前回分は




人間の本質01




人間の本質02




人間の本質03




人間の本質04




人間の本質05




人間の本質06





人間の本質07





人間の本質08





人間の本質09





人間の本質10





で お楽しみ下さい。











そして 現地人にも 現地の言葉を 使用することを禁じて 我が国の言語を使用することを 強制した。




研二は 自国の負傷兵の治療だけでなく 上官や 軍医の言うがままに 捕虜達に 悪魔の人体実験を 行った。




それも 純粋に 医学的意義のあるものでなく 上官の気まぐれや 興味、 戦争のストレス発散の 材料として行われた実験が 殆どだった。




もし 戦争が なければ 一般の社会で はみ出したような最低の人間でも 戦争になり 軍隊で 階級を もらえば 部下に 何でも 命令を 下すことが出来た。




だから そういった人間からすれば 戦争が始まれば 占領した島などの 現地人は 奴隷以下の感覚だった。




自国民の命さえ 大事にしないのだから 占領した地域の現地人や 敵国の 捕虜の生活や 命や 感情などは 完全に 無視されたのは ある意味 当然だろう。




敵国の 捕虜に対する 悪魔の人体実験は・・・。




普通の人間が行えるような仕業ではなかった。




戦争という 極限状態で 人間が おかしくなって初めて出来る仕業かもしれない。




ある上等兵が 言った。




「 山口~。 人間というのは どれぐらいの 出血で 死ぬのかな~? 」




また ある軍曹が言った。




「 山口~。 人間は 首を スパッと切断したら どれくらい生きているのかなあ? 身体は しばらくは 動かせるのかなあ~?」





ある軍医が言った。




「 山口~。 首や 手足を 切断して また 縫合する人体実験を してみようや。 」




「 血液の代わりに 海水や 生理食塩水や 真水で 入れ替えて どの程度なら 死なないか やってみようか?」





など など・・・




上官達は 酔っ払った勢いなどで 思いついたことを 山口に 言った。










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この話は どこかで 「遠隔手術」シリーズと 「朝の目覚め パラレル」シリーズに 微妙に 繋がっていきますので お楽しみにして下さい(?)。




「朝の目覚め パラレル」 リンク




朝の目覚め パラレル 29




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「遠隔手術」シリーズ リンク






遠隔手術 28



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引き続き 複雑で 長い話に お付き合い下さいませ。



予想外の 展開が お待ち致しています・・・





( 以下 次回へ 不定期に 続きます )