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つまり 俺の身体が ベッドに しっかり 縛り付けられていたのだった。



( 何なんだ? これは どういうことなんだ? )



今の状況が 全く理解出来なかった。



道ばたで 倒れていて 運ばれたと思われる 病院の病室らしき部屋のベッドの上に 俺は 縛り上げられているのだ。



俺には 今の 自分が置かれた状況や その意味が 全く 分からなかった。



それは当然だろう。



いきなり拘束されて 身動き取れない状態で 半ば 監禁されているのだ。



俺は 知らないうちに 何か 悪いことをしたり 暴れたとでも いうのだろうか?



その為に 拘束されているのだろうか?



しかし 俺には 全く 記憶が ない。



記憶がないからこそ 大きな不安もあった。



何か 悪いことでも やらかしたのか・・・ 俺???



ボ~とする 頭の中で しっかり 今までのことを 走馬燈が回っているのを見ているように グルグルと ゆっくり 考えてみた。



しかし レイコを 探していたこと以外は 何も思い出せなかった。



どうなってしまったのだ?



それでも 俺は 微かな記憶を 何とか 思い出そうと 真剣に考えた。



俺の頭の中は ちょっとした パニック状態だった。



そもそも 今 ベッドに縛り付けられて 身動きが取れないという事実が 俺を 大きく 混乱させていた。



拘束された 手足や 胴回りが 痛かった。



もう一度 周りを見回した。



真っ白な部屋の真ん中に 俺を縛り付けているベッドが ポツンとひとつ 置かれているだけだった。



そして しっかりと閉められたドア。



窓はないが 大きな鏡が 一つの壁に掛かっていた。



( 俺は 監禁されているのか? )



「 助けてくれ~。 」



大きな声で 叫んでみた。







( つづく )




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