新型コロナウイルスについて:その43(まとめ) | Just One of Those Things

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巡回途中ではありますが、既にデータが消えていっているので取り急ぎ新型コロナウイルス関連のものを取り上げます。
 
既に身を守る段階に入っておりますので、身を守るために、下記を熟読してご対処くださいませ。
新型肺炎に関する公式発表と予防について
 
もしもの時のために下記を熟読してくださいませ。
「かぜ症状が1週間続く」に注意 新型肺炎診た医師語る
 
尚、新型肺炎についてのホットラインが厚生労働省が開いておりますので、該当する方は下記にご連絡くださいませ。
新型肺炎 電話相談窓口や予防法は?
新型ウイルス 相談・受診の目安を公表 厚労省
新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター
 

消毒用アルコールについての注意突起です。

消毒用アルコール ひと文字違いが命取り


ペットを飼われている方への注意突起です。
”【拡散希望】ペットにアルコール含有ウェットティッシュはNG”
 
最新情報は下記でご確認くださいませ。
「新型肺炎」-NHK News Web
 
≪NHK特設サイト≫
特設サイト 新型ウイルス肺炎
SARSを上回るスピードで感染拡大を続ける新型コロナウイルス。症状は?治療は?注意が必要な人は?予防や対策は?未知のウイルスを「正しく怖がる」ための最新情報をまとめています
 
科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、新型コロナウイルス編。
 
≪これまでのデータ一覧≫
 
新型コロナウイルスについて。(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その2(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その3(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その4(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その5(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その6(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その7(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その8(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その9(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その10(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その11(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その12(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その13(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その14(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その15(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その16(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その17(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その18(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その19(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その20(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その21(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その22(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その23(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その24(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その25(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その26(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その27(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その28(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その29(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その30(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その31(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その32(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その33(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その34(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その35(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その36(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その37(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その38(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その39(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その40(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その41(まとめ)」、「新型コロナウイルスについて:その42(まとめ)」。

 
流れを知るためにも、続報を時系列で以下に取り上げていきます。
 
 

まず、昨日挙げられなかったものより。(※注:常に妥当と思われる正しい知識の最新情報を入手してくださいませ)

 

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新型ウイルス 感染力は?ワクチン開発は?疑問をまとめました
2020年2月12日 15時50分 NHK
 
©NHK

感染の拡大が続く新型コロナウイルス。私たちはどう備えればいいのでしょうか。「正しく怖がる」ための最新の情報をまとめました。
 
■どんな症状が出るの?
 
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Q:新型コロナウイルスに感染するとどんな症状が出るのでしょうか。
 
A:WHO=世界保健機関などによりますと、今回の新型コロナウイルスに感染して発症した際の主な症状として、発熱、せき、息苦しさなどの呼吸器症状、それに筋肉痛やけん怠感などが報告されています。
 
重症化した場合、肺炎や呼吸困難を引き起こしたり、腎臓の機能が低下したりすることがあるということです。
 
WHOは記者会見で、感染した人のうち82%の人は症状が比較的軽く、15%が重症、3%が重篤で命に関わる症状だと説明しています。
 
また、これまでに日本国内で感染が確認された患者の治療に当たってきた、国立国際医療センターの忽那賢志医師によりますと、患者に共通していた症状は、鼻水やのどの痛み、それにせきが出て、37度以上の発熱や全身のけん怠感が1週間程度続くことだとしています。
 
中には1週間後に熱が高くなることもあり、インフルエンザやほかのウイルス性の感染症より症状が続く傾向があるとしています。

■感染力はどれくらい?

Q:新型コロナウイルス、感染力はどれくらいでしょうか。
 
A:感染力は「1人の患者から感染が何人に広がるのか」ではかります。新型コロナウイルスは現在のところ、せきやくしゃみなどに含まれる飛まつによって広がると考えられていて、感染した人、1人から広がるのはWHOでは1.4人から2.5人、中国の疾病予防センターが出した初期の患者の報告では2.2人としています。
 
感染力が極めて強い、はしかは12人から18人、2003年に中国やアジア各地を中心に広がったSARSは、感染が拡大している時に3人程度、インフルエンザは2人から3人とされています。
 
今後、変わる可能性はありますが、今のところインフルエンザと同じくらいの感染力です。感染力は予防対策を取ることで下げることもできます。
 
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Q:新型コロナウイルスに感染すると、どれくらいの人が重症になるのでしょうか。
 
A:WHOは今のところ、感染した人のうち82%の人は軽症で、15%が重症、3%が重篤で命に関わる症状だと説明しています。
 
新型コロナウイルスに感染しても全員が肺炎になるわけではなく、多くの人の症状は軽いとされています。
 
重症化した人の多くは高齢者や持病のある人だったという報告があるため、一般の感染症と同様に免疫が弱くなっている人などは注意が必要です。

■特に注意が必要な人は?

Q:新型コロナウイルスに感染した場合、特に注意が必要な人はどんな人でしょうか。
 
A:WHOによりますと、今回の新型コロナウイルスで死亡したのは、高血圧や糖尿病、心臓病など免疫を低下させるような持病があった人が多かったということです。
 
現在は国内で新型コロナウイルスが流行している状況ではありませんが、新型コロナウイルスにかぎらず、インフルエンザなど一般的な感染症でも免疫が弱くなっている人は注意が必要です。
 
具体的には、高血圧や糖尿病、心臓病といった持病がある人や、リウマチなどで免疫抑制剤を使っている人、高齢の人などです。持病の程度がどのくらいだと重症化しやすいかについては、はっきりと分かっていません。
 
また、新型コロナウイルスでは、これまで特にリスクが高いという情報はありませんが、一般的に妊娠中の女性はウイルスに感染しやすく、万が一肺炎になった場合に重症化しやすいということです。
 
さらに乳幼児についても新型コロナウイルスでどういった症状が出るのかデータはありませんが、いずれにしても自分で手洗いを徹底したり、人混みを避けたりなどの予防対策を取るのが難しいため、注意が必要だということです。

■潜伏期間でも感染するの?
 
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Q:新型コロナウイルスは、症状が出ていない潜伏期間でも感染するのでしょうか。
 
A:潜伏期間については、これまでにさまざまな報告がありますが、平均5日前後、最長で2週間とされています。
 
例えば、インフルエンザの場合、2日から4日程度とされているので、新型コロナウイルスは感染の疑いがある人と接触した場合、注意が必要な期間が長くなるということです。
 
また、新型コロナウイルスについては、症状が出ていないのに感染が確認されたケースも報告されています。明らかな症状が出ていないのに感染を広げることは、インフルエンザでも知られていることで、周りで誰もせきをしていないのにインフルエンザになったというケースもあります。
 
同様のことが新型コロナウイルスでも起こるとみられています。2月4日、北海道大学の研究グループは、中国などで追跡調査できている52人のデータを解析し、患者の2人に1人が潜伏期間中の患者から感染した可能性があることを指摘しました。
 
これは、新しい患者が出てくるスピードが、発症した人だけから感染したと仮定した場合より早かったことから導き出された推定です。
 
潜伏期間とは言っても発症直前だった可能性やすでに弱い症状が出ていた可能性もあり、今後、新たなデータが出てきた場合、さらに分析が期待されます。
 
特にこの時期は、新型コロナウイルスとは関係なく、通常のかぜやインフルエンザ、それに花粉症などでせきやくしゃみが出る人は少なくありません。少なくとも患者との接触があったなどで感染の可能性がある場合や、少しでもせきやくしゃみが出るという人は、知らず知らずのうちに広げてしまうのを防ぐため、マスクをするなどの注意が必要です。

■致死率はどれくらい?

Q:新型コロナウイルスに感染した場合の致死率はどれくらいでしょうか。
 
A:致死率は現段階では感染拡大の中心になってきた武漢ではおよそ4%、中国本土では2%余りです。中国本土以外で死亡したのはフィリピンと香港の合わせて2人で、致死率は0.4%程度です。
 
武漢で致死率が高い理由として指摘されている理由の1つは、武漢では幅広い年齢層の人が感染し、多くの患者が出たため、医療機関が十分な医療を提供できない状況になったことが影響しているとみられます。
 
同じコロナウイルスの感染症で、2003年に中国やアジア各地を中心に広がったSARSは、致死率がおよそ9.6%でした。
 
致死率はSARSに比べると高くはないといえます。しかし、仮に致死率が低くても、分母にあたる感染者の数が多くなれば、当然、重症化する人、亡くなる人の人数は増えますので、警戒は必要です。
 
また、今回の新型コロナウイルスの致死率が、最終的にはどれほどの値になるかは、まだ分からないという指摘もあります。
 
致死率は感染が確認された人のうちで亡くなった人の割合ですが、把握されていない感染者が数多くいるのではないかという見方もあるからです。いずれにしても、感染をできるだけ広げない対策が引き続き必要です。
 

■感染しやすい年齢層は?

Q:感染しやすい年齢層はあるのでしょうか。
 
A:WHOによりますと、感染している人はこれまでのところ主に成人だということですが、小さな子どもから高齢者まで幅広い世代で報告されているということです。
 
WHOは、重症になりやすい人として、持病のある人に加えて、高齢者を挙げています。

■治療薬はあるの?

Q:新型コロナウイルスに対する治療薬はあるのでしょうか。
 
A:今のところ、インフルエンザのタミフルやゾフルーザのような、ウイルスに対して直接、効果がある治療薬はなく、酸素吸入や脱水の際の点滴など「対症療法」で対応しています。
 
国立感染症研究所によりますと、こうした治療を行っている間に患者自身が免疫を獲得して、ウイルスが排出されるのを待つということで、実際に多くの人が回復しています。
 
特効薬はまだ開発されていませんが、すでに実用化されている別の病気の薬が使える可能性があるとして、実際に日本を含む各国で患者への投与が行われています。
 
アメリカのCDC=疾病対策センターなどの研究グループは、新型コロナウイルスによる肺炎になった男性に、エボラ出血熱の治療薬として開発が進められてきた抗ウイルス薬を投与したところ、翌日以降、酸素吸入の必要がなくなり、発熱も治まるなど、症状が改善したとしています。
 
また、タイの保健省は中国人の患者に対し、インフルエンザの治療薬とエイズの発症を抑える薬を組み合わせて投与したところ、コロナウイルスが検出されなくなり、症状に改善が見られたと記者会見で発表しました。
 
日本国内でも国立国際医療研究センターで、肺炎になった患者1人にエイズの発症を抑える薬を投与したということです。患者はその後、熱が37度台まで下がり、けん怠感は改善傾向になったほか、呼吸も改善したということです。
 
ただ、これらの薬に効果があったのかはまだはっきりしておらず、いずれのケースでも安全性や有効性を判断するにはさらなる臨床試験が必要だとしています。

■ワクチンはあるの?

Q:新型コロナウイルスへの感染を防ぐワクチンはあるのでしょうか。
A:ワクチンは事前に接種しておくことで感染を防いだり、発症しにくくしたりするものですが、新型コロナウイルスに対するワクチンは今のところありません。
 
通常、ワクチンの開発では、ウイルスそのものを処理して毒性を無くしたり弱めたりしたうえで、免疫を十分に活性化する効果があるかどうかを動物実験などを行って調べます。
 
動物で効果があると確認できれば、人に投与する臨床試験を行って、さらに効果や安全性を確かめます。
 
国立感染症研究所は通常の場合、ワクチンが開発されるまでには「年単位の時間がかかる」としています。
 
実際に同じコロナウイルスの一種による感染症で、2003年に中国やアジア各地を中心に感染が拡大したSARSや、中東を中心に感染が続く、重い肺炎を引き起こすMERSではワクチンは完成していません。
 
こうした中、アメリカ国立アレルギー・感染症研究所は、新型コロナウイルスのワクチンの開発を進めていることを明らかにし、研究所のアンソニー・ファウチ所長は先月28日の記者会見で、「3か月以内にワクチンの効果や安全性を確かめるための臨床試験を始める」と述べました。
 
この中で、アメリカの製薬ベンチャー企業イノビオ社は、新型コロナウイルスの遺伝子の情報を使って、免疫を活性化させるたんぱく質を設計して、ワクチンとして投与するという新たな方法で、臨床試験を始めるまでの期間を大幅に短縮できるとしており、ことしの初夏には臨床試験を始められるとしています。
 
さらに、WHOはMERSの対策として開発を進めているワクチンが、新型コロナウイルスにも効果がないか探っていくとしていますが、実際に使えるようになるには、一定の時間がかかると見られています。

■私たちができる対策は?
 
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Q:私たちができる対策はあるのでしょうか。
 
A:コロナウイルスはインフルエンザやかぜと同様に、せきやくしゃみなどの飛まつを通じて感染するとされています。
 
このため、基本的な対策はインフルエンザなどと同じで、手を洗うことと、せきエチケットです。
 
手洗いについては、せっけんを手首までしっかりとつけ、流水で少なくとも20秒間は洗うことが効果的だとされています。指の間や爪の隙間までしっかりと洗います。頻繁に手洗いをしてください。
 
すぐに手が洗えない場合は、アルコール消毒薬で手をふくのも有効です。この場合は、たっぷりとアルコール消毒薬を手につけ、ふき残しがないように注意してください。
 
また、ウイルスは目や口、それに鼻などから入ってきます。手をきれいにするまでは顔を触らないようにしてください。
 
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次にせきエチケットの徹底です。せきエチケットは、せきやくしゃみをする時には口を覆うことです。この時、手のひらで口を覆うのではなく、ティッシュやひじを使って抑えることが重要です。
 
もし、手のひらを使ってしまうと、手にウイルスがついてしまい、ドアノブを触るなどして感染を広げてしまうおそれがあります。
 
また、正しくマスクをつけることもせきエチケットになります。感染を広げない対策は、周囲の人を守るためだけではなく、流行が広がって医療機関が混乱してしまうのを避けるという意味で、自分自身を守ることにもつながります。
 
このほかの対策としては、人混みを避けること、せきやくしゃみをしている人からは1メートル以上距離をとること、持病があるなど感染症のリスクが高い人は、念のためにマスクを正しくつけることなどがあります。
 
新型のウイルスに対しては、分かっていないことだけに目を向けるのではなく、分かっていることをしっかりと実践し、冷静に対応することが重要です。
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2月12日。中国では、新型コロナウイルスに感染した患者の数が4万4000人を超え、死亡した人は1113人となりました。ただ、1日に感染が確認された患者は減少傾向にあるとして、中国の保健当局は「全体的に見てプラスの変化が出ている」と指摘し、状況が改善しつつあるという認識を示しました。
 
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新型ウイルス 中国保健当局「状況は改善傾向」
2020年2月12日 18時28分 NHK
 
©NHK

中国では、新型コロナウイルスに感染した患者の数が4万4000人を超え、死亡した人は1113人となりました。ただ、1日に感染が確認された患者は減少傾向にあるとして、中国の保健当局は「全体的に見てプラスの変化が出ている」と指摘し、状況が改善しつつあるという認識を示しました。

中国の保健当局、国家衛生健康委員会は、新型コロナウイルスの感染が確認された患者の数が11日、新たに2015人増えて4万4653人に、死亡した人は97人増え、合わせて1113人になったと発表しました。
 
新たに感染が確認された患者は、最も多かった今月4日の3887人をピークに減少傾向にあり、特に湖北省以外で新たに確認された患者の数は8日間連続で減って、11日は377人と最も少なくなりました。
 
また、新たに確認された感染の疑いのある患者の数も、今月5日に5328人だったのをピークに、11日は3342人まで減っています。
 
こうした状況について、国家衛生健康委員会の報道官は、12日の記者会見で「依然として状況はかなり厳しいが、一連の対策によって全体的に見てプラスの変化が出ている」と指摘し、状況が改善しつつあるという認識を示しました。
 
ただ、感染症の専門家で中国疾病予防センターの曽光氏は12日、SNS上で、ピークに達したものの、今後およそ1億6000万人が帰省先などから都市部に移動することを考えると、再び患者が増加する可能性もあるという見方を示していて、改善傾向が続くかはなお予断を許さない状況です。
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2月12日。クルーズ船での新型コロナウイルスの集団感染を受けて、加藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会の集中審議で、健康観察のための期間が経過したあとに、乗客・乗員全員を対象にしたウイルス検査を行うことができるよう、検査体制の拡充を急ぐ考えを示しました。
 
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新型ウイルス クルーズ船全員の検査へ体制拡充急ぐ 厚労相
2020年2月12日 18時48分 NHK
 
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クルーズ船での新型コロナウイルスの集団感染を受けて、加藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会の集中審議で、健康観察のための期間が経過したあとに、乗客・乗員全員を対象にしたウイルス検査を行うことができるよう、検査体制の拡充を急ぐ考えを示しました。
 
©NHK

新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で感染が確認された人は、検査を行った延べ492人のうち、合わせて174人に上っています。
 
これについて加藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会の集中審議で、今月5日から健康観察のための期間である12.5日が経過したあとに、船内に残る乗客・乗員全員にウイルス検査を実施したいという考えを示しました。
 
そのうえで加藤大臣は「国立感染症研究所などから人員を派遣してもらい、民間や大学の検査レベルを最大限に引き上げることで、1日当たり1000件を超える検査ができるようになる」と述べ、検査体制の拡充を急ぐ考えを示しました。
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2月12日。厚生労働省によりますと、10日までに国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、チャーター機で帰国した人やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客や乗組員を除くと16人となっています。このうち、武漢からの観光客を乗せたあと感染が確認されたバスの運転手の男性など9人はすでにウイルスが検出されなくなり、退院したということです。
 
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国内で感染確認の9人 ウイルス検出されず退院 厚労省
2020年2月12日 18時51分 NHK
 
©NHK

厚生労働省によりますと、10日までに国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、チャーター機で帰国した人やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客や乗組員を除くと16人となっています。このうち、武漢からの観光客を乗せたあと感染が確認されたバスの運転手の男性など9人はすでにウイルスが検出されなくなり、退院したということです。
 
また残りの7人は引き続き入院していますが、いずれも軽症から中等症だということです。
 
厚生労働省は、新型コロナウイルスに感染した患者の退院の基準を示していて、37度5分以上の熱が24時間なく、呼吸器症状が改善傾向であることや、症状がなくなってから一定の時間を置いて2回ウイルス検査をして、いずれも陰性であれば退院を認めるとしています。
 
症状が出ていない人についても、10日間入院して症状が出ないことを確認したうえで、同じく2回検査を行って、いずれも陰性であれば退院を認めるということです。
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2月12日。新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、新たに乗客・乗員39人と検疫官1人の感染が確認されました。また、11日までに感染が確認された人の中で、症状が重い人が4人いて、このうち2人が集中治療室で治療を受けているということです。
 
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クルーズ船 新たに39人と検疫官1人感染確認 入院の4人重症
2020年2月12日 20時41分 NHK
 
©NHK

新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、新たに乗客・乗員39人と検疫官1人の感染が確認されました。また、11日までに感染が確認された人の中で、症状が重い人が4人いて、このうち2人が集中治療室で治療を受けているということです。

厚生労働省によりますと、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、新たに53人の検査を実施した結果、乗客29人と乗員10人の合わせて39人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
 
この中には、10代の女性も含まれ、クルーズ船で10代の人の感染が確認されたのは初めてです。また、日本人は10人いるということです。
 
これで感染が確認された乗客と乗員は合わせて174人となり、厚生労働省が順次、医療機関に搬送しています。
 
さらに、船内で検疫を行っていた50代の男性検疫官1人も感染が確認されました。検疫官はクルーズ船が横浜港沖に停泊していた今月3日の夜から4日の夜にかけて、乗客から質問票を回収したり、体温を測定したりしていて、客室に立ち入ることもあったということです。
 
検疫官は医療用のマスクや手袋を着用していた一方で、防護服やゴーグルなどは着用していませんでした。これについて厚生労働省は、WHO=世界保健機関の指針に基づく対応だったとしています。
 
厚生労働省によりますと当時、船内の検疫は今月3日がおよそ30人、4日はおよそ60人で行っていたということです。
 
検疫官は船内での検疫のあと、今月5日から7日まで検疫所で通常勤務を行ったあと、9日に発熱し、10日、医療機関を受診してウイルス検査を受けたということです。
 
また、11日までに感染が確認され搬送された人のうち、症状が重い人が4人いて、このうち、集中治療室に入っている人が2人、人工呼吸器を使うなど呼吸管理を行っている人が2人いるということです。
 
重い症状の人のうち、3人は日本人で60代の男性が1人、70代の男性が2人いて、もう1人は外国籍の70代の男性だということです。
 
さらに、体調が悪化してクルーズ船から搬送された外国籍の60代の男性も症状が重く、集中治療室で治療を受けていますが、ウイルスに感染しているかどうかはわかっていません。
 
国内で感染が確認されたのはクルーズ船の174人、検疫官1人、チャーター機の12人、それ以外の観光客などが16人の合わせて203人となりました。

■乗客 薬届くも「いつまで持つか不安」

「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客に12日午後、電話で取材すると、持病の薬などは手元に届き始めたものの、船室で待機する時間が長引き、体調などに不安を感じていると話していました。
 
小柳剛さん(72)は10日、高血圧などの持病の薬が届き、船内で薬剤師とやり取りができるようになったということです。
 
小柳さんは「室内だけで過ごす日が長引き、だるさを感じてきています。あと10日近く、この生活が続くが、いつまで持つか不安です」と話していました。
 
また、岡村吉雄さん(74)は、一緒に乗船する68歳の妻が11日の晩から発熱し、12日午前、医務室に連絡を入れたものの、午後になっても診察が受けられないということです。
 
岡村さんは「医療チームが船内に入ってきているという話は聞いている。ただのかぜかもしれないが、コロナウイルスかもしれないと不安なので、早く診察に来てほしい」と話していました。

■官房長官「全員検査は状況見極め判断」

菅官房長官は、午後の記者会見で、集団感染が確認されているクルーズ船の乗客と乗員へのウイルス検査について、「今月18日までには1日1000件を超える検査能力を確保できる予定だ。現在、乗員・乗客の健康確保に最大限配慮しつつ、優先的に対応すべき人からウイルス検査を進めており、全員に検査を行うかどうかは、検査能力の確保の状況などを見極めながら判断していきたい」と述べました。
 
また菅官房長官は、品薄状態にあるマスクについて、「生産・流通状況をきめ細かく把握しつつ、できるだけ早く品切れが緩和されるよう官民連携して取り組んでいきたい」と述べ、マスクが増産され、品薄が解消されるのは、来週以降になるという見通しを示しました。
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文字数が上限となりましたので、科学もの報道データの枠で続報を取り上げます。
 
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※巡回等ブログ活動が大変遅れており、大変申し訳ございません。
 
 
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