便は、来週にも派遣する方向で中国政府と調整を進めています。
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1月31日。30日、中国の湖北省武漢からチャーター機の第2便で帰国し、発熱の症状などを訴えて入院した26人のうち、羽田空港から病院に搬送された13人は検査の結果、いずれも新型コロナウイルスへの感染は確認されませんでした。
 
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チャーター機第2便 発熱など訴えた13人 感染確認されず
2020年1月31日 1時18分 NHK
 
©NHK

30日、中国の湖北省武漢からチャーター機の第2便で帰国し、発熱の症状などを訴えて入院した26人のうち、羽田空港から病院に搬送された13人は検査の結果、いずれも新型コロナウイルスへの感染は確認されませんでした。

30日、中国・湖北省武漢から羽田空港に到着した第2便のチャーター機では、210人が帰国し、このうち26人が発熱やせきなどの症状があり入院しました。
 
厚生労働省などによりますと、入院した人のうち、空港から搬送された13人は検査の結果、いずれも新型のコロナウイルスへの感染は確認されませんでした。
 
ほかに入院している13人など、第2便で帰国した残りの197人も全員ウイルス検査を受けていますが、検査結果はまだ明らかになっていません。
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1月31日。新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国・湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せるチャーター機の第3便が、日本時間の31日午前2時半前、武漢に到着しました。
 
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チャーター機 第3便 武漢到着 午前中に羽田空港へ
2020年1月31日 4時28分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国・湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せるチャーター機の第3便が、日本時間の31日午前2時半前、武漢に到着しました。

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、政府はチャーター機を手配して、現地に滞在する日本人の希望者全員を順次、帰国させることにしていて、30日までの2日間で416人が日本に戻りました。
 
チャーター機の第3便は30日午後10時45分すぎに羽田空港を出発し、日本時間の31日午前2時25分すぎに、武漢の空港に到着しました。
 
チャーター機はこのあと、帰国を希望する日本人を乗せて武漢を出発し、午前中に羽田空港に戻る見通しです。
 
現地には帰国を希望する人がまだいることから、政府はチャーター機の第4便を来週にも派遣する方向で中国政府と調整を進めています。
今後、帰国希望者が大幅に増えなければ、第4便がチャーター機の最後の派遣となる見通しです。
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1月31日。新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、ヨーロッパやアジア、それに中東などの航空会社では中国の各都市を結ぶ定期便の運航を見合わせる動きが広がっています。
 
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中国との定期便 運航見合わせ広がる 欧州やアジア 中東で
2020年1月31日 6時50分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、ヨーロッパやアジア、それに中東などの航空会社では中国の各都市を結ぶ定期便の運航を見合わせる動きが広がっています。

このうちフランスのエールフランスは30日、フランスと北京や上海とを結ぶ便の運航を来月9日まで見合わせると発表しました。
 
ただエールフランスは、定期便を利用してすでに中国を訪問し帰国を希望する客や従業員を対象にした特別便を、今後運航することにしています。
 
また、オランダのKLMオランダ航空も北京や上海とを結ぶ便の運航を来月3日から来月9日まで見合わせると発表しました。
 
このほかこれまでにイギリスのブリティッシュ・エアウェイズやドイツのルフトハンザ航空、それにオーストリア航空やスイス・インターナショナルエアラインズ、スペインのイベリア航空なども、中国の各都市を結ぶ定期便の運航を見合わせるとしています。

■アジアや中東でも

アジアや中東などの航空会社でも中国の各都市を結ぶ定期便の運航を見合わせる動きが広がっています。
 
このうち、インドのエアインディアは、上海を結ぶ便の運航を来月14日まで見合わせると発表しました。
 
また、イスラエルのエルアル航空は、北京を結ぶ便の運航を3月25日まで見合わせると発表しました。
 
このほか、エジプト航空や、ミャンマー国際航空、それにマダガスカル航空など、アジアや中東の航空会社も中国への運航を見合わせていて、これまでにおよそ30の航空会社が運航見合わせを発表しています。
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1月31日。新型のコロナウイルスの感染拡大が最も深刻な中国の湖北省では、連日、3万人以上が発熱を訴えて病院に詰めかけ、急増する患者に医療体制が追いつかない状況が続いており、医療体制の拡充が喫緊の課題となっています。
 
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中国 湖北省「患者が臨時診療所に滞留」中国メディア
2020年1月31日 7時17分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染拡大が最も深刻な中国の湖北省では、連日、3万人以上が発熱を訴えて病院に詰めかけ、急増する患者に医療体制が追いつかない状況が続いており、医療体制の拡充が喫緊の課題となっています。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中国では、患者の数は7711人、死亡した人は170人に上っています。
 
このうち患者数が4000人を超えて最も深刻な湖北省では、連日、3万人以上が発熱を訴えて各地の病院や診療所に詰めかけており、患者の急増に、医療施設や医療関係者の数が追いつかなくなっています。
 
中国のメディア「財新」は「指定された大型病院は患者を受け入れられず、感染が疑われる患者が住宅地ごとに臨時に設けられた診療所に滞留していて、入院を待っている間に重症化している」と指摘しています。
 
そのうえで「症状の重い患者は今後毎日数百人のペースで増え続け、重症患者への治療が行き届かなくなるおそれがある」と警告しています。
 
実際、中国のSNS上では、母親が肺炎で亡くなったうえに、父親も隔離され、みずからも熱があるものの病院で治療を受けられず、助けを求める武漢の女性の書き込みなど窮状を訴える投稿が相次いでいます。
 
中国政府はこれまでに全土から6000人の医療関係者を湖北省に派遣し、病院のベッド数も大幅に増やすとしていますが、湖北省では、患者の数だけでなく、症状の重い患者の数も増え続けており、医療体制の拡充が喫緊の課題になっています。
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1月31日。新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、厚生労働省は水際の対策を強化するため、症状のある無しにかかわらず中国からの入国者全員に武漢の滞在歴や症状の有無などを聞く質問票を配布し、必要な場合は個別に健康状態を確認していくことになりました。
 
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中国からの入国者全員に質問票配付へ 新型肺炎で 厚労省
2020年1月31日 7時23分 NHK
 
©NHK

新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、厚生労働省は水際の対策を強化するため、症状のある無しにかかわらず中国からの入国者全員に武漢の滞在歴や症状の有無などを聞く質問票を配布し、必要な場合は個別に健康状態を確認していくことになりました。

厚生労働省は武漢だけでなく、中国全土で感染者が増加していることから、症状のある無しにかかわらず、中国からのすべての入国者に質問票を機内や船内で配布することになりました。
 
質問票では武漢の滞在歴や、発熱などの症状の有無、そして、国内での連絡先などの記入を求めます。
 
そのうえで症状がある場合は、医療機関を受診してもらうよう呼びかけるほか、症状が無くても必要のある場合は、電話などで個別に健康状態を確認していくということです。
 
厚生労働省は「質問内容の詳細を速やかに検討しできるだけ早く質問票を配り始めたい」としています。
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1月31日。中国国営の新華社通信によりますと、北朝鮮の鉄道省は北京とピョンヤンなどを結ぶ中朝間の旅客列車について、運行を停止すると中国側に通知しました。新型のコロナウイルスの感染拡大を受けた措置だとみられます。
 
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北朝鮮鉄道省 中国と結ぶ旅客列車の運行停止 新華社通信
2020年1月31日 7時40分 NHK
 
©NHK

中国国営の新華社通信によりますと、北朝鮮の鉄道省は北京とピョンヤンなどを結ぶ中朝間の旅客列車について、運行を停止すると中国側に通知しました。新型のコロナウイルスの感染拡大を受けた措置だとみられます。

これに先立って北朝鮮は、中国人を含む外国人観光客を受け付けなくなっています。
 
北朝鮮の国営メディアは新型のコロナウイルスへの対応について「国家の存亡にかかわる重大な政治的問題だ」として、「国家非常防疫態勢」を宣告して空港や港での検疫態勢を強化していて、国内へのウイルスの流入に神経をとがらせていることがうかがえます。
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1月31日。新型のコロナウイルスの感染拡大が最も深刻な中国、湖北省の保健当局は、30日、新たに42人が死亡したと発表し、今回の感染拡大に伴う死者は、これで合わせて212人となり、200人を超えました。
 
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中国 新型肺炎の死者 200人超える 湖北省 保健当局
2020年1月31日 7時52分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染拡大が最も深刻な中国、湖北省の保健当局は、30日、新たに42人が死亡したと発表し、今回の感染拡大に伴う死者は、これで合わせて212人となり、200人を超えました。
 
また、感染が確認された患者の数は湖北省だけで新たに1220人増えたということでこれまでに発表されている中国全体の患者の数とあわせると8931人となります。
 
2003年に流行した新型肺炎、「SARS」の、世界全体の患者の数は、8096人でしたがこれを上回ったことになります。
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1月31日。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、WHO=世界保健機関が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことについて、WHOで感染症対策を指揮した経験のある東北大学の押谷仁教授は「この1週間で、日本などでヒトからヒトに感染したケースが複数確認されるなど、国境を越えてこれからも感染が広がっていくリスクが高いということを鑑みたと思う」と述べました。
 
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WHO宣言 専門家「封じ込め SARSより難しいと見ている」
2020年1月31日 8時03分 NHK
 
©NHK

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、WHO=世界保健機関が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことについて、WHOで感染症対策を指揮した経験のある東北大学の押谷仁教授は「この1週間で、日本などでヒトからヒトに感染したケースが複数確認されるなど、国境を越えてこれからも感染が広がっていくリスクが高いということを鑑みたと思う」と述べました。

そのうえで、「2003年に感染が拡大したSARSと決定的に異なるのは、軽症や、症状が出ないケースが一定程度あることだ。そうした人たちから感染するリスクが否定できず、知らず知らずのうちに広がるおそれがあり、WHOも、封じ込めはSARSより難しいと見ていると思う。今後は、医療体制がぜい弱な国の支援を含めて、国際社会が連携して対策にあたる必要があるほか、日本を含めて、感染拡大を前提にした医療体制の整備を真剣に考える時期に来ている」と指摘しました。
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1月31日。安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国・湖北省武漢からチャーター機で帰国した人たちに支払いを求めるとしていた1人およそ8万円の費用について、政府が負担する方向で検討する考えを明らかにしました。
 
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首相 チャーター機の費用約8万円 政府が負担する方向で検討
2020年1月31日 9時20分 NHK
 
©NHK

安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国・湖北省武漢からチャーター機で帰国した人たちに支払いを求めるとしていた1人およそ8万円の費用について、政府が負担する方向で検討する考えを明らかにしました。
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1月31日。イタリアでは30日、およそ6000人を乗せた大型のクルーズ船で、新型コロナウイルスに感染している疑いのある乗客が出たことから検査の結果が出るまで乗客全員が一時、船から降りるのを禁じられる事態となりました。
 
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クルーズ船から一時6000人降りられず 感染疑いの乗客の検査で
2020年1月31日 9時37分 NHK
 
©NHK

イタリアでは30日、およそ6000人を乗せた大型のクルーズ船で、新型コロナウイルスに感染している疑いのある乗客が出たことから検査の結果が出るまで乗客全員が一時、船から降りるのを禁じられる事態となりました。

地元メディアによりますと、感染の疑いがあったのは香港からの観光客の女性で発熱などの症状を訴えたため、一緒に旅行している夫ともに新型のコロナウイルスに感染しているかどうかの検査を受けたということです。
 
検査の結果、2人は感染していないことが確認されましたが、首都ローマ近郊の港に停泊していたクルーズ船では、地元当局の要請を受けて乗客全員が数時間にわたって、船内にとどまることになったということです。
 
クルーズ船はイタリア北西部のサボーナ港を出港し、フランス南部のマルセイユやスペイン北東部のバルセロナなど地中海をまわるツアーで、中国本土や香港から乗船している観光客はおよそ750人に上ると伝えられています。
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1月31日。新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国 湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せたチャーター機の第3便が、羽田空港に向けて、日本時間の午前8時前、武漢の空港を出発しました。羽田空港への到着は、午前10時半ごろになる見通しです。
 
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チャーター機 第3便 帰国希望の149人乗せ武漢を出発
2020年1月31日 9時59分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国 湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せたチャーター機の第3便が、羽田空港に向けて、日本時間の午前8時前、武漢の空港を出発しました。羽田空港への到着は、午前10時半ごろになる見通しです。

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、政府はチャーター機を手配して、現地に滞在する日本人の希望者全員を順次、帰国させることにしていて、30日までの2日間で416人が日本に戻りました。
 
チャーター機の第3便は30日午後10時45分すぎに羽田空港を出発し、日本時間の31日午前2時25分すぎに、武漢の空港に到着しました。
 
その後、帰国を希望する日本人149人が乗り込み、午前7時45分武漢の空港を出発しました。
 
羽田空港への到着は、午前10時半ごろになる見通しです。
 
乗り込んだ人たちは、発熱やせきなどの症状がないか医療チームの検査を受け、症状のあるなしにかかわらず、日本に到着後、医療機関でウイルス検査を受けてもらうということです。
 
現地には、帰国を希望する人がまだいることから、政府は、チャーター機の第4便を来週にも派遣する方向で中国政府と調整を進めています。
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1月31日。イタリア政府は30日、中国湖北省からイタリアに観光で訪れている中国人夫婦が新型のコロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。イタリアで感染者が確認されるのはこれが初めてです。
 
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新型肺炎 イタリアで初の感染者確認 観光で訪問の中国人夫婦
2020年1月31日 10時08分 NHK
 
©NHK

イタリア政府は30日、中国湖北省からイタリアに観光で訪れている中国人夫婦が新型のコロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。イタリアで感染者が確認されるのはこれが初めてです。

この夫婦は、今月23日にイタリア北部のミラノに到着し、その後、首都ローマに移動しましたが、29日に2人が体調不良を訴えて検査を受けたところ、感染が確認されたということです。
 
イタリア政府は、夫婦と同じ観光バスに乗っていた中国人の観光客の検査を行うとともに、イタリアと中国を結ぶ航空便の運航を当面、停止すると発表しました。
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1月31日。新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、WHO=世界保健機関は専門家による緊急の委員会を開き、感染がほかの国でも拡大するおそれがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
 
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WHO「緊急事態」を宣言 医療のぜい弱な国への感染拡大懸念
2020年1月31日 10時37分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、WHO=世界保健機関は専門家による緊急の委員会を開き、感染がほかの国でも拡大するおそれがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。

WHOは医療態勢のぜい弱な国への感染拡大を懸念しているとしたうえで、ワクチンや治療法の開発を促進するとともに、そうした国への支援を行うべきとしています。
 
スイスのジュネーブにあるWHOの本部で、30日行われた緊急の委員会には各国の専門家や保健当局の担当者が参加し、中国を中心に感染が拡大する新型のコロナウイルスの状況について協議しました。
 
委員会のあと記者会見したテドロス事務局長は、感染がほかの国でも拡大するおそれがあるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」だと宣言しました。
 
そして貿易や人の移動を制限することは勧告しないとしたうえで、医療態勢がぜい弱な国を支援すること、ワクチンや治療法、それに診断方法の開発の促進、風評や誤った情報が拡散することへの対策、データの共有などを行うべきだとしています。
 
WHOは今月22日と23日にも緊急の委員会を開きましたが、緊急事態にはあたらないと判断していました。
 
緊急事態の宣言は、2009年の豚インフルエンザや2014年のポリオ、そして去年7月のアフリカ中部でエボラ出血熱の感染が拡大した際などこれまでに5回出されています。

■日本政府 これまで実施の取り組みを徹底

日本政府は、国内ではすでに今回のウイルスによる肺炎を感染症法に基づく「指定感染症」などに指定しており、水際対策の強化や、中国・武漢に滞在歴がある人の健康状態の確認などを先行的に実施しているとして、これまで実施している取り組みを徹底するとしています。

■中国「WHOなどと公共衛生の安全守る」

WHO=世界保健機関が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことについて、中国外務省の報道官はコメントを発表し「中国は、WHOと密接な意思疎通と良好な協力関係を保っている。WHOや各国とともに、引き続き世界や地域の公共衛生の安全を守っていきたい」と強調しました。
 
また、国家衛生健康委員会もコメントを出し「中国政府は新型のコロナウイルスによる感染拡大の防止を重視していて、すでに最大限の厳しい対策を講じている。われわれは病気の流行をコントロールし、最終的に打ち勝つ自信と能力がある」と強調するとともに、国際社会に対し、中国の対策を支持するよう求めています。
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文字数が上限となりましたので、科学もの報道データの枠で続報を取り上げます。
 
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※巡回等ブログ活動が大変遅れており、大変申し訳ございません。
 

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