（前回分は 後ろに まとめてリンクしています。）
その 上層部への 受けの良さだけのために 顔色を伺うためだけに 無数の 罪無き人間が 実験材料扱いにされ 殺されたのだ。
それが戦争だ。
戦争に 聖戦などは ない。
戦争に 大義名分などはない。
崇高な大義名分があったとしても 戦争が泥沼化していく過程で そんなものは すべて 消え失せるもののようだ。
後はただ 残酷な 残虐な 殺戮が 待ち受けている。
いつまでも続く 残虐な 殺戮が 繰り返されるのだ。
軍人だけではない。
いつも 犠牲になるのは 一般市民や 国民だ。
もちろん 戦争も末期になってくると 軍人の大部分も 一般市民が 強制的に 徴兵されて 軍人となって 犠牲になるのだが・・・。
そして 今 実現不可能な 人造人間の実験に 山口家を 利用しようとしているのだ。
今までのような 移植や 肉体の部分的 付け替えなどは 意味がないと言うことで 細胞レベルにまで 実験を 拡大しようとしたのだ。
もちろん そんな技術は 全くない。
あくまで 形だけの ものだった。
そこで 山口研貴が 密かに開発していた 特殊な保存液や 実験棟の 地下熱よりエネルギーを得て 半永久機関として開発された隠し冷凍室などを 利用して 少しでも 体裁を整えようとしたのだ。
体裁や 自己保身のために 尊い命を 国民の粗末にするのだ。
その前に 他国の 一般市民を 実験動物と同様に 粗末に扱ってきたが 国民にも 同様の 扱いをしたのだ。
研貴が 密かに隠した 山口研二と 二男 三男の 研作 研太郎の 脳は 研究機関の 上官達によって 意味のない 実験に 利用しようとしていたのだ。
そして 斬首刑で 首を切断された 研貴の 脳も 保存されていたのだ。
そして 細胞レベルの実験とは 名ばかりの 滅茶苦茶な実験が 施行されたのだ。
優秀な 山口家の 父親 山口研二と 長男 二男 三男の 研貴 研作 研太郎の 脳を ミキサーにかけ一緒にしたのだ。
ついでに 他の実験で 死亡した 「マルタ」の 色々な臓器も 一緒に ミキサーにかけたのだ。
そして 形だけの 脳や 肉体の 再生実験を 行ったのだ。
あくまで 軍の上層部に ちゃんと 実験は 進んでいるという虚偽の報告を するためだけの 意味のない実験だった。
研貴が 密かに開発していた 保存液に その ミキサーした脳や他の臓器を 浸した後 実験棟の 地下熱よりエネルギーを得て 半永久機関として開発された隠し冷凍室に 保存したのだ。
この保存液の 組成も 上官達は よく分かっていなかったのだ。
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この話は どこかで 「遠隔手術」シリーズと 「朝の目覚め パラレル」シリーズに 微妙に 繋がっていきますので お楽しみにして下さい（？）。
「朝の目覚め パラレル」 リンク
朝の目覚め パラレル 29
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「遠隔手術」シリーズ リンク
遠隔手術 28
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引き続き 複雑で 長い話に お付き合い下さいませ。
予想外の 展開が お待ち致しています・・・
（ 以下 次回へ 不定期に 続きます ）
前回分は
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で お楽しみ下さい。