新型コロナウイルスについて:その11(まとめ) | Just One of Those Things

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巡回しきれておらず、大変申し訳ないのですが、データが溜まりになまりまくっているので取り急ぎ取り上げます。この枠は本来は科学ものの報道データを取り上げていますが、予定を変更して新型コロナウイルス関連のものを取り上げています。

 

科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 
前回の「新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その8(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その9(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その10(まとめ)」より。
 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 

 

1月24日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、北京に隣接する河北省の保健当局は省内に住む80歳の男性が死亡したと発表しました。
 

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新型ウイルス肺炎 中国 湖北省以外でも死者
2020年1月24日 2時09分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、北京に隣接する河北省の保健当局は省内に住む80歳の男性が死亡したと発表しました。

この男性は湖北省の武漢に滞在したあと、河北省に戻り、入院して治療を受けていましたが、22日死亡したということです。感染の拡大が最も深刻な湖北省以外の地域で死者が出たのは初めてです。
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1月24日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の問題でWHO=世界保健機関は緊急の委員会を開き、感染がほかの国でも拡大するおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか協議しましたが現時点ではあたらないと発表しました。一方で、感染の広がりやすさなど多くのことがまだわかっていないとして感染源の特定や感染拡大を防ぐ対策の強化を呼びかけています。
 
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WHO 新型ウイルス肺炎“現時点では緊急事態にあたらない”
2020年1月24日 5時20分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の問題でWHO=世界保健機関は緊急の委員会を開き、感染がほかの国でも拡大するおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか協議しましたが現時点ではあたらないと発表しました。一方で、感染の広がりやすさなど多くのことがまだわかっていないとして感染源の特定や感染拡大を防ぐ対策の強化を呼びかけています。

WHOの緊急委員会は23日、前日に続き、各国の専門家や保健当局の担当者が参加して、中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えている現状について協議しました。
 
委員会のあとに記者会見したWHOのテドロス事務局長は中国でのヒトからヒトへの感染は主に家族や患者の治療にあたる医療従事者にとどまっているほか中国の外ではヒトからヒトへの感染が確認されていないなどと指摘し、「国際的な緊急事態にはまだなっていない」と述べて、感染がほかの国でも拡大するおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には現時点ではあたらないと発表しました。
 
一方でウイルスの感染源やどのくらい感染が広がりやすいか、またどのくらい重症になりやすいかなどまだ多くのことがわかっていないとして中国政府に対し、感染源や感染経路の特定などをWHOなどと協力して行うよう求めました。
 
そのうえで国際空港や港での出国時のスクリーニングなど感染の拡大を防ぐ対策も必要だとしています。
 
また今後中国以外でも患者が増える可能性が高いとして各国に検疫の強化などを求め警戒を怠らないように呼びかけています。
 
そのうえでWHOの事務局長が必要と判断した場合には、数日以内に再び緊急委員会を開く準備があるとしています。

■中国にさらに情報提供を求める

WHO=世界保健機関は感染がほかの国でも拡大するおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に現時点ではあたらないとした一方で、中国政府や国際社会に対して、さらなる感染拡大を防ぐための提言をまとめました。
 
このうち中国に対しては国家レベルや地方レベルの政府の危機管理策について、WHOへの情報提供をさらに行うこと、とりわけ多くの人の移動が見込まれる旧正月「春節」の期間中、感染の広がりに対する監視を強化すること、また新型コロナウイルスの感染源や今後の感染の広がり治療方法を明らかにするためのWHOの調査に協力すること、遺伝子の情報などを含めたすべての患者のデータをWHOと共有することなどを求めています。

■武漢“封鎖” 「効果的で短期的なものになること願う」

WHOのテドロス事務局長は23日の記者会見で中国の武漢の当局が現地を離れる航空便や鉄道の運行を停止するなど、街を事実上封鎖した状態にしていることについて「中国は主権国家で、国民の利益になると思う対策をとる自由がある」としたうえで「こうした対策が効果的で短期的なものになることを願っている」と述べました。
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1月24日。新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が中国全土に広がる中、24日から「春節」の連休が始まり、成田空港を利用して出国する日本在住の中国人からは現地での感染予防を徹底したいとする声が聞かれました。
 
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春節の連休始まる 帰国する在日中国人「感染予防を徹底」
2020年1月24日 7時37分 NHK
 
©NHK
 
新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が中国全土に広がる中、24日から「春節」の連休が始まり、成田空港を利用して出国する日本在住の中国人からは現地での感染予防を徹底したいとする声が聞かれました。

新型のコロナウイルスに感染したとみられる肺炎の患者が急増し、中国の武漢では街が事実上封鎖された状態になるなど影響が広がっています。
 
こうした中、24日から「春節」に伴う連休が始まり、早朝の成田空港ではこの機会に帰省しようという日本在住の中国人の姿が見られました。
 
東北部ハルビンに家族4人で帰省する30代の女性は「久しぶりに家族で集まります。娘が通う保育園でも肺炎について心配していたので現地では予防を徹底したい」と話していました。
 
同じくハルビンに向かうという30代の男性は「春節は1年で最も大切なイベントなので予定どおり帰省します。家族からはマスクを持ってくるよう言われたので現地では常に着用したい」と話していました。
 
24日は成田に入国する人も多くなるとみられるため、空港の検疫所は中国からのすべての到着便の乗客に「健康カード」を配布して体調が悪い場合や解熱剤などを服用している場合は自己申告するよう呼びかけるなど、水際での対策を強化することにしています。
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1月24日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者は湖北省の武漢を中心にほぼ全土に広がっていて、死亡した人の数は18人となりました。中国は24日から旧正月「春節」の大型連休に入り、人の移動が急増するなか、中国全土で感染の拡大を防ごうと厳重な警戒が続いています。
 
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新型ウイルス肺炎 中国で死者18人に 春節控え厳重警戒
2020年1月24日 8時21分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者は湖北省の武漢を中心にほぼ全土に広がっていて、死亡した人の数は18人となりました。中国は24日から旧正月「春節」の大型連休に入り、人の移動が急増するなか、中国全土で感染の拡大を防ごうと厳重な警戒が続いています。

中国の保健当局によりますと新型のコロナウイルスの感染が確認された肺炎の患者は最も深刻な湖北省の武漢を中心に、中国のほぼ全土にわたる25の省や市などで合わせて571人に上っています。
 
また北京に隣接する河北省の保健当局は省内に住む80歳の男性1人が死亡したことを明らかにし、すでに発表されている湖北省の17人と合わせると死亡した人の数は18人となりました。
 
武漢では23日から現地を離れる航空便や鉄道の運行が停止されたほか、市内のバスや地下鉄などの公共交通機関が運休になり、街が事実上、封鎖された状態となっています。
 
さらに湖北省では武漢以外にも複数の市で、バスや鉄道などの運行を停止する措置を取り対策を強化しています。
 
中国では旧正月の「春節」を25日に控えて24日から一週間の連休に入り、多くの人が帰省などで移動するため、各地の駅や空港では乗客の体温検査を徹底するなど厳重な警戒が続いています。
 
また多くの人が集まるイベントなどをとりやめる動きも相次いでいて、北京では代表的な観光地の「故宮」を当面、閉館にしたり、春節に合わせて行われる恒例の縁日も中止になっています。
 
しかし春節で人の移動が急増する中、感染の拡大をどこまで抑え込むことができるかは不透明な情勢です。

■米CDC 武漢への渡航 注意喚起 最高レベルに引き上げ

中国で新型のコロナウイルスへの感染が拡大していることを受け、アメリカのCDC=疾病対策センターは23日、中国・湖北省の武漢への渡航に関する注意喚起のレベルを3段階のうち最も高いレベルに引き上げました。CDCは中国を訪れる人に対し、不要不急の武漢への旅行は避けるよう呼びかけています。

■日本では関係閣僚会議で今後の対応を協議

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が相次いでいることを受けて、政府は24日午前、安倍総理大臣や加藤厚生労働大臣らが出席する関係閣僚会議を開いて、今後の対応を協議することにしています。
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1月24日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が相次いでいることを受けて、安倍総理大臣は関係閣僚会議で各地の主要な衛生研究所でも詳しい検査を行えるよう体制を整備することや国民への的確な情報提供などに全力を挙げるよう指示しました。
 
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新型ウイルス肺炎 安倍首相が検査体制整備など指示
2020年1月24日 10時35分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が相次いでいることを受けて、安倍総理大臣は関係閣僚会議で各地の主要な衛生研究所でも詳しい検査を行えるよう体制を整備することや国民への的確な情報提供などに全力を挙げるよう指示しました。

政府は24日午前、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開き、安倍総理大臣をはじめ、加藤厚生労働大臣や茂木外務大臣らが出席しました。
 
この中で安倍総理大臣は各国での患者数が増えていることや日本国内でも2人目の感染者が確認されたことなどを踏まえ、検疫所での水際対策をいっそう徹底することや感染の有無を調べる詳しい検査を国立感染症研究所だけでなく各地の主要な衛生研究所でも行えるよう体制を整備することを指示しました。
 
また、国民への迅速で的確な情報提供や国内での感染拡大の防止、国外に滞在している日本人の安全確保に全力を挙げることも指示し「国民の皆さんには過剰に心配することなく、一般的な風邪の予防策を励行し、落ち着いて行動していただくようお願いしたい」と呼びかけました。
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1月24日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、東北部の黒竜江省の保健当局は省内で1人が死亡したと発表しました。
 
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新型ウイルス肺炎 中国 黒竜江省でも1人死亡
2020年1月24日 10時43分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、東北部の黒竜江省の保健当局は省内で1人が死亡したと発表しました。
 
感染の拡大が最も深刻な湖北省以外の地域で死者が出たのは河北省に続いて2例目です。
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1月24日。中国の湖北省武漢から旅行で東京を訪れていた40代の中国人男性が新型のコロナウイルスに感染していることが確認されたことについて、東京都の小池知事は都庁で記者団に対し、「春節もあり、オリンピック・パラリンピックも控えている。危機管理とおもてなしの両方の面から考えていかないといけない」と述べました。
 
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新型ウイルス肺炎 東京都 小池知事「都庁全体で対策進める」
2020年1月24日 10時55分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢から旅行で東京を訪れていた40代の中国人男性が新型のコロナウイルスに感染していることが確認されたことについて、東京都の小池知事は都庁で記者団に対し、「春節もあり、オリンピック・パラリンピックも控えている。危機管理とおもてなしの両方の面から考えていかないといけない」と述べました。
 
そのうえで小池知事は「今回のコロナウイルスをまずここでせき止めておかなければという思いを持っている。都庁全体で対策を進め、対応していきたい。水際の部分で国と連携していくことが問われている」と述べました。

■都は危機管理対策会議

東京都は幹部職員を集めた危機管理対策会議を開き、小池知事は都民へ正確な情報提供を行うことなどを指示しました。
 
東京を訪れていた中国人男性が新型のコロナウイルスに感染していることが確認されたことを受けて、東京都は24日午前10時半から幹部職員を集めた危機管理対策会議を開きました。
 
このなかで小池知事は「新型コロナウイルスに感染した患者が東京都内で初めて確認された。今後の感染拡大防止に向けて関係各局が連携を密にして取り組んでほしい」と述べました。
 
そのうえで都民や事業者に対して発生状況を迅速かつ正確に情報提供することや区市町村や医療機関などに対して発生対応への協力を要請すること、それに学校やホテルなどに感染予防の徹底を呼びかけることなどを指示しました。
 
また、都民に対してはウイルスへの正しい知識を持って冷静に対応し、手洗いをこまめに行うなど感染拡大の予防に取り組むことなどへの協力を呼びかけました。
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1月24日。中国で感染が拡大している新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、韓国の保健福祉省は国内でこのウイルスの2人目の感染者が確認されたと発表しました。
 
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新型ウイルス肺炎 韓国で2人目の感染者確認
2020年1月24日 11時43分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大している新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について、韓国の保健福祉省は国内でこのウイルスの2人目の感染者が確認されたと発表しました。

感染が確認されたのは、22日夕方、中国の湖北省の武漢からソウル近郊のキンポ(金浦)空港に到着した韓国籍の50代の男性です。
 
この男性は武漢で仕事をしていた今月10日からかぜの症状を訴えていて、帰国後に検査を受けた結果、感染が確認されたということです。
 
韓国でも24日から旧正月の連休を迎え、感染の拡大への警戒を強めていて、保健福祉省は、せきなどがある場合は、マスクを着用することや、手洗いを徹底することなど注意を呼びかけています。
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1月24日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が相次いでいる問題で、武漢から旅行で東京を訪れていた40代の中国人男性が新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。日本国内で確認された感染者は2人目となります。
 
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新型ウイルス肺炎 日本で2人目 武漢から旅行で東京訪問の男性
2020年1月24日 11時53分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が相次いでいる問題で、武漢から旅行で東京を訪れていた40代の中国人男性が新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。日本国内で確認された感染者は2人目となります。
 
©NHK
 
厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは湖北省武漢に住み旅行で東京を訪れていた40代の中国人男性で、来日する前の今月14日から発熱があり、15日と17日に医療機関を受診しましたが、肺炎とは診断されず、経過観察になったということです。
 
その後、19日に日本に入り、この際、空港の検疫でも発熱などの異常は確認されず20日に都内の医療機関を受診した際も肺炎とは診断されなかったということです。
 
しかし、22日になっても発熱やのどの痛みが続いたため再度、医療機関を受診したところ、肺炎の兆候がみられたため入院し、24日未明に新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
 
男性は現在、都内の医療機関に入院していますが症状は落ち着いているということです。
 
男性は武漢で多くの人が感染したとみられる海鮮市場には近づいていないと話しているということです。
 
また、日本では家族3人で都内のホテルに滞在し、医療機関以外にはほとんど出歩いておらず、移動の際はマスクをつけていたと話しているということです。
 
厚生労働省は男性と接触した家族や医療関係者およそ20人の健康状態を経過観察していますが、今のところ発熱などの症状は出ていないということです。
 
日本国内では武漢から帰国した神奈川県に住む30代の男性が今月15日に新型コロナウイルスに感染していたことが確認されていて
国内で確認された感染者は2人目となります。
 
厚生労働省は過剰に心配することなくマスクの着用や手洗いの徹底など通常の感染症対策に努めてもらいたいと呼びかけています。

■男性は今月19日から日本に
 
©NHK
 
関係者によりますと、新型のコロナウイルスに感染していることが確認された40代の中国人男性は今月19日、旅行で家族2人とともに成田空港から日本に入国し、東京都内のホテルに滞在していたということです。
 
20日に都内の医療機関を受診し、肺炎とは診断されませんでしたが再び発熱したため、22日に都内の別の医療機関を受診し、その後、入院しているということです。
 
男性は家族3人で都内のホテルに滞在していましたが、それぞれ別の部屋に宿泊していたということです。
 
また、男性は東京に来てから観光地などには出歩いていないという趣旨の話をしているということです。

■専門家「拡大しない対策を」

感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「SARSが流行した17年前とは日本と中国の間を行き来する人の数など社会状況がまったく違うため、2人目が確認されたのは当然といえる。

逆に通常のかぜやインフルエンザとの見分けが難しいなか、医療機関の診断などがある程度きちんと機能しているということではないか」と指摘しています。
 
そのうえで感染が確認された男性について「体調の異変に敏感に対応し、何度も医療機関を受診したり、移動時にはマスクを着用したりするなど感染を広げないように配慮していたようで、ありがたい患者さんだなという印象だ。今回の肺炎は軽症で済んだり、症状が出ない人もいると思われるので、感染しない対策だけでなく、
発熱やせきなどかぜのような症状が出たら、マスクを着用して速やかに医療機関を受診するなど、周りの人に広げない対策を心がけてほしい」と話しています。
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1月24日。新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎の患者が相次ぐ中国で、24日から旧正月の「春節」の大型連休が始まりました。
日本国内では感染を防ぐ対策などを強化しています。
 
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新型ウイルス肺炎 春節迎え空港などの対応は…
2020年1月24日 13時11分 NHK
 
©NHK
新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎の患者が相次ぐ中国で、24日から旧正月の「春節」の大型連休が始まりました。

日本国内では感染を防ぐ対策などを強化しています。

■成田空港 スタッフもマスク着用
 
©NHK

多くの観光客が訪れる成田空港では案内業務にあたるスタッフもマスクを着用して感染を防ぐ対策を強化しています。
 
成田空港では案内業務にあたるスタッフは、これまで会話が難しくなるとして、マスクを着けていませんでした。
 
しかし、春節の大型連休で中国からさらに多くの観光客が訪れるため、マスクを着けて案内の業務にあたっています。
 
さらに空港会社の委託を受けてボランティアで案内を行っている人もマスクの着用を始め、声が伝わりづらくても支障が出ないよう、場所を示す案内用の紙を自作して観光客に対応していました。
 
ボランティアの男性は、「少しやりづらさはありますが、顔の大部分が隠れてしまう分、ふだんより表情を明るくするよう心がけています」と話していました。
 
成田空港会社の安田篤史オペレーションセンター長は「マスクの着用で、空港の利用者にとっては不便な面があるかもしれませんが、感染拡大防止のため、ご理解をお願いしたい」と話していました。
 
©NHK

岡山市の岡山空港では24日から中国から入国する人を対象にせきや発熱の症状がある場合には申し出るよう求めるチラシを配ることになりました。
 
チラシは日本語と中国語で書かれ、入国から14日の間に症状が出た場合には医療機関を受診し、中国での滞在歴を伝えるよう求めています。
 
実際に乗客から申告があったり、サーモグラフィーによる検査で発熱が確認されたりした場合は、空港内で問診を行い、国に報告するということです。
 
広島検疫所岡山空港出張所の堀豊係長は「中国からの到着客のほとんどがマスク姿なので、こちらも緊張感を持って対応している。これ以上、感染が拡大しないよう願うばかりだ」と話していました。

■大阪城でも対策
 
©NHK
 
大阪城の天守閣では職員に対して接客の際にマスクを着用するよう通知を出していて、きょうから全員がマスクを着けて観光客への案内などの業務に当たっていました。
 
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大阪城天守閣の田村茂幸さんは「影響の広がりについて連日情報収集に努めている。春節の時は例年観光客が通常より増えるので緊張感を持って接客に当たっていきたい」と話していました。
 
上海から訪れた女性は「やはり不安はあるので、帰国したら極力外出を控えようと子どもと話しています。中国ではネットでも店頭でもマスクが売り切れているので、帰国前に日本で買って帰りたい」と話していました。
 
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山口県下関市の唐戸市場は市民の台所として親しまれるとともに多くの外国人観光客が訪れる観光名所になっています。
 
「春節」にともなう連休に合わせて大勢の中国人観光客が訪れることが見込まれ、市場では下関市の職員が注意を呼びかける文書を貼り出しました。
 
文書は日本語と中国語、それに英語と韓国語の4か国語で書かれ、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用などを呼びかけています。
 
24日はマスクを着用して接客にあたる店員の姿も見られました。
 
店員の1人は「不安もありますが、手洗いやうがいをしっかりして接客したい」と話していました。
 
また、下関市の担当者は「唐戸市場にはおいしいものがたくさんあるので、安全に、安心して食べてもらえるよう、一人一人に手洗いやうがいを意識してもらいたい」と話していました。
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1月24日。中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによるとみられる肺炎についてWHO=世界保健機関は現時点で患者1人から感染が2人前後に広がっているとみられることや致死率は3%程度だと示しました。専門家は現時点では感染力や致死率は高くはないが、今後、ウイルスが変化するおそれがあり注意が必要だとしています。
 
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WHOが“致死率3%程度” 専門家「今後 注意が必要」
2020年1月24日 13時45分 NHK
 
©NHK
 
中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによるとみられる肺炎についてWHO=世界保健機関は現時点で患者1人から感染が2人前後に広がっているとみられることや致死率は3%程度だと示しました。専門家は現時点では感染力や致死率は高くはないが、今後、ウイルスが変化するおそれがあり注意が必要だとしています。

WHOは23日、新型コロナウイルスについて、患者1人から何人に広がるか感染力を調べると、現時点で、1.4人から2.5人に広がっているとする推定値を示しました。
 
また、症状が重いのは、感染者の4人に1人で、多くは比較的症状が軽いことや致死率が3%程度とみられることを明らかにしました。
 
このほか、中国からの報告として、武漢ではヒトからヒトに次々に感染して、「4次感染」が起きているとしています。
 
こうした状況について、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「致死率がおよそ10%とされるSARSなどと比べると低いが過少に見積もってはいけない。感染が続けばウイルスの性質が変化する可能性もあり、注意が必要だ」と指摘しました。
 
また、東北大学の押谷仁教授は「今のところ、致死率はSARSより低いが、感染者が多くなると、亡くなる人が増える。さらに、多くの人に感染を広げる『スーパー・スプレッダー』と呼ばれる患者が現れ、大規模な流行が起きないとも限らず、油断すべきではない」と話しています。
 
そして、今回、WHOが現時点で「緊急事態にあたらない」としたことについて、岡部所長は「緊急事態の宣言は感染拡大を食い止める手段として非常に有効だが、同時に社会不安も引き起こすので、判断は妥当だった」とした一方、押谷教授は「緊急事態は本来、国際社会に感染症が広がるリスクを踏まえて出すもので、すでに宣言すべき状況だと思う」と述べました。
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1月24日。中国の湖北省武漢を中心に感染が広がる新型のコロナウイルスについて、これまでに中国本土以外では9つの国と地域で感染が確認されています。
 
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新型ウイルス肺炎 9つの国や地域で感染確認
2020年1月24日 14時11分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に感染が広がる新型のコロナウイルスについて、これまでに中国本土以外では9つの国と地域で感染が確認されています。

タイでは武漢を訪れて帰国したタイ人の女性と武漢から訪れた中国人観光客の男女4人のあわせて5人の感染が確認されています。
 
シンガポールでは武漢から訪れた中国人の男女3人の感染が確認されています。
 
香港では武漢から訪れた男性と香港に戻った男性のあわせて2人の感染が確認されています。
 
マカオでは武漢から訪れた男女2人の感染が確認されました。
 
また、ベトナムでは、武漢から訪れた父親とベトナムに滞在するその息子の中国人2人の感染が確認されました。
 
韓国では武漢から訪れた中国人の女性と仕事で武漢に滞在していた韓国人の男性のあわせて2人の感染が確認されました。
 
台湾とアメリカでは武漢から戻ったそれぞれ1人の感染が確認されています。
 
日本では武漢から戻った神奈川県に住む30代の中国人男性と武漢から旅行で訪れた40代の中国人男性の感染が確認されました。
 
(24日 午後5時半現在)
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1月24日。中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がるなか、都内の観光地には中国の旧正月「春節」の連休を利用して中国人観光客が多く訪れていて、感染の予防を徹底しようとマスクをつけて観光する人もみられました。
 
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春節で来日した中国人 原宿でマスクつけて観光
2020年1月24日 15時51分 NHK
 
©NHK
 
中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がるなか、都内の観光地には中国の旧正月「春節」の連休を利用して中国人観光客が多く訪れていて、感染の予防を徹底しようとマスクをつけて観光する人もみられました。

■マスクつけて観光
 
©NHK

東京の原宿や明治神宮は中国人にも人気がある観光地の1つです。
 
春節の連休を利用して、福建省から観光に訪れたという40代の夫婦は「新型肺炎が流行しているので、医療用のマスクをつけていますが、日本は感染予防の意識が高いと思うので、それほど心配しておらず、日本での観光を楽しみたい」と話していました。
 
上海から家族5人で観光に訪れている32歳の父親は「感染が拡大している中国にいると、少し心配なところもありますが、それと比べれば、日本は安心に感じるので気持ちが楽です。日本に来てから、マスクを買いに行きましたが、薬局などでは品切れになっていて、もっと買えるとうれしいです」と話していました。

■アキバの免税店でも…
 
©NHK

東京・秋葉原の大手総合免税店では感染の予防を徹底するため、従業員がマスクをつけて接客を行っています。
 
外国人に人気があるこの店舗では観光バスで次々と訪れる中国人の団体ツアー客がマスクをした従業員から商品の説明などを受けて、お土産を買っていました。
 
広東省から家族4人で訪れた40歳の母親は「マスクをつけて接客をされても失礼だとは思いませんでした。みんなの健康を守るために着けているので、いい取り組みだと思います」と話していました。
 
ラオックス秋葉原本店の佐藤友治店長は「長年この仕事をして、マスクをするのは初めてで、コミュニケーションが取りにくくなるのではないかと不安もありますが、安全安心なお店で買い物できることが1番なのでお客様には理解して頂きたい」と話していました。
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1月24日。24日から始まった中国の旧正月「春節」に伴う大型連休で厚生労働省は来日する中国人観光客がふだんよりも増えるとして、水際対策に加えて国内の検査体制を強化して感染拡大の防止に取り組んでいます。
 
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新型肺炎 厚生労働省 国内の検査体制を強化
2020年1月24日 16時25分 NHK
 
©NHK
 
24日から始まった中国の旧正月「春節」に伴う大型連休で厚生労働省は来日する中国人観光客がふだんよりも増えるとして、水際対策に加えて国内の検査体制を強化して感染拡大の防止に取り組んでいます。

具体的には新型コロナウイルスの感染を調べる検査について当初は武漢への渡航歴があっても医療機関で「重症」と診断されなければ行っていませんでしたが、今月15日以降は渡航歴があり7度5分以上の発熱と肺炎の兆候が認められれば検査することにしています。
 
また東京の国立感染症研究所だけでなく、全国に83か所ある地方衛生研究所でも検査できる体制を順次整えています。
 
今回、日本で感染が確認された2人のケースはいずれも入国時の検疫で発熱などの異常が見つけられなかったことから、厚生労働省は国内の検査で感染者の把握につとめ、感染拡大を防ぐその後の対応につなげることにしています。
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文字数が上限となりましたので、この続きは従来の枠で取り上げます。最新情報は下記でご確認くださいませ。
 
≪NHKのコンテンツ≫
「肺炎」-NHK News Web
「新型肺炎」-NHK News Web
 
 
※巡回等ブログ活動が大変遅れており申し訳ございません。
 
 
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