新型コロナウイルスについて:その12(まとめ) | Just One of Those Things

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巡回しきれておらず、大変申し訳ないのですが、データが溜まりになまりまくっているので取り急ぎ取り上げます。
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 
前回の「新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その8(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その9(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その10(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その11(まとめ)」より。

 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 
 

1月24日。中国・武漢の地元当局が感染の拡大を防ぐため、武漢を離れる航空便などの運航を当面、停止すると発表したことを受けて、国土交通省によりますと、日本から中国・武漢への直行便や経由便を運航している外国の5つの航空会社は、いずれも当分の間、欠航するということです。
 

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新型肺炎受け航空便など欠航相次ぐ
2020年1月24日 16時26分 NHK
 
©NHK

中国・武漢の地元当局が感染の拡大を防ぐため、武漢を離れる航空便などの運航を当面、停止すると発表したことを受けて、国土交通省によりますと、日本から中国・武漢への直行便や経由便を運航している外国の5つの航空会社は、いずれも当分の間、欠航するということです。

このうち、直行便では、来月末までの欠航を決めたのは、中国南方航空と春秋航空のあわせて2社。
 
3月末までの欠航を決めたのは、中国東方航空と上海吉祥航空、ウルムチ航空のあわせて3社です。
 
また、経由便では、中国東方航空の福岡と上海を経由して武漢を結ぶ便は上海と武漢の間が3月末まで欠航します。

全日空は成田と武漢を結ぶ航路で、2月1日の現地時間午前9時半に武漢から成田に向かう便までの欠航を決めました。
 
全日空は、成田と武漢を1日に1往復する便を運航し、23日から欠航を続けていますが、来月以降の運航については状況を見ながら検討するとしています。

愛知県の中部空港ではウルムチ航空と中国南方航空の2社が武漢とを結ぶ便を週5便運航していますが、空港会社によりますと武漢とを結ぶ便は当面の間、全便が欠航となる見通しです。
 
中部空港第1ターミナルの出発ロビーにあるドラッグストアでは今週からマスクを買い求める中国人旅行客が増え、通常の何十倍ものマスクを補充したということです。
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1月24日。WHO=世界保健機関によりますと、今回のウイルスに感染して発症すると発熱やせき、それに息苦しさや、呼吸困難といった呼吸器の症状が出るということです。
 
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新型肺炎 今回のコロナウイルスの症状は
2020年1月24日 16時36分 NHK
 
©NHK

WHO=世界保健機関によりますと、今回のウイルスに感染して発症すると発熱やせき、それに息苦しさや、呼吸困難といった呼吸器の症状が出るということです。

また、重症化すると、肺炎を引き起こしたり、腎臓の機能が低下したりして、死亡することもあります。
 
感染してから症状が出るまでの潜伏期間について、中国の保健当局の専門家は平均で7日前後で、2日から12日程度だとしています。
 
©NHK

WHOは23日に行われた記者会見で、これまでに感染した人のうち、4分の1は重症になったものの、ほとんどの人の症状は比較的軽いと説明しています。
 
また、これまでに死亡した人のほとんどには、高血圧や糖尿病、それに心臓や血管の病気といった、免疫を低下させるような持病があったということです。
 
致死率は3%から4%程度と考えられていますが、WHOは感染の拡大はまだ続いていて、正確な致死率やどれぐらい重症化しやすいかなどはよくわかっていないとしています。
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1月24日。新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が広がっている中国で、旧正月にあたる春節の大型連休が24日始まり、日本国内も大勢の観光客で混雑しています。
 
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春節の大型連休始まる 日本も観光客で混雑
2020年1月24日 16時47分 NHK
 
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新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が広がっている中国で
旧正月にあたる春節の大型連休が24日始まり、日本国内も大勢の観光客で混雑しています。

■成田空港は混雑

中国では新型のコロナウイルスへの感染が確認された肺炎の患者がほぼ全土で確認され、状況が最も厳しい湖北省の武漢は、事実上、街が封鎖されています。
 
こうした中、「春節」に伴う大型連休が24日から始まり、成田空港には、武漢以外の中国からの直行便が次々と到着し、到着ロビーは、マスクをつけた観光客などで混雑しています。
 
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上海から旅行に来た25歳の中国人女性は「肺炎の報道がある前から予約していたので、日本に来ることにしました。富士山や鎌倉に行く予定です。上海でも肺炎になった人がいたので、公共交通機関は使わずに自家用車で移動したり、マスクを着けたりして対策していました」と話していました。
 
南京から両親と一緒に旅行に来た36歳の中国人男性は「東京や草津温泉に6日間、滞在する予定です。肺炎については中国政府が対策しているので安心していますが、日本でも公共の場ではマスクを着用したい」と話していました。

■小松空港 警戒強める
 
©NHK

石川県の小松空港にもマスクをつけた中国からの観光客が多く訪れました。
 
上海から家族で観光に訪れたという38歳の男性は「空港も機内もほとんどの人がマスクを付けていたし、自分たちもマスクで備えています。ウイルスについては少し怖いなと思います」と話していました。
 
一方、上海から来た34歳の男性は「コロナウイルスについては、中国政府がうまく対処していると思うので、心配していません。日本にはウイルスはないと思うので、マスクもつけていません」と話していました。
 
©NHK

小松空港ではせきや発熱などの症状があったり、体調の異変を感じたりした場合は、検疫官に申し出るよう呼びかけるポスターを掲示し、警戒を強めています。

■スキー客多い北海道 ホテルで対策

中国からの観光客は北海道のスキー場にも大勢、訪れています。
 
中国では、再来年の冬に開かれる北京オリンピックに向けてスキー人気が高まっていて、中でも北海道のスキー場は、雪質が良いとして富裕層を中心に支持されているということです。
 
中国人観光客が多く宿泊する北海道留寿都村のホテルでも感染を防ぐ対策を強化しています。
 
ホテルの清掃員がエレベーターのボタンや手すり、フロントのデスクなど多数の人が触れる部分をアルコールを含んだ布で丁寧に拭いていました。
 
また、210あるすべての客室内でも、テレビのリモコンや電話の受話器などをこまめに消毒していました。
 
このほか、ホテルでは従業員に対して体調管理に気をつけるよう指示したほか、体調を崩した人が出た場合、保健所に連絡し、医療機関を受診させるなど、感染拡大の防ぐ対策を確実に進めることにしています。
 
「ウェスティン ルスツリゾート」の谷口将啓支配人は「この時期、宿泊する外国人の半数が中国から来た観光客になっているので、宿泊客に安心と安全を提供できるようにしっかりと対策を進めていきたい」と話していました。
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1月24日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えていることから、武漢に店舗を構える日系企業の中には営業を一時的に休止する対応を取るところも出ています。
 
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武漢の日系企業 営業休止の対応も
2020年1月24日 17時32分 NHK
 
©NHK

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えていることから、武漢に店舗を構える日系企業の中には営業を一時的に休止する対応を取るところも出ています。

このうち、大手衣料品チェーンのファーストリテイリングは、中国の武漢にあるユニクロの17店舗すべてを23日から臨時休業としています。
 
武漢では新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増え23日から地下鉄など公共交通機関の運行が停止されています。
 
このため会社では、従業員の外出を控えたほうがいいと判断し、営業を一時的に休止することを決めたとしていて、営業再開の見通しは立っていないということです。
 
©NHK

また、流通大手のイオンは武漢に3か所あるイオンモールのうち、専門店の部分の営業を24日から26日までの3日間、休止することを決めました。
 
ただ、総合スーパーの5店舗についてはイオンモールに入っている店舗も含めて営業しているということです。
 
日本の企業の中には武漢にある工場への社員の出張を禁止するなどの措置を取っているところもありますが、店舗の営業休止という形で企業活動への影響も出始めています。
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1月24日。中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによる肺炎について、シンガポールの保健省は、国内で新たに2人への感染が確認されたと発表しました。シンガポールで感染が確認されたのは、これで3人となりました。
 
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新型肺炎 シンガポールで新たに2人感染確認 計3人に
2020年1月24日 17時45分 NHK
 
©NHK

中国で感染が拡大する新型のコロナウイルスによる肺炎について、シンガポールの保健省は、国内で新たに2人への感染が確認されたと発表しました。シンガポールで感染が確認されたのは、これで3人となりました。

新たに感染が確認されたのは、いずれも中国湖北省の武漢からシンガポールを訪れている53歳の女性と37歳の男性の中国人です。
 
このうち、女性は21日の早朝に武漢からの直行便でシンガポールに入国し、午後になって発熱やせきなどの症状がひどくなったため、22日病院で詳しく検査をしたところ、23日夜遅く、新型のコロナウイルスの感染が確認されたということです。
 
また男性は、23日感染が確認された中国人男性の息子で、2人とも今月20日に武漢から中国南部の広州を経由してシンガポールに入国しています。
 
いずれのケースも、入国する際には発熱などの症状は出ていなかったということで、病院で隔離されて治療を受け、容体は安定しているということです。
 
このほかシンガポールでは感染が疑われる28人について、詳しい検査を行っているということです。
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1月24日。新型肺炎の感染が広がるなか、中国の首都、北京では旧正月の「春節」にあわせた関連の行事が相次いで中止されています。
 
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中国国内 「春節」関連行事が相次ぎ中止
2020年1月24日 18時01分 NHK
 
©NHK

新型肺炎の感染が広がるなか、中国の首都、北京では旧正月の「春節」にあわせた関連の行事が相次いで中止されています。

■「春節」迎えるも…

このうち、北京中心部に近い、チベット仏教の寺院「雍和宮」は、24日から一般の参拝の受け付けを取りやめました。
 
©NHK

「雍和宮」は17世紀、清の時代に建設された寺院で、毎年、春節の期間中は大勢の人が新年の参拝に訪れますが、24日は入り口の門が閉ざされていました。
 
また、「雍和宮」の近くにある地壇公園では25日から行われる予定だった名物の縁日の中止が決まりました。
 
例年は春節の前日は、準備が佳境を迎えますが、24日は人影もまばらで、縁日を案内する看板に作業員が紙を貼って隠す作業を行っていました。
 
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中国南部の広東省から来たという家族連れの男性は、「残念ですが安全のためなので、仕方がないですね」と話していました。北京では例年、春節の大型連休中、各地で大規模な縁日が開かれ、風物詩となっていますが、ことしは当局が大勢の人が集まる催しの開催を取りやめるよう指示しています。

■上海の観光施設では…
 
©NHK

多くの観光客が訪れる上海ではウイルスの感染拡大を防ぐためとして、観光施設を当面の間、閉鎖する措置が取られています。
 
このうち、1921年に第1回の共産党大会が開かれた場所にある記念館は24日から急きょ、閉館することを決め、入り口には閉館を知らせる通知が貼られていました。
 
河南省から家族で訪れた男性は「こういう状況なので、仕方ないです。連休中は、あちこち回って開いている場所に入ります」と話していました。
 
また、別の男性は、「早く感染拡大を防いでほしいです」と話していました。
 
記念館のある繁華街は上海有数の観光地ですが、人通りは少なく、飲食店などではマスクを着けて働く従業員の姿が目立ちました。

■ディズニーランドも当面 閉園
 
©NHK

上海にあるディズニーランドは新型のコロナウイルスの感染拡大を防ぐため、25日から当面の間、閉園すると公式のホームページなどを通じて発表しました。
 
営業再開の時期については、当局と相談したうえで、改めて通知するとしています。また、すでに購入したチケットの払い戻しや、ホテルの予約のキャンセルの方法などについても近く公表するとしています。
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1月24日。新型のコロナウイルスによる肺炎が広がるなか、成田空港では検疫所の担当者が中国から入国する人を対象に「健康カード」を配付する取り組みを行い、せきや発熱などの症状がある場合には必ず申し出るよう呼びかけています。
 
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新型肺炎 空港で検疫強化
2020年1月24日 19時00分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスによる肺炎が広がるなか、成田空港では検疫所の担当者が中国から入国する人を対象に「健康カード」を配付する取り組みを行い、せきや発熱などの症状がある場合には必ず申し出るよう呼びかけています。

中国できょうから「春節」の大型連休に入ったことを受けて、厚生労働省は中国からのすべての航空機を対象に水際での感染拡大の防止に取り組むことにしています。
 
成田空港でも検疫が強化され、中国内陸部の西安を出発して上海を経由した便が午後3時すぎに到着すると、マスクと手袋を着用した2人の検疫官が乗客を待ち受け、一人ひとりに「健康カード」を手渡していました。
 
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「健康カード」には、せきや発熱の症状があったり、解熱剤などを服用したりしている場合は検疫官に申し出るよう日本語と中国語、それに英語の3か国語で書かれています。
 
成田空港には、中国各地から週におよそ360便の定期旅客便が到着することから、成田空港検疫所は春節の連休中、検疫官の応援を得たうえで万全の態勢で対応したいとしています。
 
©NHK

関西空港では春節の大型連休が始まったことを受けて、午前中から中国各地からの航空機が次々と到着し、国際線の到着ロビーではマスクを着けた大勢の中国人旅行客の姿が見られました。
 
空港の検疫所では体の表面の温度を示すサーモグラフィーを使って発熱している人がいないか確認しているほか、検疫官が中国から入国するすべての人にせきや発熱などの症状は必ず申し出るよう求めるカードを配り、警戒を強めています。
 
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関西空港では、武漢との直行便が来月末まですべて欠航となりましたが、それ以外の便にキャンセルの動きはなく、あす以降、本格的な混雑が予想されるということです。
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1月24日。中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がるなか、中国の旧正月「春節」に伴う連休が始まり、日本を訪れる多くの中国人観光客などに対応するため、国土交通省は水際対策に加え、感染拡大の防止に取り組むことを確認しました。
 
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新型肺炎 国交省が対策会議「感染拡大防止を」
2020年1月24日 19時11分 NHK
 
©NHK

中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がるなか、中国の旧正月「春節」に伴う連休が始まり、日本を訪れる多くの中国人観光客などに対応するため、国土交通省は水際対策に加え、感染拡大の防止に取り組むことを確認しました。

国土交通省は24日、臨時の対策会議を開き、この中で、赤羽国土交通大臣が「関係機関と連携し対応を強化して万全を期すように」と述べました。
 
国土交通省によりますと「春節」に伴う1週間の連休で中国からは2000便を超える旅客機が運航され、およそ40万人が訪れるほか、クルーズ船も15隻が寄港し、およそ3万5000人が訪れる見込みだということです。
 
このため、赤羽大臣は、中国からの旅客機やクルーズ船で、すべての乗客に、体調が悪い場合に自己申告を求める「健康カード」を配付して注意を呼びかけてもらうなど水際対策を強化するよう関係部署に指示しました。
 
また、国内では、これまでに2人が入国後に感染の確認がされたことからホテルや民泊などの宿泊施設に対し、発熱やせきなどがある宿泊者がいた場合に、受診を勧めるなど適切な対応をとることも指示しました。
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1月24日。中国・武漢の大学に留学中の日本人の女性が24日、NHKの取材に応じ、「封鎖を知った時は絶望的な気持ちになりましたが意味があっての対策だと思うので事態が早く収束することを祈っています」と話しました。
 
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武漢の大学に留学中の女性「早く収束すること祈っている」
2020年1月24日 19時18分 NHK
 
©NHK

中国・武漢の大学に留学中の日本人の女性が24日、NHKの取材に応じ、「封鎖を知った時は絶望的な気持ちになりましたが意味があっての対策だと思うので事態が早く収束することを祈っています」と話しました。

NHKの取材に応じたのは武漢の大学に留学している日本人の女性で、24日、NHKの取材に応じ、現在の武漢の様子について、「とても人が少なく、皆、マスクを着用しています。街自体がとても寂しくなったという印象です」としたうえで、「特に混乱した様子はなく、むしろ皆冷静で、あまり出歩かないようにしています」と話しました。
 
一方、街のスーパーでは多くの人が買いだめをしている様子で、野菜やインスタント食品の棚は商品がなくなり、レジの前には長い列ができていたということです。
 
大学はいま冬休みだということですが、大学側からは「授業の再開は当初の予定より2週間ほど遅れるかもしれない」と連絡が入り、それ以上の詳しい説明はないということです。
 
現在、大学の寮で過ごし、できるだけ外出しないようにしているということで、「感染するリスクが高まる行動はしたくないので寮にいるようにしています。日本のニュースを見て情報を集めています」と話していました。
 
女性は当初、日本に一時帰国する予定で、航空便を予約していましたが、武漢が事実上、封鎖され、出られなくなり、やむなく帰国を断念したということで、「封鎖を知った時は帰れなくなったんだと絶望的な気持ちになりました。家族にも心配をかけてしまってとても残念です。先が見えず、いつ日本に帰れるのかが一番不安です。ただ、封鎖も意味があってした対策だと思うので、事態が早く収束することを祈っています」と話していました。
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1月24日。新型のコロナウイルスによる肺炎が確認された広東省の広州では、旧暦の新年を迎えるのを前に縁起物を売る伝統の花市が開かれていますが、マスクが品薄となる中、路上ではマスクを通常よりも高い値段で売ろうとする人たちの姿が見受けられました。
 
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中国 広州ではマスクの「便乗商法」も
2020年1月24日 19時36分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスによる肺炎が確認された広東省の広州では、旧暦の新年を迎えるのを前に縁起物を売る伝統の花市が開かれていますが、マスクが品薄となる中、路上ではマスクを通常よりも高い値段で売ろうとする人たちの姿が見受けられました。

広州の中心部で開かれる花市は、毎年多くの人たちが新年の準備のため買い物に訪れて夜遅くまでにぎわいます。
 
しかし、ことしはウイルスへの感染防止のため、店舗の営業は24日夕方までとなりました。
 
会場を訪れる人はまばらで、ほとんどの人たちはマスクをつけて品定めをしていました。
 
こうした中、会場やその周辺の路上では道行く人たちに通常よりも高い値段でマスクを売ろうとする人たちの姿が見受けられました。
 
関係当局はマスクが品薄となる中、需要に便乗して販売価格を不当につりあげる行為の取り締まりを強化していますが、十分な対策がとられていないのが現状です。
 
20代の男性は「町の薬局ではマスクの在庫が底をつき、インターネット上でも価格が1.8倍になっていた」と今後マスクが買えなくなるのではと心配する声が聞かれました。
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1月24日。新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国では最も深刻な湖北省の武漢を中心に患者の数は830人、死亡した人の数は26人に上っています。中国の国営テレビは肺炎の患者を専門に治療する大規模な病院の建設が武漢で始まったと伝え、地元当局が全力で対応にあたっていると強調しています。
 
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中国 新型ウイルス肺炎の死者26人に 専門病院建設へ
2020年1月24日 21時34分 NHK
 
©NHK

新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国では最も深刻な湖北省の武漢を中心に患者の数は830人、死亡した人の数は26人に上っています。中国の国営テレビは肺炎の患者を専門に治療する大規模な病院の建設が武漢で始まったと伝え、地元当局が全力で対応にあたっていると強調しています。

中国では新型のコロナウイルスによる肺炎の患者が、湖北省の武漢を中心にほぼ全土で確認されていて、国家衛生健康委員会は患者の数は830人、死亡した人は25人になったと発表しました。
 
さらに東北部の黒竜江省の保健当局も新たに1人が死亡したと発表し、死者の数は合わせて26人に上っています。
 
こうした中、国営の中国中央テレビは、武漢で肺炎の患者を専門に治療する大規模な病院の建設が始まったと伝えました。
 
現地からの映像では、広大な敷地に、大量の重機が投入され、急ピッチで建設が進められていて1000人の患者を受け入れることが可能な病院を来月3日までに完成させる予定だとしています。
 
現地では増え続ける患者の数に医療施設の受け入れが追いつかなくなっていると指摘されていて、感染の拡大防止に向けて地元当局が全力で対応にあたっていると強調しています。
 
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武漢では23日から現地を離れる航空便や鉄道などの運行が停止され、街が事実上、封鎖された状態となっているほか、周辺の複数の市でも、バスや鉄道などの運行を停止する措置が取られ、対策が強化されています。
 
これについて、湖北省の王暁東省長は「武漢は人口が1000万人を超える交通の要衝である大都市で、旧正月の期間中は、人の往来が増えるため、感染が広がる大きなリスクがある。ほかの地域への感染の拡大を防ぐ責任を負わなければならない」と述べました。
 
そのうえで「交通機関の停止は難しい選択で、長期的な安全と引き換えに、一時的に地元の人たちには不便をかけるが、理解と支援を求める」と述べました。
 
また、王省長は食料などの物資は十分な備蓄があるほか、貨物輸送は行われていて、物資の供給に問題はないとしています。
 
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中国では、旧正月の「春節」を25日に控えて、24日から1週間の連休が始まり、このうち北京の空港では、日本などに向かうマスク姿の旅行客が訪れていて、当局は乗客の体温検査を徹底するなど厳重な警戒が続いています。
 
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この問題についてWHO=世界保健機関は23日、緊急に開いた委員会で「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には現時点ではあたらないと発表した一方、今後、中国以外でも患者が増える可能性が高いとして各国に検疫の強化などを呼びかけています。

またWHOの報道官は24日、スイスのジュネーブで行われた記者会見で、「現段階では特別な治療方法はないが、治療できないという意味ではない」と述べ、症状に合わせた治療は可能であると強調しました。
 
そのうえで、重い肺炎を引き起こす「MERS」対策として試験的に開発されたワクチンなどが、新型のコロナウイルスにも効果があるかなど、有効な治療方法を探っていくとしています。
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1月24日。国内で2人目の感染が確認された新型コロナウイルスへの対応について、厚生労働省は24日夜、医師などでつくる審議会で説明し、委員から迅速な情報発信などを求める意見が出されました。
 
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新型肺炎 医師などでつくる厚生労働省の審議会 現状を説明
2020年1月24日 21時56分 NHK
 
©NHK

国内で2人目の感染が確認された新型コロナウイルスへの対応について、厚生労働省は24日夜、医師などでつくる審議会で説明し、委員から迅速な情報発信などを求める意見が出されました。

中国の湖北省武漢を中心に感染が拡大している新型のコロナウイルスは、24日に旅行で東京を訪れていた中国人男性の感染が新たに分かり、国内で確認された感染者は2人となりました。
 
こうした状況を受け、24日夜、医師や有識者などでつくる厚生労働省の審議会が開かれ、この中で感染が確認された男性が医療機関に入院していることなど現状を説明したうえで、検査体制を強化するため東京の国立感染症研究所だけでなく、全国にある地方衛生研究所でも検査ができるよう準備を進めていることなどが説明されました。
 
出席した委員からは、「状況は日々変わっていくので、さらに迅速な情報発信と共有が大切だ」とか「今後、特定の場所で感染が拡大するようなことがあれば、地域の医療機関で対応しきれないおそれがある」などといった意見が出ていました。
 
厚生労働省は24日の意見を参考に、今後の対策を検討することにしています。また国内では人から人への持続的な感染が認められていないことから過剰に心配せず、手洗いなどの感染症対策を徹底するよう呼びかけています。
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