新型コロナウイルスについて:その15(まとめ) | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

WHOより緊急事態宣言が出ましたので、下記を熟読してご対処くださいませ。
新型肺炎に関する公式発表と予防について
 

巡回しきれておらず、大変申し訳ないのですが、データが溜まりになまりまくっているので取り急ぎ取り上げます。この枠は本来は科学ものの報道データを取り上げていますが、予定を変更して新型コロナウイルス関連のものを取り上げています。
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 

前回の「新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その8(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その9(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その10(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その11(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その12(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その13(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その14(まとめ)」より。
 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 
 
1月26日。中国で海外への団体旅行が27日から中止となることについて、日本国内の宿泊施設では、今後キャンセルが増えるのではないかと不安が広がっています。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 中国の団体旅行中止 日本国内でも懸念広がる
2020年1月26日 12時41分 NHK
 
©NHK
 
中国で海外への団体旅行が27日から中止となることについて、日本国内の宿泊施設では、今後キャンセルが増えるのではないかと不安が広がっています。

■ホテル「団体1件のキャンセルでも大きな痛手」

このうち東京 台東区のホテルは、およそ90室の客室のうち半分ほどを、ふだんから中国からの観光客が利用しているということです。
 
ホテルによりますと、中国で新型のコロナウイルスの感染が広がって以降、中国からの団体客などのキャンセルが出始めていますが、団体旅行の中止の措置を受けて、今後、キャンセルがさらに増えるのではないかと懸念しています。
 
ホテルの担当者は「団体での予約の場合、1件で10室以上の客室を押さえているため、1件キャンセルとなるだけでかなり大きな痛手になります。今後の動向を注視していきたい」と話していました。

■ドラッグストア「中国観光客はまとめ買い 影響に不安」

中国からの観光客が多く訪れる日本国内の店も今後の影響を懸念しています。
 
東京 渋谷区のドラッグストアの店長は「中国からの観光客はまとめ買いをしてくれる人が多いので、団体旅行が中止になると、やはり売り上げに影響するのではないか、不安があります」と話していました。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。新型のコロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国各地の交通当局は長距離バスの運行などを休止する措置を相次いで打ち出しています。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 中国 長距離バス相次ぎ運休 人の移動を抑える
2020年1月26日 16時25分 NHK
 
©NHK
 
新型のコロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国各地の交通当局は長距離バスの運行などを休止する措置を相次いで打ち出しています。

このうち北京市の交通当局は感染の拡大を抑えるため、北京と全国の主要都市を結ぶすべての長距離バスの運行を休止しています。
 
北京首都空港のバスターミナルでは、25日夕方から天津や河北省の唐山などに向かう8つの路線の運行を停止していて、26日はほとんど人がおらず、チケット売り場には運行停止を知らせる貼り紙が貼られていました。
 
係員にバスの運行状況を尋ねると「運行は当面見合わせる。問い合わせは電話でしてほしい」と繰り返していました。
 
このほか天津市や陝西省西安市など各地の交通当局が、長距離バスの運行や観光用の車両のチャーターなどを休止する措置を相次いで発表し、感染拡大を防ぐため人の移動を抑えようという動きが広がっています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。北京にあるアメリカ大使館は26日午後、ホームページ上で、武漢にあるアメリカ総領事館の職員を帰国させるよう調整を進めていることを明らかにしました。そのうえで28日、武漢からサンフランシスコに向かう臨時便を運航し、一部の民間人も重症化のリスクが高い人を優先に利用できる見通しだとして、大使館と連絡を取るよう呼びかけました。
 
----------------------------------------------------------
武漢からサンフランシスコへ臨時便 米総領事館職員ら帰国へ
2020年1月26日 16時41分 NHK
 
©NHK
 
北京にあるアメリカ大使館は26日午後、ホームページ上で、武漢にあるアメリカ総領事館の職員を帰国させるよう調整を進めていることを明らかにしました。そのうえで28日、武漢からサンフランシスコに向かう臨時便を運航し、一部の民間人も重症化のリスクが高い人を優先に利用できる見通しだとして、大使館と連絡を取るよう呼びかけました。
 
©NHK

アメリカ国務省はNHKの取材に対して「アメリカは総領事館の職員を含むアメリカ国民の健康と安全を最優先にする」と述べる一方、総領事館の職員をすべて退避させるのかなど詳細については、今のところコメントしていません。
 
アメリカ国務省は今月23日、中国湖北省の渡航情報を4段階で最も深刻な「渡航禁止」にし、現地のアメリカ人に対し、緊急性がある場合を除いて離れるよう指示しています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、各地の当局は、感染が確認された患者や感染の疑いがある人などが乗っていた鉄道や航空便などの情報を公開し、同じ便の乗客に対して最寄りの担当部局への報告など対応を求めています。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 鉄道や航空便の情報公開 乗客に報告求める 中国当局
2020年1月26日 16時55分 NHK
 
©NHK
 
中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、各地の当局は、感染が確認された患者や感染の疑いがある人などが乗っていた鉄道や航空便などの情報を公開し、同じ便の乗客に対して最寄りの担当部局への報告など対応を求めています。

■鉄道

広東省梅州市の当局が、今月24日に湖北省武漢を出発し、現地時間の午後9時すぎに梅州に到着した列車で、乗務員1人に発熱の症状が出て感染が疑われることを明らかにしました。
 
そのうえで、同じ列車の乗客は最寄りの担当部局に報告するとともに、自宅で様子をみて、発熱などの症状が出た場合は公共交通機関をできるだけ使わずに指定の病院で受診するよう呼びかけています。

■航空便

山東省青島市の当局は、今月22日に武漢から青島に到着した山東航空の航空便で乗客1人の感染が確認されたことを明らかにし、同じ便の乗客に対して報告などを求めています。

各地の当局はSNSやメディアを通じ、新型のコロナウイルスの感染が確認された患者や感染の疑いがある人などが乗っていた鉄道やバス、飛行機の情報を相次いで公開し、警戒を強めています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、外務省が、現地に滞在する日本人の退避に向けて中国政府と協議を始めていることがわかりました。民間のチャーター機を飛ばすことも含めて調整していて、外務省は帰国を希望する人は大使館に連絡するよう求めています。
 
----------------------------------------------------------
外務省 武漢などの邦人退避へ中国と協議 チャーター機運航も
2020年1月26日 18時02分 ©NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、外務省が、現地に滞在する日本人の退避に向けて中国政府と協議を始めていることがわかりました。民間のチャーター機を飛ばすことも含めて調整していて、外務省は帰国を希望する人は大使館に連絡するよう求めています。
 
©NHK

外務省は24日、湖北省全体の感染症危険情報レベルを「3」に引き上げ、渡航の中止を勧告しました。
 
武漢には24日現在で、700人程度の日本人がいるとみられていますが、公共交通機関の運行が停止し、武漢からの移動が制限された状態となっています。
 
このため外務省は、武漢を含む湖北省に滞在する日本人を保護するため、退避に向けて中国政府と協議を始めています。
 
外務省は、帰国を希望する人の調査を26日夕方から始め、氏名やパスポート番号などの個人情報を北京にある日本大使館に連絡するよう求めています。
 
中国側の了承が得られれば、民間航空会社のチャーター機を飛ばして武漢から日本国内に移動してもらうことも含めて調整しています。
日本に退避できた場合の空港での受け入れ態勢などについても関係省庁と調整を進めています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大している問題を受け、最も状況が深刻な湖北省武漢では現地を離れる航空便や鉄道などの公共交通機関の運行が3日前から停止されています。また、武漢の中心部では26日から許可された車以外の通行が禁止されるなど移動が厳しく制限されていて、街は事実上封鎖された状態となっています。さらに武漢以外にも湖北省の全域で、各地の当局が程度は異なるものの、公共交通機関の運行を取りやめて人の動きを制限しています。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 武漢は封鎖状態 湖北省全域にも封鎖拡大
2020年1月26日 18時22分 NHK
 
©NHK
 
中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大している問題を受け、最も状況が深刻な湖北省武漢では現地を離れる航空便や鉄道などの公共交通機関の運行が3日前から停止されています。また、武漢の中心部では26日から許可された車以外の通行が禁止されるなど移動が厳しく制限されていて、街は事実上封鎖された状態となっています。さらに武漢以外にも湖北省の全域で、各地の当局が程度は異なるものの、公共交通機関の運行を取りやめて人の動きを制限しています。

中国メディアは、武漢を含め鄂州や黄岡など湖北省の複数の市や自治州で公共交通機関の運行が停止され、街を事実上封鎖するような措置が取られたと伝えています。
 
湖北省の人口は2018年末の時点で5917万人で、多くの市民の生活に影響が出る異例の事態となっています。
----------------------------------------------------------
 
 
 
1月26日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、安倍総理大臣は26日午後6時すぎ、総理大臣公邸で記者団に対し、現地に滞在する日本人で希望する人は、中国政府との調整が整いしだい、チャーター機などを使って全員を帰国させる方針を明らかにしました。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 現地の日本人 希望者全員帰国させる方針 首相
2020年1月26日 18時24分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、安倍総理大臣は26日午後6時すぎ、総理大臣公邸で記者団に対し、現地に滞在する日本人で希望する人は、中国政府との調整が整いしだい、チャーター機などを使って全員を帰国させる方針を明らかにしました。

この中で安倍総理大臣は「新型コロナウイルスに関連して中国の武漢市内の閉鎖が進んでいることから、この週末、武漢在住の日本人への意向確認を随時行うとともに、希望者の帰国に向けた具体的な検討を進めてきた」と述べました。
 
そのうえで「その結果、チャーター機などの手当てのめどがついたことから、中国政府との調整が整いしだい、チャーター機などあらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させることとした」と述べました。
 
そして「現在、中国政府とさまざまなレベルで調整を進めているが、今後一層加速して速やかに帰国を実現させたいと考えている」と述べ、現地に滞在する日本人の退避に向け、全力を挙げる考えを示しました。

■日本大使館 帰国希望者は連絡を

北京にある日本大使館はホームページを通じて、湖北省に滞在する日本人のうち帰国を希望する人は速やかに大使館に連絡するよう呼びかけています。
 
大使館は、中国当局と調整を行ううえで氏名やパスポート番号、湖北省内の住所などの情報が必要になるとしていて、帰国を希望する人はこうした情報を大使館に連絡するよう求めています。

■政府 「官邸対策室」に切り替え対応

政府は中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大しているのを受けて、総理大臣官邸の危機管理センターに設置していた「情報連絡室」を26日午後6時すぎに「官邸対策室」に切り替えて対応にあたっています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大し、日本を含む海外への団体旅行が27日から中止されることになったことで、東京の旅行会社では社員が休日返上で、予定していたツアーの宿泊先にキャンセルの連絡をするなど、対応に追われていました。
 
----------------------------------------------------------
中国の団体旅行中止 日本の旅行会社 キャンセル対応に追われる
2020年1月26日 18時27分 NHK
 
©NHK
 
中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大し、日本を含む海外への団体旅行が27日から中止されることになったことで、東京の旅行会社では社員が休日返上で、予定していたツアーの宿泊先にキャンセルの連絡をするなど、対応に追われていました。

東京 新宿区にある「カモメツーリスト」は、中国の旅行会社向けに日本国内のツアーを企画・販売している旅行会社で、ツアーの運営も請け負っています。
 
会社によりますと、春節の大型連休中、中国の旅行会社からおよそ350のツアーの運営を請け負い、1万人を超える観光客が参加する予定でした。
 
しかし、中国で日本を含む海外への団体旅行が27日から中止されることになり、運営を請け負っていた来月1日までのツアーのほぼすべてがキャンセルになったということです。
 
会社では急きょ社員20人が出社し、宿泊先のホテルやバス会社にキャンセルの連絡を入れるなど対応に追われていました。
 
ただ、26日中にすべての関係先に連絡するのは難しいうえ、問い合わせの電話も殺到し、社内は混乱した様子でした。
 
カモメツーリストの山添翔社長は「社員に急きょ出社してもらっているが、なかなか対応が追いつかないのが現状です。こんな事態になるのは初めてで、春節は最も多くのお客さんが集まるので非常に残念です。ただ、人命が第一と私たちも理解しているので、協力できることはしていきたい」と話していました。
 
観光庁によりますと、おととし中国から日本を訪れた観光客のうち、団体ツアーの利用者は31%、航空券と宿泊施設をセットにした旅行商品の利用者は8%で、各地の観光産業への影響が懸念されます。

■ホテルも大きな痛手
 
©NHK

札幌市南区のホテルでは中国人の団体旅行合わせて250人分の予約がすでにキャンセルになるなど影響が広がり始めています。
 
北海道では、春節に伴う大型連休や、今月末から来月にかけて開かれる「さっぽろ雪まつり」に合わせて、例年この時期に大勢の中国人観光客が札幌市を訪れます。
 
中国人観光客の団体旅行を受け入れている札幌市南区の「定山渓ホテル」では25日午後、中国の旅行会社が手配していた複数の団体旅行の予約について、キャンセルのメールが届いたということです。
 
旅行会社に理由を問い合わせたところ「中国政府の方針により、1月27日24時以降の団体旅行の予約をすべてキャンセルする」という趣旨のFAXが届き、26日夕方までにこの旅行会社が手配していた6つのツアー、合わせて250人分の予約についてキャンセルの連絡があったということです。
 
このホテルでは、今回の団体旅行も含め合わせて16のツアーおよそ500人分の予約が入っていましたが、さらにキャンセルが増えるとみて情報収集を急いでいます。
 
定山渓ホテル営業販売部の佐藤元昭次長は「すでに分かっているだけでも200万円ほどの減収で、団体旅行が中止になり中国人が来ないとなると観光地としても寂しい部分がある。新型のコロナウイルスの感染拡大が早く収束することをせつに願っている」と話していました。

■中国人観光客「政府の命令なのでしかたない」

北海道有数の観光地、登別温泉を訪れていた中国人の観光客などからは今後を心配する声が相次ぎました。
 
上海から団体で訪れたという男性は「日本に旅行できなくなった人は残念だと思うが、政府の命令なのでしかたないと思う。新型のコロナウイルスによる肺炎の患者が増え続けているので心配です」と話していました。
 
香港の旅行会社の添乗員の女性は「観光客が急に日本に来ることができなくなり、バス会社なども困ると思う。中国政府の命令なので守らないといけませんが、団体旅行の中止がいつまで続くのか心配です。長く続くと非常に困ります」と話していました。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによる肺炎が相次いでいる問題で、旅行で日本を訪れた武漢に住む40代の男性が26日、新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。国内で感染が確認されたのは4人目です。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 日本国内で4人目の感染者 武漢から来日しバスツアー
2020年1月26日 19時48分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスによる肺炎が相次いでいる問題で、旅行で日本を訪れた武漢に住む40代の男性が26日、新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。国内で感染が確認されたのは4人目です。

厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは旅行で日本を訪れた中国の湖北省武漢に住む40代の男性です。
 
男性は今月22日に来日して家族とともにバスツアーに参加しましたが、翌23日に発熱し、24日には発熱に加えて関節痛が出たため愛知県内の医療機関を受診したところ肺炎の兆候がみられ、入院したということです。
 
そして26日、国立感染症研究所の検査で新型のコロナウイルスに感染していることが確認されました。
 
男性は現在も入院していて、発熱はあるものの、容体は安定しているということです。
 
男性は22日に来日した時には発熱などの症状はなく、日本ではバスツアーで複数の府県を回り、移動の際にはマスクを着用していたと話しているということです。
 
ツアーの参加者は全員武漢から来た人たちで、厚生労働省は参加者やガイドなどあわせて28人の健康観察を続けていますが、今のところ、発熱などの症状は出ていないということです。
 
厚生労働省は男性が訪れた観光地では今のところ濃厚接触者は確認されておらず、男性から感染が拡大する可能性は低いとしています。
 
男性は日本に来る前には多くの人が感染したとみられる武漢の海鮮市場には立ち寄っていないと話していて、中国で肺炎患者と接触したかどうかは分かっていません。
 
国内ではこれまで、武漢に渡航していた神奈川県に住む30代の中国人男性と、武漢に住み観光で東京を訪れた40代の男性と30代の女性が新型のコロナウイルスに感染していることが確認されていて、国内で確認された感染者は4人となりました。
 
厚生労働省は、過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底など、通常の感染症対策に努めるよう呼びかけています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。新型コロナウイルスの感染が拡大する中国では、患者の数はこれまでに1975人、死亡した人は56人に上っています。中国の保健当局は「ウイルスの感染力がやや強くなっているとみられる」などと危機感を示したうえで、感染の拡大を抑え込むためあらゆる対策をとる考えを示しました。
 
----------------------------------------------------------
「感染力 やや強くなったか」新型肺炎で中国当局
2020年1月26日 20時28分 NHK
 
©NHK
 
新型コロナウイルスの感染が拡大する中国では、患者の数はこれまでに1975人、死亡した人は56人に上っています。中国の保健当局は「ウイルスの感染力がやや強くなっているとみられる」などと危機感を示したうえで、感染の拡大を抑え込むためあらゆる対策をとる考えを示しました。
 
©NHK

中国の保健当局によりますと、重い肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が確認された患者の数は、最も深刻な湖北省の武漢を中心に1975人、死亡した人は56人に上っています。
 
患者は中国本土以外の13の国と地域でも確認されていて、患者の数は世界中で2000人を超えています。
 
中国政府の保健当局、国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は26日北京で記者会見し、新型コロナウイルスについて「最近の臨床データから見て、感染力がやや強くなっているとみられる」と指摘しました。
 
そして「一部の患者は体温が高くないかまたは正常で、軽い症状の例も比較的多い。『隠れた感染者』がいて、この『歩く伝染源』が予防対策を難しくしている」と述べ、ウイルスに感染しても軽い症状の患者もいると指摘しました。
 
潜伏期間については「だいたい10日前後で、最も短いと1日で発症し、最長で14日だ。潜伏期間中にも感染する性質があり、この点がSARSとは大きく異なる」と述べました。
 
そのうえで「感染拡大のスピードは一層速くなっており、患者数は今後も一定程度は増えるだろう」と述べて危機感を示しました。
 
また馬主任は「武漢以外での感染拡大を抑え込めるかの分岐点に来ている」と指摘した一方で、「感染の防止に向けた『人民戦争』を闘い、勝利する自信と能力がある」と強調し、感染の拡大を抑え込むためにあらゆる対策をとる考えを示しました。

■広東省当局 マスク着用しなければ処罰も

南部 広東省の保健当局は26日、ホテル、公園、商業施設、繁華街、交通機関など人が多く集まる公共の場所ではマスクをつけるよう求める通告を出しました。
 
従わない場合は関係部門が法律によって処理するとしていて、場合によっては処罰するなどとしています。

■バスなど運行停止をすぐ撤回 混乱回避か

広東省汕頭の当局は26日、市内のバスやタクシーなどの運行を取りやめると発表しましたが、およそ3時間後、一転してこの発表を撤回しました。
 
そして、バスやタクシーなどは消毒作業を行ったうえで通常どおりの運行を行い、車や船、人や物資の出入りは制限しないと新たに発表しました。
 
地元当局は発表を撤回した理由を明らかにしていませんが、中国国内では市民が食べ物などの買いだめに殺到する様子の写真が一時、インターネット上に掲載され、一層の混乱が生じないよう、地元当局が急きょ対応を見直したという見方も出ています。

■会見ですべての記者・カメラマンに体温検査
 
©NHK

26日午後、北京で開かれた中国の保健当局による記者会見では、会見場に入る際にすべての記者やカメラマンに対して体温検査が行われました。
 
会見場では、ほとんどの記者やカメラマンがマスクをつけて取材に臨んでいました。

■日本人学校 春節の連休を延長

中国大陸にある日本人学校では26日夕方の時点で、今月30日までの春節の大型連休に合わせた休暇期間を延長するところが相次いでいます。
 
▽上海、広東省広州、天津では学校再開を2月17日とし、
▽江蘇省蘇州、浙江省杭州が2月10日としました。
これらの学校は、地元当局から通知があったり自主的に判断したりしたということです。
 
▽北京と山東省青島は、地元の当局から再開していいと通知があるまで臨時休校を続けるとしています。
 
▽遼寧省大連と広東省深※センは、対応を検討中だとしています。
※センは土偏に川。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、茂木外務大臣は26日夜に中国の王毅外相と電話で会談し現地にいる日本人の早期帰国に協力を求め、両氏はさまざまなレベルで調整を進めることで一致しました。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 日中外相が電話会談 現地日本人の帰国など調整へ
2020年1月26日 23時12分 NHK
 
©NHK
 
新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、茂木外務大臣は26日夜に中国の王毅外相と電話で会談し現地にいる日本人の早期帰国に協力を求め、両氏はさまざまなレベルで調整を進めることで一致しました。

中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、安倍総理大臣は26日、現地に滞在する日本人の希望者全員を帰国させる方針を明らかにしました。
 
これを受けて茂木外務大臣は26日夜に中国の王毅外相と電話で会談し「日本として協力できることがあれば全面的に支援したい」と述べ、拡大防止への支援を伝えたうえで、現地にいる日本人の早期帰国に中国側の協力を求めました。
 
これに対し王毅外相は日本の方針に理解を示し、両外相はさまざまなレベルで調整を進めることで一致しました。
 
会談後、茂木大臣は記者団に対し、湖北省でこれまでに430人の日本人の滞在者を確認できたとしたうえで「いまだ連絡がとれていない方の安否を鋭意確認している。帰国についてはチャーター機の派遣などあらゆる手段を追求しており、準備をさらに加速したい」と述べました。
----------------------------------------------------------
 
 
1月26日。中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、現地に滞在する日本人をチャーター機などで帰国させる政府の方針を受けて、日本企業の間では早速社員や家族の帰国に向けた準備も始まっています。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 武漢に工場のホンダ 社員や家族30人帰国へ
2020年1月26日 23時24分 NHK
 
©NHK
 
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、現地に滞在する日本人をチャーター機などで帰国させる政府の方針を受けて、日本企業の間では早速社員や家族の帰国に向けた準備も始まっています。

武漢は中国有数の自動車産業の都市で、ジェトロ=日本貿易振興機構によりますと、武漢とその周辺にはおよそ160の日本企業が進出し、その半数が自動車関連のメーカーです。
 
このうち武漢に工場を持つホンダは、チャーター機などを使って希望者全員を帰国させる政府の方針を受けて、駐在している社員やその家族、それに出張中の社員を帰国させることにしました。
 
帰国させるのは一部の社員を除いたおよそ30人で、すでに大使館に連絡するなど準備を始めているということです。
 
武漢に進出する企業の中には、春節の大型連休中も駐在の社員が現地に残っているところがあり、27日以降、政府のチャーター機などを使って帰国するかどうか対応を検討するものとみられます。
----------------------------------------------------------
 
 
1月27日。中国の南京で来月行われる予定だったサッカー女子の東京オリンピックのアジア最終予選が、新型のコロナウイルスの感染拡大を受けてオーストラリアのシドニーで行われることになりました。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎で 五輪サッカー女子最終予選 中国が開催権を返上
2020年1月27日 0時23分 NHK
 
©NHK
 
中国の南京で来月行われる予定だったサッカー女子の東京オリンピックのアジア最終予選が、新型のコロナウイルスの感染拡大を受けてオーストラリアのシドニーで行われることになりました。

サッカー女子の東京オリンピックのアジア最終予選は来月3日から9日まで、中国、オーストラリア、タイ、台湾の4チームが参加するグループBの試合が武漢で行われる予定でしたが、現地で新型のコロナウイルスによる肺炎の感染が広がっていることから、南京に会場を変更することが今月22日に発表されました。
 
しかしその後も中国で新型のコロナウイルスによる肺炎の患者が増え続け、アジアサッカー連盟は、中国サッカー協会がアジア最終予選の開催権を返上し、新たな開催地がシドニーになったと発表しました。
日本はすでに開催国枠での出場が決まっています。
----------------------------------------------------------
 
 
1月27日。新型コロナウイルスの感染が拡大する中国で、最も感染が深刻な湖北省武漢の市長は26日夜、患者の数が近くさらに1000人前後増える可能性があると明らかにしました。中国の保健当局は、軽い症状の患者もいることが予防対策を難しくしていると指摘し、感染拡大を抑え込めるか不透明な情勢が続いています。
 
----------------------------------------------------------
新型肺炎 武漢市長「患者数は近く1000人前後増える可能性」
2020年1月27日 5時15分 NHK
 
©NHK
 
新型コロナウイルスの感染が拡大する中国で、最も感染が深刻な湖北省武漢の市長は26日夜、患者の数が近くさらに1000人前後増える可能性があると明らかにしました。中国の保健当局は、軽い症状の患者もいることが予防対策を難しくしていると指摘し、感染拡大を抑え込めるか不透明な情勢が続いています。

中国の保健当局によりますと、新型コロナウイルスの肺炎による患者の数は、武漢を中心に1975人、死亡した人は56人に上っています。
 
患者は中国本土以外の13の国と地域でも確認されていて、患者の数は、世界全体で2000人を超えています。
 
武漢市の周先旺市長は26日夜にマスク姿で記者会見し「武漢ではまだ2700人余りの患者が検査結果を待っており、患者の数は近くさらに1000人前後増える可能性がある」と述べ、中国全土で近く患者の数が3000人を超える可能性があることを明らかにしました。

■新病院建設や移動制限で対策も…

中国メディアによりますと、急増する患者を受け入れるため、武漢では急きょ建設中の専門の病院とは別に2つ目の新たな病院の建設も始まり、来月初めに2つの病院の運用を開始すれば合わせておよそ2000人の患者が入院できるようになるということです。
 
感染の拡大を防ごうと、中国政府は27日から海外への団体旅行を当面中止するほか、国内各地の観光地の閉鎖や長距離バスの運休など、人の移動を抑える対策を次々に打ち出しています。
 
しかし中国政府の保健当局は26日の記者会見で「ウイルスの感染力がやや強くなっているとみられる。症状が軽い『隠れた感染者』もいて予防対策を難しくしている」と指摘していて、感染拡大を抑え込めるか不透明な情勢が続いています。

■武漢の野生動物扱う店からウイルス検出 感染源か

中国の専門機関が調査したところ、湖北省武漢の海鮮市場にある野生動物を扱う店が集中していた区域から、このウイルスが多く検出されたと国営の通信社が伝えました。
 
国営の新華社通信によりますと、中国疾病予防センターの専門家チームは武漢の海鮮市場で今月1日と12日の2回にわたって合わせて585のサンプルを採取しました。
 
検査の結果33のサンプルからウイルスが検出され、このうち31のサンプルが、野生動物を扱う店が集中していた市場の西の区域のものだったということです。
 
このため新華社通信はウイルスの感染源が市場で売られていた野生動物であることを示しているとしています。

■中国政府 春節の連休を来月2日まで延長

中国国営の中国中央テレビによりますと、新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、中国政府は、人が集まる機会を減らし感染の拡大を押さえ込むため、春節の大型連休の期間を来月2日まで延長することを決めました。
 
中国では春節に合わせて今月24日から30日までの1週間を連休としていました。
----------------------------------------------------------
 
 
文字数が上限に達したので、続きは、従来の枠で取り上げます。最新情報は下記をご覧くださいませ。
 
≪NHKのコンテンツ≫
「肺炎」-NHK News Web
「新型肺炎」-NHK News Web
 
 
※巡回等ブログ活動が大変遅れており申し訳ございません。
 
 
ペタしてね