前回分は



人間の本質01




人間の本質02




人間の本質03




人間の本質04




人間の本質05




人間の本質06




で お楽しみ下さい。








全ては ただ 精神的に追い込むためだけに 取られた 処罰の一環だった。




同じく 食事は 一日一食の軽食と わずかな 水分、 大小便も 垂れ流しを 命じられた。




それだけではなく 一日 意味もなく 何キロもの距離を 走らされたり、5000回の 出で立て伏せ、 2000回の腹筋運動など 無茶な 肉体的しごきも 加えてられ続けた。




本国 軍部より 徹底的に しごいて 人間性を 喪失させるよう命じられていたのだ。




国民を 国家の道具としか考えたいない 軍部中枢部から 末端に至るまでの 民族思想だった。




自らの民族は 最も優れている その中で わすかに 生まれる 不良分子は 徹底的に 排除 排斥していく 一種の 誤った優生思想的 考え方だった。




しかも 世界でもっとも優秀な民族であるとしている 自国民の命は 大事にしないで 国民は皇帝の下部であるという思想であり 憲法 法律だった。




その上に 軍部が台頭して さらに ひどくなり、 まったく どうしようもない 国民軽視の国家像を 呈していた。




戦争用の武器でもそうだった。





皇帝陛下より、お預かりした武器類は 人間の命より 遙かに大事だった。




万一 紛失したり 粗末に扱って それが 上層部にバレれば 切腹か 軍法会議で 一族 家系にまで及ぶような 重い刑を 受けた。




例えば 有名な 設計士が設計製作した 戦闘機も 究極的に 軽量化して 確かに攻撃性能は 良かったが・・・、 敵の機銃攻撃等に 対する防御は 全く装備せず、 つまり防御能は全くなく そのために 敵から撃たれれば パイロットが即死することは 間違いなかった。



国民の命は 武器などよりも 遙かに軽かった。







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この話は どこかで 「遠隔手術」シリーズと 「朝の目覚め パラレル」シリーズに 微妙に 繋がっていきますので お楽しみにして下さい(?)。




「朝の目覚め パラレル」 リンク




朝の目覚め パラレル 29




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「遠隔手術」シリーズ リンク






遠隔手術 28



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引き続き 複雑で 長い話に お付き合い下さいませ。



予想外の 展開が お待ち致しています・・・





( 以下 次回へ 不定期に 続きます )