（前回分は 後ろに まとめてリンクしています。）
同じく 移植が終わった 白人の 30歳の 女性に 二男 研作の 脳を 部分移植する。
そして 同じく 移植が終わった 現地の 7歳の 子供に 三男 研太郎の 脳を 部分移植する。
聞いただけで 分かるだろう。
６人が 死ぬだけの 残虐で 全く意味のない 医学的意義もない実験なのだ。
それを 長男 山口研貴に 行わすつもりなのだ。
成功する可能性など 今の時代でも 不可能だが この時代なら なおさら ゼロだ。
しかも 意識状態が いつまで残るかを 観察するという 嘘の意味づけで 全手術とも 無麻酔で行うことになった。
しかも 実験が失敗すれば 責任を取って 長男 山口研貴も 処罰（死刑）されるとのことだった。
この残酷な実験は 軍上層部の 山口研二らへも 最後のイジメと 単なる余興と 残酷な興味などだけで 全て 決められたのだろう。
戦争とは 人間を 狂気に させるものなのだろう。
麻酔医も 助手も 直介の 看護婦も 誰もつかず 全ての手術は 長男 山口研貴 一人で 行えとの 命令も出た。
しかし 山口研二 親子達の 心は 決まっていた。
いくら 肉体的 精神的 虐待によって 洗脳されたとはいえ 愚行で 残虐な 人体実験を 繰り返し 行ってきた 自分たちを 罰する必要を 感じていたからだ。
自分たちは 残虐な 殺人者なのだ。
だからこそ この残虐な 罰を受けることに 心の底では 同意していた。
いや それよりも この現実から 逃げ出せるなら 死んでも構わないとも 考えていた。
むしろ 死にたかった かもしれない。
それが 山口研二 親子たちの 共通の 人間性を 回復した後の 見解だった。
（ 再度 断っておきますが これは 架空の国の 架空の時代の話ですので お間違いないように ）
そして ついに その 残虐な 人体実験が 軍上層部の多数の 上官たちの 興味と 狂気の目の前で 行われた。
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この話は どこかで 「遠隔手術」シリーズと 「朝の目覚め パラレル」シリーズに 微妙に 繋がっていきますので お楽しみにして下さい（？）。
「朝の目覚め パラレル」 リンク
朝の目覚め パラレル 29
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「遠隔手術」シリーズ リンク
遠隔手術 28
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引き続き 複雑で 長い話に お付き合い下さいませ。
予想外の 展開が お待ち致しています・・・
（ 以下 次回へ 不定期に 続きます ）
前回分は
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