（前回分は 後ろに まとめてリンクしています。）
いつか 先の時代に この 脳が 新しい技術で 復活する かすかな 希望を 夢見て・・・。
そして 間もなく 長男 山口研貴は 上官達によって 実験の失敗を理由に クビ切断の 人体実験の材料として クビを切断されて 処刑された・・・。
山口研二を含む 親子一族は 絶滅したのだろうか？
山口研二の妻も 本国で 激しい拷問の末 殺されたであろう事は 遠く離れた この異国の大陸にいても 簡単に 想像できる。
残念なことに 山口家は ここで 途絶えたのだろうか？
惨殺された山口研貴は この 父親と 弟二人の 三人の 脳を 自分が密かに研究して作成していた 特殊な保存液に 浸して 冷凍していた。
この脳を 実験棟の 隠し冷凍室の奥深くに 隠した。
この冷凍庫は 地下熱よりエネルギーを得て 半永久機関として開発されたものであるが その効果は 予想すら出来なかった。
それ程の 役割を果たすかどうかも 疑わしかった。
しかも 冷凍した脳組織や 細胞が うまく保存出来るかどうかも 未知数だった。
保存液の 効能も 未知数だ。
しかし 将来 医学や科学分野が 発達した際に 三人の脳が 蘇ることを 微かな望みとして 密かに 保存したのだ。
冷凍技術も 未熟で 解凍技術も 未熟。
将来 医学や科学が 発達しても 脳が 蘇る可能性は かなり低いだろう。
しかし 微かな 希望は 失っていなかったのだ。
山口研貴は 自分が 殺されることは覚悟の上で 父親と 弟二人の 脳だけでも 保存して 将来の復活に 一途の望みを 持っていたのだろう。
研究所の他の研究者や 上官などには もちろん 秘密の上で行った。
隠し冷凍庫も 秘密の保存液も 密かに 一人で 研究して 作製したものだった。
しかしながら その研貴も 斬首刑で 殺害された。
山口研二と 二男 三男の 研作 研太郎の 脳は 将来まで 保存されるのだろうか？
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この話は どこかで 「遠隔手術」シリーズと 「朝の目覚め パラレル」シリーズに 微妙に 繋がっていきますので お楽しみにして下さい（？）。
「朝の目覚め パラレル」 リンク
朝の目覚め パラレル 29
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「遠隔手術」シリーズ リンク
遠隔手術 28
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引き続き 複雑で 長い話に お付き合い下さいませ。
予想外の 展開が お待ち致しています・・・
（ 以下 次回へ 不定期に 続きます ）
前回分は
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