（ 過去のリンクは 後ろに まとめてあります。 ）
そして 簡単に 恋に落ちた。
心身ともに・・・。
でも・・・ レイコは どうだったのだろう？
でも 楽しい 相席の時間は すぐに 終了した。
食事が 終われば それまでだ。
まだ お互いに 顔を見たことがある程度の 他人なのだ。
食事が 終わったら そのまま 心惜しいが 別れるしかなかったのだ。
彼女も 食事が終わったら 軽く会釈しただけで そのまま 店を 出て行った。
それからは 再会かでの期間は とても長かった。
その定食屋での 相席の夜 以来 しばらくは レイコとは 会えなかったのだ。
俺は 未練たらしく 毎日 時間を変えて 定食屋に 通い続けたけれど レイコの姿は どこにも なかった。
俺は 落ち込んだ。
完全に 恋に落ちていた。
勝手に 恋して 愛してしまった 何も知らない女を・・・。
それで 連日 定食屋には 通った。
レイコに会える 淡い期待を 抱いて。
でも それからは 会えない日が 続いた。
レイコは どうしたのだろう？
もっとも 当時はまだ レイコって 名前すら 知らなかったのですけどね。
偶然って あるものなのですね。
それから しばらくした ある日のことです。
俺は 仕事の 得意先への 商談の後 少しだけ サボって 喫茶店で コーヒーを 飲んでいた。
その時 偶然に 隣の テーブルに レイコが 座って コーヒーを 飲んで 小説か何かの本を 読んでいたのです。
俺は ビックリしたのと うれしかったので 椅子から 滑り落ちそうになった。
その弾みで テーブルの上に コーヒーカップなどが ガチャガチャ 鳴った。
レイコが こちらを向いた。
（ つづく ）
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