新型コロナウイルスについて:その8(まとめ) | Just One of Those Things

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昨日に引き続き、喉風邪気味で休んでおりました・・・。新型コロナウイルス関連の報道が滝のように流れているので、取り急ぎ取り上げます。
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 
前回の「新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」より。
 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 
 
1月22日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について中国政府は、患者は440人に増え、死者は9人、症状が重い患者は102人に上ると発表しました。中国政府の専門家チームの医師も感染した疑いがあると伝えられ医療従事者の感染の予防も課題になっています。
 
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新型ウイルス肺炎 患者440人 死者9人 重症102人 医師も感染か
2020年1月22日 18時45分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について中国政府は、患者は440人に増え、死者は9人、症状が重い患者は102人に上ると発表しました。中国政府の専門家チームの医師も感染した疑いがあると伝えられ医療従事者の感染の予防も課題になっています。

中国の国家衛生健康委員会によりますと21日までに感染が確認された患者は、武漢を含む湖北省で375人、広東省で26人、北京で10人、上海で9人など合わせて440人に上り、前の日より100人以上増えています。
 
このうち、死者は9人、症状が重い患者は102人に上るとしています。
国家衛生健康委員会の李斌副主任は、感染拡大以来初めて開いた22日の記者会見で、「ヒトからヒトへの感染や医療従事者への感染が見られる」と述べたうえで、「ウイルスは変異する可能性がある」として感染がさらに拡大するリスクがあると指摘しました。
 
また、国営の中国中央テレビは中国政府の肺炎対策の専門家チームの一員で、武漢を訪れた北京大学の男性医師1人も感染した疑いがあると伝えました。
 
この医師は2003年に新型肺炎「SARS」が流行した際にも第一線で対応にあたった医師だということです。
 
国家衛生健康委員会の幹部は記者会見で、院内感染の予防措置に不十分な点があることを認め、今後、より厳格な対策をとっていく考えを示しました。
 
中国では24日から旧正月の「春節」にあわせた大型連休が始まり、大勢の人が移動するだけに、中国政府は国を挙げて感染拡大の阻止に取り組むとしています。
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1月22日。新型のコロナウイルスの由来が湖北省武漢の海鮮市場で売られていた野生動物と考えられると指摘されていることを受けて、インターネット上にはこの海鮮市場で野生動物を販売する店舗とみられる写真が相次いで投稿されています。
 
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新型ウイルス肺炎 市場の店の写真 ネットに投稿相次ぐ
2020年1月22日 19時20分 NHK
 
©NHK
 
新型のコロナウイルスの由来が湖北省武漢の海鮮市場で売られていた野生動物と考えられると指摘されていることを受けて、インターネット上にはこの海鮮市場で野生動物を販売する店舗とみられる写真が相次いで投稿されています。
 
©NHK
 
このうち北京の有力紙「新京報」はSNSの公式アカウントで、店舗とみられる写真や販売されている動物の料金表とみられる写真を投稿しています。料金表には、イノシシやタケネズミ、それにアナグマなどのほか、クジャクやワニなど鳥類やは虫類の名前も確認できます。
 
「新京報」によりますとこの市場では複数の店舗が野生動物を販売していて、現在、市場では、営業が取りやめになっているということです。

■中国の市場や食堂では
 
©NHK
 
新型のコロナウイルスをめぐって中国の保健当局は、武漢の海鮮市場で売られていた野生動物が感染源の可能性があると指摘していて、中国各地では対策の動きが出ています。
 
このうち、南部の広東省広州にある生きた鶏や鴨などの卸売市場では、数日前に消毒作業が行われたということです。従業員の男性は「感染が心配です。管理者からも取引先が来たらマスクを渡すよう言われています」と話していました。
 
また、食品などを扱う市民向けの市場では、生きた鶏やヘビ、小さなサソリやウサギなどさまざまな動物が売られていました。
 
中国の旧正月を前に多くの買い物客でにぎわっていましたが、マスクを付けた人の姿が目立っていました。
 
このほか、市内の食堂では、ウイルスの感染源の可能性がある例として専門家が指摘したタケネズミの写真と、その料理の写真が地元の人気メニューとして飾られていました。
 
食堂の従業員の男性は「以前は扱っていたがしばらく前からもう扱っていない。肺炎が広まって以降、制服を着た人が来て、売ってはいけない物についていろいろ言われた」と話していました。
 
©NHK
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1月22日。国営の中国中央テレビは、湖北省の武漢で、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者を受け入れている「発熱外来」を、21日取材したとする映像を伝えています。
 
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中国中央テレビ 武漢の「発熱外来」の映像伝える
2020年1月22日 19時32分 NHK
 
国営の中国中央テレビは、湖北省の武漢で、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者を受け入れている「発熱外来」を、21日取材したとする映像を伝えています。
「発熱外来」では、防護服を着た医療スタッフが対応に当たっていて、患者の増加に対応するため、面積を5倍に拡大したなどと伝えています。
また、武漢の街頭では、清掃作業員が道路の消毒作業を行うなど感染拡大を防ぐための対策を強化しているほか、商店では、多くの市民がマスクや薬を買い求めていると伝えています。
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1月22日。WHO=世界保健機関は、中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えていることについて対応を協議するため、日本時間の午後8時すぎから緊急の委員会を開いています。委員会では最新の感染状況などを踏まえて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか判断する見通しです。
 
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新型ウイルス肺炎 WHOが委員会 「緊急事態」かどうか判断へ
2020年1月22日 20時33分 NHK
 
©NHK
 
WHO=世界保健機関は、中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えていることについて対応を協議するため、日本時間の午後8時すぎから緊急の委員会を開いています。委員会では最新の感染状況などを踏まえて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか判断する見通しです。

新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎は、中国の湖北省武漢を中心に感染が広がり、中国のほかに日本やアメリカなどでも患者が確認されています。
 
こうした事態を受けてWHOはスイスのジュネーブにある本部で日本時間の午後8時すぎから、中国や日本、アメリカなど各国の専門家や保健当局の担当者など合わせて20人以上が参加する緊急の委員会を開き、対応を協議しています。
 
委員会では、電話で各地を結んで最新の状況についての報告が行われ、専門家が国を超えて感染が広がるおそれのある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」かどうか判断する見通しです。
 
WHOはこれまでに2009年の豚インフルエンザや、去年のエボラ出血熱などで「緊急事態」を宣言しています。
 
今回、委員会が「緊急事態」と判断した場合、WHOは空港や港での検疫の強化といった対策を各国に勧告するとみられ、感染の拡大を防ぐ国際的な対応が求められることになります。

■WHOによる過去の「緊急事態宣言」

WHO=世界保健機関の「緊急事態」は、2003年に中国やアジア各地を中心に広がった新型肺炎「SARS」での対応を踏まえて、2005年に改正された「国際保健規則」に基づいて宣言されます。
 
「緊急事態」は、▼病気が国際的に拡大し、ほかの国に公衆衛生上の危険をもたらすとみられ、▼緊急に国際的な対策の調整が求められるときに、WHOのトップ、事務局長が、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」として宣言することになっています。
 
これまでに「緊急事態」が宣言されたのは、
▼2009年4月に、当時、新型とされたインフルエンザが世界的に拡大したとき、
▼2014年5月に、手足のまひなどを引き起こす、ポリオへの感染者がパキスタンやシリアなどアジアやアフリカ諸国で増えたとき、
▼2014年8月に、致死率が高いエボラ出血熱が西アフリカのリベリアなどで広がったとき、
▼2016年2月に、妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんに小頭症などの障害が出るジカ熱がブラジルなど中南米で拡大したとき、
それに、▼去年(2019)7月に、エボラ出血熱がアフリカ中部のコンゴ民主共和国やウガンダで広がったときの5回あります。
 
緊急事態宣言が出されると、WHOは加盟国に対し、事務局長が勧告を出すことになっています。
 
勧告は、感染の拡大を防ぐことや、人やモノの移動について不必要な制限をしないという観点も考慮して出されます。
 
これに基づいて、各国は対応を取ることになっていて、たとえば去年、エボラ出血熱に関して緊急事態宣言が出されたとき、厚生労働省は、病気が発生している国に行く際には発生地域には近づかず、患者への接触を避けるなどといった行動を呼びかけるとともに、帰国時の検疫への協力を呼びかけました。
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1月22日。来月、中国の武漢で予定されていたサッカー女子の東京オリンピックのアジア最終予選が新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がっているため、開催地を同じ中国の南京に移して行われることになりました。
 
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サッカー女子五輪予選 肺炎拡大で武漢から会場を変更
2020年1月22日 21時21分 NHK
 
©NHK
 
来月、中国の武漢で予定されていたサッカー女子の東京オリンピックのアジア最終予選が新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がっているため、開催地を同じ中国の南京に移して行われることになりました。

これはアジアサッカー連盟が発表しました。
 
サッカー女子の東京オリンピックのアジア最終予選は、7チームが2つのグループに分かれて1次リーグが行われ、このうち、湖北省・武漢では来月3日から9日まで地元の中国、オーストラリア、タイ、台湾の4チームが参加するグループBの試合が行われる予定でした。
 
しかし、現地で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がっていることから、開催地を同じ中国の、江蘇省・南京に移すことになりました。
 
試合の日程に変更はなく、もう1つのグループAは韓国のチェジュ島(済州島)で予定どおり行われるということです。
 
アジア最終予選では、それぞれのグループの上位2チームが参加するプレーオフで勝った2チームが東京オリンピックの出場権を獲得することになっていますが、日本はすでに開催国枠での出場が決まっています。
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1月22日。中国で新型のコロナウイルスによるものとみられる肺炎の感染が広がっている問題で、台湾の蔡英文総統は、観光当局が地元の旅行会社に対して、武漢への団体ツアーを一時停止するよう要請したことを明らかにしました。また、武漢からの団体ツアーの受け入れも、一時停止するよう要請したということです。
 
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新型ウイルス肺炎で台湾当局 武漢団体ツアー一時停止を要請
2020年1月22日 21時47分 NHK
 
©NHK
 
中国で新型のコロナウイルスによるものとみられる肺炎の感染が広がっている問題で、台湾の蔡英文総統は、観光当局が地元の旅行会社に対して、武漢への団体ツアーを一時停止するよう要請したことを明らかにしました。また、武漢からの団体ツアーの受け入れも、一時停止するよう要請したということです。

観光当局によりますと、春節の大型連休で今月29日までの間に、武漢から10組の団体ツアーが台湾を訪れる予定でしたが、いずれもこの期間中のツアーは中止されたということです。
 
台湾では、武漢から戻ってきた50代の女性の感染が21日確認されていて、春節の大型連休を前に駅などではマスクをした人たちの姿が多くみられました。
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1月22日。中国の習近平国家主席は、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相と22日相次いで電話で会談し、中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによるとみられる肺炎の対策について、国際社会と協力して対策を取る考えを強調しました。
 
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「肺炎対策で国際社会と協力」 習主席 仏独首脳と電話会談
2020年1月22日 23時15分 NHK
 
©NHK
 
中国の習近平国家主席は、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相と22日相次いで電話で会談し、中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによるとみられる肺炎の対策について、国際社会と協力して対策を取る考えを強調しました。

中国外務省によりますと、フランスのマクロン大統領との電話会談では、マクロン大統領が、新型コロナウイルスによるとみられる肺炎について、「中国が積極的に対応していることをフランスは支持しており、中国と衛生面での協力を強化したい」と述べたということです。
 
これに対して習主席は、「感染発生以来、中国は、予防や抑制の措置を周到に行い、WHO=世界保健機関や関係国などにも速やかに情報を提供している」と述べたうえで、中国は国際社会と協力して、有効な対策を取る考えを伝えました。
 
また、ドイツのメルケル首相も電話会談で、この問題で中国に協力する用意があるという考えを伝え、習主席は、謝意を示したうえで、国際社会との協力を緊密にしていく考えを強調したということです。
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1月23日。中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が拡大していることを受けて、武漢の地元当局は、感染の拡大を防ぐため、武漢市内のバスや地下鉄、長江をわたる客船などについて、現地時間の23日午前10時から当面の間、運行をとりやめると発表しました。また、市民に対して、特別な用事がないかぎり、武漢を離れないよう求めています。
 
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新型ウイルス肺炎 拡大防止へ武漢の交通機関 運行を取りやめ
2020年1月23日 4時07分 NHK
 
©NHK
 
中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が拡大していることを受けて、武漢の地元当局は、感染の拡大を防ぐため、武漢市内のバスや地下鉄、長江をわたる客船などについて、現地時間の23日午前10時から当面の間、運行をとりやめると発表しました。また、市民に対して、特別な用事がないかぎり、武漢を離れないよう求めています。
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1月23日。東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本感染症学会は注意すべき感染症のリストを公表するとともに、中国などで感染が拡大する新型コロナウイルスが国内でさらに確認されると、大勢の人が集まる機会に広がる可能性もあるとして、手洗いなどの予防策を徹底するよう呼びかけました。
 
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東京五輪・パラに向け注意すべき感染症公表 日本感染症学会
2020年1月23日 4時35分 NHK
 
©NHK
 
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本感染症学会は注意すべき感染症のリストを公表するとともに、中国などで感染が拡大する新型コロナウイルスが国内でさらに確認されると、大勢の人が集まる機会に広がる可能性もあるとして、手洗いなどの予防策を徹底するよう呼びかけました。

日本感染症学会などは22日、東京都内で記者会見を開き、東京オリンピック・パラリンピックを前に、多くの人が一定期間同じ場所に集まる状況で注意すべき感染症のリストを公表しました。
 
リストでは、はしかやインフルエンザなど、感染力が高かったり、大きな流行を引き起こしたりする感染症のほか、国内では症例が少ない「侵襲性髄膜炎菌感染症」など合わせて8種類を挙げ、「大会関係者などは事前にワクチン接種を検討してほしい」などと呼びかけました。
 
また、中国で感染が広がる新型コロナウイルスについては、国内でさらに確認されると、かぜの原因となる一般的なコロナウイルスと同様に大勢の人が集まる機会にせきやくしゃみなどの飛まつで広がる可能性もあるとして、手洗いなどの感染予防策を徹底するよう呼びかけました。
 
日本感染症学会の舘田一博理事長は「オリンピックは世界中の人が集まるため、感染症対策をきちんととることが重要だ。ウェブサイトで呼びかけるなどして啓発を進めていきたい」と話しています。
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1月23日。新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増加していることを受けて、成田空港と中国の武漢を結ぶ直行便を運航している春秋航空日本は、すべての乗務員がマスクと手袋を着用するなどとした感染予防対策を徹底することになりました。
 
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武漢直行便 全乗務員がマスクと手袋着用へ 春秋航空日本
2020年1月23日 5時07分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増加していることを受けて、成田空港と中国の武漢を結ぶ直行便を運航している春秋航空日本は、すべての乗務員がマスクと手袋を着用するなどとした感染予防対策を徹底することになりました。

成田空港を拠点とするLCC=格安航空会社の春秋航空日本は、成田と中国の湖北省武漢を結ぶ直行便を週に往復3便、運行しています。
武漢を中心に新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増加していることを受けて、機内などでの感染予防対策を徹底することになりました。
 
この便の乗務員については、全員がマスクや手袋を着用して接客などを行うほか、マスクを持っていない乗客に対しては無料で配布します。
また、機内でせきや発熱などの症状がある乗客に対してはマスクの着用を要請し、空港への到着前に検疫に連絡して迅速に対応するための態勢を整えるということです。
 
一方で、来月29日までの成田と武漢を結ぶ便をすでに予約している人に対しては、キャンセルや日程の変更を無料で受け付けることにしました。
 
春秋航空日本は、「今後の状況によって柔軟に対応し、乗客や乗務員の感染予防に努めたい」とコメントしています。
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1月23日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎についてWHO=世界保健機関は専門家による緊急の委員会を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか協議しましたが、さらなる情報が必要だとして判断はせず、23日、再び委員会を開いて協議を継続することを明らかにしました。
 
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新型ウイルス肺炎 WHO「緊急事態」かどうか 23日に再協議へ
2020年1月23日 5時23分 NHK
 
©NHK

中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎についてWHO=世界保健機関は専門家による緊急の委員会を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか協議しましたが、さらなる情報が必要だとして判断はせず、23日、再び委員会を開いて協議を継続することを明らかにしました。

新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎は中国の湖北省武漢を中心に患者が増えていてこれまでに17人が死亡したほか中国国内で感染が確認された患者は540人を超え、日本やアメリカなど中国以外でも患者が確認されています。
 
こうした事態を受けてWHOは22日、スイスのジュネーブにある本部で専門家による緊急の委員会を開きました。
 
委員会のあと記者会見を行ったWHOのテドロス事務局長は中国政府の情報提供や感染を防ぐための対応について一定の評価をしながらも感染の状況は複雑で大きく変化しているとして「これ以上進むにはさらなる情報が必要なことが明らかになった」と述べました。
 
そのうえで「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうかの判断はせず、23日に委員会を再び開いて協議することを明らかにしました。
 
また武漢の地元当局が、感染の拡大を防ぐため、武漢を離れる航空便や鉄道の運行を23日から停止すると発表したことについては、今回の委員会では協議しておらず再び開く委員会の議論に反映されることになると述べました。
 
委員会では、こうした地元当局の対策のほか、現地の保健当局と調査に取り組むWHOのチームの評価などを踏まえて「緊急事態」にあたるかどうか判断するとしています。
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1月23日。新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が拡大する中、中国の保健当局は22日初めての本格的な記者会見を行い、情報公開を徹底する姿勢を強調しましたが、一部のメディアやネット上では、初期の対応などを批判する声が相次いでいます。
 
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新型ウイルス肺炎 情報公開めぐり中国国内でも当局対応に批判
2020年1月23日 7時18分 NHK
 
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新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が拡大する中、中国の保健当局は22日初めての本格的な記者会見を行い、情報公開を徹底する姿勢を強調しましたが、一部のメディアやネット上では、初期の対応などを批判する声が相次いでいます。
 
©NHK

このうち、北京の有力紙「新京報」は、当初の情報公開について、「医療従事者への感染をなぜもっと早く知らせなかったのか。最悪のケースを想定して対応していればこれほど速く感染が拡大していなかったかもしれない」などとSNS上で批判し、責任を追及するよう求めました。

また、市民の間からもネット上で不満の声が上がっていて、武漢の警察当局が感染拡大に関するネット上の書き込みを理由に、今月初め、市民8人を「デマを流した」として摘発したことについて、「警察は謝るべきだ」などと、批判的な書き込みが相次いでいます。
 
中国政府は、2003年に新型肺炎「SARS」が流行した際にも、情報公開の遅れが感染拡大につながったとして批判を受けています。
 
中国の保健当局は数日前まで「感染拡大は防げる」といった安心情報ばかりを強調していただけに、市民の間では当局の初期対応などをめぐり説明を求める声が高まりそうです。
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1月23日。中国 武漢の地元当局が感染の拡大を防ぐため、現地時間の23日、午前10時、日本時間の午前11時から、武漢を離れる航空便などの運航を当面、停止すると発表したことを受けて、全日空は空港が閉鎖されれば23日午後6時10分の成田発武漢行きの便を欠航するとしています。一方、午前9時半の武漢発成田行きの便は通常通り、運航するということです。
 
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全日空 武漢便欠航へ 感染拡大防止の空港閉鎖で
2020年1月23日 9時44分 NHK
 
©NHK

中国 武漢の地元当局が感染の拡大を防ぐため、現地時間の23日、午前10時、日本時間の午前11時から、武漢を離れる航空便などの運航を当面、停止すると発表したことを受けて、全日空は空港が閉鎖されれば23日午後6時10分の成田発武漢行きの便を欠航するとしています。一方、午前9時半の武漢発成田行きの便は通常通り、運航するということです。

■日本と武漢との直行便は

国内の航空会社では、全日空とLCCの春秋航空日本が成田空港から中国の湖北省武漢に直行便を運航しています。
 
一方、国土交通省によりますと日本に乗り入れている外国の航空会社のうち、日本から中国 武漢への直行便や経由便を運航しているのは合わせて5社あり、成田や関西、中部、福岡の全国4つの空港に就航しています。
 
このうち直行便では、中国南方航空が成田と関西、中部から、中国東方航空が成田から、上海吉祥航空が関西から、春秋航空が関西から、ウルムチ航空が中部から運航しています。
 
また、経由便では、中国東方航空が福岡から上海を経由して運航しています。
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文字数の上限が来たので、科学もの報道ネタの枠で続きを取り上げます。
 
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※我が家のにゃんこの喉風邪はだいぶんよくなりましたが、主人の喉風邪がまだ治っておらず、私も喉風邪気味ということで、巡回等が大変遅れております。申し訳ございません。
 
 
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