飼い主感染時は犬猫接触避けて=新型コロナで獣医師会(まとめ):随時更新(2020.04.09) | Just One of Those Things

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新型コロナウイルスについて:その50(まとめ)」に追記しておりますが、フューチャーフォンからのアクセスの方も多いので、フューチャーフォンからご観覧の方のために取り上げます。

 

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飼い主感染時は犬猫接触避けて=新型コロナで獣医師会
2020/02/27 14:45 時事通信社
 
 北海道獣医師会は27日までに、新型コロナウイルス感染について、犬や猫の飼い主に向けた注意文をホームページ(HP)に掲載した。犬や猫が感染したり、媒介したりすることはないと指摘。ただ、ウイルスが突然変異を起こす可能性が否定できないため、飼い主が感染したら接触を避け、マスクを着用するよう勧めている。
 
 東京都獣医師会も同様の注意文をHPに掲載。飼い主が感染して入院する場合、ペットを自宅に残して知人などに世話を依頼する方法は依頼先が感染する恐れがあるため勧められないとし、ペットを外部に預けるよう求めている。
 
 また、ペットが感染者と濃厚接触した後に体調が悪くなり、かかりつけの動物病院に連れて行く際は、必ず事前に電話するよう注意している。
 
 世界小動物獣医師会(WSAVA)がHPで公表した見解によると、これまで犬や猫が感染することが知られるのは「アルファコロナウイルス」であり、犬は軽い下痢、猫は伝染性腹膜炎を起こす。人の新型は種類が違う「ベータコロナウイルス」で、犬や猫が感染する証拠はない。しかし、事態は急速に進展しており、最新情報に注意が必要という。 
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■東京都獣医師会からのお知らせ (新型コロナウイルスについて)(PDF)
 
こちらの方は、全文コピーできますので、転載します。
 
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東京都獣医師会からのお知らせ
(新型コロナウイルスについて)
 
公益社団法人東京都獣医師会から新型コロナウイルスに関して、Q&A形式でお伝えいたします。
 

Q1.新型コロナウイルスはペット(犬や猫)にうつりますか?
 
A.飼い主様にとっては心配なことですね。 ただ、これまでに新型コロナウイルスが、犬猫を含むペットに感染したという報告は一切ありませんの で、その心配はかなり小さいと考えられます。 しかし、今後状況が変化すれば、その可能性は完全には否定できませんので、随時情報を発信していき たいと考えています。
 
Q2.犬や猫にも「コロナウイルス感染症」があると聞いたことがありますが、それは人にうつ りますか?
 
A.犬や猫にも固有のコロナウイルス感染症があります。 しかしコロナウイルスは「種特異性」※が高いため、これまで犬猫で報告されている 「コロナウイルス感染症」が、人を含めた他の種の動物に感染したという報告はありません。 犬の場合は軽い下痢症状、猫の場合は伝染性腹膜炎を起こしますが、どちらもまれな病気です。 犬のコロナウイルス感染症が猫にうつったり、あるいは猫のコロナウイルス感染症が犬にうつったりす るのは一般的ではありません。 ※「種特異性」とは  形態あるいは機能のうえで,ある種は共通にもっているが,他の種には認められない特色。 
 
Q3.私は新型コロナウイルスに感染しました。ペット(犬猫)とどう接すればいいですか?
 
A.あなたが病院等、隔離された場所に行かなければならない場合には、安心してペットのお世話を頼 める人に預けましょう。 あなたとペットが室内で一緒に生活していたのであれば、患者であるあなたが暮らしていた部屋にペッ トを残し、お世話に通ってもらう方法は、感染対策上お勧めできません。 ペットを預ける場合、念のために、被毛を洗浄するか、またはペットと接する際にはマスクやグローブ をつけてもらい、お世話をした後は、丁寧な手洗いを励行するようにお伝えください。
 
Q4.飼っているペットが新型コロナウイルスに感染したのではないかと心配です。どうすればいいです か?
 
A.ペットが新型コロナウイルスに感染したかどうかを検査する方法は今のところありません。Q3 で 回答したように、新型コロナウイルスがペットに感染したという報告はありませんが、もし、ペットへ の感染が心配であるなら、人混みに連れて行かないようにし、できるだけ感染のリスクを減らすよう注 意して生活します。
 
新型コロナウイルスに感染していた人とペットが濃厚に接触したことが分かっていて、その後ペットの 体調が悪くなった、という場合には、かかりつけの動物病院に電話をしてください。ペットを動物病院 に連れていく前には必ず事前に連絡を入れてください。
 
 
参考文献:2020.2.6  University of California, Davis
https://www.vetmed.ucdavis.edu/news/can-pets-contract-coronavirus-humans-or-viceversa
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こちらもコピーできますので転載します。
 
 
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2020 年 2 月 11 日
 
WSAVA による
新型コロナウイルスと伴侶動物についてのガイドライン
 
World Small Animal Veterinary Association (WSAVA)は中国で発生した新型コロナウイルス(2019 n-CoV)について飼い主と話をする際に参考となる指針と想定質問集を作成した。
 
同時に、獣医師は飼い犬や飼い猫から新型コロナウイルスに感染する可能性や伴侶動物が人やほかの動物に感染を媒介することは非常に考えづらいため、パニックにならないように速やかに伝達する必要があることを喚起する。

WSAVA の One Health Committee の委員長である Michael Lappin 先生は以下のことを飼い主に伝えるように推奨している。

• 十分に衛生状態を保てる限りは飼っている伴侶動物と一緒にいること
 • 猫は屋内にとどめておくこと 
• もし家族や友人で入院している者がいる場合は動物を預けに出すこと
 • 不安がある場合は速やかに獣医師に相談すること
 
WSAVA の Scientific Committee および One Health Committee は共同して参考となる指針の作成し、そこでは現時点では伴侶動物やその他の産業動物が新型コロナウイルスに罹患することや人へ感染を起こすというエビデンスが無いことを確認している。しかし一方で「急激な展開を見せる」ことを警戒している。

 指針では獣医師に向けて、一部の地域で販売されている犬で消化器症状を起こすコロナウイルスに対するワクチンを使用することで、新型コロナウイルスへの何らかの防禦を期待する動きに対して警鐘を鳴らしている。
 
こうした使用法にエビデンスはない。なぜなら新型コロナウイルスは型が明確に異なるからである。
 

 WSAVA の会長である Shane Ryan 先生は、「新型コロナウイルス 2019 n-COV についてはいまだに分からないことも多い。喫緊の課題は可及的速やかに人での感染をントロールすることであるため、伴侶動物がウイルスを伝搬することを恐れた飼い主によって遺棄または殺されてしまうという動物福祉上の問題を懸念している。

このような処置が必要となるエビデンスはなく、獣医師には飼い主に WSAVA の指針に従い、飼い主も動物も安全にすごしてほしい。」と述べている。

WSAVA による指針は次のリンクから確認できる: https://wsava.org/wpcontent/uploads/2020/02/nCOV-WSAVA-Advisory-Document-Japanese.pdf

WSAVA は 113の加盟団体を通じて世界中の 20万人以上の獣医師を代表し、伴侶動物医療のレベル向上に努めている。その主な活動は獣医療で主要な分野における WSAVAのガイドラインの作成や世界中で伴侶動物医療に影響を与える事柄の重要性を知ってもらうことである。
 
追記:
WSAVA One Health Committee の活動は WSAVA の Diamond Partner, Purina Institute.
 
より詳しい情報をお求めの場合:
Rebecca George, George PR, Tel: 01449 737281/07974 161108 or rebecca@georgepr.com
翻訳:WSAVA the Translation Committee メンバー 安田隼也(獣医師)

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急遽予定を変更して取り上げさせていただきました。
 
 
※寝込んで、病院にも行けていませんので、巡回等ブログ活動が大変に遅れており、申し訳ございません。取り急ぎ取り上げさせていただきました。
 
 
≪追記≫
 
海外では既にペットの犬に弱陽性反応が確認されたようです。
 
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 香港でペット犬に弱陽性反応=飼い主が感染—新型コロナ
2月28日(金)14時48分 時事通信

 【香港時事】香港政府は28日、新型コロナウイルスの感染者が飼っていたペットの犬から、ウイルスの弱陽性反応が出たと発表した。犬に目立った症状はないが、引き続き検査と経過観察を進め、陰性が確認されるまで当局が管理するという。
 弱陽性反応は、犬の口と鼻から出た。政府は「現時点でペットが感染したりウイルスを媒介したりすることを証明したデータはない」と説明しているが、飼い主に対しては手洗いやマスク着用を徹底するよう呼び掛けた。
 また、政府は感染者がペットを飼っている場合、ペットに対しても14日間の隔離措置も必要になると提案した。 
[時事通信社]
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因みに、過去にヒトに感染する前に、鳥インフルエンザ(H5N1亜型ウイルス)で野良猫に感染し死亡していたという報道がネイチャーでありました。
 
防疫の手徹底をよろしくお願いいたします。
 
 
【追記】
 
 
 
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飼い主のみなさまへ
 
公益社団法人東京都獣医師会 危機管理室感染症セクション
 
 
香港での PCR 検査で、低いレベルの新型コロナウイルスが 犬から検出された報道について
 
 
■新型コロナウイルスの犬や猫への感染の可能性について
 
2 月 28 日付、香港 漁農自然護理署(Agriculture, Fisheries and Conservation Department)によると、ペットの犬から新型コロナウイルスが PCR 検査で低いレベルの 陽性反応がみられた旨の報道がありましたが、下記の理由から日本のペットにおける新型コ ロナウイルスの感染は、現時点において問題とならないと判断します。
 
1.現時点の漁農自然護理署 (AFCD)の発表では、犬の鼻と口の粘膜にたまたま付着し た新型コロナウイルスを検出してしまった可能性があり、犬の体内で本ウイルスが増殖 したかどうかは確定していません(犬が感染したことを確認したわけではありません)。
 
2.もしペットに新型コロナウイルスが感染するとしても、コウモリなどの野生動物との接 触がほぼないとされる日本のペット飼育環境においては、ペットへの新型コロナウイル スの感染があるとすれば、飼主からペットへ感染する経路しか考えられませんが、その 可能性も非常に低いと考えられます。 まずは飼主が新型コロナウイルスに感染しないように注意し、落ち着いてペットに対応 しましょう。
 
本件に関しては新しい情報が届きましたら随時更新します
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引き続き、落ち着いてご対応しながら、ご注意くださいませ。
 
~追記ココマデ~
 
≪追記≫2020/3/2
 
ももこひめさんより。
 
 
3月1日。新型コロナウイルスがペットにも感染する可能性が指摘されているのを受け、台北市はペットの隔離に向けた準備を進めている。隔離や検疫の対象となった飼い主から希望された場合、市の台北市動物保護処がペットを預かる方針を示しました。
 
~追記ココマデ~
 
≪追記≫2020/3/5
 
ももこひめさんの情報では
 
 
で、CNNの報道を取り上げられていましたが・・・。後に下記の報道が上がってきました。
 
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新型コロナ 香港でペットの犬に感染確認
2020/03/05 00:15 産経新聞

 【香港=藤本欣也】香港政府は4日、犬が新型コロナウイルスに感染したと発表した。犬に特異な症状はないという。

 発表によると、新型肺炎の患者が飼っていた犬を3回検査したところ、いずれも弱陽性反応が出た。国際的な動物保健機関である国際獣疫事務局(OIE)とも協議した結果、犬は低レベルの新型コロナウイルスに感染し、同ウイルスはヒトから動物に伝染したとみられるとの結論に達した。新型コロナウイルスのペットへの感染が確認されるのは初めてとみられる。
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後日、わかり次第追記します。
 
~追記ココマデ~
 
≪追記≫2020/03/06
 
 
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飼い主の皆様へ
【香港当局による、ペットの犬が新型コロナウイルス感染症に感染したとの報道について】
3月4日付け、香港漁農自然護理局(AFCD)の発表を受けまして、本会としては以下の様に考えていることをお伝えします。
 
本会では、香港当局が、COVID-19感染者が飼育していた犬が同ウイルスに弱いレベルで感染し、
その飼育犬は無症状であると発表したことを把握しています。
 
AFCDは、その飼育犬にCOVID-19ウイルスに対する陽性反応が出た原因はヒト(飼い主)である可能性が高いと報告しています。
 
AFCDは、犬の体内でウイルスが増殖するかどうか、増殖した場合犬同士で感染するかどうか、
現時点では報告していませんし、確認事例は本症例1例のみにとどまっています。
 
AFCDは、現時点ではペットがCOVID-19ウイルスを人に感染させる証拠はないと報告しています。
したがって、人々がペットを放棄しないように強調しています。
 
本会は、その飼育犬が本当に感染したのかどうかも含め、今後の発表および厚生労働省の対応を待ちたいと考えています。
 
本会としては、引きつづき飼育者が感染しない注意が最も重要と考えています。
 
飼育者の皆様におかれましては、引きつづき冷静な対応をお願い致します。
 
本件に関しては新しい情報が届きましたら随時更新します。
<PDF>
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加えて、
 
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飼い主の皆さまへ
【新型コロナウイルス感染症 市民向け感染予防ハンドブック】のご紹介
 
東北医科薬科大学医学部 感染症学教室特任教授 東北大学名誉教授 賀来満夫先生が作成された、
人向けの感染予防に関するハンドブックです。
飼い主の皆様が感染しないように気をつけるための参考としてください。
 
なお、ペットを飼育されている方は以下の点にもご注意ください。
・ペットが消毒剤を舐めないように注意してください。
 万が一、消毒剤を誤飲してしまった場合は、かかりつけの動物病院にご連絡ください。
 
ご家族が感染し入院された場合や、自宅で療養されている場合、
ペット自身の身体にウイルスが付着しないようにするために。
・感染したご家族の部屋や療養中の部屋にペットを出入りさせないようにしてください。
・患者様やご家族が使用され、汚染したマスクやリネン類にペットが接触しないように注意してください。
 
ハンドブック<PDF>
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~追記ココマデ~
 
≪追記≫
 
 
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JBVPからのお知らせ
香港の犬からの新型コロナウイルス
検出に関する追加情報(2020/03/05更新)
 

©JBVP
動物コロナウイルスの電顕写真
(石田卓夫撮影)

これまでの情報ならびに獣医学の常識から,犬には人間のコロナウイルスは感染しないだろうと考えて情報を発信して参りましたが,どうやらわれわれ獣医界の知らないことが起こったようです.

2月下旬に香港の60歳の女性で新型コロナウイルス感染が確認され,その人が飼育する老齢のポメラニアンの鼻と口の材料に新型コロナウイルス感染の弱い陽性反応がみられました.これがウイルスの付着によるものか,感染なのかを調べるため,その後のウイルスの存在を追跡したところ,複数回の弱陽性反応が出たことから,香港漁農自然護理署(AFCD)は犬が「低レベルの感染」をしていると結論しました.同時にこの所見は大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家たちによっても確認され,「人間から動物への感染例の可能性が高い」とされました.

この犬は新型コロナウイルス感染の症状を全く見せていないといわれていますが,香港政府が先月28日に出した新型コロナウイルスに感染したペットを14日間隔離する措置を受けています.香港では,別の感染患者の犬も1頭隔離されており,現在は陰性となりましたが,隔離は続けられているそうです.香港政府は「現時点でペットがウイルスを媒介するというデータはない」と強調しています.そして,動物が感染源になるといった過剰な心配を抱かないように呼びかけています.

以上が朝日新聞デジタルおよびAFPが報じたニュースの抜粋です.犬が感染する可能性は極めて低いといったわれわれの考えは間違っていたことがわかりましたので,ここに正しい情報をお知らせしました.それではわが国の犬においてどのような対応ができるのかを以下にまとめます.

1.犬における感染
 
犬は家の中で隔離してください.幸いに犬が健康を害することはないようなので,隔離しておけば自然に感染はなくなるものと思われます.症状がなければ動物病院でできることもありません.また,人間のコロナウイルス感染者を受け入れることができるような病院に相当する動物病院の体制は整っていません.感染した人間が軽症で家にいるならご自分で犬の世話をしてください.感染した人間が入院する際には,犬をどうするかについては,医師ならびに保健所の指示を仰いでください.

2.人間が感染して家庭に犬がいる場合

これまでの香港の2頭だけの経験では,感染であっても低レベルであり,犬には症状は出ないようです.しかし,生きたウイルスが少量ながら一定期間そこに存在するということで,注意は必要です.一方,わが国では動物に対して人間のコロナウイルスのPCR検査を行う体制は全く整っていませんので,検査を行うかどうかについては保健所の判断と思われます.動物病院に来院されても国立感染症研究所から出されている感染管理ガイドラインに沿った対応はできません.
 
3.ふつうの家庭犬は

外出を避ける,外に出るのも家の周りだけにする,人混みには連れて行かない,他の犬との接触を避けるためドッグランも利用しないことで,自宅にいるのが最も安全と思われます.犬にはコロナウイルスが入ったワクチンもありますが,これは犬の消化器コロナウイルスのワクチンで,人間のコロナウイルスに対しては効きません.

4.猫はどうする

猫にも感染のリスクはあると考えて,外に出さず,家の中においてください.猫のコロナウイルスには,多くの猫が持っている病原性のほぼない猫腸コロナウイルスと,それが突然変異してごく少数の猫に病原性を示す猫伝染性腹膜炎ウイルスがありますが,これらは人間のコロナウイルスとは異なり,猫ではワクチンはありません.猫に人間のコロナウイルスが感染するかどうかについては,SARSコロナウイルス大量を実験的に気管内に接種して感染が起こることが示されていますが,これはあくまでも自然界では起こりえないような実験的な条件であり,その場合も重大な病気は起こらず,すぐに感染から回復するとされています.したがって犬同様に対応してください.
 
5.最後に

今回の事例では,犬は善意の第三者であり,たまたまウイルスをもらってしまったと考えられ,どうして犬に感染が起こったのかについては,老齢の犬であったからなのか,それとも犬はすべてそうなのかはまだ例数が少ないためわかりません.しかし,中国のように多くの感染患者がいる場所でも,犬から病気をもらったというような状況は報告されていません.犬は大切な家族の一員です.決して犬を悪者にしたり,飼育を放棄したりしないよう,そして過剰に恐れることなく,ふつうに対応してください.
 
【文責】
日本臨床獣医学フォーラム会長 石田卓夫
(獣医師,農学博士,日本獣医病理学専門家協会会員
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~追記ココマデ~
 
≪追記≫2020/03/08
 
まずは、
 
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飼い主の皆さまへ【香港当局による、ペットの犬が新型コロナウイルス感染症に感染したとの報道について】
Date:2020.03.05
 
3月4日付け、香港漁農自然護理局(AFCD)の発表を受けまして、本会としては以下の様に考えていることをお伝えします。
 
本会では、香港当局が、COVID-19感染者が飼育していた犬が同ウイルスに弱いレベルで感染し、
その飼育犬は無症状であると発表したことを把握しています。
 
AFCDは、その飼育犬にCOVID-19ウイルスに対する陽性反応が出た原因はヒト(飼い主)である可能性が高いと報告しています。
 
AFCDは、犬の体内でウイルスが増殖するかどうか、増殖した場合犬同士で感染するかどうか、
現時点では報告していませんし、確認事例は本症例1例のみにとどまっています。
 
AFCDは、現時点ではペットがCOVID-19ウイルスを人に感染させる証拠はないと報告しています。
したがって、人々がペットを放棄しないように強調しています。
 
本会は、その飼育犬が本当に感染したのかどうかも含め、今後の発表および厚生労働省の対応を待ちたいと考えています。
 
本会としては、引きつづき飼育者が感染しない注意が最も重要と考えています。
 
飼育者の皆様におかれましては、引きつづき冷静な対応をお願い致します。
 
本件に関しては新しい情報が届きましたら随時更新します。
 
PDF
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続いて、下記もご参考くださいませ。
ももこひめさんより。
 
 
~追記ココマデ~
 
≪追記≫2020/03/18
 
 
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飼い主のみなさまへ
公益社団法人東京都獣医師会 危機管理室感染症セクション
 
 
Q1.新型コロナウイルスはペット(犬や猫)にうつりますか?
 
A.飼い主さんにとっては心配なことですね。 OIE(世界獣疫事務局)によると、香港当局は新型コロナウイルスに感染した方が飼育している犬か ら、このウイルスの弱い陽性反応が見られたと報告しました。 続いて、2020 年3月 12 日に発表された報告によると、この犬の弱陽性反応は、その後、陰性と なったようです。 この犬はその間、何も症状を出していませんでした。 また、最初の血液検査では、感染を示すコロナウイルスに対する抗体価の上昇は認められませんでし た。今後も検査を繰り返すそうですから、最終の結果を待つべきでしょう。 現時点では、新型コロナウイルス感染症はヒトからヒトへ感染する病気であり、万が一、ヒトからペ ットに感染した(ペットからウイルスが検出された)としても、さらにペットがヒトに病気をうつす ことはないだろうと考えています。 本会としては引きつづき、飼い主の方が新型コロナウイルスに感染しないことがペットを守るため にも大事であり、冷静な対応をお願いします。
 
 
Q2.犬や猫にも「コロナウイルス感染症」があると聞いたことがありますが、 それは人にうつりますか?
 
A.犬や猫にも固有のコロナウイルス感染症があります。 しかしコロナウイルスは「種特異性」※が高いため、これまで犬猫で報告されている「コロナウイル ス感染症」が、ヒトを含めた他の種の動物に感染したという報告はありません。 犬の場合は軽い下痢症状、猫の場合は伝染性腹膜炎を起こしますが、どちらもまれな病気です。 犬のコロナウイルス感染症が猫にうつったり、あるいは猫のコロナウイルス感染症が犬にうつった りするのは一般的ではありません。 ※「種特異性」とは  形態あるいは機能のうえで、ある種は共通にもっているが、他の種には認められない特色。 
 
 
Q3.私は新型コロナウイルスに感染しました。ペット(犬猫)とどう接すればいいですか?
 
A.あなたが入院される場合は、ご家族など、他にペットの世話をしてくださる方がいらっしゃるようで したら、その方にお世話をお願いしてください。
 
自宅で療養される場合にはペット自身の身体にウイルスが付着しないようにするために、療養中の 部屋にペットを出入りさせないようにしてください。
また、汚染したマスクやリネン類にペットが接触しないように注意してください。 ご自宅で世話することができないようでしたら、信頼できる方になるべく早くお預けする方が良い と考えます。
 
ご家族が自宅でお世話する場合も、どなたかに預ける場合も、ペットの体表などを介して感染伝播 させないため、ペットはシャンプーすることが望ましいと考えます。
 
シャンプーをする場合は、できるだけお湯が出る勢いを弱くして、毛に当たったお湯がご自身を含 む周りに飛び散らないよう工夫するといいでしょう。 いつもよりていねいにお湯で流したあと、シャンプーをしてください。 シャンプー後、ペットを拭いたタオルは一般的な家庭用洗剤で洗濯してください。
 
世話する方にペットをお渡しする際には、キャリーバッグや首輪、リードなどは、0.05%に薄めた 家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしてください。 洗濯や消毒などの注意は以下をご参考下さい。 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf
 
ペットとの別れが辛いからといっても我慢して、抱きしめたりしないよう注意してくださいね。
 
他にお世話をしてくださる方がいらっしゃらず、ご自身が無症状・軽症である場合には、ご自身でお 世話して頂きたいですが、ご自身及びペットが他の方の感染源とならないような注意が必要です。
 
 
Q4.飼っているペットが新型コロナウイルスに感染したのではないかと心配です。 どうすればいいですか?
 
A.ペットからペットへ新型コロナウイルスが感染したという報告はありません。ご自身が感染者でない 限り、ペットへの感染を心配する必要性は少ないと考えられます。 もし、ペットへの感染が心配であるなら、人混みに連れて行かないようにし、できるだけ感染のリス クを減らすよう注意して生活します。 新型コロナウイルスに感染していた人とペットが濃厚に接触したことが分かっていて、その後ペッ トの体調が悪くなった、という場合には、かかりつけの動物病院に電話をしてください。 ペットを動物病院に連れていく前には必ず事前に連絡を入れてください。
 
参考文献:OIE  Questions and Answers on the 2019 Coronavirus Disease (COVID-19)
https://www.oie.int/en/scientific-expertise/specific-information-andrecommendations/questions-and-answers-on-2019novel-coronavirus/
 
 
 この記事は 2020 年 3 月 12 日時点の情報に基づいて作成しています。 今後、新しく得られた情報により、内容が更新されることがありますので、あらかじめご了承ください。 また、個別具体的な事象への判断を行うものではございません。
 
2020.03.16 公益社団法人東京都獣医師会 危機管理室感染症セクション
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~追記ココマデ~
 
 
≪追記≫2020/03/21
 
香港でペットの犬がコロナウイルス感染の2列目が出ました。
 
ももこひめさんが、3月19日付・新型コロナウイルスに関する最新情報をまとめられていますので、下記をご覧くださいませ。
 
~追記ココマデ~
 
 
≪追記≫2020/03/27
 
るびいさんより。
 
ももこひめさんより。
 
~追記ココマデ~
 
 
≪追記≫2020/03/28
 
ももこひめさんより。
 
~転載ココマデ~
 
 
≪追記≫2020/04/02
 
ももこひめさんより。
 
~追記ココマデ~
 
 
≪追記≫2020/04/04
 
ももこひめさんより。
 
~追記ココマデ~
 
 
≪追記≫2020/04/09
 
ももこひめさんより。
 
~追記ココマデ~
 
 
ペタしてね